世界一周旅行者が選ぶアフリカ旅行おすすめの国ランキング

世界をランキング

 

日本から遥か離れた地、アフリカ

「アフリカ=ちょっと怖いところ」というイメージを持っている方も多いと思います。

しかし、そのイメージはアフリカを実際に旅行することで払拭されるはずです。

 

もちろん治安の面で不安なエリアもありますが、実はヨーロッパ人にとってアフリカは人気の観光地。

ちょうど僕たちが東南アジアを気軽に旅行するように、彼らは地理的に近いアフリカへの旅行を気軽に楽しんでいるのです。

 

なので、安心して下さい。

アフリカは僕たちが想像している以上に楽しい旅行先です。

 

今回はそんなアフリカ16カ国を、実際に旅した経験を元におすすめ順にランキングにしました。

この記事を読んで興味が湧いた国がありましたら、ぜひアフリカ旅行を検討して下さいね。

 

ラストフロンティアと呼ばれたアフリカも開発の波にどんどん飲まれようとしています。

アフリカがアフリカであるうちに、人類の故郷であるアフリカの大地を感じて下さい。

 

それではアフリカ旅行おすすめの国ランキングの発表です!!

 

第1位 タンザニア

滞在期間 2017.2~3 33日間

人々のやさしさ

人々は基本的にフレンドリーでやさしい。タンザニア人の性格は、人懐っこい。隣国のケニア人は少しプライド高く感じるが、タンザニア人は自分を包み隠さず出してくる印象。なので、商売人は若干ウザいことも。

 

物価の安さ

物価は安い方。食事は1食200円も出せばお腹いっぱい食べられる。またアフリカの布や雑貨はタンザニアが安い

 

治安の良さ

良くはない。置き引きやスリは日常。最大都市ダルエスサラームのタクシー誘拐強盗は有名。頼りの警察もタカってくる事が多くあまり当てにならない。とにかく「ナイロビではタクシーに乗れ。ダルエスサラームではタクシーに乗るな。」は必ず頭に入れておくべき標語。

 

料理の美味しさ

アフリカの中では美味しい方の国。主食はとうもろこしが主原料であるウガリ。おかずは肉類が中心だがよく煮込まれていて美味しい。ダルエスサラームのインド人街で食べられるインドカレーは本場インドを超える美味しさでオススメ。ファストフードでは串焼きやザンジバルピザと呼ばれる卵クレープが美味。また、ザンジバル島では海鮮類も豊富。果物類も完熟していて絶品。さらに本場のキリマンジャロコーヒーもぜひ試したい。

 

観光の見所

なんと言っても外せないのがサファリ。タンザニアのサファリは厳格に運営されていてケニアに比べると自由度は低いが、それを補う絶景の中でサファリを楽しむことが出来る。特にンゴロンゴロの風景は地球の原風景を感じることができる唯一無二の場所。そして、アフリカ最高峰キリマンジャロ。登山も可能でバックパッカーが挑戦できる5大陸最高峰の一つとして有名。リゾートでは元奴隷売買の島ザンジバル。アートではジミー大西が修行したティンガティンガ村など見どころ満載の国。

 

ネット環境

普通。

 

旅行のしやすさ

移動に関してはバス網が発達しているので、旅はしやすい。英語はけっこう通じる。しかし、犯罪には常に気を配る必要があるので気疲れ必須。

 

実はどこにでもいるマサイ族

マサイ族と言うと思い浮かぶのはケニアだが、旅行でマサイ族の村を訪れるのは実はタンザニアの方が簡単。少数民族でミステリアスな印象を受けるが実は西アフリカのどこにでもいる。理由は、厳しいマサイの村での生活に耐えられず街で暮らすようになったマサイ族が増えたから。本家マサイ族の人々は彼らをハーフマサイと呼んで軽蔑しているらしいが、これも時代の流れか。というわけで、ホテルの警備員が普通に戦闘に長けたマサイ族だったりするので確認してみて下さいな。

 

感想

動物好きの聖地としてアフリカのメイン観光として訪れたタンザニア。きっちりとアフリカ旅のクライマックスとして思い出にに残ってくれた。満足度は120点。サファリの行われる国立公園の管理が思いの外きっちりしていて驚いた。これからも種の保存の為頑張ってもらいたいなぁ。そこはハクナマタタでは無くお願いします。

 

タンザニアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第2位 南アフリカ共和国

滞在期間 2017.4~6 22日間

人々のやさしさ

普通。ここは危ないから来たらダメとか、カメラやスマホは隠すようにとか、現地人は旅行者を気遣ってくれるので素直に従うこと。

 

物価の安さ

アフリカの中ではやはり高い。その分宿やバス、アクティビティの質も良いのだが。ちなみに南アフリカランドの紙幣の柄がライオンやバッファローなどの動物でかなりカッコいい。

 

治安の良さ

思っていたよりも良かった、というのが感想。サッカーのW杯以後はかなり治安が良くなたそうだ。しかし、最凶都市として名高かったヨハネスブルグには行ってはいけないエリアはまだまだ存在するし、ケープタウンの浮浪者は時として凶暴化する。まだまだ気を許してはいけない国だろう。

 

料理の美味しさ

ウガリと肉の煮物一辺倒だったアフリカ飯は鳴りを潜め、欧州系のおしゃれな料理を出す店が多くなる。また、ゲームミートと呼ばれるシマウマとかインパラの肉を食べることも出来る。ゲームミートで特に美味しいのがダチョウの肉。低脂肪高タンパクで味も良いので日本でももっと一般的になれば良いのに。

 

観光の見所

見所は多い国。ケープタウンのテーブルマウンテンやアフリカ最南端喜望峰、ガーデンルートの各種アクティビティ。サファリでは有名なクルーガー国立公園。南アフリカの国内にあるレソトやエスワティニ(スワジランド)も一つの観光地であると考えても良い。日本人にはあまり馴染みがない国だがヨーロピアンには大人気の観光立国である。

 

ネット環境

アフリカで一番。空港はバスステーションはもちろん、長距離バスにもフリーwifiが付いていることが多い。安宿にも必ずwifiがあり、速度もストレスがない程度に使うことができる。

 

旅行のしやすさ

旅はしやすい。ほとんどの人が英語を話せる。また移動に関しては快適な長距離バス網があるので安心。町中を走る短距離ミニバンでさえ他のアフリカの国のように定員オーバーはない。ネックはやはり物価と治安。

 

西洋が無理やり文明を押し付けてもダメ

ケープタウン滞在中に駅で暴動が起きた。理由は前日の鉄道職員のストライキによる列車の遅延運休。しかし他のアフリカ諸国では交通機関の時刻表など無くて当たり前。人々はバスが満席になるまで2時間でも3時間でも当たり前のように待っている。それが、この国ではたかだか30分とか1時間の遅れで列車に爆弾を投げ込んだりスマホショップを破壊略奪するような大暴動に発展する。思うに、西洋の文明をこの南アフリカに押し付けたことも一つの原因じゃないかな。アフリカ人にはアフリカ人にあった文明の発展があるはず。気質に合わない文明を押し付けても歪が出て爆発するだけ。

 

感想

最初の都市が凶悪都市として名高いヨハネスブルグだったのでドキドキしながら入国。しかし実際は、美しい自然と楽しいアクティビティが楽しめる一流の観光国だった。満足度は110点。日本からはかなり遠いけど、この国は行って損はないだら。ネルソン・マンデラ。

 

南アフリカを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第3位 エジプト

滞在期間 2016.11~12 23日間

人々のやさしさ

人々は基本的にクール。そして、商売人はかなりウザい。しかしピラミッドに関しては、世界的にウザさが有名になりすぎて政府の厳しい規制が入り、かなり大人しくなっていた。反面、規制が入っていないルクソールやアスワンなどは未だにやりたい放題のウザさ。

 

物価の安さ

物価はかなり安い。2016年に変動相場制に移行して通貨が暴落し、バックパッカーにはうれしい国の一つになった。恋するダハブとして長期滞在地で有名なダハブでは一日の生活費が1000円以下で外食三昧の日々を過ごせることで有名。

 

治安の良さ

特に悪くもなく、良くもなく。街なかには物乞い風のスリがいるので注意。一番気をつけないといけないのは強引なツアーや乗り物の勧誘。値段交渉に関してはメモや録音するなどかなり神経質になっていた方がお互いのために良い。以前は不安だったテロは近年少しずつ減少している模様。

 

料理の美味しさ

普通。基本的にレストランに行かないとエジプト料理を食べる機会は少ない。ファストフードでは、キングオブ炭水化物として有名なコシャリ。あとは豆のペーストであるフールやひき肉の串焼きコフタなど。歴史がある国にしては意外と食事に早く飽きが来る国。

 

観光の見所

ピラミッドを始めとする世界的に有名でしかも巨大な遺跡系の観光地が多い。ルクソールやアスワンの遺跡郡も圧巻の大きさで見逃せない。また、リゾートも紅海に面したバックパッカーの聖地ダハブや地中海に面したアレキサンドリアがあり充実。ショッピングではカイロ市内のオールドカイロ。そして自然系ではサハラ砂漠など、外せない見所の多い国の一つ。

 

ネット環境

普通。大抵の安宿にもwifiがある。

 

旅行のしやすさ

しっかりしたバス網や鉄道もあり移動に関しては旅はしやすい。また、観光地の人々はたいてい英語が通じる。

 

今も昔も考えられないエジプトからスーダンへの移動

エジプトからスーダンへの移動は以前はフェリーのみ。このフェリーが悲惨だとバックパッカーの間では有名だった。別名奴隷船。定員300名の船に倍近い乗客が乗り込み、さらに大量の荷物の山が甲板に積まれ、寝っ転がる場所を探すことすら困難な船内は正に奴隷船気分だったそうだ。で、現在はアスワンからスーダンへ向かう道路が整備されたため国際バスが運行されることとなった。が、このバスもご多分に漏れず悲惨。原因は大量の荷物。まずバス車内の半分は荷物で埋まる。そして、その荷物を積み込むのに朝1時間、エジプト国境で出し入れ2時間、さらにスーダン国境で2時間掛けて出し入れする。倍の値段払ってもいいから、人だけのバスを運行してくださいと、国境でへたりこんで何度思ったことか。今も昔もエジプトースーダン間の陸路移動は悲惨です。

 

感想

やっぱり一生に一度はこの眼で見たいピラミッド、期待を裏切らない大きさに感動した。また、ダハブでは節約旅行者でもリゾート気分を満喫できた。満足度は110点。エジプト人がウザいのは世界的に有名だから、そのウザさも楽しめるようになったら上級者かな??てめ〜、しつこいんだよっ、あっち行けっ、ラクダなんか乗るかっ!!

 

エジプトを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第4位 エチオピア

滞在期間 2016.12~2017.1 25日間

人々のやさしさ

エチオピア人はだいたいウザい。国民の7割がクレクレ君。もちろん少数民族も。まともなのは都市部にいる一部の富裕層のみ。老若男女みんなが外国人から何かもらおう、ぼったくってやろうと必死。毎日の値段交渉だけで精神を消耗する毒の沼地のような国。

 

物価の安さ

本当は安い。「本当は」と言うのは、外国人はぼったくられる前提だから。この国では商売人のみならずお客乗客みんな商売人の味方。外国人からは毟り取るだけ毟り取る国民性に吐き気がする。ちなみに交通機関のみならず宿・食堂・コーヒー・水にいたるまで値段確認交渉必須。値札の貼ってあるスーパーを見掛けたら後生大事にすべし。

 

治安の良さ

そこまで悪くはない。基本的にはぼったくりやしつこいガイド勧誘、定員オーバーのバス車内でのスリに気を付ける必要がある程度。しかし、首都アディスアベバの長距離バスターミナル周辺は本当にヤバいので夜間は絶対に近付かないこと。また、エチオピア人は美男美女が多いのでそこらへんも騙されないように一つよろしく。

 

料理の美味しさ

「見た目雑巾、味はゲロ」でお馴染みの主食インジェラはウザいエチオピア人のせいで過剰に酷評されている気はする。実際はそこまで不味くはない…美味くもないが。実はインジェラは発酵食品であり優秀なスーパーフード。外せないのがフルーツシェイク。フルーツが安くて豊富なエチオピアでは各種シェイクがお手頃価格で楽しめる。白眉はアボカドシェイク。これにマンゴーやアップルをミックスするのが通。おすすめ。

 

観光の見所

見所は多い。自然系では火山の火口に近づけるダナキルツアーは、正に地球の鼓動を感じる一生に一度は参加したいツアー。また聖地ラリベラなどキリスト教関係の観光地も興味深い。そして、南部の少数民族。有名な唇にお皿を挟んだムルシ族を筆頭に個性豊かな少数民族がたくさん。どこにでもいるマサイ族と違ってここらへんの民族は本当に少数民族。好きな人にはたまらないだろう。個人的にはエチオピア人のクソさを味わうのがこの国の一番の見所だと思う。

 

