元旦はアルバミンチからジンカへ!! 初笑いなく初怒りだけのエチオピア[移動と宿情報有]
1月1日です。
世間では新年と呼ばれている日です。
でもエチオピアにいる私たちには関係ありません。
だって、エチオピアでは今日はなんでもない平日です。
だけど、今日も4時起きです。それは新年の朝日を見るためではありません。
バスに乗るためです。どうせ出発は7時頃だと分かりながら、朝5時には着くようにバスターミナルに向かいます。
バスチケットはバスの中でしか買えないので、アルバミンチのバスターミナルが開く時間に行って、チケットを買って席取りをしなければなりません。
ホンマにこの仕組みなんとかして欲しい。全員の時間の無駄です。
私達の目的地はトゥルミ。
昨日のリサーチでは行き方は2つあって、
①アルバミンチからジンカ行きのバスに乗り、途中のカイヤファールで降りそこから、ヒッチハイクして向かう。
②アルバミンチからオモラテ行きのバスに乗り途中のトゥルミで降りる。
できたら簡単な②で行きたいと思います。
が、誰に聞いてもオモラテ行きのバスは今日は出ないと言います。
仕方ないので②の方法で向かいます。
アルバミンチ行きのバスを見つけたら、私達が席取り、Taxiが荷物担当に別れて動きます。
ジンカ行きのバスに乗り、途中のカイヤファールで降りるのですが、運賃は終点のジンカまでと同じです。1人90ブル(450円)。
私達がバスに着いた時には、もうすでに半分ぐらいの人が席に座っていました。
まずは席を取ってチケット購入です。
ファースト、セカンドなどクラス分けされている大型バスはバスチケットがちゃんとあり、チケット代を嘘つかれることはたぶんありません。
私は無事に任務を果たし、Taxiを待ちます。
待っても待っても乗ってきません。車のエンジンもついていよいよ出発。って時に車内に現れたTaxiは相当ご立腹のようです。
初笑いよりも初怒りで始まった新年です。
いつもの荷物の争いに、しつこいおっさんが現れたらしく、相場が1つ5ブルのところをどうしても20ブルと言って聞かなかったようです。
他の外国人も同じようにやられていたし、もう出発の時間だったし、渋々2つ分の荷物代40ブルを払ったそうです。
新年からお疲れ様でした。
私達は宿を初日の出が昇る前に出たのに、今日の争いが終わり、バスが出発した頃にはもう日の出は終わっていました。
心穏やかに新年を迎えたいと言う望みは叶いませんでした。。。
もうすっかり明けてしまった空。バスからの景色は絶景。自然だけは裏切りません。
最初の争いはあったものの、車内は穏やかな雰囲気。
隣に座っていた英語のできる兄ちゃんと楽しく会話しました。
うん。この人はいい人だった。
兄ちゃんは大学生。
クリスマスを家族と過ごす為に、ジンカの近くの村まで帰るのだそうです。
この兄ちゃんに、クリスマスはジンカのマーケットが開かれないこと、カイヤファールでヒッチハイクしてトゥルミに向かうのはバスがなくて難しいから、ジンカに行ってから明日の朝のバスでトゥルミに行った方がいいことなどを教えてもらいました。
なので、バスの車内で急遽、今度の予定を変更。
ジンカを拠点にして動くことにしました。
エチオピア人、全員こんな人だったらいいのに。
その兄ちゃんが途中の村で買った謎の物体。
何か全然想像できなかったので聞いてみました。
謎の物体。
どうやら、これは、コーヒーセレモニーの時のおもてなしに使うようです。
炭にくべるといい香りがでるので、コーヒーセレモニーに欠かせないもののようです。
各町、各町で、名産があって面白いです。
ある町はマンゴーだったり、ある町は歯ブラシの枝だったり。バスがそこを通ると売り子がよってきて、バスに乗ったまま商品が買えます。
最後の荷物降ろしで、少し揉めましたが無事にジンカに到着。
ここに来る外人はほぼ、民族巡りを目的にしているので、バスターミナルにいる時から、ツアーの勧誘がすごかった。
左の男が「マサ」
Sibatabi様に許可を得て画像をお借りしました
様々な勧誘をかわしたのですが、最後まで付いてきたのは、日本人と仲良くなって「マサ」という名前をもらったという男の子。
英語が堪能でよく喋ります。
私たちは、GOH HOTELと言うところに泊まる予定で、それを伝えるともっと安いところを紹介してあげると言われたのですが、自分の目で確認したかったので、自分たちで探すと断り、GOH HOTELに向かいました。
結果、GOH HOTELが当たりでした。
最初、400ブルと言われ、えっ?事前情報では、115ブルだったのにと驚くと、安い部屋がいいの?と聞かれ、もちろんと答えると150ブルの部屋に案内してくれました。
シャワー、トイレは共用でシャワーは水。
そして水は時々でなくなるけれど、まさかのWifiつき(部屋ではできませんが、レセプション付近だとサクサクです)。
庭にはマンゴーの木があってとって食べることもできます。
もちろん、400ブルの部屋は、室内トイレシャワー付き。もちろん温水です。
スタッフの対応はとても良く、ジンカに行くならGOH HOTELが絶対におススメです。
話は「マサ」に戻ります。
彼とはこの日、偶然にも良く会いました。彼はガイドの勧誘などもしてきましたが、全然ひつこくなく引き際もあっさりしていたので、この時はいい子なのかなと思っていました。
また、彼はアリ族出身で、ムシル族の村にも出入りできるらしく、アリ族の家にホームステイすること、ムシル族に会いに行くこと両方できるプランを提案してきて、それは少し面白そうだったので、この時は彼のプランに乗ってもいいかなって思っていたのですが、後日そのプランには、乗らないことにしました。
ジンカについた初日の今日は、ホテルでも道端でも民族のところに行くガイドの勧誘がひどくうんざりしてました。
明日は、ブルジャンプ見学にトゥルミに行くので今日はジンカの町を散歩します。
勧誘がうっとうしかったので、メインから1つ裏道に入ってみました。
裏道はこんな感じ。
どこにでもいる牛と鶏。仲良しさんでした。
マンゴーの木。今の時期は季節らしくたくさんの実がなっていました。
バナナ。果物天国です。
交通標識のお巡りさん
若者はよくバイクに乗っています。
どの町でも牛が移動しているのは日常の風景
そして、今日のグルメ。
サモサ。1つ3ブル(15円)
道端で販売したのを買ったのですが、具がしっかり入っていておいしかったです。
この後、ジンカに滞在中、何回か食べたくて屋台があった場所まで行ったのに二度と出会えることはありませんでした。
夜ご飯はレストランへ。
GOH HOTELの隣の隣のローカルレストラン。
地元の人で賑わっていたので入るとこれが当たり。
インジェラセット。
野菜をふんだんに使った具がたくさんのったインジェラ。
その具もおいしくて、しかも激安。最初30ブル(150円)と聞いていたので、お会計の時50ブル札を渡すと、37ブル返ってきました。
お釣り間違えているよってお金渡そうとすると、どうやら13ブル(65円)だったようです。
サーティーンと、サーティーってややこしいもんね。
ジンカの町にはまた戻ってきますが、明日は、トゥルミのマーケットに行って、その時にたまたま伝統行事であるブルジャンプが開かれていたら見に行きます。
開かれていることを願って明日も早起きして出かけます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません