エッサウィラ到着!!朝から食堂の親父とバトル!?【宿情報有】
夜行バスの休憩ポイント
嫁のShukuです。 japanese_dog_hana
モロッコのカサブランカからエッサウィラに夜行バスで移動中。
真夜中の1時位に止まった途中の休憩ポイントでは、肉がガンガン焼かれていました。
そして、けっこうな人々が美味しそうに食事、モロッコ人なかなかパワフルです。
今日は、2日連続の夜行バス明けなので、エッサウィラに到着してのんびりしたいと思います。
早朝のエッサウィラのバスターミナルはカオス
エッサウィラのバスターミナル
昨日の22:30にカサブランカを出発したバスは、予定通り朝の5:00にエッサウィラのバスターミナルに到着しました。
早朝に到着するバスは、少し遅れたらいいのにといつも思うのですが、だいたい予定通り。
そして、夜に到着するバスに限って遅れて深夜になる…世界一周バスあるあるです。
外はまだ真っ暗だったので、しばらくバスターミナルで待機です。
外はとても寒くて、吹きざらしの建物の中にいると随分ましです。
4月のモロッコがこんなに寒いなんて知らなかった。
エッサウィラの早朝のバスターミナルはなんだかカオス。
少し雨も降ってたこともあって、バスターミナルの中はこの辺りで路上生活しているであろう人達もたくさん寝ていました。
一人の危なそうなおばさんがおじさんとの喧嘩が始まり、おばさんは蹴られたあと、仕返しにどこからかムチを手に入れ、おじさんを叩いて逃げたり、それをおじさんの仲間が追いかけたり、それを見ていた子供が泣いたり、と早朝から賑やかでした。
MAP エッサウィラのバスターミナル
朝から食堂の嘘つき店主とバトル
モロッコの朝食
カオスなバスターミナルを眺めながらぼーっとしていると、7:00になっていました。
でも、外は一向に明るくなる気配がありません。
バスターミナルの職員が来て掃除を始めるので、そこらへんで寝てる人たちは次々と起こされていました。
もう退屈だったので、私たちもエッサウィラでの宿を探しにバスターミナルを出ること。
バスターミナルの北側を出て向かいの右に、ローカルな食堂(カフェ?)がありました。
そこで、値段をきちんと確認し、だいたい相場通りだと思ったのでスープを2種類注文。
謎のスープ4ディルハム(44円)と豆のスープが5ディルハム(55円)。
モロッコでスープを頼むと、だいたいパンが無料で付いてきます。
このパンが料金に含まれているか聞かなかったのが、私たちの1つ目の失敗。
豆のスープは美味しかったけど、謎のスープは苦くて不味かった…。
後で調べたら、このスープはビサーラと呼ばれる豆を潰して作ったものだそう。
食後にお茶も注文。
値段を確認すると小カップで1ディルハム(11円)とメッチャ安い。
茶葉はなぜかモロッコ産ではなくて、中国産を使っていると言っていました。
濃い緑茶に砂糖を入れて飲む感じで、それもありだなと思いました。
で、お会計。
“スープ4+スープ5+お茶1+お茶1=11ディルハム”だったので準備して渡そうとすると、「2人で20ディルハムだ。」と言う店主。
「え?なんで?詳細教えてよ。全部の値段は最初確認してるし、スープはこの値段、お茶はこの値段って言ったよね?」って言っても、1人10ディルハムの20ディルハムだとの一点張り。
事前に値段を全て確認したにも関わらず、値段を変更されたのは旅の中でも初めて。
「その会計の詳細を教えてくれないと絶対払わないよ。」と言うと、「パンは別料金で1つ2ディルハムだ。」と言われる。
(いやいや、パンは普通付いているでしょ…。)でも、それは確認しなかった私達が悪い。でも、仮に払ったとしてもパン1つは1ディルハムが相場だよね〜。
ん??、パン代が4ディルハム掛かったとしても、合計は16ディルハムやんか!?
「なぜ、これで20ディルハムになるの??」と再び詰め寄ると、「豆のスープが13ディルハムなんだよ。」と言われる。
はぁ??それっておかしいよ。
仮にそうだとしたら、パン2つ(4)、豆スープ(13)+謎スープ(4)+お茶2杯(2)で…
23ディルハムやんけー!!
あぁ、これはもうあかん…。
最初から騙そうとしているだけだから、ツッコめばツッコむほどボロが出てくる。
この店主が嘘を付いていることはほぼ確定。
そんなやりとりしてると、英語が堪能なお客のおやじが割って入ってきた。
でも、このおやじは店主の味方だった。
細かく説明すると店が間違えてるのは理解したみたいだけど、最初に猛烈に店主の味方をしてしまった手前からか、なぜかボロが出ている計算方法をずーっと私たちに言い続ける…。
もういいや。
とりあえず、パン代が本当に掛かる店だったら悪いから16ディルハムは払うよとお金渡した瞬間、店主はいなくなり、なぜか後は客のおやじとの不毛なやり取り。
なんだこりゃ??意味がわからん??