ネット環境

悪い。安宿ではwifiが使えるところがまだまだ少なく、あってもストレス無く使える速度であることはまれ。

 

旅行のしやすさ

旅はかなりしにくい国。完全に上級者向け。一番の難関が移動。夜行バスの運行が禁止されているエチオピアでは、都市間を結ぶ長距離バスの発車時刻は基本的に早朝のみ。当然ネット予約などもあるはずもなく、人々は毎朝バスターミナルのゲートが開く度に徒競走している有様。エチオピアのバスは大きな荷物はバスの上に載せるのが定番なのだが、バスターミナルに巣食うクソ荷物運搬係が外国人を見るや荷物の上げ下ろしに法外な値段をふっかけてくるのは日常茶飯事。そいつらとの毎回繰り返されるバトルは、寝不足も手伝ってストレスの極みとなる。さらに宿の環境も悪い。エチオピアの宿は南京虫が多いことで有名で、ケニアの宿ではエチオピアから旅人の荷物は全て強制的に殺虫剤を噴霧されるほど。この国をスムーズに旅するためには「金」が必要。潤沢な旅資金さえ用意すれば全てがスムーズに旅できる初心者におすすめの国になる。言葉に関しては、周辺国の中では英語が一番使える国。クソ野郎ほど英語がペラペラな事が多いのが残念だけど。

 

過剰援助の結果か人種のDNAか

ウザいとは聞いていたが、予想を上回るボッタクリ野郎とクレクレ君の多さに驚いたエチオピア。どうしてこの様な国になってしまったのか。考えたのは、外国からの過剰援助。世界でも貧しい国の中の一つであるエチオピアはまた、外国からの援助額が多い国の中の一つでもある。ならば、エチオピアの人々は与えられることに慣れてしまったのではないか。「自分たちは貧しい、だから外国人は私達に何かを与えるのは当然。」そういう考えが国民全体に染み付いたのではないかと最初は思った。しかし、同じく貧しく被援助大国であるマラウイに行った時にその考えは完全に否定された。マラウイの人々は外国人を見てもあからさまにクレクレしたりしない。自分たちの貧しさは自分たちで何とかしようという姿勢が多少なりとも見て取れた。なので、個人的な結論はDNA。

 

感想

こんなに每日ムカついて、エチオピア人も大嫌いで、ご飯も美味しくないのに、それでもこの国を4位にしたのはダナキルツアーがあるから。満足度は100点。クソ、クソ言うてますけど普通のエチオピア人も一杯いるんですよ。普通の人が良い人に思える国。それ自体が異常事態ですねんけど。

 

エチオピアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第5位 ナミビア

滞在期間 2017.5 10日間

人々のやさしさ

人々は基本的に優しい。アフリカも南部になると経済的に豊かで、人々にも気持ちに余裕があるのか親切にしてくれることが多い。

 

物価の安さ

アフリカの中では高い方。しかし、南ア産や欧州製のものなども多く、質を伴っているので物価の事は割りきれる。ナミビアではレンタカー旅が定番だが、レンタル代や保険代がどんどん高騰しているので注意。

 

治安の良さ

地方はまったく問題ないが、首都ウィントフックでは日中でも強盗が発生しているので要警戒。同じ宿の女性宿泊者が宿のそばで首を絞められて身ぐるみ剥がされる事件があったと聞いて戦々恐々とした。とにかく、夜間や昼間でも人気のない所を歩くのは控えるべし。

 

料理の美味しさ

定番のアフリカ料理肉とオシマ。ただ、肉の質が北中部アフリカより良くなっているのは感じる。

 

観光の見所

見所は多い国。ナミブの赤い砂漠が代表的だが、自然系ではムーンランドスケープや1000前から生きている植物ウェルウィッチアなど。動物系ではエトーシャのサファリ、ケープクロスのオットセイ、ウォルビスベイのフラミンゴ。風呂に入らないヒンバ族やブッシュマンなどの少数民族。人工物では、盛者必衰コールマンスコップのゴーストタウンなど、国土の広さも相まって1週間やそこらでは周りきれないほどの観光スポットに溢れている

 

ネット環境

普通。宿には基本的にはwifiがある。速度もストレス無く使えるレベル。

 

旅行のしやすさ

移動がネックな国。都市間の移動はミニバンが主流で本数も少なく料金も高い。ナミブ砂漠など自然系の観光地へ向かうためにはツアーかレンタカーのみ。レンタカーの料金は保険代などで高騰しており、何人かでシェアしないと苦しい。かと言ってツアーも高いので仲間が見つからないと大変。ナミビアに入ってからでは遅いので、アフリカを旅する際には意識して仲間を探しておくのが吉。

 

無理やり引かれた不自然な直線の境界線

ナミビアの地図を眺めていると隣国ボツワナとの境界線があまりに直線なことに驚いた。国境って普通は川とか山とかが境界線になっているから直線というのはあまりに不自然過ぎる。アフリカの地図を見ると、ケニアとタンザニアも直線の境界線だしアフリカ北部は特に多い。調べてみると、遡ること100年前にアフリカはエチオピアを除き全て欧州各国に分割支配されたそうで、彼らは民族とか自然とか関係なく自分たちの利権の事のみを考え、あの不自然な国境線を引いたそうだ。現在、ナミビアは落ち着いているけれど北部アフリカは荒れ放題。その結果、大量の移民が欧州に流れ込んで大問題になっているのは因果応報としか言いようがない。

 

感想

絵画のような世界が広がる夜明けのデッドフレイや見たこともない位の大群のオットセイがいるケープ・クロスなど思い出に残る風景が多かった国。満足度は110点。ナミブ砂漠に行った時になんと日本からの年齢層高めのツアーに出くわした。やっぱり砂丘の登り降りは辛そう。実際、若い内に行っておいた方が国も多いのも現実。さぁ若者よ、旅に出よ!!

