スーダン最終日!!カッサラのタカ山に登って絶景を満喫!!
スーダンのカッサラに滞在中。
昨日は窓の隙間から入ってくる蚊に苦戦しました。
久しぶりに蚊にいっぱい刺されて、痒くて眠れないという夜を過ごしました。
泊まってるホテルはわずか350円なので仕方ありません。
朝のコーヒーを飲みにホテルの下のコーヒー屋さんへ。
コーヒー屋のおやじ
カッサラのコーヒーは少し変わっていて、土器で出来たポットごと出てくるのを自分で入れて飲むスタイル。
ポットに入ったコーヒー。注ぎ口には香り付け兼フィルターの草が入っています。
もちろんコーヒーの中には生姜が入っていてジンジャー風味もありつつ、ポットの注ぎ口にも香草が入れてあって両方の風味を楽しめます。
おいしかったのはおいしかったけど、驚いたのは砂糖の量。
コップに半分砂糖入れてくれました。
コップの半分が砂糖という恐ろしい現実。
スーダンのコーヒーには砂糖が良く合うんだけど、まさかこんなにも入れていたなんて。
席が一緒になったのはここでお医者さんをしているスーダン人の男性。
少し会話を楽しんだ後、自転車で病院まで出勤して行きました。
そしてこの男性が、なんと私達のコーヒー代まで払ってくれていたのです。
次の日の朝早くに出発しなければならなかった私達はきちんとお礼を言えないまま。
本当にありがとうございました。
今日はタカ山を近くで見に行きます。
タカ山の近くまではスークから出ているミニバスで行くことができます。
スークで、スークから見えている山を指指して『マウンテン』『マウンテン』と聞けば、どのミニバスに乗ればいいのか教えてくれます。
そして乗る時も同じように行き先を伝えておけば、そこまで行く1番近い道で降ろしてくれます。
バスを降りた所からも見える山
道端から山の入り口まで10分程。
入り口では1人2ポンドを支払って入場。
エントランスはなぜかポットの形
入り口からは、たくさんのカフェが軒を並べています。
山の下に軒を並べるカフェ
私達が行ったのは午前中だったのでまだ準備中でした。
スーダンの伝統土器
この階段を上っていきます。
カフェを通り過ぎて黙々と歩くと、町を見下ろせる場所に到着しました。
町を見下ろせる山の中腹
そこからの景色
そこまで30分ぐらい。
だいたいみんなはここまでで引き返すみたいですが、山の向こうを見たかった私は、
「みんな山の向こう側まで登ってるで。行った方がいいで。」
と何も知らないTaxiをたぶらかして、登山スタート。
途中の道は結構というか、凄く険しかった。。。
「あんな岩山、越えれる訳ないやん。」
「みんな登ってるとか絶対嘘や。」
「峠の先はまた峠で、永遠に向こう側なんて見えるわけないやん。」
Taxiの愚痴は続きますが、そんなん無視です（笑）
登っても登っても先が見えない時はどうしよ。これで何もなかったらやばい。
って思いましたが、1時間30分程ひたすら登った所でやっと頂上到着!!
そしてそこから向こう側が見えそうな場所に移動。
そこには、私達がさっき町を見下ろした時に見た景色と全然違う景色が広がっていました。
山の向こう側の景色
山の向こう側の景色チョッピリ拡大バージョン
バランスを保つ岩
ふー登ってよかった。
Taxiも満足したようで苦情もこずでよかった。
しばらくボーとその景色を眺めていました。
また違う景色を見に移動。
そこでも景色を眺めていたら、何かが爆発する音が聞こえてきました。
ここってエリトリアとの国境の町。もしかして戦争始まった？
とか一瞬考えてびびったけど、麓の小さな山を爆破する音でした。
白い山が爆破されていました。
びっくりしたー。何か資源取ってるのかな。
さて景色も満喫したし下山です。
登りはどんな景色が見えるかなってワクワクしながら登ったけど、帰りは降りることしか考えてないから、こんな急なとこ登ったっけ？って思うぐらい急な場所でした。
帰りの景色を見て再確認。
山挟むだけでこんなに景色が違うんやね。こっち側は緑が多い。
緑が多いこっち側。行きの景色と少しずれてるから余計、緑が多い。
下りきった所には井戸があり、おじさんが水を勧めてくれましたが、お腹が心配だったので飲まず。
降りたところにあった井戸
岩山に見えるこの山でも水を貯めているのだと不思議でした。
もしかしたらメッチャおいしかったかもしれないし、飲んでおけばよかったかな。
私達が登ったのは11月。
暑いけどこの国ではまだ比較的暑さがマシな冬。
もしもこれが夏だったら暑くて登れなかったと思います。この季節でよかった。
帰りは行きに降ろしてもらった場所からミニバスに乗ってスークまで。
帰りのバスの車内から撮った山。山は遠くから撮るのが一番。
少し宿で休憩して夜ご飯へ。
昨日見ておいしそうだった肉屋さんへ。
カッサラは肉を石の上で焼くのが一般的みたい。
焼き加減が絶妙でおいしかったです。
そしてスーダン最後のアイスクリーム。
スーダンのアイスはお気に入り
最後に明日の朝ご飯用に伝統菓子を購入。
楽しかったスーダンもこれでお終いです。
行く前は未知の国で、治安の面などイロイロと不安でしたが、人がとても親切で行ってよかったです。
明日はエチオピアに向かいます。
エチオピアはスーダンとは逆で人が最悪だと聞き不安ですが、バスの交渉とか頑張らないと。
あー面倒くさい。
スーダンで警戒心がなくなってしまった分、気合をしっかり入れないと。
ってことでスーダンのカッサラから明日は国境を越えてエチオピアのゴンダールまで。
国境でゴンダール行きのバスに間に合わないと、国境の街に泊まらなければなりません。
そこにある宿は全て南京虫地獄だと聞きます。
どうかエチオピアのゴンダールまで１日で辿りつけますように。
おまけ。
今日カッサラ山に行く途中に出会ったヤギが耳が垂れててかわいかったー！！
