タフロウト観光!!ガゼルの壁画とベルベル人の古民家博物館とフェスティバルと
どうも旦那です。 @aso_kura
モロッコのタフロウトに滞在中。
今日は、タフロウトの数少ない観光地の一つである、ガゼルの壁画を見に行こうと思います。
夜は、滞在延長のきっかけになったフェスティバルに参加!!
今日も充実した一日になりそうです。
タフロウトの観光スポット「ガゼルの壁画」へ
ガゼルの壁画(岩絵)があるのは、タフロウトの隣のタズカ(Tazka)村のあたり。
タフロウトの中心部からは、2キロくらいなので暑くなければ徒歩で行くことができます。
GoogleMapには表示されなかったので、スマホの地図アプリのMaps.meを見ながら、道だか砂漠だか分からなような場所を進んでいきます。
ガゼルの壁画(岩絵)
そして、ガゼルの壁画のあたりに到着。
現地には、小さな看板があるだけで、どこに壁画があるかは自分たちで見つけなければなりません。
そして発見!!
…はっきり描かれすぎていて、ホンマかいなという感じ^^;
これなら私にも描けそうとShuku、確かに。
こちらの壁画は、紀元前に書かれたものだそうです。
オーストラリアとかレソトとか、色々な場所で古い壁画を見たけど、人間って昔から絵を書くのが好きだったんだなぁ。
MAP ガゼルの壁画(※Maps.meの方が分かりやすいです「La Gazelle」で検索)
岩絵の上に広がるドラクエの様な景色!?
岩場を登る
さて、目的のガゼルの壁画の観光も終わったし、これからどうしよう??
その時、たまたま通り掛かった子どもたちが、壁画のそばの岩場の隙間を縫って上に歩いていくではないですか!?
地図で見ると確かに、上には道があって何かがありそうな感じ。
地図アプリMaps.meに載っている、ナポレオンハットなる謎の観光スポットも高いところからだと見えるかもということで、登ってみることにしました。
ちょっと急な道を頑張って登ってみると、なんと驚きの風景が!?
目の前に広がっていたのは、廃墟となった村の姿。
モロッコの伝統的な泥で作られた家々が、ボロボロの姿で残っていました。
この日が曇りだったら、けっこう不気味だったかもしれません。
でも、この日は晴天。
そこは、まるでドラクエの世界。
二人で写真を撮りながら探検しました。
偶然見つけたこの廃墟はラッキーでしたね。
そう言えば、廃墟探検で忘れかけていたけど、ナポレオンハットってどこ?
地図上では、あの山の上っぽいけど、ライオンヘッドのように分かりやすいものではないようです。
ベルベル人の古民家ミュージアムへ
その後、そのまま丘の反対側に降りると、ちゃんとした村がありました。
その村の電柱に、「Berber Museum」と書かれた看板。
こんなところに博物館があるの??
ということで行ってみることに。
ベルベル博物館の外観
博物館らしき建物の前に到着。
人気がまったくありませんでしたが、意を決して入ってみることに。
中は、普通の民家っぽいけど、結構広い感じ。
しばらく進んでいくと、突然モロッコ人男性が現れた!?
こんにちは、ここ博物館??と聞くと、「そうだ、見ていきな。」ということで、案内してもらうことにしました。
ここはベルベル人の伝統的な家屋で、彼の実家だったそうですが、今は家族は別の場所に引っ越しています。
彼は、変わりゆくベルベル人の伝統を守るために、昔使われていたものを保存して、博物館として残していくために作業をしているそうです。
食器
ベルベル人の食器。
おなじみのタジン鍋もありますね。
ベルベル人は、家の下に馬や牛を飼っていたそう。
家庭で出る生ゴミはそのまま彼らの餌に。
また、寒い冬は彼らの熱が下から上がってきて暖かくなる仕組みだったそうです。
こちらはアーモンド。
アーモンドは、食料であり、貴重な収入源。
昔ながらの道具もそのままの形で残っていました。
この大きな木片は何だろう?