 

ナミビアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第6位 モロッコ

滞在期間 2018.4 16日間

人々のやさしさ

人々は基本的にやさしい。ムスリム特有の旅人に対する温かさを感じることが出来る。ウザい国リストに挙げられることが多い国だけど、実際マラケシュのフナ広場以外でウザい人に会うことは少ない。

 

物価の安さ

やや安い。スペインから渡ってくるとより物価の安さを実感する。

 

治安の良さ

治安は良い方。暑い国なので夜間も人気は多い。テロは2011年にマラケシュで外国人標的のものが起きて以降は落ち着いている。

 

料理の美味しさ

モロッコ料理は美味しい。日本でもブームになったタジン鍋をはじめ、米の様なパスタのクスクスや串焼きのケフタなどが有名。また海に面しているので魚介類もおいしい。スイーツではプディングの様なクナーファが甘くて美味。また名産のアルガンオイルとアーモンドとはちみつを混ぜてペースト状にしたアムルーは絶品で、ご飯の友ならぬパンの友となり無限パンに陥る危険食品。

 

観光の見所

小さな国ではあるが、個性的な都市と自然風景が点在し見所は多い国。蒼い街シャウエンを筆頭に、のどかな港町エッサウィラや迷宮フェズ、買い物天国マラケシュ、砂漠の要塞ワルザザートなど特徴ある街が多い。また、居心地の良い日本人宿があるトドラ渓谷はバックパッカーのオアシス的存在として有名。カワイイと評判のモロッコ雑貨と美容効果抜群のアルガンオイルも有名で女子ウケするポイントが多いのも特徴。世界有数のインスタ映えする国だろう。

 

ネット環境

意外と良い。地方でも宿はもちろん、ちょっとしたお洒落なカフェならフリーwifiを備えていることもある。

 

旅行のしやすさ

世界中から大勢の観光客が訪れる国だけあって旅はしやすい。長距離バス網がしっかりしている。鉄道網もちゃんと整備されていて、フェズの駅などは非常にきれいで驚かされる。

 

モロッコ足臭事件

モロッコで夜行バスに乗った時のこと。僕たちの座席は一番前だったのだけれども、乗車した時から、なんか車内が足臭い…。すでにおっさんが何人か乗っており、えらい足の臭いのがいるなぁと思いながら着席した。僕たちは夜行バスでは基本的に靴を脱ぐ。そして発車の時間。運転手が席に座るなり後ろに振り向いて「臭いぞ!!」と怒り出した。そして、バスの助手の目に付いたのが嫁さん。「お前の足が臭い!!靴を履け!!」と助手は嫁に詰め寄る。公衆の面前で足臭呼ばわりされた嫁ブチギレ。「靴は履かない!!私達が乗った時からすでにこのバスは臭かった。臭いのは他の乗客だ!!」。周りのおっさんたち失笑。女性にキレられて助手も引けなくなったのか「靴を履かないと警察を呼ぶぞ!!」と脅す。「呼べるもんなら呼んでみろ!!足臭ごときで警察が来るもんか!!」と嫁も負けない。結局、発車時間になりその件はなんだか有耶無耶になってバスは出発した。「しかし公衆の面前で女性に足が臭いと言うなんて、モロッコってまだまだ男尊女卑が根付いているんだね。まぁムスリムは車内で靴を脱ぐ事は良しとしないから、今回はツイてなかったね。」と、嫁をなだめる自分の足が実は相当臭かったことは内緒である。

 

感想

世界一周した旅行者の中でも評判の高いモロッコ。前評判通りの旅して楽しい国だった。満足度は100点。シャウエンとかエッサウィラなどの街並みやモロッコ雑貨など、他のムスリムの国とはオシャレ度が一段上なので女子旅にオススメ。でもバスで靴は脱がないほうがいいよ。

 

モロッコを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第7位 ザンビア

滞在期間 2017.4 9日間

人々のやさしさ

人々は基本的にやさしい。アフリカも南部に近づくと人々の心は都会的なクールさが目立つようになってくるんだけれど、まだまだザンビア人には温かいアフリカの心が健在

 

物価の安さ

北部から来ると高くなってきたぞと感じ、南部から来ると安くなってきたなと感じる。いわゆるアフリカ物価のアベレージとなる国。それでも物価は日本に比べるとまだまだ安い。

 

治安の良さ

悪くはない。ザンビアで凶悪犯罪に巻き込まれたという話はあまり聞かない。首都ルサカは、北部からアフリカ縦断してくると比較的自由に街歩きができる久しぶりの都会でワクワクする。

 

料理の美味しさ

定番のアフリカ料理がメイン。しかし、北中西部ではあまり見られないファストフード店がちらほら現れる。

 

観光の見所

少ない。多くの人は世界三大瀑布ヴィクトリアの滝が目当て。しかしジンバブエからも滝を見ることもできるとなると「これぞザンビア」と言うものがない。あとは、サウスルアングアなどの小粒なサファリがチラホラある。小規模サファリはそれはそれで良さがあるんですけどね。

 

ネット環境

普通。

 

旅行のしやすさ

旅の拠点が首都ルサカとヴィクトリアの滝のそばのリビングストン位なので、移動も楽な方。北部から来た場合、ここからジンバブエに向かうかボツワナに向かうかで旅人を悩ませるポイントでもある。

 

世界一治安の悪い場所がある

ムフエという街に行った時のこと。バスを降りた僕たちの元にはいつもの様にタクシー運転手。バス停から宿はまでは2kmで徒歩圏内。歩くからと断ったら、ここらへんは危ないからタクシーに乗ったほうがいいよと。それは世界中のタクシー運転手の口癖みたいなもの。なので、いつもの様に流して帰りのバスチケットを買いにオフィスへ。すると、職員が「ホテルはどこ??タクシーを呼んであげる。歩いていくの!?ダメダメ、ここらへんは危ないから。」と言う。ムフエは小さな町で治安が悪いようにはあまり見えないが、もしや山賊の類でも住み着いているのか…。仕方なく、さっきのタクシー運転手の車に乗ってホテルへ。その途中の道に数人の立ち往生している地元民。その先に居たのは、なんと大型のゾウ数匹!! 運ちゃんの話によると先月も数人が襲われて亡くなったそうだ。ゾウは機嫌が悪いとおもちゃのように鼻で掴んで人間を木などに叩きつけてなぶり殺すらしい。これ、知らずに歩いて行っていたら死んでたな…と背筋がぞぅっとした。ゾウだけに。その場で帰りのタクシーの送迎も予約したのは言うまでもない。

 

感想

首都ルサカ、リビングストンと久しぶりに羽を伸ばせる街があり、アフリカ縦断の休憩所と言った感じの国ザンビア。満足度は95点。ゾウ事件以来、地元民の警告には素直に従うことにしております、ハイ。

 

ザンビアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第8位 スーダン

滞在期間 2016.12 11日間

人々のやさしさ

スーダン人は本当にやさしい。商売人でもだましてくることは少ない。お隣のエジプトの商売人やエチオピア人がアレでアレなんで、ついつい過剰に警戒してしまって後で後悔することに。

 

物価の安さ

エジプトと同じくらい安い。通貨もエジプトポンドに連動している。

 

治安の良さ

治安は良い方。ただ、宿での盗難はたまに聞く。ここはアフリカ、油断は禁物。

 

