ボツワナのJICA支援の孤児院を見学とハボローネの街ブラ

ボツワナグルメ, 社会見学

 

ボツワナの首都ハボローネJICA隊員のキャンディさん宅に滞在中。

 

朝、キャンディさんの出勤時間に合わせて家を出ました。

ミニバスで中心地に向かい、ハボローネをブラブラ観光します。

ボツワナ ハボローネ

バスランク

 

まずはショップをブラブラ。
大きなショッピングモール、スーパーがいくつもありました。

ボツワナ ハボローネ ショッピングモール

ボツワナ ハボローネ ショッピングモール
すごく近代的。

あぁ、もうアフリカ終わってしまったんだなぁ。。。と少し残念になりながら、大好きなハングリーライオンのソフトクリームを見つけてテンションが上がる。

ボツワナ ハボローネ ハングリーライオン ソフトクリーム

プレーン3.5プラ(40円)、キャラメルディップ6.5プラ(70円)

 

鉄道もありました。でも貨物列車かな。

ボツワナ ハボローネ 駅

 

 

朝10時頃。お惣菜屋さんみたいなお店がポツポツと開店しだしました。

気になったので食べて見ることに。

私達が選んだお店量り売りのお店。

ボツワナ ハボローネ 屋台

おかずを2種類選んで10プラ
それと揚げパン。

ボツワナ ハボローネ 屋台 料理

 

この揚げパン、フワフワでおいしい。
アフリカのいろんな国々で買った揚げパンですが、ボツワナのが1番おいしいかも。

おかずも文句なし。肉タップリの肉肉しいおかず。

 

 

食べ終わって向かうのは、『ボツワナ国立博物館』

ボツワナ ハボローネ ボツワナ国立博物館

博物館の前のオブジェ

ここでもJICAの方が働いているので、お話を聞きに行きます。

 

博物館へ移動し、受付で隊員さんの名前を言って連れて行ってもらった隊員さんの家。
まさかの博物館の中に家がありました。
安全の為にこの中に住んでいることは、現地の人には秘密らしいです。

 

ここでの隊員さんのお仕事はデザイン。
ポップやチラシなどの作成です。
ここの博物館関係だけではなく、他からも仕事の依頼があります。

例えば、ボツワナのどこか場所は忘れましたが、世界遺産登録の申請をするのに、そこのロゴを作ったり、必要な書類を作成したりを前の隊員はしていたそうです。

どこかの壁にその人が描いたデザインが描かれていたりと、とてもやりがいがありそうなお仕事です。

 

一代目の頃は、ここのスタッフがパソコンの使い方もあまり分からなかったみたいで、そういう指導もしていたそうですが、現在4代目。
もうすっかり自分でデザインできるようにもなり、指導は必要ありませんが、一戦力としてボランティアが欲しいそうです。
なので、仕事内容は日本にいた頃と変わらないようです。

 

シニアでないJICAボランティアは、途上国の発展の為の手助けもありますが、日本の若者の教育と言う意味もあり、平等にチャンスを与える為に、同じ項目でのボランティアは1人1回きりなのだそうです。

日本の若者の教育という意味はここに来てはじめて知りましたが、すごく良いことだなぁと改めて思いました。

シニアは、日本でしてきたスキルを活かして、その地域に足りないことをガッツリ補うので、同じ人が同じ項目のボランティアを何度しても良いようです。

 

ここの隊員さんは、元々個人でデザインの仕事をしていて、これだったら、外国で働くのもありじゃないかと思い調べるとJICAで活動の場があることを知り、応募したそうです。

みんな応募の動機はそれぞれで面白い。
そしてここに来て始めて、第一希望通りに赴任できた人に会いました。

 

ここの隊員さんは、家にネット回線を引き、休みの日はお洒落なカフェに行き、と日本と同じとまではいかないけれど、不自由なく海外での生活を楽しんでいるようでした。

 

 

博物館は現在改装中で1年くらい閉館中(驚!?)。

少しだけ外にも展示されていたので、見せてもらいました。
ボツワナの初代大統領から現在の大統領までを展示する場所があり、そこでボツワナの歴史を少し知ることができました。

ボツワナは独立してまだ50年。
大統領も4代目だそうです。
大統領は国民が選挙をして選ぶ仕組みはなく、大統領が次の大統領を選ぶのだそうです。

そして、それぞれの町には、王がいるのだそう。

 

 

隊員さんと別れて、お昼ご飯はメイン通りにあるバイキング式のお店へ。


小さな入れ物15プラ(165円)。大きい入れ物20プラ(220円)で、取り放題。

 

私達は大きな入れ物で少しずつ入れて全種類制覇を目指しました。
おかずが多過ぎて全種類とまではいかなかったけれど、かなりの種類を味わうことができました。

なので見た目は悪い。でも味は良い。
最後の方はいろんな味が混じって何がなんだかな感じでしたが。。。

 

ボツワナは食べ物の種類が多い。
しかも、おいしい。

マラウイ以降、食堂で食べれるものはだいたい同じだったのですが、ハボローネいい感じやないかー。
久しぶりに食を楽しめそうな予感。

 

 

