世界一周旅行者が選ぶバルカン半島旅行おすすめの国ランキング

2016/05/15世界をランキング

バルカン半島 おすすめ ランキング

 

バルカン半島というと、中学校の社会科で「ヨーロッパの火薬庫」と習いました。

第一次世界大戦の原因となったサラエボ事件が起きたり、つい20年前にユーゴスラビア紛争という内戦が起こったりしました。

現在でもセルビアボスニア・ヘルツェゴビナでは、戦争の傷跡を街の中で見ることができます。

 

そんな場所ですが、現在は混乱もおさまり、人々は成長に向けて頑張っている印象を受けました。

また、クロアチアスロベニアなどの美しい自然を持つ国は、最近日本でも人気です。

ヨーロッパ人の間では、アルバニアが欧州最後の秘境と呼ばれ近年ブームになっています。

 

美しい自然から戦争の爪痕まで様々な姿を見せるバルカン半島は、物価も安いので旅に慣れている方はぜひおすすめしたい国です。

 

それではバルカン半島旅行おすすめの国ランキングの発表です!!

 

第1位 クロアチア

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滞在期間 2015.8 約2日間

人々のやさしさ 

若干冷たくてケチぃ。人々の冷たさは隣国モンテネグロ寄りか。観光立国らしく英語は通じやすい。

 

物価の安さ 

高い。下手なイタリアよりも高い。特にハイシーズンの宿泊代は目玉が西川きよし師匠状態。ドブロブニクではロープウェイや城壁に登る料金にあるある探検隊の西川くん状態。あえて宿泊せずの夜行列車バスの弾丸観光もありだろう。西川的に。

 

治安の良さ 

良い。首都ザグレブは首都にしては珍しく駅やバスターミナル周りも平和な雰囲気。夜はあまり人気がないが、それでも危険を感じることはなかった。ドブロブニク、プリトヴィツェは言わずもがな。

 

料理の美味しさ 

普通。ファストフードの質は良い。

 

観光の見所 

清流プリトヴィツェは世界一周の中でもハイライトの一つだろう。ドブロブニクの風景も評判通りの美しさ。首都ザグレブも町歩きが結構楽しい。全体的に質の高い観光地が並ぶ。

 

ネット環境 

良い。駅やバスターミナルでもwifiが使える。

 

旅のしやすさ 

国際間のバスや列車もあり、旅はしやすい。ただし、ハイシーズンは世界中から観光客が集まるので、とってもしんどい。体力的にもお財布にも。。。

 

ヨーロッパ人がみんなお勧めする国 

カウチサーフィンで出会ったヨーロッパ人に、ヨーロッパの観光地でどこがオススメか聞くと必ず出てくる国。その評判に違わない見事な場所が多かった。しかし、みんながオススメする分、ハイシーズンの人混みは半端ない。あえて時期が選べるのなら夏は避けたほうが無難。

 

感想

プリトヴィツェ、ドブロブニクとも素晴らしく綺麗だった。満足度は100点。これで人々がもう少しあたたかかったらなぁ、本当に惜しい。まぁ、ハイシーズンでテンパっているのかしれないけれどもね。

 

クロアチアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第2位 スロベニア

スロベニア

滞在期間 2015.8 3日間

人々のやさしさ 

人々は基本的に親切。駅やバスの窓口では英語が通じる。

 

物価の安さ 

イタリア北部やクロアチアよりは安いがハンガリーよりは高い。出国した国によって感じ方が違うだろう。ピザは安いので節約派は主食とすべし。

 

治安の良さ 

良い。駅の周りも怖さはなかった。

 

料理の美味しさ 

特にスロベニア料理と銘打ったものはなかった。ブレッド湖ではマスが食べられるがいかんせん高い。

 

観光の見所 

国土は狭いながらも、質の高い観光地が多い。首都リュブリャナは、女子ウケの良さそうな可愛い街並みと気色の悪い彫刻がコラボする変な街。ブレッド湖に浮かぶ教会の風景は素晴らしい。鍾乳洞も充実していて、アクテビティを楽しむならトロッコに乗れるポストイナ、ダイナミックさを味わいたいなら世界遺産のシュコツィアンがある。個人的にはシュコツィアンがオススメ。かなり巨大で照明の使い方が素晴らしく、地下帝国があっても不思議ではないような風景。自然風景で珍しくアメリカに勝るヨーロッパの至宝。

