ハルツームでジキルダンスを見学!!スーダンのローカルグルメが楽しい
スーダンの首都ハルツームに滞在中。
昨日から始まったキャンプ生活。
4日間お世話になった我が家
節約派の私はキャンプでも何でも節約できるなら大歓迎やし、せっかくもらったテントが役に立つなんてそれだけで嬉しいからノリノリのテント生活だったのですが、贅沢者のTaxiが、テントは嫌やと駄々をこねてた昨日。
一夜明け、思ったよりも快適だったテント泊でテント生活延長を承諾してくれました。
よかったよかった。ただ地面が硬いから腰が痛い。。。
Taxiは銀マット購入を希望。
私はいくら軽くても荷物増えるの嫌やから断固としてNOです。
しばらく争いは続きそうです。
南京虫に噛まれるぐらいやったら部屋なんていらん。テント生活の方がマシやー!!
当分、自分らの持っているもの以外信用できそうにありません。
最近、あれ?私ってこんなに綺麗好きやったっけって思います。
朝は隣で同じくテント生活をしているイタリアのおじさんと楽しくおしゃべり。
部屋にこもってたらできないコミュニケーションもテント泊だからこそできる。
イタリアのおじさんは、旅の大ベテラン。
もう仕事はリタイヤして世界を周っています。
南米行ってことあるっていうからどれぐらいって聞いたら、4年って言われ、え??
4カ月じゃなくて4年??って思わず聞き返してしまいました。
おじさんは私たちより一足先にエチオピアに向かうのですが、なんとスーダンに5週間にいた強者。
もう十分やから出発するねんって言ってた。うん。十分やと思うわ。
エチオピアビザは3ヶ月とって3ヶ月以内には出るって言ってたけど、、?
3ヶ月以内って。。。
私たちも一カ国にそんなに長く居たいものです。
やっぱり短いと見えない部分もたくさん。
うちらが恐れている南京虫の被害にもいろんなところであってるけど、絶対掻くなと。
掻くと痒さが収まらんからと。
掻かなかったら大丈夫だと。それができないから困ってるのに。
ヤッパりプロや。南京虫なんてなんとも思ってないわ。
日本は3ヶ月掛けて、北海道から石垣島まで旅したんやって。
食費を抑えてたから覚えている日本語は『パンの耳』。
パン屋行くとタダでもらえるから、それとスーパーのお惣菜が割引する夜に買い物して節約生活してたみたい。
よく知ってる。
おじさんとの話は尽きなかったけれど、今日はジキルダンスを見に行く予定なので、お昼頃には出かけます。
ジキルダンスは、夕方から始まるからもっと宿を遅く出てもよかったんやけど、その前にお昼ご飯食べつつこの辺りをブラブラしたかったから。
ジキルダンスは、『Hamad Alnil』というお墓で行われます。
そこに行くバスがでてるのが『Jackson』バスターミナル。
そこまで宿からの約3キロはミニバスにも乗れるけど、せっかくなので歩きます。
今日は金曜日。イスラム教のスーダンは金曜日が私たちでいう日曜日なのでお休み。
いろんな店はありそうだけど、全部閉まってます。
そんな中、私たちの目的地じゃない途中のバスターミナルでジューススタンド発見。
ジューススタンド
氷入りの冷たい3種のジュース。
黒、白、黄色。
黄色はレモンってことはわかったけど、黒と白は不明。
黒に挑戦。
たぶん、タマリンド味??とにかくすっごい甘いジュースでした。
おいしかったけどね。どんだけ砂糖入ってるのか心配。
スーダン入ってから足を引きずっている人をよく見かけました。
紛争かなんかでケガしたか?スーダン人、身長高いのにバス狭いから長年狭いバスに乗ってるせいで足悪くしたのかなって思ってたら、糖尿病だそうです。
そら、あんな甘いコーヒーやチャイやジュースを毎日飲んでたら糖尿にもなるわな。
ハルツーム首都だけあっていろんなお店がありそうです。ほぼシャッター閉まってたけど、、
そんな中、市場を発見。金曜日だけど、市場はオープンしてるみたいで市場にはたくさんの人がいて活気がある。
市場の中には安くてうまいものアリの法則があるので、この辺りでおいしそうなお店を探します。
早速、人がたくさんいるお店を発見。
エジプトから何度も食べているファラフェルサンドのお店
兄ちゃんら愛想いいし、ここで1つ食べることに。卵有りか無しを聞かれて、有りを選択。
卵とパラフェル3つ入りで、5ポンド(35円)安い。
ソースは3種類のコラボレーション。
揚げたてのファラフェル、ソースもおいしかったしボリューム満点。
今まで食べたのの中で一番おいしかったかな。
そしてここの兄ちゃんがカメラで自分たちを撮れ撮れというので、撮影会。
陽気な兄ちゃん4人組
私も店の中に入れって何度も言われたので一緒に。
兄ちゃんと同じポーズで
こういう触れ合いはイラン以来。懐かしくて楽しかったです。
2軒目は、ケバブサンドとジュースを注文。
ケバブサンド10ポンド(70円)
ジュース8ポンド(56円)
ケバブサンドは、肉にたくさんの野菜がまじってておいしい。
ジュースはしっかり冷えててしっかり甘い。
おいしいけどね。ジュースをミキサーでまぜる前に見てしまった砂糖の量。。
これ、毎日飲んだらやばいな。
市場を少し楽しんだ後、バス乗り場へ。
いろんな人に『Hamad Alnil』というとどのバス乗ったらいいのか教えてくれます。
バスに乗って20分程でジキルダンスが行われるお墓『Hamad Alnil』に到着。
周りの乗客にお墓の名前言えばどこで降りればいいのか教えてくれます。
イスラム教のスーダンのお墓は土葬。
なので遺体は燃やさずそのまま埋めます。
お墓が人型しててなんだか、なまなましい。
お墓に到着したのは16時前。
モスクの中では声がしてたのでモスクの中で踊りは始まっているようでしたが、私、ヒジャブ(スカーフ)持ってくるの忘れてしまいました。
なので、モスクの中に入れなかったので見てません。
お墓の前のモスク
Taxiは行けたけど、なぜか行かず。見に行ったらいいのに。
外で始まるのは夕暮れ時。
まだまだ日は沈みそうにないので、モスクの近くでボーっとみんなの様子を見ていたら、お祈りにきたスーダン人からお茶に誘われました。
そして近くのチャイ屋さんでコーヒーとドーナツご馳走になってしまいました。
スーダンのことも聞けたし、楽しいひと時でした。
はじめて知ってビックリしたこと。
スーダン人って一夫多妻制なのだそうです。
Taxi、何人、妻がいるの??
って聞かれてて、1人やでって答えると、俺は2人。
この村とあの村にいるねんと。どうやら一緒に住まず別々に住むみたいです。
次は日本人の妻が欲しいんだって。日本人はお金持ちだからって。
スーダンでは4人まで妻を持つことが許されています。
スーダンは女の人より男の人が少ないのでこんな仕組みなんだそうです。
おじさん、ムスリムは一夫多妻って言ってたけど、イスラム教のイランやトルコは一夫一妻やったと思うで。
夜、イタリアのおじさんに教えてもらったけど、スーダンそんな仕組みやから男の人は結婚しても妻が気に入らないとすぐに出て行って他で結婚するらしい。
もちろん子供がいても、それは妻の家族に任せて自分は自由。
もちろん、きちんと全ての妻を大事にする夫もいればそんなケースもあるのだとか。
日本に産まれてよかった。
そして、イタリアの少子化が日本よりも進んでるってきいてびっくり。
そもそもあんまり結婚しないし、結婚しても子供を作らず自分たちの趣味に生きる人が多いから、平均出生率は結婚している2人に対して0.5人。
マジか?
だからイタリアは、外国からの労働者がいないとやってけないって言ってたけど、それっていろんな問題がないんかなぁ。
年金とかもらえるんかなぁ。
このままあと何十年もいると、純粋なイタリア人がいなくなっちゃうねって笑ってたけど、経済発展して直面する問題は世界共通のようです。
話は戻って、ジキルダンスが始まる前、男の人が墓地の片隅に集まりだしたので、着いてって遠くから観察。
みんな同じ方向をむいて、お祈りしてる??
何かを一斉にはじめている様子もなく、何気なく集まって何気なく散って行くようでした。
それをボーと見てると子供がよってきて、フォトフォトって。
どうやら写真撮って欲しいみたい。
写真や動画をとってしばらく遊びました。
子供ってすごいね。
使い方すぐに覚える。傘も気に行ったいたいで、ちょうだいって言われたけど、暑いスーダンで日傘はとっても重要やからあげられへんねん。
ごめんなー。写真はあげたかったなー。
そんなことしている間にジキルダンスはじまりました。
はじまってしばらくすると揚げドーナツがみんなに振る舞われました。
今日は揚げドーナツに縁がある
ゆっくり始まった踊りはドンドン激しくなっていきました。
楽しそうに踊ってるけど、結構厳しいところもあって、観光客などが一緒に円に入って踊ることは許されないようです。
あと、出禁になってる?おっちゃん数人がいるらしく、円に混じってるのを見つかって厳しく追い出されていました。
清原に似たこのおじさんがメッチャ厳しい人
真ん中で掛け声をかけてみんなを盛り上げる役目の人もいます。
あと、演奏する人
お香のようなものを炊く人
踊りは単純で誰でもすぐに真似できそうです。
英語堪能な少年にあとでこの踊りの意味を教えてもらいました。
病気になったらそれを追い払う為の踊りのようです。
僕も毎週来てるって言ってたから、予防の意味もあるのかな。
それにしてもこの少年よくしゃべる。
少年と話しているとドンドン人が集まって、気が付けば30人ぐらい周りにいててビビった。
こんな感じでスーダン人すごく人懐っこいです。
まるでイランのよう。久しぶりのこの感じ楽しいです。
帰りは愛想の良いファラフェル屋でファラフェルリピートしたけど、昼間いた愛想の良いスタッフは全員おらず、ファラフェルも揚げたてじゃなくタレも少なくてリピートしなきゃ良かったって後悔したのでした。
明日は、白ナイルと青ナイルの合流地点を見に行きます。
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