料理の美味しさ

スーダン料理はシンプルなものが多い。ひよこ豆のペーストであるフールがソウルフード。あとはヤギ肉の焼き肉も美味。また名物スーダンコーヒーは淹れ方に特徴があるのでぜひ露店で楽しんで欲しい。コップの半分砂糖で埋まってますけど。

 

観光の見所

少ない。世界遺産ジュベルバルカルの小さなピラミッド、カッサラのタカ山、ハルツームの青白ナイル川の合流地点などどれも小粒でわざわざ感が否めない。そんなスーダンの魅力はやはり人。たくさんのスーダン人と交流してその魅力を感じてほしい。

 

ネット環境

悪い。地方都市の安宿ではwifiは望み薄。首都ハルツームでも宿以外でフリーwifiを見つけるのは苦労するだろう。インターネット規制があり米国関係の一部のページは閲覧不可。

 

旅行のしやすさ

旅はしにくい方の国。中級者向け。一番の問題はバス。スーダンでは夜行バスの運行が禁止されているので、長距離バスの発車時刻は基本的に早朝。バスターミナルが郊外にあることも多く、移動手段の確保が大変。宿の質も良くない。暑さのおかげで南京虫こそいないものの、外にベッドを出して寝なければいけない季節もある。

 

ジキルダンスがちょっとドリフっぽい件

ハルツームの郊外にある墓地では毎週金曜日にジキルダンスと呼ばれる儀式が行われている。過去に見に行った方のブログを読むと、「自然と涙が出た…」とか「魂が震えた」などの言葉が並んでいる。それはそれは素晴らしいダンスなのだろうと墓地に向かい、日が沈む頃にジキルダンスは始まった。色々な大きさのドラムのリズムに乗って人々が踊り出す。…ちょっ、このダンスはドリフのエンディングではないか?? ひと目でそう思った。さよなら〜するのはつ〜ら〜い〜けど♪やる気満々の長さんと無表情の工事とブー、やる気のない茶、ふざける志村。あの踊りというか動き。控えめに言ってもまさにあれ。アッラーに捧げる聖なる儀式であることは重々承知しているが、失礼ながら吹き出しそうになってしまった。もちろん、この後儀式はヒートアップしてダンスも激しくなってゆき、気絶したり泣き叫んだりする人々続出の魂が震えるダンスになったのだけれどもね。つ〜ぎ〜の回までご〜き〜げんよう♪

 

感想

ババンバ…、おっと失礼。観光資源に乏しい割にビザ代が50ドルもするせいか、エジプトからエチオピアへ飛んでしまいスルーされることも多いスーダン。しかし、スーダンの最大の観光資源は温かい人々だ。満足度は95点。あと、イラン同様スーダンに入国するとアメリカ入国にビザが必要になりさらに出費が増えることに…。いい国なのになぁ。トランプのハゲーっ!!

 

スーダンを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第9位 レソト

滞在期間 2017.4 5日間

人々のやさしさ

人々は基本的に親切。都会的な人々が多い南アフリカの中に国があるにも関わらず、レソトの人々は素朴な感じで親しみやすい。

 

物価の安さ

南アフリカより少し物価は安く感じるが、アフリカの中では高い方。独自通貨があるにも関わらず南アフリカランドがまったくの等価で使える不思議な国。

 

治安の良さ

悪くは感じない。…のだが実は人口あたりの殺人率は世界6番目で南アフリカより上。う〜ん、そんな感じは街を歩いていても感じないのだが、それでも用心に越したことはない。あと、観光地には若干クレクレ君がいるのが残念。

 

料理の美味しさ

肉とパパの一般的なアフリカ飯だが味付けが美味しい。アフリカを北から縦断してきた人はアフリカ飯を安く食べることができる最後のチャンス。ケープタウンなどではアフリカ飯は郷土料理扱いで高い。

 

観光の見所

「天空の王国」の名に恥じない絶景自然系の観光地が豊富。南アフリカの東部から入国する時に通る絶景道路サニパス、ポニートレッキングで有名なマレアレア、アフリカ最大の落差を誇るマレツニャネの滝のあるセモンコンなど。どの宿も徒歩圏内に絶景スポットがあるのもうれしい。また、レソト人は馬と共に生きる人々で、朝夕は馬に乗った人の通勤ラッシュが見られることも。伝統衣装のパソトハットとレソトブランケットも超クール。

 

ネット環境

普通。

 

旅行のしやすさ

本数は少ないものの各町々を結ぶミニバンが走っているので移動に問題はない。ただ、南アフリカの様に一人一席荷物はトランクと言う訳にはいかない。英語は宿のスタッフ以外はあまり通じない。

 

ポニーがデカい。

レソトのポニーは普通にデカい。どう見ても馬にしか見えない。。。

 

感想

日本に居た頃には名前さえ聞いたこともなかったレソト。一つの国に囲まれた国というのも珍しい。満足度は100点。レソトブランケット、カッコいいんだけれども高いし重たいし、どうにも買う気が起こらなかった。短期なら買ってたな〜。

 

レソトを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第10位 スワジランド(現エスワティニ王国)

滞在期間 2017.5 12日間

人々のやさしさ

人々は基本的に優しくてフレンドリー。

 

物価の安さ

レソトと同じく南アフリカよりは安い程度。

 

治安の良さ

良いように思う…んだけど、やはりスワジランドもレソトと同じく人口あたりの殺人発生率は南アフリカより高い。首都ムババーネはもちろん、少し危ないと言われたマンジーニもまったく危険な香りはしなかった。一体どこでバトルロワイヤルしているのだろう?

 

料理の美味しさ

基本的にはパパと肉類のアフリカ飯。しかし、スワジランドの食事のレベルは高い。そこらへんの食堂はもちろん、スーパーの惣菜でも十分美味しいと感じるレベル。他の国と何が違うのかはよく分からないが、とにかくレベルが一段上なのは間違いない。

 

観光の見所

少ない方だが、それなりに楽しい観光地が揃っている。スワジカルチャーセンターのスワジダンスは中々の迫力、徒歩かつガイドなしでサファリを楽しめる珍しいムリルワネのサファリ、エアーズロックに続く世界第2位の一枚岩シベベロックなど。スワジキャンドルをはじめとするスワジランドの雑貨はハイレベルで女子ウケ必死なのでお土産におすすめ。

 

ネット環境

普通

 

旅行のしやすさ

旅はしやすい。国自体が小さく、都市間の移動も常時ミニバンが往復しているので簡単。英語はそこそこ通じる。

 

まさにレジェンドな宿

エズルウィニ渓谷にある「Legend Backpackers」。スワジランド滞在ではバックパッカー御用達の宿で有名。この宿の特徴はテントサイトの居心地の良さ。物価の高い南部アフリカ旅行では、安く泊まることのできるホステルでのテント泊が定番。普段は、節約のために嫌々テント泊をしているのだが、この宿のテントサイトはかなり快適。森の中の広い敷地にテントサイトがあり、しかも電源付き。さらに使いやすい共用キッチンと清潔なトイレとホットシャワーあり。近所には品揃え豊富な大型スーパーSHOPRITE。なにより目が覚めてテントを出ると森の中と言うのが最高。ここはもしもドミトリーがテント泊と同価格でもあえてテント泊を選びたくなるようなクオリティだった。まさにレジェンド。テントを持ってない人もSHOPRITEで買ってレッツエンジョイテント泊!!