食べ終わってお店ブラブラ。
メインモールと呼ばれる通りでは、アフリカの布を使った洋服や小物などが、たくさん販売されていて、まるでフリマ会場ようでした。

ボツワナ ハボローネ メインモール

ボツワナ ハボローネ メインモール

ボツワナ ハボローネ メインモール

 

 

明日の買い出しをしてから向かったのは、キャンディさんがいる『CHILD LINE』

ボツワナ ハボローネ child line

ボツワナ ハボローネ child line
ここは、育児に悩みをもった親御さんが相談しに来たり電話相談を受け付けている場所。

 

ボツワナでは、結婚する時に旦那さんになる人の家族が、お嫁さんになる人の家族に牛を何頭か払う習慣があります。
牛の頭数はお嫁さんの親が決めるらしく、それが払えないと結婚できないそうです。
現在は牛を買っている人は少なく、牛1頭を5万円と計算して支払っているそうです。

 

結婚して初めて男の人は1人前と認められ、様々な発言権を持つことができます。
でも、そのステータスよりも結婚する為に支払う金額が大きい為に、結婚できない人もいるのだそうです。

なので、シングルマザー率も高いそうです。

女性の社会進出も進んでいて、様々な職種で女性が働いていることが多く、シングルマザーでも収入面で子供を育てていくことはできるのだそうです。
ただ、田舎には存在する、みんなで子供を育てようという雰囲気が、都会には無く、近所付き合いが気薄だったりして、周りに相談したり頼ったりできず、育児放棄をしたり虐待に繋がったりすることもあるそうです。

 

ただ職場は子育てをするお母さんには働きやすい場所で、子供が熱でたから早引きします。などはしやすい雰囲気のようです。

 

また、インド人系の人など様々な民族が一緒に生活している為、姑さんと宗教の違いによる習慣の違いでの悩みもあるらしいです。

 

そんな親の悩みや虐待されている子供の悩みを聞く、コールセンターがキャンディさんの主なお仕事。

ボツワナ ハボローネ child line

キャンディさんのデスク

それ以外に、書類の整理が苦手なボツワナ人に変わり、現在は子供1人1人の書類をまとめる作業をしているそうです。
整理整頓は基本。でもそれが苦手なのはアフリカ人。

一度綺麗にまとめて仕組み化して、それが定着することを願っているそうです。

 

 

心に傷がある子供を、週に何度か心理カウンセラーが来てカウンセリングする部屋もありました。

カウンセリングルーム

 

 

また、孤児院も併設されていて20人を定員として子供達が暮らし、養子として迎えてくれる家族を待っています。
当初は20人定員、5歳までの子供達を受け入れる様に作られた施設です。

ボツワナ ハボローネ child line

子供達の寝室。シーツはアンパンマンでした。

何年か実際に運営した結果、現在は1番上の子は11才で、25名の子供達を受け入れているそうです。
定員オーバーしているからって、狭い場所に詰め詰めで生活している感じではなく、スペースに余裕があるなって印象。

ここの施設では週末にイベントがあったり、いろんな物が支給されたりと、一般家庭で暮らすよりも良い生活ができる場合があるそうです。

ボツワナ ハボローネ child line

プレイグラウンド

ボツワナでは、シングルマザーで子育てするケースも多くて、施設で育ったからという差別的なもの、劣等感などもなく、普通の現状として子供達も受け入れているようです。

子供達は施設で生活しながら、里親になってくれる人を待っています。
すぐに見つかる子もいれば何年も決まらない子もいるのだそうです。

 

宣伝活動も積極的に行っているので知名度はすごく高く、バスで隣のお兄ちゃんにどこ行くの?と聞かれた時にCHILD LINEと言うと、すぐに分かってくれました。
始めた頃は知名度が少なく、施設の前でホットドックを売ったりして活動資金を稼いでいたみたいですが、現在は企業の寄付や施設内にある貸しホールを貸すなどして稼いだ収入などで運営できるまでになったそうです。

 

 

施設の子供達は人懐こくてとても元気。
私達ともすぐに打ち解け、一緒にしばらく遊びました。

 

キャンディさんの職場はタイムカードがあり、午前8時〜午後5時まで労働時間がしっかり決まっています。
これもアフリカではとても珍しい。

 

 

5時過ぎにキャンディさんと一緒に家に帰り、今日はキャンディさんがスパゲティーを作ってくれました。

日本にいた時はまったく作らなかったそうですが、JICAで一人暮らしするとみんな料理がうまくなるのでしょうか。
とってもおいしかったです。

 

 

その後も話しは尽きず、日本であまり接することのなかったソーシャルワーカーのお仕事内容や、ボツワナのこと、いろんな国のこと、恋愛までイロイロ話せて楽しい夜でした。

 

この旅終えてからのTaxiの仕事の候補も見つけることができたし、よかった。よかった。
っていうか、私もやりたいなー。出産という行事さえなければ、一生働き続けたい私です。
この旅に出て、更にやりたいことが増えて困っています。

 

 

明日は、サイの保護区『Khama Rhino Sanctuary』に出かけます。
サイに逢えるかなー。ワクワク。