ザンジバルでスパイスツアーに参加!!見て・嗅いで・食べて、楽しく勉強
タンザニアのザンジバル島ストーンタウンに滞在中。
ザンジバル島は、リゾートだけでなくスパイスの栽培地としても有名です。
スパイス好きの私たちは、スパイス農園をガイドと周るスパイスツアーに参加することにしました。
このツアーの定価は15ドルですが、今泊まっている宿『Pearl Guest House』が紹介してくれたツアー会社に頼むと1人12ドルで行くことができました。
お迎えは朝の9時。
だけど、その前に朝ごはんを食べに行きます。
狙うは、昨日屋台で見掛たけど、満腹で食べ損ねたタコのスープ。
昨日スープ屋さんがあったところに行きましたが、まだやっていませんでした。
はぁ、、、昨日お腹一杯でも無理にでも食べておけば良かったなって後悔しながら、適当なお店に入ります。
すると、奇跡!!!
そこにもタコのスープありました。
気になる味は???
うーん、普通でした。
昨日の夜に食べた牛スープの味と同じスパイス使ってる??
タコの味を活かし切れてない感じでしたが、タコはとっても軟らかくておいしい。
どうしたらタコをこんなに軟らかく煮れるのか教えて欲しいぐらい。
タコを食べたらちゃんとタコの味がしました。
あとは、コロッケと、サモサと、ホットケーキ。
タコスープもあわせてこれ、全部で3300シリング(165円)。
地元の食堂で食べた時のタンザニアのご飯代が安すぎてビックリします。
時間になったので、宿に戻ってお迎えを待ちます。
9時集合って言っても、どうせその時間にはこないだろうなって思っていたら、意外と9時少し過ぎたぐらいにガイドが迎えに来ました。
おぉ、すごい。
タンザニア、結構時間に正確です。
スパイスツアーは私達を合わせて全部で8人。
全員2人1組だったので、我関せずそれぞれのペアとしかコミュニケーションを取らない感じでした。
スパイスツアーですが、最初に訪れたのはスパイス農園と言うかスパイスの森。
スパイスの森の入口には職人さんがいました。
職人というより、ザンジバル島自体、いろんなものを入れるのにバナナの葉っぱで作った入れ物を活用しています。
バナナの皮じゃないところも、紙袋だったりビニール袋をあまり使っていないので、自然に帰りにくいビニールのゴミがほとんどでなくて、いい仕組みだなって思いました。
それにしても、バナナって万能。アフリカの人の生活にバナナは欠かせないんだと思う。
スパイスツアーは、いろんなスパイスが生えている森を歩きながら、ガイドがスパイスについて説明してくれます。
まず見つけたのは、
ライム
そして、この木はみんなも知っているスパイスの木。
この木の皮がスパイスです。
正解は、シナモンでした。
次はこの草、
虫よけにもなる、レモンのような匂いのするこの草は
名前そのまま、レモングラス。
そして、この人参のような生姜のようなスパイスは、はじめて聞きました。
クックマー
これは赤い色がでるので、食品の色付けに使う様です。
この葉っぱは、匂いをかがせてもらうと、何かかいだことのある匂い。
名前忘れてしまったスパイス
これは、誰でも知っているチョコレートの原料にもなる、
カカオの実
これは、お菓子作りにかかせないもの。
このサヤエンドウみたいなのを乾燥させるといい匂いになります。
他のスパイスに比べて手間がかかるので単価は高いそうです。
バニラビーンズ
これはとっても高いスパイス。
まさか、こんな生え方してるなんて知らなかった。
この実についている赤いのが有名なスパイス。
周りについたのをとるとこんな感じ。
これは、すっごく高級なスパイスで、ご飯と一緒に炊くとご飯が黄色になります。
高級料理店行ったらこれ使ってるけど、普通はターメリックで代用するこれは、サフラン。
次は、地面すれすれになってたこの実。
実を開くとこんな感じ。
