世界一周旅行者が選ぶコーカサス旅行おすすめの国ランキング

2018/09/21世界をランキング

 

コーカサス。

 

黒海とカスピ海に挟まれたこの地域は、日本人には馴染みのないかも知れません。

しかし、牧歌的な風景と美味しい料理の国ジョージア、世界最古のキリスト教国アルメニア、資源国であり第2のドバイとも目されるアゼルバイジャンと個性豊かな国々が揃っています。

 

旧共産圏の特徴として、物価が安い割にインフラが整っている事が挙げられます。

このコーカサス地方も同じで、ヨーロッパに比べると物価はとても安いのですが、道路状態ややインターネット回線などは良いので快適に滞在することができます。

 

個人的にはジョージアが好きですね。

スイスの様な風景と、安くて美味しい料理とワイン。

この様な国は世界にはなかなかありませんので、ぜひ訪れてもらいたい国の一つです。

 

今回は、そんなコーカサス地方の国々を観光資源や物価、治安などを考慮してランキング形式でレビューしてみました。

 

それではコーカサス旅行おすすめの国ランキングの発表です!!

 

第1位 ジョージア

中東・コーカサス おすすめの国ランキング ジョージア

滞在期間 2016.7~8 22日間 

人々のやさしさ

人々は基本的に親切。旧共産圏らしくフレンドリーさは感じないが、言葉が通じないからと行ってつっけんどんに冷たく対応されることもない。

 

物価の安さ

物価は安い方。リゾート地バトゥミを除く各観光地に安宿が点在していている。交通費も安い。外食費も安く自炊は外食に口が疲れたからするレベル。酒類も安いので、酒豪のみなさんにもオススメ。

 

治安の良さ

治安は聞いていたほど悪く感じなかった。首都トビリシはさすがに夜間は観光中心地以外は出歩きたくないが、日中に後ろから襲われる様な感じはない。各地方都市も同様。この国では、強盗よりも交通事故が怖い。

 

料理の美味しさ

ジョージア料理は美味しい。水餃子風のヒンカリ、オーストリッチと呼ばれる牛の煮込み、バトゥミ名物ハチャプリなど。基本的に味付けが濃いので、中毒性が高い。そして、飲み物必須。飲み物と言えば、ジョージアのレモネード(炭酸ジュースの総称で色々な味有)は本当に美味しい。サモサなどファストフードの露店も多く、また謎のジューススタンド「カバック」も、各店舗で味が違うので食べ歩き、飲み歩きが楽しい国。

 

観光の見所

自然系の観光地が優秀。カズベキやウシュグリの絶景は、スイスと謙遜ない絵葉書レベル。お手軽ハイキングから本格的トレッキングにも対応しているので、どんな旅人も受け入れられる懐の深さがある。文化面では、足の動きが特徴的なグルジアダンス、メスティア地方の男性コーラスなどが有名。リゾート地バトゥミや鍾乳洞で有名なクタイシ、岩窟住居のヴァルジア、スターリンの生まれ故郷ゴリなど小粒な観光地も揃っていて、短期旅行先としてもオススメできる。

 

ネット環境

普通。街中でフリーwifiを掴むのは難しいが、宿にはたいていwifi環境がある。

 

旅のしやすさ

旅はしやすい国。ミニバスや鉄道などの交通網がしっかりしており、どこへ出かけるのも比較的容易。英語もまったく通じない訳ではないので、誰かが助けてくれるだろう。日本人はビザなしで長期滞在できるのも魅力。西回りで中央アジア・イランと駆け抜けてきた旅人には癒しの地となるだろう。

 

ジョージアのおっさん腹出し過ぎ、スピード出し過ぎ

ジョージアのおっさん達は基本的にお腹ぽっこり体系。そして、なぜかいつもシャツを半分めくっておなかを出している。結構ギャランドゥがキモい。そして、ジョージア旅行の移動を憂鬱にさせるのが、ミニバスの運転。マリオカートよろしく、とにかく無駄に急加速・急減速を繰り返し、無茶な追い越し当たり前。移動中は、なぜか必ずフロントガラスに貼ってあるマリア様のステッカーにご加護を求めるしかない。キリスト教ではないけれども、アーメン。さらに、歩行中にはこのミニバスに加えて一般乗用車も我々に襲いかかってくる。信号や横断歩道は警察が立っていない限り信用してはならない。この国では、車は大統領より偉いと思った方が良い。とにかく道路は、右見て左見て右見て、渡哲也。

 

感想

〇〇のスイスと例えるのはベタだが、ジョージアは正にアジアのスイス。美しい風景と美味しい料理とワイン、そして物価が安いとくれば、ルートから外す理由はないハズ。満足度は110点。これで移動手段、特に大型バス網がもっと発達してくれたら完璧なのになぁ。しかし、ジョージアは数少ない胸を張っておすすめできる国の一つであることに間違いはない。もう一度、ハチャプリをレモネードで流し込みたいぜっ!!