もうこのおやじと話しても時間も無駄なので、
「エッサウィラは大嫌い!!嘘つきは大嫌い!!モロッコはとても好きなのに残念。嘘を付くことは本当に最悪なことだよ。」
と言い立ち去ろうとすると、おやじは、
「なぜだ??エッサウィラはいいとこだぞ。」
と。今このやり取りをしてて、それをよく言えるなぁ?と思っていると、
「このパンとスープはセットで、本当は4ディルハムだよ。」
って、なぜか最後に本当のことを言った。
え?なに?お金をだまし取ってから本当ののこと言うの?エッサウィラが嫌いって言われたのそんなに嫌やったのか、嘘つきと言われたのが嫌やったのか?
ん〜、地元愛が強いなら、もっと真っ当に生きてほしい。
…って、じゃぁやっぱりお会計は11ディルハムでいいんやんけー!!
いまさら分かっても遅いんだけど。
なぜかお金を回収した店のおやじだけはとっくに消えてるし。
あ〜、腹立つ。
モロッコ3日目にして、うざい国と言われているモロッコの洗礼を受けたわ。
朝から最悪!!怒りが収まらんっ!!
今まで値段を確認して、後から変えられたことは飲食店ではなかった。
後から値段を変えるとか最強やん、そんなん言われたらもうどうしようもない。
くそ〜あんな店、潰れてしまえ!!
この日は何度もこのやり取りを思い出して、思い出し怒りが襲ってくるのでした。
エッサウィラの良宿「Riad Maktoub」はモロッコ伝統家屋のリアド式
Riad Maktoub
シャウエンに続き、エッサウィラでも予約はせずに宿探し。
日本人がよく利用している宿を何軒か候補にしていて訪ねたけど、どこも値段が高い割に部屋がいまいち…。
で、最後の候補だったのが、ここ「Riad Maktoub」。
オーナーのおじさんは、モロッコ人の商売人らしからぬ物腰の柔らかい人。
おじさんがいない時は、英語が話せる娘さん(??)がいます。
全て個室で、日当たり良い部屋が一室150ディルハム(1650円)、日が当たらない部屋が一室130ディルハム(1450円)。
ダブルベットで、トイレ・バス付き、wifi有り。
ここの前に訪れた有名な宿が、狭い部屋でツインベッド、共有バス・トイレで200ディルハムの交渉後160ディルハムにしか下がりませんでした。
なので、この辺りの相場を考えても、かわいい部屋で安かったので、交渉なしに(料金表があったので)ここに泊まることにしました。
Riad Maktoubの建物は、モロッコの伝統家屋であるリアドと呼ばれるもの。
リアドは、建物の中に中庭があって、それを囲うように部屋が配置されています。
ここは一階が共有スペースの様になっていて、中庭とは言い難いけど造りはリアドそのものです。
また、屋上に上がることもできて、エッサウィラの旧市街を見ることができます。
共用キッチンはないけど、コーヒーや紅茶、ランチ、ディナーなどは注文することも可能。
Riad Maktoubは、旧市街の裏路地の突き当りにあって、一日中静かな環境です。
ここは当たりの宿なんじゃないかな〜、おすすめですよ〜。
MAP Riad Maktoub
世界遺産エッサウィラの旧市街(メディナ)などを散策
エッサウィラの旧市街
宿でしばらくのんびりした後は、エッサウィラの散策♪
エッサウィラの旧市街(メディナ)は世界遺産に登録されています。
モロッコの他の都市と同じ様に、裏路地は迷路のようになっていて、スマホのGPSを見ていても迷ってしまうほど。
メイン通り
エッサウィラの旧市街は、迷路のようだけど、真ん中に一本メインストリートが通っているので分かりやすいです。
大通り沿いは、服屋や八百屋、魚屋、果物屋、パン屋、雑貨屋などたくさんのお店が並んでいます。
昼間は暑いのであまり人はいないですが…、
夜のメインストリート
夜になるとたくさんの人でごった返します。
その様子は、他のアラブ圏の国と一緒ですね。
エッサウィラの旧市街内では、車やバイクを見ることはほとんどありません。
物を運ぶのも、このような人力の台車が中心です。
こちらは旧市街を囲む城壁。
旧市街を出ると、道路が広くなって開放感があります。
新市街へ向かう方面に待機しているのはタクシーではなく…。
なんと馬車!!