 

ネット環境 

良い。駅にもフリーwifiがある。

 

旅のしやすさ 

どの観光地も首都リュブリャナから日帰りで行けるので、旅はしやすい。イタリア、ハンガリー、クロアチアとのアクセスもいいので是非立ち寄ってほしい。

 

これから注目されると思う 

スロベニア??そんな国あんの??どこ??チェコ・スロバキアと間違いそうになってややこしいなぁ。くらいにしか知らなかった国。しかし、訪れてみるとイタリアの田舎のようなのどかな風景と、素晴らしい自然に囲まれた良国だった。日本人好みの国だと思うので、これから注目されるんじゃないかと感じる。すでに、クロアチアとセットでのツアーが日本から結構出ているしね。イチオシの国ですよ。

 

感想

世界一周に出るまで知らなかったけど、行ってみたらとても良かった国ナンバーワン。満足度は120点。特にシュコツィアン鍾乳洞は洞窟好きにはたまらんですよ。洞窟好きなら死ぬまでに行きたいリストに必ず書き込んでおくべし。

 

スロベニアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第3位 アルバニア

アルバニア 国旗

滞在期間 2015.7 6日間

人々のやさしさ 

人々はとても優しい。アジア人に対しても、偏見や犯罪がらみよりもただひたすらに興味津々と言った感じで話しかけてくることが多い。

ホスピタリティにあふれた宿も多く、つい長期滞在してしまいたくなる。

しかし、タクシー運転手だけはタチの悪いのが多いので注意すること。

 

物価の安さ 

バルカン半島の中ではダントツで安い。もちろん質も落ちるが悪くはないレベル。

 

治安の良さ 

物価の割に悪くはない印象。首都ティラナも昼間歩く分には危険はなさそうだった。

地方都市に関しては夜間でも通常警戒モードで大丈夫。

 

料理の美味しさ 

食事に関しては期待できない。朝食が酒とコーヒーというとんでもない国。

ギリシャ伝搬のギュロスでしのごう。

 

観光の見所 

ブルーアイ、ジオカストロの城塞、千の窓を持つ街ベラトなどポツリポツリと観光地がある感じ。

その分のんびりと旅をすることができる。ヨーロッパ人の間では最近人気の国である。

 

ネット環境 

あまり良くない。宿のwifiも不安定で速度も遅い。

 

旅のしやすさ 

ちゃんとしたバスターミナルが少なく、長距離移動も乗り合いワゴンでこなさなければならないので、中級者向け。

英語ができる人もあまりいない。

 

国の歴史が衝撃的 

元イスラム国家だが、第二次世界大戦でドイツに占領される。

その後ソ連に解放されるもソ連と対立して、なんとソ連を仮想敵国に設定。

核を打ち込まれてもいいように核シェルターを町中に作る。

 

代わりに中国と仲良くなる。その間に鎖国とか無宗教主義などのトンデモ政策をグローバル時代に実行。

結局中国とも対立して援助を受けれなくなりヨーロッパ最貧国へ。

鎖国を解いて経済開放するも、国家的なねずみ講で国民の3分の1が破産し大暴動。

今は、なんとかしてユーロに加盟したくて、健気にそこら中にユーロの旗を掲げていたり、勝手に車のナンバープレートをシェンゲン仕様にしたりと、ネタには尽きない、愛すべき国である。

 

感想

全くイメージがなかった謎の国家は、実は人懐っこい暖かい国だった。満足度は110点。

物価の安さもさることながら、人々の優しさが印象に残った国。

また、ゆっくり滞在してみたい。こんなに大変な歴史を辿ってきたのに、どうして人に優しくできるのか??そういう意味で謎な国。

 

 

アルバニアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第4位 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

ボスニア・ヘルツェゴビナ

滞在期間 2015.8 3日間

人々のやさしさ 

人々はとても優しい。宿もホスピタィリティが高い。内戦で夫を失った人もたくさんいて、それでも頑張って家族を支えるかぁちゃんが多い。そんなかぁちゃんたちは特に優しい。モスタルでは日本から寄贈されたバスに乗ることができる。ので、多分日本人には好意的。

