マラウィのゾンバへ!!JICA隊員さんのお宅は大豪邸!?
ラムネみたいで美味しいバオバブの実
どうも旦那です。
今日は、マラウィのモンキーベイからゾンバ(Zomba)という街に向かいます。
一泊2000クワチャ(320円)と、個室の宿暫定最安値世界一位の「Free Park Rest House」のチェックアウト時間は、これまた暫定最早世界一位の朝8時。
朝8時にチェックアウトにして誰得なんだろうと思いましたが、マラウィ人は朝がとても早いので問題ないようです。
宿を出て、ミニバスを待つと昨日のバスが調度やってきたので乗り込みます。
今日はゾンバに向かう事を告げると、「ここから乗り継ぎ場所のマンゴチまで1500クワチャで、そこで知り合いのバスに乗り継いであげるよ。マンゴチからゾンバは5000クワチャ。」とのこと。
JICAの隊員さんに、マンゴチからゾンバ間が2500クワチャ程度と聞いてた僕らは大激怒。
もともとこのバスは、昨日も普段マラウィでは取られない荷物代を請求していたので嫌いだったのです。
「嘘つくな!!マラウィに住んでいる友達に値段は聞いて知っている。お前らのバスでは、マンゴチにすら行きたくない。途中のターンオフで降りて他のバスに乗り換える!!」
と言うと、焦り出す車掌とドライバー。
そして、他の乗客を指差し、
「彼もゾンバに行く。そうだ値段を間違えた!!マンゴチからゾンバは2000~2500クワチャ位かなぁ…。」
と急に値段訂正。
ここがエチオピアなら、「じゃあ降りろ。今すぐ降りろ。どうせ次のバス無いし。」なんて展開になるのですが、マラウィ人はこういうところが憎めないですね^^;
結局そのバスに乗ったままマンゴチという街に行き、バスを乗り換え。
マンゴチからゾンバまでは、2500クワチャ(400円)でした。
ゾンバの街は大きな山の麓にあり景色の良いところですが、他のマラウィの地方都市と変わらない街並み。
ゾンバはマラウィの旧首都という事で、京都の様な古い町並みを期待したのですが…。
後で聞いたら、ゾンバからリロングウェに遷都されたのは、たった20数年前くらいとのこと。
なので、数百年前の古い建物なんてゾンバには存在しない、残念^^;
待ち合わせのスーパーの前で、今回お世話になる青年海外協力隊(JICA)の隊員さんと合流。
リナさんは、地域の教育委員会的なものに所属し、周辺の学校(現在なんと14校!!)の創作系授業(音楽・体育・美術など)の担当や指導を行っています。
今はすべての学校がテスト期間中で実際の授業風景を見学ことはできませんでしたが、色々なお話を聞くことができました。
赴任したての頃は右も左も分からず、とりあえず挨拶回りをした後は、何をして良いか全く分からなかったとのこと。
一応、前任者を引き継ぐ形なのですが、JICAでは継続的なプロジェクト以外は面談したり細かい引き継ぎ作業は行わない方針の様ですね。
その方が最初は苦労しますが、型にはなまらなくて良いのでやりがいはあると思います。
任期中にやりとげるというモチベーションにも繋がりますし。
最近では、授業でマラウィの小学校とリナさんの母校をインターネットで繋ぎ、文化交流として歌や文化の紹介をしたそうです。
普段はシャイな日本人、フレンドリーなマラウィ人ですが、この時はマラウィの子供達の方が恥ずかしがっていたとのこと。
ITに慣れていないせいもあるのでしょうかね。
でも、こうやってハイテクな技術を肌で感じることによって、マラウィの未来を担う考えを持つ子供達が多く生まれることを願います。
JICAのマラウィ隊員の方々のマラウィ人に対する意見として一致するのが、現状に満足していてハングリー精神が足りないということ。
国全体が貧しく、貧富の格差がまだあまり広まっていないので、マラウィの人々の人生に対する幸福度は低くはないのだそうです。
しかし、それ故に変化を望まず、工夫をせず、ずーっと同じ生活を続けてしまっている。
それは、同じメニューの店が5軒も6軒も並ぶ食堂街を見ても、効率の悪い交通システムを見ても感じます。
ちょっとの工夫で、周りを出しぬき利益を得ることが出来るのに、非常にもったいないなと思います。
一方で、南部の都市ブランタイアは経済活動が活発で貧富の差が広がり、治安が悪化しているとのこと。
一介の旅行者としては、いつまでものどかで平和なマラウィであって欲しい。
でも、貧しいマラウィの未来を思えば、人々が競争し、格差が広がり、治安が悪くなるのは国の発展として避けては通れない道かとも思います。
さて、リナさんのお宅はなんと豪邸!!
部屋が4つくらいあって、キッチンはもちろん、トイレやシャワーも二ヶ所ありました。
でも、逆に一人では寂しいとのこと。確かに^^;
このように、任地でどのような住居を割り当てられるかは運次第で、隊員さん達の間ではJICA格差と呼んでいるそうです、笑。
ただ、最近の人口増加と家電製品などの普及で、水力発電に頼っているマラウィは慢性の電力不足。
毎日の計画停電はもちろん、突発的な停電も日常茶飯事だそうです。
加えて、乾季には断水も。
こうなると、中途半端な電気・水道のインフラがあるよりも、マニャムラのベッキーさんの家の様に、電気はソーラーパネルで水道は近くの井戸、燃料は炭の方が安定した生活を送れる様な気がします。
電気もガスも水道も安定している日本の有り難さが身に沁みます。
夕方、涼しくなってきたのでリナさんとお散歩。
向かった先は、なんと空軍基地!!
前回、リナさんのお友達と行った時に空軍隊員が中を案内してくれたそうで、中には軍事用航空機がたくさん
…だったのですが、今日はボスがいるから無理とのこと。
まぁ、ボスがいなくても外国人を軍事基地に入れるのは、どうかと思いますが、笑。
そして、夕食。
リナさんは、いつも夕食を警備員と一緒に作って、一緒に食べているそうです。
そうやって、現地の言葉を覚えていくこともできたそう。
隊員さんによって、警備員との付き合い方も様々で、リナさんの前任の方はほぼ警備員と関わらない方だったそうです。
マラウィでは、夜間に自宅に常駐する警備員は必ず置かなければならないそうで、良い警備員さんと良い関係を保てるのかも運次第で、任期期間の生活の充実にも関わってきそうですね。
Shukuは、今回もシマ作りに挑戦!!
やっぱり、最後に一気にかき混ぜる作業が難しいですね。
今日の献立はシマと魚のGナッツ煮、そしてテレレ(オクラ)。
警備員の作る地元料理、とっても美味しかったです。
ごちそうさまでした。
そして、就寝。
学校隊員の方は、朝が早いのでリナさんも普段は夜8~9時頃に寝て、朝5時に起きるリズムだそう。
なので、僕たちもそれにあわせて就寝です。
おやすみなさい。。。
明日は、ゾンバから南部の都市ブランタイアに向かいます。
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