エッサウィラでは、移動手段としての馬車がまだまだ現役なのです。
日中の厳しい日差しの中、草も食べられない環境でじっと耐えて待機している馬を見ていると、とても可愛そうなのですが、これもまた人と馬との共存の歴史の一つの形なのかな。
エッサウィラの新市街方面に向かうと、ちょっとおしゃれな町並みが広がってきます。
街灯もあるし、車も走っているし、おっちゃんも自転車に乗っている。
なんだか、面白い造りのアパート(??)。
これを撮っていたら、地元の兄ちゃんたちに「写真ダメ!!」って言われた。
なんでだろ?なんかやばい人でも住んでいるのかな…??
ちなみに新市街には、中規模のスーパーマーケットがあります。
そんなに安くないけど、旧市街の買い物で値段交渉に不安があったり、モロッコの物価にまだ慣れていない人はぜひ。
MAP エッサウィラのスーパー「Aswak Essalam」
エッサウィラのグルメ堪能1日目
朝から食堂のオヤジにやられて、ちょっと慎重になったエッサウィラのグルメ散策。
でも、あのお店以外はきちんと事前に値段を確認すれば大丈夫でした。
当たり前ですけど…。
地元の人で賑わっていた旧市街の食堂街の中で、押しの強かったおばちゃんのお店へ。
牛のタジン鍋とパンで30ディルハム(350円)。
薄い味付けで、素材の味を楽しむ感じでした♪
MAP 旧市街の食堂街(カブダジーヌ通り)
新市街のスーパーマーケットに行った帰りに、カフェに寄り道。
モロッコでは小さなカフェにも必ずコーヒーマシンが置いてあって、100円以下でおいしいコーヒーを飲むことができるんです。
新市街の静かな雰囲気を味わいながら、テラス席で優雅に休憩。
私はカプチーノ、Taxiはエスプレッソで、どちらも8ディルハム(88円)。
ヨーロッパじゃカフェのテラス席で優雅にコーヒーなんてできないもんな〜。
コーヒーは豆を贅沢に使っているのか、すっごく濃いです。
濃いコーヒーのお供に、小さなペットボトルのお水を出してくれました。
このカフェの人はとてもいい人だったから、この水はコーヒーについてるの?別料金?とは聞けず…。
だから結局コーヒーを飲んでいる間は手が出せず、お会計を済ませてから、このお水はサービスであることが分かり、持ち帰ることに。
こんなことになるのも、あの朝の食堂の出来事が原因やわ、くっそ〜食堂のボケおやじめ〜!!
宿のそばに住み着いているネコ
日が沈んだので、夜ご飯へ♪
途中で、リヤカーで売っている小さなメロンを見つけ、「3つで4ディルハム。」って言ったので、安いなと思い買おうとするとお金を払う時になって「1つ4ディルハム。」と言われました。
出たっ!!こいつも後出しマンや〜。
今さっき、値段確認したとこやん…。
他のお客さんとのやり取りみてたら、一個4ディルハム払っている様子はまったくない。
私たちは日本では高級扱いのメロンが、世界ではけっこう身分が低いのを知っているんやで〜。
果物で言うと、イチゴは世界中でけっこう身分が高い。
そんなイチゴなのに、1キロ10ディルハムで売ってるのがモロッコ。
誰がこんなメッチャ小さいメロン一個に、4ディルハムも出すねん!!
と高速で考えた結果、買うの即決でやめました。
イワシの炭焼き
今日のディナーは、バスターミナルの近くにあったイワシの炭焼きのお店。
実は昼間に店のおじさんが声を掛けてきてくれてて、夜に行こうと思っていたのです。
ここのおじさんとおばさんは、とても人が良さそうなので安心♪
パンとサラダ、イワシ9匹で、たったの20ディルハム(220円)でした。
エッサウィラは港町なので、きっと今日採れた新鮮なイワシ、そして炭で焼いたできたてホヤホヤ、美味しくない訳がないっ!!
この辺りは、魚の塩焼きや肉の串焼きのお店が並んでいますよ〜。
MAP イワシのお店(バスターミナルの南側です)
まず過ぎるミックスジュース
この後まだ少し足りないので、何か食べるものないかなってウロウロ。
そこで見つけた世界一まずいミックスジュース。
今まで果物をミックスして作る飲み物がまずいことがあるなんて考えもしなかった。
でもこのジュースは一口飲んだだけでまずっ!!
何これ?なんか奥深くに肉の匂いがするような…しかもなんか苦いし…。
これで12ディルハム(132円)はモロッコの物価からすると高い。
でもみんな結構飲んで行く。何??健康ジュースかなんか??
おいしいイワシでやめときゃよかった。
朝は色々あったものの、夜行バス明けで久しぶりにのんびりした1日を過ごすことが出来ました。
明日もエッサウィラを楽しみます。
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