 

ジョージアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第2位 アルメニア

中東・コーカサス おすすめの国ランキング アルメニア

滞在期間 2016.8 6日間 

人々のやさしさ

人々は基本的に優しい。特にリダおばあちゃんが優しい。あと、頼んでもないのにヒッチハイクさせてくれる国として有名で、郊外を歩いているとよく車から声を掛けられる。有料の場合もあるので乗車前に要確認。

 

物価の安さ

物価はジョージアと同じ位安い。食料品は豊富で安いので自炊が楽しい。牛タンが安くて有名だが、下処理がハードなので注意。また、外食もそこまで高くないので気軽に楽しめる。

 

治安の良さ

治安は良い方の国。ただ全体的に人口が少ないので夜間の街歩きは若干不安を感じるかもしれない。運転マナーはジョージアより良い。

 

料理の美味しさ

ジョージア料理に比べるこれといった特徴がない。強いて挙げるならパン。調理パンやクッキーなどが安くて美味しい。

 

観光の見所

世界最古のキリスト教国家と名乗っているだけあって、教会には「ロンギヌスの槍」「ノアの方舟の残骸」など伝説のアイテムが目白押し。勇者を目指す方はぜひお立ち寄りを。また、お気軽に行ける未承認国家「ナゴルノ・カラバフ」も見所の一つ。

 

ネット環境

普通。リダおばあちゃんの家にもwifiがある時代。

 

旅のしやすさ

小さい国なので観光地は巡りやすい。が、公共バスの本数が貧弱で、乗り合いミニバンのマルシュルートカやヒッチハイクに頼らざるを得ない場面がある。

 

アルメニア人の自意識過剰さ

アルメニアについて調べていた時に在アルメニア邦人の方が書かれた面白い記事があって、それがアルメニア人の自信過剰さ。もちろん世界最古のキリスト教国家と言うのは事実。しかし、世界を歴史を創造したのはアルメニア人、世界経済を動かしているのはアルメニア人、ジョージ・ブッシュはアルメニア人、ビルゲイツはアルメニア人などや、アルメニアはアメリカ・EU・日本に並ぶ大国であるなどと本気で思っている人々がいるらしい。さすがにインターネットが普及した昨今、そのようなことを信じる人々は減っただろう。しかし、僕が世界を回って日本の素晴らしさを再発見したように、集合離散を繰り返したアルメニア人もまた自国の素晴らしさを再発見した人々なのかも知れない。

 

感想

世界一周する前にはまったく知らなかった国アルメニア。日本人バックパッカー伝説のリダの家に泊まれたのはうれしかった。満足度は90点。ジョージアからイランに抜ける、もしくは逆ルートの場合、どちらかを選ぶならアルメニアの方が個人的にはオススメかな。

 

アルメニアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第3位 ナゴルノ・カラバフ(現アルツァフ共和国)

ナゴルノ=カラバフ ステパナケルト 我らが山

滞在期間 2016.8 3日間 

人々のやさしさ

人々は基本的に親切でフレンドリー。外国人旅行者は珍しいらしく興味を持って話し掛けてくれる。旧共産圏にありがちなつっけんどんな対応はあまりされない。

 

物価の安さ

もちろん物価はアルメニアと同じ。アルメニア・ドラムが普通に使える。

 

治安の良さ

首都ステパナケルトは良い。未承認国家なんて大層な呼称が付いているが、ステパナケルトでは警察や軍人がウロウロしている訳ではない。しかし、地方都市では外国人などは軍や警察などが厳重にマークしているので、誤解を与えるような行動は控えるように。そして、アゼルバイジャンとの国境付近では今でも発砲事件が起きたり軍事衝突が起こっているので絶対に近付かないこと。

 

料理の美味しさ

普通。特にナゴルノカラバフの料理というものは見掛けなかった。ジェンハローハーツと呼ばれるハーブを練り込んだ薄焼きパンが名物。

 

