ハマル族のブルジャンプ見学!!嘘八百のガイドに要注意!!
大量のインジェラ
どうも旦那です。
今日は、エチオピアのジンカから南にあるトゥルミに移動します。
本日、月曜日はトゥルミで民族が集まるマーケットが開かれる日です。
少数民族を村を訪れずに見るチャンスに加えて、近隣のハマル族の村で伝統行事ブルジャンプが行われる場合は、ガイドの勧誘があり見に行けるそうです。
前日に宿泊しているGOH HOTELの事務所に大きな荷物を預け、早朝5時30分頃にバスターミナルに向かいます。
バスターミナルは、すでに開門されており数台の大型バスが待機中。
しかし、トゥルミ行きを尋ねるとミニバンしかなく、出発は1〜2時間後の模様。。。
しかもバスターミナル事務所のスタッフによると、ミニバンは手前のディメカまででトゥルミへは乗り換えが必要だそうです。料金は50ブル。
仕方ないので、トゥルミ行きと言われたのミニバンが待機している場所で座っていると、またウザいクソ野郎どもの攻撃に遭います、笑。
今回は、「驚愕!!公共バスが突然チャーターバスに早変わり!?」です^^;
僕たちが座っていると、数人のクソ野郎が現れて、
「トゥルミ行きは今から出発する、200ブルだ!!」
とおっしゃられる、笑。
クソ野郎の後ろを見ると、昨日アルバミンチからジンカまでのバスで見掛けたロシア人女性の姿。
昨日、バスを降りた後に少し話しましたが、彼女は短期旅行で少数民族巡りに来た模様。
しかし、まったく下調べもなく来ていたようで、とにかくツアーをシェアしないかと、一方的に自分の主張ばかりを早口の英語で捲したてるように話し続けられたので、僕たちはあまり良い印象を抱いてはいませんでした。
その時に、僕たちは翌日はトゥルミのマーケットに行くからと、ツアーのシェアは断ったのですが、まさか彼女もツアーを蹴ってトゥルミに行くとは^^;
(面倒臭いのが、面倒臭いのを連れてきたな…)。
せっかく待てば普通に乗れたローカルバスが、クソ野郎バスに早変わりです。
一人のクソムシが、顔を近づけて臭い息を吐きながらご丁寧に説明してくれます。
「このミニバンはトルゥミ行きだ。ディメカまでが150ブルで、トルゥミまでが50ブル掛かる。だから200ブルなんだ。」
(クセェよ!!消えろ!!)と思いながらも、一旦こっちが退散しクソ野郎どもと距離を置きます。
今日はある程度時間に余裕があるので、こちらが優位です。
地元の人が乗るディメカ行きの発車時刻まで粘れます。
ロシア人女性も、とりあえずチャーターにすることは僕たちが蹴ったので諦めたようで、事務所などに話を聞きに行っていました。
この間にもいた、クソ取り巻き。
今回は、ブッサイクな小太りの女性でした。
おそらく、彼女はトゥルミに行きたいようで、しかも僕たちがチャーターで一人200ブル払えば、彼女はタダでトゥルミに行けるでしょうから、執拗に
「200ブル払え!!200ブル払え!!」
と、僕たちを捲し立てていました。
今回に限っては、クソ野郎よりもこのクソ女の方がムカついたので、絶対にチャータしたバスではトゥルミには行くまいと心に決めました。
時刻は、午前9時。
クソ野郎どもは退散したようで、地元民も乗り始めたディメカ行きのミニバンを料金50ブルをしっかりと確認してから乗車。
満車発車できたのは、午前9時半、宿をチェックアウトしてから3時間半が経過していました^^;
ミニバンは、12時半頃ディメカに到着。
降りて、トゥルミ行きのバスがないか辺りを見渡しましたが、まったく気配がありません。
さて、どうしようかと思っていると一人の男が近付いてきました。
もう(顔からして)お分かりでしょうけど、この男もクソ野郎です。
結果から言うと、このクソ野郎と共にハマル族の村に行きブルジャンプを見るのですが、このクソ野郎の発言と真偽を箇条書きで。
・俺はトルゥミから来たガイドだ(偽、当日にトゥルミに帰ると言っていたが翌朝もディメカにいた)。
・今日は、近くのハマル族の村でブルジャンプがある。お前らはラッキーだ(真)。