 

感想

日本ではほとんど知られていないが、滞在するにはとにかく快適で長期旅行のみなさんには激しくオススメしたくなる国。満足度は100点。ここの王様はエラいスケベェで有名で、HIV撲滅のため5年間のあの行為禁止というとんでもない法律をぶち上げた2ヶ月後に、王様自身が13番目の嫁さんをもらいあの行為をしてしまったので、罰金として牛1頭を払わされたというおもしろエピソードも一応挙げておきます。

 

スワジランドを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第11位 ケニア

滞在期間 2017.1 13日間

人々のやさしさ

人々は基本的に優しい。治安が悪い国の特徴の一つとして、一般ピープルが非常に優しいというのが裏設定があるのだけれども、ケニアもご多分に漏れず当てはまる国。

 

物価の安さ

アフリカの中では平均的な物価。サファリの料金はタンザニアよりケニアの方が安い。

 

治安の良さ

決して良くはない。アフリカ東部縦断コースで治安の面で心配なのがヨハネスブルグ・ダルエスサラーム、そしてこのナイロビ。ナイロビのダウンタウンは昼間こそ人も多く、歩いていていきなり襲われるような雰囲気な余り無いが、夜間は人気も少なく、時折銃声が聞こえたりして穏やかではない雰囲気。実際、ダウンタウンで歩いていきなり銃を持った男に路地に引っ張り込まれ厳禁を奪われそうになった旅人に会ったので、本当に注意したい。こんな街で何もなかったのはただのラッキーですよ。

 

料理の美味しさ

アフリカの中では食事に不満が残った国の一つかもしれない。主食のウガリも肉の煮込みもどこか他の国より今一つな印象。しかし都市部には世界的なファストフードチェーンが揃っているので逃げ場はある。

 

観光の見所

やはり外せないのがサファリ。有名なマサイマラはもちろん、キリマンジャロをバックにサファリできるアンボセリ、フラミンゴで有名なナクル湖など豊富。また東部には美しいビーチが広がっているがリゾート化されていない模様。民族ではどこにでもいるマサイ族が有名。個人的には自転車で勝手にサファリが楽しめるナイバシャ湖がおすすめ。

 

ネット環境

普通。アフリカではその普通レベルががなかなかないのだが。

 

旅行のしやすさ

交通手段は整っているし、英語を話せる人も多いので旅はしやすいのだが、やはり治安がネック。日の沈んだ後は大人しく宿にこもることが大事。

 

サファリに関しては実はケニアの方が適当

「ケニア人=真面目でプライド高い」「タンザニア人=陽気で適当」というのが両国を旅すると何となく感じるのだが、ことサファリに関しては別。タンザニアのサファリは動物と環境を守るために厳しいルールが設けられており、ガイドや運転手たちもそれにきちんと従っている。しかし、ケニアはと言うとサファリはかなりおおらか。例えば、サファリでチーターが見つかった場合、タンザニアでは道路に車が一直線にズラーッと並びチーターを観察する。しかし、ケニアでは車は道路を越えて敷地に入り込み360°グルーっとチーターを囲んで観察する。動物に取っては大変迷惑な話だが、観光客にとっては間近で観られるチャンスが増える。実際、旅行者にサファリ話を聞くと、肉食動物の狩りの場面を観ることができたのはタンザニアよりケニアでサファリに参加した人の方が多かった。うらやましい限り。

 

感想

やっとエチオピアを抜けられるという開放感とナイロビの治安への不安が入り混じりながらの入国。そしてそれを忘れさせてくれた動物たち。満足度は95点。そう言えば、エジプトから南下してくると、ケニアで僕たちのイメージするアフリカ人って人々にやっと出会えるんだよね。アフリカを旅しているなぁと感じたのは実際この国からなのです。

 

ケニアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第12位 ボツワナ

滞在期間 2017.4 10日間

人々のやさしさ

人々は基本的に親切。ボツワナの人々は穏やかな優しさを持った人々という印象。南部アフリカの中ではお人好しの国と言われていて、隣国ジンバブエやナミビアから来た人々にいいようにやられているそうだ。ん〜、もどかしいね。

 

物価の安さ

物価はアフリカの中では高め。

 

治安の良さ

良い方の国。首都ハボローネも昔は本当に平和だったが、経済成長に伴い人口が増えて治安も少しずつ悪くなっていっている。

 

料理の美味しさ

普通。名物はボツワナビーフ。ボツワナはアフリカで唯一ヨーロッパに牛肉を輸出している国。だが、チョベでBBQしたボツワナビーフは顎が疲れるほど固かった…。

 

観光の見所

ボツワナと言えばダイヤモンドが有名だが、ダイヤモンド鉱山や工場は旅行者が気軽に観光はできない。なので、やはりサファリが中心。世界遺産オカバンゴ・デルタにゾウ密度世界一のチョベ、またサイが観たい人はカーマ・ライノサンクチュアリに行けばほぼ100%観ることが出来る。自然系ではマカディカディ塩湖が有名。民族ではブッシュマンでおなじみのサン族。基本的にはヨーロピアンがリッチに観光する国なので料金はちょっと高め。

 

ネット環境

普通。さすがにサファリの拠点となる地域のwifiは苦しい速度。

 

旅行のしやすさ

旅はしやすい。ボツワナはバス網がしっかりしていて、道路状況が良くスピードが出るので移動時間が短く済む。時速80キロがアベレージ。しかし、北部の一部地域では有料ヒッチハイクを余儀なくされる区間もあり、地元民と一緒に親指を立てなければならない場面も。

 