実は、この大きな木片は、ベルベル人が使っていた鍵。
ベルベル人は、手先が器用な民族のようですね。
こちらは、木に書かれた書簡。
日本で言うところの木簡です。
彼に、なんて書いてあるか読めるの?と聞いたら、たぶんコーランだと言うことでした。
また、この家屋で宿泊もできるようにしたいということで、新しくトイレやシャワー室などを作っているそうです。
完成が楽しみですね。
最後にリビングでティータイム。
色々とお互いのことなどを話して、楽しい時間を過ごしました。
見学料はドネイションということで、日本人は苦手な入場料ですが、興味のある人はぜひ訪れてみてくださいね。
MAP ベルベル人古民家博物館(この辺りにあります)
タフロウトのフェスティバルへ
フェステバルのポスター
さて、今夜はベルベルミュージックと映画のフェスティバルが行われるとの情報を、昨日手に入れた僕たち。
宿に戻って食事を食べた後、会場へ向かいました。
フェスティバルの会場
会場の広場に到着すると、昨日はなかったたくさんの柵やイスが並べられていていました。
思っていたよりも、大きなイベントみたい。
日もだんだん暮れてきて、ポスターに書かれていた開始時間に近づいてきたのですが、人があまりいない…??
モニターには、モロッコとあまり関係なさそうなミュージックビデオが爆音で延々と流されています。
これはまさかまさかのアフリカンタイム??
フェスティバルの司会者
結局、フェスティバルが始まったのは、なんと予定時刻から2時間後。
まぁ、日没から〜って感じだったのでしょうね。
モロッコの長距離バスが時間に正確だったので、モロッコにはアフリカンタイムはないものだと油断していました^^;
地元民は開始時間をちゃんと把握しているのか、開始時間には会場は大入りになっていました。
やれやれ…えらく待ちぼうけました^^;
モロッコのスター達??
さて、最初に登場したのは、おそらく芸能人でしょうか。
みんな写真を撮りまくってました。
映画俳優なのか、地元出身の有名な芸能人なのかは分かりませんでしたが、とにかく大歓声で迎えられていました。
そのあとは、彼らも前席に座ってのフェスティバル鑑賞です。
まずは、モロッコの伝統的ダンスの披露。
衣装がモロッコカラーであるブルーで、なかなかカッコいいですね。
歌あり、
太鼓あり、
マラカス??あり
ただの腕組みあり、笑
ベルベル人の音楽は、砂漠の夜に似合う感じの情緒あるメロディで良かったです。
歌の後は、ダンスが始まりました。
二人で縄を首に掛けて、何が始まるんだろう…??
ひたすらグルグル回る感じでした、笑い。
「かごめかごめ」の様に、手をつないで前後に行ったり来たりとか、
みんなで、ひたすら回ったりとか。
アフリカ中南部の激しいダンスに比べると、スーダンもそうでしたが、北部のイスラム圏のダンスは落ち着いたものが多いですね。
その分、お年寄りでも楽しめそう。
ダンスのあと、再び俳優さんたちが舞台に上がって、何かの表彰式。
そして、映画の上映が始まりました。
モロッコの都市での、少年と家族との物語っぽかたですけど、音声がモロッコの言葉で深いところまではよく分かりませんでした。
ノリは、お昼のドラマ的な感じです。
最後まで、頑張って見ようと思ったのですが、ここは砂漠の都市タフロウト。
4月の夜であっても、昼間からは考えられないほど冷え込みます。
すっかり寒くなって、着てきた防寒具では辛くなってきたので宿に戻りました。
モロッコのローカルなフェスティバルに参加できて楽しかったです。
ラッキーな時に、タフロウトに来れましたね。
普段はお祭り騒ぎは避ける僕たちですが、たまにはいいもんです。
明日は、タフロウトからマラケシュへの移動日。
なので、次の日記ではタフロウトのグルメをご紹介します♪
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