ウザくない!!癒しのカラフルなヌビア村とエジプトの夕焼けが美しい訳
ケーキかな??石かな??
どうも旦那です。
長く滞在したエジプトも今日が最終観光日。
今日は、アスワン市街からナイル川を挟んで向こう側にあるヌビア村に向かいます。
もともとこのアスワンからアブシンベル神殿、スーダン北部に掛けてはヌビア地方と呼ばれています。
ヌビア人はアラブ人よりも色が黒く、顔立ちも少し違うのですれ違う人を見ていても分かりますね。
ヌビア人は、誇り高き民族でアラブ人でもアフリカ人でもない意識を持っているそうです。
ヌビア村への渡し舟乗り場は、アスワン駅からまっすぐ川に向かった先にあります。
料金は、ヌビア人0.25ポンド・エジプト人2ポンド・外国人はなぜか5ポンドと言う噂、笑。
ただ、地元の人で料金を払っている人を見なかったので実質無料なんでしょう。
船着き場のおじさんに料金を尋ねると、やはり二人で10ポンド。
でも、多少融通が利きそうなおじさんだったので、アイラブアスワン・アイラブヌビアを連発して二人で5ポンドにしてもらいました。
情報では、まったく値段は負けないし、乗船拒否をされたという話もあったのでラッキー。
カイロ以来のナイル川クルーズ。
船内は、イランの様に男女の場所がはっきりと分かれていました。
ちょうど下校時間だったので女学生がいっぱいで、視線をガンガン感じました^^;
やっぱり地元の人に混じって乗る船は、旅情を感じて良いですね。
対岸に到着。
ここには世界遺産の岩窟墳墓群があるのですが、今回の目的はヌビア村散策。
ヌビア村の家はカラフルで、散歩をしているだけで楽しいのです。
そして、エジプト人と違いヌビア人はウザくないという噂。
本当でした!!
渡し舟を降りたところの岩窟墳墓群のガイドの勧誘もしつこくなかったです。
途中でプライベートスクールのパーティ中だから寄っていかないか、と男性に声を掛けられ、警戒度マックスで付いて行ったのですが、何をそんなに恐れているの??と笑われてしまいました^^;
お茶も頂いて、若い学生さん達のの楽しむ姿も見れて良かったです。
そして、帰りの渡し舟。
こちら側のおじさんはヌビア人のはず。
何も聞かずに行きと同じく料金5ポンドを渡しました。すると、
なんと1ポンドのお釣りをくれました!!
エジプトではこれは奇跡、奇跡なんです!!
アスワンのウザいエジプト人に疲れた僕たちには、ヌビア人が仏様に見えました。
ウザいエジプト人とのバトルに疲れたら、ぜひヌビア村に行ってください、オススメ。
すっかり癒された僕たちは再び渡し舟でアスワン市街へ。
ここでエジプト最後の夕焼けを堪能します。
僕たちの中では、エジプトの夕焼けは世界の国々の中でもナンバー1じゃないかと思っています。
理由は、毎日様々な姿を見せる雲。
夕焼けは雲あってこそのものなのですが、その雲が毎日素晴らしい。
調べてみると、この美しい夕焼けは昔はなかった様なんですね。
この雲を作り出しているのは、あの世界最大級のダムであるアスワンハイダム。
この辺りは砂漠気候で雲一つなかったそうなのですが、ダムができたおかげで、ダムからの水蒸気で雲ができるようになったそうです。
ダムの思わぬ副産物が美しい夕焼けだったというのは面白いですね。
一ヶ月近くも滞在したエジプト。
最初は、ウザい国という評価に神経質になっていたのです。
でも、実際訪れてみるとウザいのは一部の商売人だけで、優しい人もたくさんいたし、人懐っこいし、エジプト人を嫌いにはなりませんでした。
そして、ピラミッドや大きな遺跡をはじめとする観光資源は素晴らしいの一言。
近年のテロの影響で、観光客は激減しているそうですが、早く平和になってたくさんの人に訪れて欲しい場所ですね。
明日は、アスワンからスーダンに移動します。
このバスがびっくりするほどすごかったですが、それは次の日記で。