ダイヤモンドの犠牲者

ボツワナにはサン族と呼ばれる民族がいる。映画「ブッシュマン」で有名になったニカウさんもサン族だ。狩猟採集民族なので定住はせず獲物を求めて移動するのが彼らの生活スタイル。しかし、ボツワナ政府は彼らの移動を禁止し定住するように求めた。その理由はダイヤモンドを初めとする資源。豊富な資源が国の経済を支えているボツワナでは、資源の開発が最重要。その開発や採掘の過程において、各地を移動するサン族は非常に疎ましい存在なのだ。政府は、彼らに定住を強制する代わりに十分な援助を与えた。それこそまったく働かなくても良いくらいに。その結果、彼らはすっかり腑抜けになってしまった。サン族の町に行くと、昼間から本当に退屈そうにしているおっさんが結構いる。働かなくても援助で暮らしていけるなんてめったにない環境だけれでも、彼らを見ているとなんだか生きがいを奪われてしまっている様で決して羨ましいとは思わなかった。

 

感想

元々は北部のチョベだけを訪れてナミビアに抜ける予定だったけど、縁あって首都ハボローネを訪れること。満足度は90点。やっぱり住んでいる日本人に現地の話を聞くと色々知らないことが聞けて面白い。言葉の壁って想像以上に厚いからね。

 

ボツワナを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第13位 マラウイ

滞在期間 2017.3~4 29日間

人々のやさしさ

人々は基本的にシャイ。マラウイ人は「ウォームハートオブアフリカン」(アフリカの温かい心)と評されるけど、個人的にはシャイなだけなのでは??とは思う。JICAで活動している人達に話を聞いても、親しくなると図々しくなったりするみたいだし。確かにタンザニア人に比べると全然穏やかな人々ではあるが。

 

物価の安さ

アフリカの中でも安い方。ただし、あまり観光に力を入れていないため宿の数が少ないせいか宿代は少し高い。

 

治安の良さ

基本的には良い。首都リロングウェと南部の商業都市ブランタイヤ以外は悪い話は聞かない。基本を守って旅をすれば大丈夫だろう。

 

料理の美味しさ

マラウイの食事はなかなかイケる。主食のシマは近隣国の主食より何故か美味しい。そして、マラウイ湖で捕れた魚料理が美味。淡水魚なので臭みがあるのではと懸念していたが、いざ食べてみると臭みは少なく美味しい魚。また、マラウイは米も美味い。日本の援助も入っている模様。また、マカダミアナッツの名産地チョロでは12粒16円という破格の値段で美味しいナッツが楽しめる。

 

観光の見所

少なく感じる。マラウイ湖はダイビングが出来るほど美しい湖。…がその後が続かない。あえて挙げるなら絶景を楽しめるリビングストーニアとスリリングな登山を楽しめるムランジェ山だが、どちらもマイナー感が否めない。しかし、観光地化が遅れている分アフリカの原風景を感じることが多い。これはマラウィの大きな見所の一つだろう。

 

ネット環境

良くない。地方都市ではネット環境探すのに一苦労し、見つかっても速度は期待できない。リロングウェでは流石にホテルやカフェにwifiがあることが多いがまだまだ。

 

旅行のしやすさ

各都市間を供給過剰なミニバンがガンガン走っているため、旅の移動は簡単。しかし、道路状況が良くなく、夜行バスの運行が禁止されているので長距離の移動は一日掛かりの時も。インターネットが余り普及していないので、宿なども飛び込みで探すことが多くなるが、それはそれで旅をしている感があって良い。

 

現代の吸血鬼騒動

これは僕たちがマラウイを出国してからの話なのだが、お世話になったJICAの隊員さんが急に任地を離れなければならなくなったと聞いた。理由は「吸血鬼」のため。えっ、吸血虫じゃなくて??ちなみに「吸血虫」と言うのはマラウイ湖に住む寄生虫で、泳いでいる人間の皮膚から侵入し後に深刻な症状を引き起こすと言う怖い虫。で、今回は虫ではなくて、本当に吸血鬼だそうで。詳しくニュースを見ると、南部のある村で一人の女性が寝ている間に吸血鬼に血を吸われたと告白したことがことの発端。噂は尾ひれを付けて近隣に広まり、吸血鬼の疑いを掛けられた人が自警団に殺害される事件まで発生。そう言った訳で、国連職員やボランティア活動をしている外国人はとりあえず当地から避難することになったそうだ。疑われているのが金持ちばかりと言ったきな臭い話もあるが、マラウイでは今でも呪術や吸血鬼を普通に信じている人々がいることに驚くばかりだ。

 

感想

突然ビザ代が無料から75ドルなって行くかどうか迷ったが、縁あってJICAの隊員さんを訪ねながらマラウイのローカルを味わう旅となった。満足度は100点。満足度は高いのだけど、じゃあ、僕たちの様な体験無しで純粋に観光として75ドル払ってまでオススメするのかと言われると、う〜んとなるのでこの順位。でも、行って良かったし、好きですよマラウイ。援助しまくっているんだから、日本人はビザ代無料にしてくれ〜。

 

マラウイを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第14位 ジンバブエ

滞在期間 2017.4 8日間

人々のやさしさ

人々は基本的にやさしい。が、やっぱり自国通貨に不安のある国の商売人やタクシーの運転手はクソが多い、この国も例外ではない。

 

物価の安さ

質の割に物価が高く感じる。特に宿代。通貨不安でずっと高インフレ状態だから仕方がないのだが。

 

治安の良さ

思っていたより良い。同じく通貨危機を体験しているアルゼンチンやギリシャよろしくもっと殺伐とした国だと思っていたが、意外と人々は穏やかに暮らしているなという印象。

 

料理の美味しさ

標準的なアフリカ飯。量は他国より多い。関係ないが「ボリューミー」って言葉あんまり好きじゃないんですけど。

 

観光の見所

少ない方。世界三大瀑布の一つヴィクトリアの滝がメイン。チノイ・ケーブの青の洞窟は、かなり青くて驚いた。あとは石関係。ジンバブエの意味は「石の家」だそうで、国内には石がゴロゴロ。紙幣にも描かれているバランシングロックは、見る角度によっては見事なバランシング!!一方、南部のグレート・ジンバブエ遺跡も見方によってはなかなかグレート!!

 

ネット環境

普通。

 

旅行のしやすさ

バス・鉄道ともにしっかりしているので都市間の移動はしやすい。しかし、市内の移動となると乗り合いタクシーが基本となり、クソドライバーたちとの交渉が面倒な場面も。ハイパーインフレの前は経済発展を誇っていた国だけあって、町や道路は意外と整備されている。

 

100兆ジンバブエドル紙幣は今

Amazonで17,000円で売ってた。ちなみに、ジンバブエドル廃止時の米ドルとの交換レートは1ドル:10,000,000,000,000,000(3京5千兆)ジンバブエドル。わろた。

 

感想

あまり惹かれる観光地がなかったけど、ハイパーインフレを喰らった国がどの様な状態なのかを見てみたくて訪れた国。満足度は90点。実際、人々は普通に暮らしているように見えるけど、やっぱり内心穏やかじゃないよね。日本だっていつそうなるか分からないし、他人事とは思いたくない。

 

ジンバブエを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第15位 ウガンダ

滞在期間 2017.1 9日間

人々のやさしさ

人々は基本的にフレンドリー。アフリカらしさが感じられる人々。情熱的で、やさしくて、ときにウザい。

 

物価の安さ

東部アフリカでは安い方の国。

 

治安の良さ

悪くはない。首都カンパラのカオスさを見ると、この中には絶対悪さしてる奴が混じっているなとは感じるので、そういう所には近付かないほうが無難。

 

料理の美味しさ

実は美味しいものが多いウガンダ。有名なロレックスは、粉もん天国から来た大阪人も納得させる美味しさ。また、肉類が美味しく串焼きにハズレ無し。一方、フルーツ類も豊富で、注文すると鮮やかな職人技で皮を剥いて渡してくれる旬の完熟パイナップルは毎日食べたくなる旨さ。

 

観光の見所

少ない方の国。国自体が小さいのもあるが。首都カンパラのタクシーパークのカオスっぷりは必見。観光地としてはバックパッカーに有名な癒やしの湖ブニョニ湖、ジンジャにあるナイル川の源流、赤道、そして世界最小の民族ピグミー族などまさに小粒。あとはサファリ関係で、チンパンジーやゴリラなど猿系のサファリが見所。ただ、ゴリラトレッキングは目玉が飛び出るほど高く、バックパッカーには手が届かない。

 

ネット環境

普通以下。速度もさることながら、まだまだ普及しているとは言い難い。

 

旅行のしやすさ

隣国のケニア・ルワンダへの出入国のルートはしっかりしているし、国内移動も中型バスが定期運行しているので移動は楽。英語もそれなりに通じるし旅は比較的しやすい。

 

グレーなピグミー族

カバレという街でピグミー族を訪ねるツアーに参加した。ピグミー族というのは世界最小の民族と呼ばれている人々で、成人男性でも平均身長は150cm以下。池乃めだか師匠が150cmなので、村全員がめだかにいさんのようなものだ。さて、どこか分からない湖をボートで数時間掛けて辿り着いたとある村。ここがピグミー族の村らしい。村を見て驚いた。なんと村には70歳くらいのおばあさんと20人くらいの子供しかいないのだ。彼らは自分たちはピグミー族だと胸を張って主張して譲らない。はっきり言おう、年老いたおばあさんと子供は背が低くてあたりまえだ、我が国日本でも。大人はどこだ?大人は?しかし、ガイドが言うには大人は狩りに出掛けていて2日間ほど帰ってこないらしい。今どきアマゾンの原住民じゃあるまいし狩りなんか行くかよ…。結局真相は闇の中。なんともグレーなツアーであった。

 

感想

東アフリカ観光ビザと言うものがあって、ケニア・ルワンダ・ウガンダの観光ビザがセットになっていてお得な料金で取れる。そんな抱き合わせ商法にまんまとハマって入国した国。満足度は85点。粉もんのロレックスに関しては大阪でも十分屋台でやっていけるレベルなので、ぜひウガンダのみなさんには大阪に出稼ぎに来てもらいたいもんです。

 

ウガンダを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第16位 ルワンダ

滞在期間 2017.1~2 4日間

人々のやさしさ

人々はやさしい。そして、その優しさの奥には悲しみと隠された狂気が宿っているように感じる。

 

物価の安さ

ケニアより安くウガンダより高い。

 

治安の良さ

治安はアフリカの中でもかなり良い方。あの悲劇のあと、見て見ぬふりをした先進国たちがその態度をなかったことにしたいために必死で援助しまくった結果、近隣国と比べて驚くほど整った国になっている。

 

料理の美味しさ

普通。ビュッフェ方式の食堂が多いのが特徴。ただし肉類は一人一個やで。二度漬けは禁止やで。

 

観光の見所

少ない。ゴリラトレッキングが有名。現在どんどんその料金は値上げされ1000ドルを超えてきている模様。そろそろキリマンジャロに登れそうな値段。隣国コンゴではもう少し安く参加できるが治安が少々心配で悩むところ。残りは、虐殺関係の施設・現場・祈念館など。なんとも皮肉なものだ。

 

ネット環境

普通。街は整っているのに宿などのwifi環境はあまり良くない。

 

旅行のしやすさ

旅はしやすい。公共交通機関がしっかりしていてバスなどもきれい。また人々の教育水準は高く、英語がかなり通じる。

 

どこか遠い国であるという記憶

ルワンダで起きた悲劇の大虐殺。それは高校生の頃に起こっていたらしい。「らしい」と言うのは記憶の中にほとんど残っていないから。何となくアフリカの知らない国で大変な事が起こったんだなぁという程度。そして今回ルワンダを訪れて知った凄惨な出来事。当時はインターネットはなく、情報を得る手段はテレビやラジオ、新聞といったメディアだけ。一方的に与えられる情報の中にルワンダ虐殺はほとんど含まれていなかったようだ。欧米の先進国達が自分たちの不手際を隠すことに日本も追従したのかな。などと妄想が膨らむ。ちなみにルワンダ虐殺に使われた洗脳手段はなんとラジオ。現代、僕たちは情報を与えられるのではなく、インターネットで自ら必要な情報を手に入れている。…と勘違いしている。ルワンダ虐殺の誘導手段はまだ生きている。おのおの方、くれぐれも油断召されるな。

 

感想

こちらも東アフリカ観光ビザの抱き合わせ商法で訪れた国。満足度は85点。歴史の負の部分を知り、感じ、考えることはとても大事。だけど、やっぱり旅行は楽しくいきたいね。無理する必要はないぜ、ぱーりーぴーぽー達よ!!

 

ルワンダを旅したときの日記はこちら↓

 

 

このページでは、taxiの主観的で偏見満載の各国の感想を記載します。役に立ったり、役に立たなかったり。国の印象は出会った人々、滞在期間、宿、天気などに大きく左右されますので話半分で読んで下さい(;^_^A アセアセ

※注意:情報は常に劣化します。治安や災害情報、為替レートなどは常に最新の情報を得る様にして下さい。

 

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