ハルツームで外国人登録で非スーダン人!!シリア料理を食す[カリーマからの移動情報・ハルツームの宿情報有]
絵画のような犬
どうも旦那です。
のんびりしていて居心地の良かったスーダンのカリーマから首都ハルツームに移動します。
カリーマからハルツームの移動手段はバスで、バスは前日に予約しました。
バス会社は、ミニバスステーションから少し離れているので注意してくださいね。
場所は、ミニバスステーションからガソリンスタンドを超えたところにあります。
スーダン人は、親切な人が多いので聞けば必ず教えてくれますよ〜。
スーダンのバス予約の面白いところは、事前にお金を払ってもチケットがなくてオフィスの帳簿に名前を書かれるだけ^^;
ワジファルファでも同じシステムで、最初エジプトから来た僕たちには信じられませんでした。
なので、予約してくれたおじさんと帳簿の写真を撮ったくらい。
だって、エジプトだったら「チケットもらってないの??誰に料金払ったの??もう一回お金払いな。」でしょうから。
このシステムからも、スーダン人の正直者の人柄が垣間見えますね。
発車時間は6時半で、料金は一人120ポンド。所要時間は6時間程度。
スーダンの大型バスは、車体や内装も比較的綺麗で快適です。
なんと、朝食も出ました。
そして外装が派手なら内装も派手!!
基本的にどのバスもエアコンが効き過ぎで、通気口が壊れて塞げない席も多かったので防寒対策はしっかりしてくださいね。
カリーマからのバスは、ハルツームのメイン長距離バスステーションではなく、そこから少し北の専用のバス停に到着。
ここで乗客のおじさんに声を掛けられた。
「どこから来たの??日本??どこのホテル??そこは知ってるよ、少し遠いから一緒にタクシーに乗っていかない??
30ポンドくらいで行けるはず。君たちは観光客だから、君たちだけだったら100ポンド以上のぼったくり価格になるよ。」
このパターン、エジプトだったら、いやほとんどの国で絶対に付いて行ってはいけないやつです^^;。
でも、このおじさんとタクシーの運転手がまったく初対面そうであったこと。
おじさんの人相が悪くなかったこと。おじさんの荷物に植木鉢と植物があったこと(笑。
そしてここはスーダンであったことなどから、おじさんと一緒に乗ることにしました。
おじさんは、イタリアに3年ほど留学していて海外旅行好き。
もともとカリーマ出身で、今は親族は誰も住んでいないそうです。
そして僕たちの目当ての宿は、もともとおじさん一家が住んでいたあたりだったそうで、タクシーの運転手に細かく指示して目の前まで送ってくれました。
宿に到着してお金を払おうとすると、「お金はいらないよ。スーダン旅行を楽しんでね。」と颯爽と去って行かれました。
ここはスーダン、人を疑うことに後悔する国。
エジプトで、人を疑うことに慣れてしまった僕には辛い国です、笑。
宿で部屋があるか聞いてみると、なんと満室!!
しかし、テントサイトなら泊まれるとのこと。
幸い、ダハブでアフリカを北上してきた旅人ゆうじ君からテントを譲り受けていたので、テントサイトに泊まることに決定。
※ホテルの詳細は後述
しかし、テントの設営に前に僕たちがしなければならないことがあります。
それが、外国人登録。
スーダンでは、外国人は入国後3日以内に外国人登録を行わなければなりません(ビザにもその旨のスタンプを押されています)。
まぁ、今日4日目なんですけどね^^;特に問題はないようです。
場所は、街中のオフィスか空港。
街中のオフィスは、午後3時には閉まるということで空港に向かいました。
しかし、事前情報にあった国際線出発ターミナルがなんと工事中!!
右往左往して空港の警察署に行き着き、事情を理解した偉い人が、なんと書類一式を用意・作成してくれました。
あぁ、スーダン人やっぱりいい人が多い。
そして、こいつに付いて行けと紹介されたおっさん。
ハルツームの空港での外国人登録では、代行に似た行為を無理やり行ってあとで高額なチップを請求する(非)スーダン人がいるそう。
なので、マイクタイソンに似たこのおっさんは怪しすぎたのですが、警察官の紹介だしトラブっても、警察署に戻ればいいかと思って付いて行きました。
工事中の国際線出発口は、現在南に数キロ離れた場所に移転中。
だいたいの場所が分かったので、自分たちでできるかからもう仕事に戻ってと伝えても、俺は日本人が好きだから大丈夫とか、日本とスーダンは友好関係を結ぶべきだとか調子の良いことばかり言ってますます怪しい、笑。
路線バスで移動後、外国人登録のオフィスに無事到着。
おっさんが言うには、登録料一人385ポンド必要とのことで事前情報通り。
二人で、770ポンドなので800ポンドを渡しました。
待っている間、なんか色々お世話になったからジュースとかチップを渡したほうが良いね、とShukuと話をしていました。
そして、手続き終了。
おっさんからパスポートを受け取ります。
けれど、お釣りを返してくれません。
800ポンド渡して770ポンドが登録料だから30ポンドのお釣りでしょうと説明しても、へらへらして返そうとしません。
その上に、チップを寄越せと言ってきました。
もしも、お釣りを返してくれていたならば、僕たちはお釣り以上のチップを渡していたかもしれません。
でも、そのおっさんの無粋な振る舞いにカチンときた僕らは、「そのお釣りで十分だろう!!ありがとう、さようなら!!」と空港を後にしました。
僕たちがスーダンで出会った唯一と言っていい、不誠実な人間でした。(非)スーダン人でした。
とにかくやらなければ行けないことは終わったので、嫌なことは忘れて腹が減ったのでご飯です。
空港の通りにある地元のスーダン人で賑わっている、伝統料理の店があったので入ってみました。
英語表記のメニューがあったのですがよく分からなかったので、どれがスーダンの伝統料理か尋ねると、
「ここはシリア料理の店ですよ。」
と店員さん。
えっ!?そうなの!?確かに店員さんがスーダン人ではなくトルコ人っぽい顔立ちの人が多い。
シリアといえば、わずか数年前までは美しい観光都市として世界一周旅行者もたくさん訪れていた場所。
それが今や内戦で廃墟と化した街と、多数の難民が国際的な問題になっていて旅行どころではない国になっています。。。
スーダン料理も食べたかったけど、シリアに行けないんだからシリア料理をここでしっかり食べようと、店員さんにシリア料理の定番を聞いて注文。
トルコ料理にはなかった味付けもあり、どれも美味しかったです。
店員さんも紳士的な接客な上にイケメンが多くて、Shukuも喜んでいました、笑。
宿に帰った頃には日が沈んでいました。
慌ててテントを設営して、就寝。
シャワーもトイレもあるし、wifiもテント内で使えるしで意外と快適。
結局、個室が空いても入らずに、4泊もテント泊してしまうのでした^^;
<ハルツームの宿情報>
Khartoum Youth Hostel
歴史あるユースホステルで、ユース会員ならば割引が可能です。
料金は、1室140ポンドでテントサイトが一人40ポンドでした。
Wifi有り(不安定)、トイレ兼水シャワー有り。給水器有り。
テントサイトでは、Wifiもテント内まで届き、南京虫やダニ等の心配もないので季節(12月)によっては意外と快適でしたのでテントを持っている方はオススメ(要蚊対策)。
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