観光の見所

まずは未承認国家ということが観光名物。そして、ステパナケルトにある「我らが山」が代表的な観光地。シュウシなどの地方都市では、アゼルバイジャンとの紛争の後に廃墟となったイスラム教関係の施設や銃痕跡などを見ることが出来る。隠れた観光地ではアンブレラフォールズと呼ばれるジブリ系の名所がある。

 

ネット環境

普通。

 

旅のしやすさ

旅は少し面倒くさい。入国にはビザが必要だが、事前にアルメニアもしくは入国後にステパナケルトの外務省で取得する必要がある。地方都市を訪れる場合は、ビザ取得の際に詳細を記入しておかないと後々面倒なことになるので注意。移動に関しては、バス網がしっかりしているので便数の少なさを除き問題ない。

 

我らが山が一番の観光地

まぁ…、なんと言うか、色々深い意味が含まれているモニュメントなんだろうけど、ねぇ。。。

 

感想

まだアルメニアとアゼルバイジャンによるナゴルノカラバフ紛争は終結しておらず、外務省では国境付近をレベル3(渡航中止勧告)に指定していてかなり迷ったが、首都ステパナケルトはレベル1であったので、十分に最新情報を調べた上で緊張しながら入国した国。満足度は90点。紛争中の国と言ってもみんな普通に暮らしている訳で、外で子どもたちが遊んでいる風景を眺めていると、この土地が再び戦火に巻き込まれぬようにただただ平和的解決を望むばかり。

 

ナゴルノカラバフを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第4位 アゼルバイジャン

中東・コーカサス おすすめの国ランキング アゼルバイジャン

滞在期間 2016.8 5日間 

人々のやさしさ

普通。しかし周辺国に比べてウザい人間が多い。

 

物価の安さ

以前は物価が高い国で有名でドミトリーが3000円以上した時期も。しかし、通貨が変動相場制に移行したことで通貨が大暴落。やっと質に見合う物価になった模様。

 

治安の良さ

治安は良くはない。貧富の差が激しいのが原因か。整備された町並みに比べて貧相な身なりの人間が多すぎる。警戒して損はない国。

 

料理の美味しさ

普通。ブドウの葉で包んだご飯があったり、ヨーグルトが添えられていたり、ギリシャとかトルコ料理に近い印象。

 

観光の見所

少ない。シルクロードの街シェキが魅力的ではあるけれども、あとはどれも小粒。バクーの旧市街フレイムタワーのギャップやゾロアスター教関係の世界遺産アテフギャーフ寺院ゴブスタン遺跡の岩絵など。ただ、燃える丘ヤナルダクはトルクメニスタンの地獄の門との比較でネタになって面白い。

 

ネット環境

普通。

 

旅のしやすさ

旅はしやすい。鉄道とバス網がしっかりしている。英語も富裕層にはある程度通じる。また、ジョージア・トルクメニスタン・イランに抜けることができる交通の要所である。

 

知る人ぞ知るウザい人々がいる国

世界一周旅行者の中でウザい国と言えば、エチオピア・インド・モロッコ・ベトナム・エジプトが代表的。だが、このアゼルバイジャン、あまり知られていないが結構ウザい国。首都バクーと周辺の村々を見れば、この国の貧富の差の大きさは一目瞭然。物乞いを始め、タクシー運転手、勝手にガイド(※頼んでもないのに道案内などをしてきて、最後にチップを要求する。口癖は「ノープロブレム」。)、チンチョンチャン兄ちゃんなどがたくさんいる。しかも、どいつもこいつもかなりしつこい。基本的に語学力の不足からかこちらの意見はまったく聞く耳持たない感じ。この国は世界で唯一殴ってやろうかと思ったタクシー運転手に出会った国でもある。

 

感想

ジョージアからイランに一筆で入国するためには、アルメニアかアゼルバイジャンのどちらかを選ばなければならず、せっかくだからどっちも行こうとアルメニアから再びジョージアに引き返して訪れた国。満足度は75点。行った後の感想は「別に行かなくても良かった」。なんだか腹が立っただけの国のような気がする。資源が出ても、その利益を分配できない国の人々の心はやっぱりひん曲がるのかなぁ。

 

アゼルバイジャンを旅したときの日記はこちら↓

 

 

このページでは、taxiの主観的で偏見満載の各国の感想を記載します。役に立ったり、役に立たなかったり。国の印象は出会った人々、滞在期間、宿、天気などに大きく左右されますので話半分で読んで下さい(;^_^A アセアセ

 

※注意:情報は常に劣化します。治安や災害情報、為替レートなどは常に最新の情報を得る様にして下さい。

 

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