・この村で一番安いホテルを紹介する。一室250ブルだ。オッケー、200ブルにディスカウントだ。(偽、汲み取り便所シャワー無しでおそらく一室100ブルがいいとこ)。
・村へはバイクタクシーで行く。俺はあまり分からないから各自で交渉してくれ(偽、こいつがバイクタクシーの元締め)。
・バイクタクシーの往復300ブルが高いって??しかし村までは20キロ近くあり、しかもそこで村で待機するんだ、仕方がないだろう(偽、村までわずか約5km。また実際は村で待機はせずに街に帰っていた)。
・バイクタクシーの3人乗りは違法だからできない(真偽不明、しかし村までの道はとても検問がある道とは思えなかった)。
・入村料が一人600ブル掛かる(真偽不明。しかし、入村料ガイド代交通費込みで600ブル程度で行った人がいるので嘘の可能性大)。
・ガイド代は一人100ブルだ。(偽。ガイドらしいことはまったくしていない。他のバイタクの運転手と何も変わらない。現地にいなかったので質問もできなかった)。
・今から行けば、ウィッピング(むち打ちの儀式)とダンシング・ペインティング・ブルジャンプの全てが観られる(偽、その時点でブルジャンプ以外のすべての儀式は終わっていた)。
ってな感じで、後々になってこいつの嘘がどんどん露呈していくわけですが、実際に交渉して払った費用がコチラ。
・ハマル村入村料(写真撮影代込み) 一人600ブル
・ハマル村までのバイクタクシー費 一人250ブル
・ガイド代 一人50ブル(あまりに嘘が多かったので、女性陣がディメカに帰った後に猛抗議してクソガイドが根負け)
合計 900ブル(約5000円弱)
これに100ブルで泊まれるホテルを200ブル払っている訳ですから、結構掛かっちゃいましたねぇという感じです。
これなら、ジンカの街からツアー会社使った方が安かったかも??
という訳で、ディメカのこの男には要注意です。
この男に付いて行くか行かないかは個人の自由ですが、かならず詳細と価格を納得した上で付いて行って下さいね。
さて、ブルジャンプで訪れたハマル族の村はこんな感じでした。
ハマル族の特徴の一つが女性の髪。
髪に赤土とバターを混ぜたような物を塗っていてちょっと臭いのですが、ユニークな髪型ですね。
幼い子供達はズボンやパンツは履いてなかった子が多かったですね、女の子はふんどしのような飾りで隠していました。
これは、枕兼イスで他の民族でも男性のみ一人一個持っているようです。
マーケットのおみやげ物屋でも売っていました。
女性が、腕輪の調整をしていました。
中には、腕輪が腕に食い込んでいる女性もいて、見ていて痛々しかったんですよね。。。
早めの調整をオススメします。
泥水で作ったコーヒーをみんなずっと飲んでましたね。
勧められたけど、さすがに飲む勇気はありませんでした。。。
最初は、ハマル族の人々と握手したり写真撮ったりして楽しかったのですが、だんだん若い男性陣が近づいてくるとウザくなってきました。
アレくれ、コレくれの大合唱。特にタバコとカミソリが欲しいようです。
まぁ、クソエチオピア人(良いエチオピア人と区別)の原点ここにありということなんでしょうか。。。
そんな訳で、年配のグループのいる場所に避難。
エチオピア人って年上に対しての畏怖が強い人種だなぁといつも思うのですが、今回も年配のグループの中に入ると、あれだけウザかった若者グループの誰一人も近づいてくることはありませんでした。
たまに急に女性陣が歌って踊りだすのですが、その時に背中のウィッピング(むち打ち)の跡が生々しく残っていました。
どういった経緯でこんなことをするのかは、クソガイドが街に戻ってコーヒーを優雅にすすっておいでなさったので分かりませんでした^^;
結局、何もしないまま3時間以上の時間が過ぎた頃、どうやらブルジャンプが始まるぞということで移動開始。
この時も、クソガイドは一切の告知無し。
ハマル族のおっちゃんに教えられて、移動した次第です^^;
さぁ、ブルジャンプ。
まずは牛を並べます。
この光景が迫力があって一番良かったですね。
男性一人が角を持って牛を抑え込みつつ並べていきます。
…が、きれいに並べすぎでないかい??