 

物価の安さ 

安い方。特に躊躇することなく買い物や飲食をすることができる。

 

治安の良さ 

町中の壁に銃弾の跡が残っていて物々しい雰囲気だが、治安に関しては良い方だと感じた。モスタルにはバスの遅延で夜中に到着したが、おばちゃんたちが普通に歩いていて、すごく安心したのを覚えている。

 

料理の美味しさ 

普通。旧ユーゴ圏の名物は、どこも味の濃い肉の盛り合わせなのであまり気分は盛り上がらない。

 

観光の見所 

サラエボでの生々しい内戦の傷跡がメインになるが、旧市街は京都に似ていて面白い。また、モスタルのイスラム調の街並みはヨーロッパから入国すると新鮮。見所自体は少ない。

 

ネット環境 

普通。

 

旅のしやすさ 

バスは、本数が多いがちょっと高い。電車は安いんだけど本数が少なく使いにくい。節約旅人としては悩むところ。サラエボはバスターミナルが結構郊外にあるのもネックか。

 

旅人の評判の良さ 

事前情報では、ボスニアはなぜか旅人の評判が良かった。が、行って納得した。とにかく人が温かい。内戦でボロボロになって、他人に構ってられないふてくされた国がたくさんある中で、どうしてこんなに優しくなれるのか不思議。旧ユーゴ圏で一国だけ訪れるなら、ボスニアがオススメ。

 

感想

壁の銃弾の跡と人々の優しさ。そんな不思議なコラボレーションが印象深いの国。満足度は110点。旅をしていて、人というものに疲れたら、ここでゆっくり過ごすのもいいと思う。

 

ボスニア・ヘルツェゴビナを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第5位 マケドニア

マケドニア オフリド湖

滞在期間 2015.7 4日間 

人々のやさしさ 

人々は基本的に親切。アルバニアと同様、宿のホスピタリティは高い。

英語はやはりあまり通じない。

 

物価の安さ 

アルバニアよりは少し高く感じるが、それでも安い。

 

治安の良さ 

観光地オフリド湖では、夜でも治安に不安を覚えなかった。

首都スコピエは行ってないので不明。

欧州中で悪さをしていると言われるのロマと呼ばれる人々の一大拠点がスコピエにはあるらしいが、治安はどうなんだろう??

 

料理の美味しさ 

マケドニア料理というほどの特徴ある料理が見当たらなかった。

オフリド湖ではマスが有名。ファストフードの質は悪くない。

観光の見所 

少ない。

とりあえずオフリド湖。風光明媚な場所なので行く価値あり、物価も安く街も落ち着いているのでのんびりするのもいい。

あとは首都スコピエの変な建物たちが定番の観光地。

ネット環境 

アルバニアよりは良いが若干遅い。

 

旅のしやすさ 

国際バスの発着場が離れていたり、時間が早朝すぎたり、本数が少なかったりで色々面倒臭い。

交通費自体は安い。

宿は、民宿系が多く、バスターミナルに客引きがけっこういるので、宿は事前に決めなくても大丈夫っぽい。

 

人と話すときに気を遣ってしまう 

マケドニアは、国家とか民族の問題が複雑。

元マケドニア王国のギリシャとはマケドニアという国名で争っていて仲が悪いし、アルバニア人の移民が多くいるんだけども、関係はあまりうまくいっていないようだ。

市場のにいちゃんはアルバニア人だったので、アルバニアから来たこととアルバニアはいい国だったことを伝えるととても喜んでいた。

しかし、それがマケドニア人だったら不愉快な顔されたかも。

 

旧ユーゴスラビア圏では、今話しているのが何人かを気にしないといけないのでちょっと面倒臭い。

ギリシャとの関係に関しては宿盗難のせいでギリシャ嫌いなので、僕はマケドニアの肩を持ちたいと思いますが、何か。

 

感想

とりあえず行っとこと入国した国。

アルバニアからの入国はバスの乗り継ぎがうまくいかず手こずった。ベラトから行くより首都ティアナから行くのが分かりやすい。

満足度は100点。オフリド湖はヨーロッパの中でものんびりできる場所の一つ。骨休めにどうぞ。

 