ほぼ隙間なく並べられた牛の道、これだったら簡単に渡れそうな気がするのは僕だけ…^^;
その間、周りを女性が歌い飛びながら盛り上げていきます。
そして、ブルジャンプスタート!!
全裸の男性が牛の背に向かってジャンプして(これはスゴイ)、牛の橋を渡ります。
これを3往復くらいして、ブルジャンプは終了(5分くらい)。
※正面・側面の画像は掲載不可^^;
最後は集合写真の様にみんなが集まって、よく分からないまま儀式は終了しました。
本来は、成人の儀式であるブルジャンプ。
世界一周旅行者の多くが見学していることから、現在ではショービジネス化していることは確実だと思います。
おそらく成人の儀式に関係なく、リクエストがあればいつでも行っているということです。
それがその村の大事な収入源になっているのでしょうし、その点に関しての批判はありません。
ただ、僕の個人的な意見としては、詰めが甘いなぁと。
ショービジネス化するなら、時間も決めて観光客の待機場所も完備。売店も用意すると良いでしょう。
そして、村人にショーであることを周知徹底して、観光客用の観覧席も用意。
ブルジャンプ中に、撮影している観光客の前に立つなどのことは止めた方がいいかなと思います。
実際はショービジネス化しているのに、中途半端なところでショーではない様に見せようとところが、正直冷めました。
おそらく、他の少数民族の村を巡っても同じ感じなのでしょう(特にムルシ族の写真撮影要求(チップ必要)は酷いと聞きました)。
もう少し、彼らが観光客に媚びずに、むしろ写真撮影は禁止くらいの勢いだったら良かったのになぁ。
Shukuもだいたい僕と同じ様な思いを持った様で、この先に予定していた少数民族の村巡りは中止しました。
各街のマーケットを訪れて、偶然少数民族に出会えたらラッキーくらいの観光にします。
さて、何にもないディメカの街。
今日のディナーはコチラ。
堅焼きのパンに菜っ葉の煮物。
これが、日本的な味付けで美味しかった。
料金は、そこで食べていた若いクソ野郎がご丁寧にも20ブルと設定してくれました。
周りに、“外国人に20ブルって言ってやったぜイェ〜イ!!”って自慢するの止めていただけますか、さすがに一ヶ月もエチオピアにいると会話の内容が少しは分かりますので。
どう考えても10ブル以下の料理ですが、本当にありがとうございました。
明日は、ジンカに戻って少数民族に会えるかもしれない!?マーケットに行ってみます。
<ディメカの宿>
National Tourist Hotel
名前だけは立派ですが、トイレは汲み取りでシャワー無し。部屋に虫はいませんでした。夜はほぼ停電。
クソガイドの設定では一室250ブル。実際は100ブルがいいところでしょう。
ただ、宿のスタッフはいい人が多かったです、それが救い。
シャワーがなかったのでShukuが顔を洗った洗面器。
エチオピアの安宿では、なぜかこの様な洗面器が部屋や部屋の外にあることが多いのですが、実はこれ…
非常用の小便器!!
後で知って、Shukuはかなり凹んでおりました、笑。
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