 

マケドニアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第6位 セルビア

セルビア

滞在期間 2015.8 2日間

人々のやさしさ 

特に印象がない。ボスニアみたいに温かくもないし、モンテネグロみたいに冷たくもない。周りの国の人々がセルビア人のことを悪く言うので、どんな鬼畜な民族かと思ったが、全く普通の人々であった。当たり前だが。

 

物価の安さ 

安い方。

 

治安の良さ 

首都ベオグラードは街に落書きが多く、駅周辺に移民がたむろっているのがちょっと怖い。夜に歩いても危険を感じることはなかったが、それでも十分な注意が必要と直感で感じた。

 

料理の美味しさ 

相変わらずユーゴ圏は味の濃い肉の盛り合わせが名物なので傷食気味になる。

 

観光の見所 

少ない。首都ベオグラードの空爆跡とコソボ自治州くらいかもしれない。ハンガリーにつながる美しき青きドナウ川は、実際は泥色でがっかり。。。

 

ネット環境 

普通。マクドナルドにも使えるwifi有り。

 

旅のしやすさ 

旅をするところがないので、そういう点では旅はしやすいのかもしれない。

 

子供の時にTVで見たあの風景 

ユーゴスラビアの内戦は、30代である僕が学生の時にリアルにテレビで見た戦争だ。その頃は、遠い国の話で、とにかくNATOが悪い奴らをやっつけているとしか思わなかった。でも、実際ちゃんと知ると本当に複雑で、誰が正義で誰が悪かなんて分からないことを知る。そして、結局ただただ一般市民が被害を被るだけってことをベオグラードに残されたビルの空爆の跡を見て感じる。そして、僕は途方にくれる。

 

感想

とりあえず通り道って感じで行った国。思っていたよりも空爆を受けたビルが大きくて驚いた。満足度は90点。観光する国ではないなという感じ。興味を持たない人が行くと、とても退屈な国かもしれない。

 

セルビアを旅したときの日記はこちら↓

 

 

第7位 モンテネグロ

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滞在期間 2015.7 約1日間

人々のやさしさ 

人々は冷たい。特にバスの受付は失笑もの。ロシアでも残っていなかった旧共産圏の仕事ぶりがそこにはある。どこへ行っても態度が悪く冷たいバスの切符売り場のスタッフに呆れる。笑顔はいらない、仏頂面で行こう。

 

物価の安さ 

普通。通貨がユーロなので、ATMで調達可能。コトルは宿代が高くて困る。

 

治安の良さ 

コトルは夜でも全然大丈夫な感じ。他の場所は不明。

 

料理の美味しさ 

特に食べたいと思うものがなかった。

 

観光の見所 

コトルのみ。そのコトルもクロアチアのドブロブニクのおまけ程度に扱われている。しかし、行って損はないと思う。

 

ネット環境 

普通。

 

旅のしやすさ 

旅をするほど行くところがない。アルバニアからコトルに行くには乗り継ぎが多くて面倒臭い。コトルからドブロブニクには一本で行ける。

 

頑張っていいところを考えてみよう 

ユーロが調達できるので、これから東欧に行くのにATMで引き出しておくと便利。以上。

 

感想

入国した最初のバスターミナルで出会った日本人が「この国ではもうこれ以上お金を落としたくない」と言っていて、モンテネグロで何があったんだと思ったけど、バスの受付を見て一瞬で納得した。満足度は50点。今の所ワースト1です、おめ。ミニバスでもバス代3ユーロに対して荷物代として1ユーロという高額な料金を取られるし、ケチぃよ。旧ユーゴ圏の人々はみんないい人ばっかりなのに、なんでこの国だけこんなに残念なのか不思議。

 

モンテネグロを旅したときの日記はこちら↓

 

 

このページでは、taxiの主観的で偏見満載の各国の感想を記載します。役に立ったり、役に立たなかったり。国の印象は出会った人々、滞在期間、宿、天気などに大きく左右されますので話半分で読んで下さい(;^_^A アセアセ

※注意:情報は常に劣化します。治安や災害情報、為替レートなどは常に最新の情報を得る様にして下さい。

 

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