スパゲティー作る時とか、トマトソース系の料理にバジルと一緒にいれると、イタリアっぽい味になります。
正解は、オレガノ。
今度はこれ。外側は、トゲトゲでこんな感じ。
中身は、こんな感じで赤い実がたくさん入っています。
これは、食べたりできないんだけど、昔は口紅の代わりに塗ってたんだって。
今は?って聞いたら、今は市販の化粧品使ってるって言ってた。
その方が簡単だからって。
そして、これ。
食べて苦いってなったの。これは万能スパイス。
日本でその名をきいた時は、いっぱいいろんな種類のスパイスを混ぜて作ったのかなって思ってたけど、一種類この実の中の種を乾燥させて作ったものでした。
オールスパイス
スパイスツアーはスパイスだけじゃなくて、そこに生えている果物もその場でとって食べさせてくれます。
ジャックフルーツ
ランブータン
スターフルーツ
名前忘れたけど、スターフルーツに似た味のシャリシャリした果物
ドリアン
結構冷静で、淡々と説明していたガイドがこれを見つけて興奮していました。
俺は、ドリアンが一番好きなんだって。毎日食べたいけど、高いからお金がある時に買うんだって。ドリアン、タイで一度食べたことがあるけど、ジャックフルーツの匂いをもっと強くした感じで、そこまでおいしいとは感じなかったような。
たぶん完熟の一番良い状態のは食べてないってことやね。
いつか完熟をチャレンジしよう。
そして、Taxiがこのツアー、これが見れただけでも来てよかったと発言したの。
この道を横切っている黒い何か。何かと思ったら。。。
軍隊アリの集団でした。
アリ自身がトンネルの様なものを作って、その道を他のアリが通っているみたいです。
気持ち悪い。。。なんで同じものがいっぱいいると気持ち悪いんやろか。。
シマウマの子供がいっぱいいたら天国やけどね。昆虫はあかん。
スパイスの森を後にして、次に向かったのはランチかと思いきや民家。
そこで何が始まるのかと思いきや、スパイスで作った香水やオイルのお土産の説明でした。
ここで参加者全員が買う気まったくなく、気まずい雰囲気に。
とっさに、その家の庭に生えていたコショウの木でごまかすガイド。
ガイドの気苦労も大変です。
次に向かったのは、またお土産物屋さんと思いきや、お昼ご飯を食べる場所でした。
ここには、スパイスも売っていました。
お昼ご飯は、スパイスをふんだんに使ったビリヤニ(ピラフ)が洗面器でドーンと出てきました。
凄い量。
これだけかなと思いきや、おかずとソース、チャパティーも出てきて豪華なお昼ご飯になりました。
その後、向かうのがビーチなのですが、そこまで行くまでに『スレイブケーブ』という奴隷貿易に使われていた洞窟に行くこともできました。
ガイドの人が、
「オプションだけど、行くこともできるよ。入場料は1ドル。どうする??」
と聞いてきました。
私は実は行きたかったのですが、他のみんなは早くビーチに行きたいようだったので言い出せませんでした。
The 日本人です。
スレイブケーブは奴隷貿易が廃止される法律ができた後、コソコソと続ける為に隠れた場所に作られた奴隷をストックしておく場所だったのだそうです。
そこから見る景色は綺麗だって聞いていたので、できたら見たかったのですが、まぁどうしても絶対って訳ではなかったのでいいかな。
奴隷貿易についてもその当時の様子を知れば知るほど、ひどいなって思います。
突然誘拐されて、船が出航するまでの間も船が出航しても、身動きもほとんど取れないような狭い場所に入れられ、現地に着いたら死ぬまで過酷な労働が待っています。
車はすぐにビーチに到着。
ここで、ザンジバル島で初めての犬を発見。
そして青い海、白い砂浜の綺麗なビーチ。
最近、季節なのかな?いろんなところで見かける、赤い花をつけたこの木がメッチャ綺麗で好きです。
折角なので、泳ぐことにしました。
近付いた海は、メッチャ波高ーい。そしてメッチャ荒れてるー!!
荒れてたので、透明度はイマイチでしたが、バスクリーンのような色の海水でした。
私たちは、ラッシュガードを着て、着替えも日陰で行い、絶対焼けたくないモード。
なのに、他の参加者は、日向に陣取り最小限の水着で海水浴。
白人さんって本当に日光浴が大好きだなぁって思いました。
ザンジバル島の日光強いからヤバイよ。後から焼けてエラい目に遭いそうです。
14時頃に宿の近くまで送ってもらってツアー終了。
車を降りた所は、ちょうどサトウキビジュース屋さんの前。
このジュースにハマっている私たちは迷いなく購入。
泳いだ後のサトウキビジュースは最高でした。
このスパイスツアー、大満足のツアーでした。
ハイキングしながらスパイスのこと見て触れて食べて説明聞けて、その場でスパイスも買えるし、海水浴にお昼ご飯つき。
コスパめっちゃいい気がする。
何より、スパイスのことが知れて楽しかった。
日本帰ったら、スパイスの山を作りたい。
だれか、山くれへんかな(笑)。
有効活用しまっせ(笑)。
ちなみに、スパイスの説明を聞いている間、ガイドじゃない兄ちゃんが歩きながらバナナの葉っぱで、いろんなものを作ってくれて、
例えばブレスレット。
子供じゃないからなー。
でも、ドンドン作って付けてくれるので断れず、ツアー終わったら、
こんなんなってました(笑)
この後、洗濯とか色々終えた後、昼寝したいっていうTaxiを引きずり市場へスパイスを買いに行きました。
買ったのは、スパイスセット。
これは、マラウイでJICAの人に会う予定なので、お土産に。
ザンジバルで取れるスパイスがセットになっています。
あとは自分達ように、黒コショウ1000シリング(50円)。
ミルもないのにどうやって使うん??とTaxiに突っ込まれましたが、まぁなんとかなるでしょう。
バニラパウダー5000シリング(250円)。
バニラをパウダーにしたもの。珍しくてつい購入。
紅茶や、コーヒーに入れてもいいし、ホットケーキとか作るの使うといい匂いしそう。
ニンニクパウダー1000シリング(50円)。
自炊する時にニンニク欲しいって場面あるけど、ニンニクはだいたいたくさんで売っていることが多かったので持ち運びのことも考え、今まで諦めていました。
でも、パウダーなら簡単に持ち運べるので、自炊が楽しみです。
この他にもたくさんのスパイスが置いてあって、日本に帰るなら持って帰りたかったのがたくさん。
日本に送るって手もありましたが、帰るのは1年後。賞味期限があるので諦めました。
宿に戻ってシンヤさんと一緒に夜ご飯。
昨日のローカル屋台街へ。
まずは、魚の唐揚げ500シリング(25円)。
その裏では地元のおばちゃんが、プレート料理を販売しています。
地元の人で大人気。待っている人もたくさんのおばちゃんのお店を発見。
見た目のおいしそうだったので、そこで食べることにしました。
これが、おいしかったー。
ご飯は豆と一緒に炊かれていて、赤飯みたいでした。
おかずの味も抜群。
さすが、おばちゃん。人気の理由が分かるよ。
このプレートなんと1500シリング(75円)でした。ちなみに小は1000シリング(50円)。
1人なら小でもお腹一杯になる量で、地元の人もだいたい小を注文していました。
シンヤさんは、ザンジバルピザを注文。2500シリング(125円)。
このピザは、観光屋台にあったザンジバルピザと同じ味でした。
なので、私達はやっぱりモシで食べた方がおいしかったかな。
最初に食べた感動補正は入ってると思います。
明日はイルカと一緒に泳ぎに行ってきます。
泳げたらいいなぁ。
ディスカッション
コメント一覧
サフランってアヤメに似た花のめしべだったと思うので代用品なのかと思います…たぶん…めしべ故に採取する量が少なく、金と同価か若しくはそれ以上で取引される貴重な香辛料であると記憶していました。オレガノも多年草の植物の葉で我が家でもバジルと共に栽培しているので、これも代用品!?なのかと思いました。ただ、代用品であっても両方共に果実若しくは種子から作られるのは驚きです。オレガノとバジルとトマトはイタリア料理には絶対に欠かせない香辛料なのですが、同じ名の香辛料がザンジバルにあるのは古くからの交易の拠点故だからなのでしょうか(^^)
ドリアンは、果物と思って食べると「えっ!?」と思うけど珍味だと思えばそれなりにいけるかな…中国南部や東南アジアでも馴染みフル-ツだけど私は余りこのんでは食べませんね(>_<) 軍隊蟻、黒い絨毯ってパニックム-ビ-を思い出します。日本の蟻は無毒性ですけど、海外では毒性の蟻も沢山いるらしいのでお気を付け下さい。
屋台の写真がいつもながら素敵で私もお腹を壊すこと覚悟で食べてしまいます。ただ、案外、屋台で食中りを起こす事は希で店舗形式の方が確立が高かった気がします。人気のある屋台は、食材の回転も速い分、新鮮だからなのでしょうか。
我が家は中華系の香辛料が欠かせず中国に帰郷の旅に大量に仕入れきます。桂皮(シナモン)もその一つで、品質の良いものを探すのに一苦労です。香辛料は、密封して保存をきちんとすれば1年以上持ちます。ザンジバルの香辛料は本当に魅力的ですね(^^)
こんにちは☆
コメントありがとうございます。
サフランは、花の雌しべだったのですね。そしてオレガノもしかしたら私達英語力ではガイドの説明を違う感じで解釈してしまったのかも知れません。
英語勉強を真面目にしないと駄目ですね。
正しく教えて下さってありがとうございます。
バジルとオレガノ育ててらしたのですね。
また家にたくさんの香辛料もあるとのこと。うらやましいです。というか、私の夢は香辛料を自由自在に使えるようになることなので、使える人対してすごいなーって本当に思います。
タンザニアのサファリところにコメントして頂きましたが、もしもサファリに子供さんも連れて行かれるならケニアよりタンザニアの方が比べると治安はいいような気がしますのでタンザニアがオススメです。またその際はぜひ、ザンジバル島訪れて下さい。スパイスツアー楽しいですし、その辺りの葉っぱや花で子供さんようには、王冠を作ってくれるので喜ぶと思います☆
ザンジバル島にいた蟻は本当に強そうでした。マラウイの蟻も大きくて噛まれたら痛そうです。それ考えると日本の蟻なんてかわいらしいですね。
黒い絨毯は見たことないけれど、映画タイトルから想像すると気持ち悪そうですね。
toripapaさんも屋台大好きなんですね。
中国の屋台は種類も多くおいしそうなので今から楽しみにしています☆
東南、東アジアで特徴的なスパイスは、桂皮(シナモン)と八角(スタ-アニス)、そして香菜(コリアンダ-、パクチ-)だと思います。僕は台湾に降り立つと八角の匂いがする気がします(^^) 日本人はスパイスを余り使用しない民族の様に思います。これは僕の推測なのですが、その原因は食材の鮮度と肉食でなかったのが要因と思っています。中国の八角の使い方は英国のセ-ジやロ-ズマリ-の使い方に良く似ていて魚や特に肉類の臭み取りに使用します。中国では食べない部位がなくて、鴨は頭、舌、首、脚、水掻き、内臓まで食べ、その際には八角が欠かせません。一時期、スパイスやハ-ブに没頭してその薬効まで探求しましたが、ある時、エドガワ・ケ-シ-の本にあった一説を思いだし、終始符を打ちました。彼は健康に留意するなら「今住まう緯度経度で収穫したものを食べるのが肝要である。人間も食材も全ても生物であり、同じ環境にあるものが生命を維持するには最良である」と書かれていたような気がします。日本人が香辛料をあまり使用としないのは、比較的食材が身近にあり、鮮度が良いので手を加えず、そのものを味わう文化を有したからなのだと考えると外来の調理方法を無制限に用いるのは如何なものかと思いました。でも、香辛料やハ-ブを少し学ぶと食生活は豊かにになります。中国は日本では馴染みのない香辛料やハ-ブが沢山あって是非、味わって欲しいです♪
英語力ですが、僕もブ-ロ-クン・イングリッシュに毛が生えた程度で旅行しています。中国語も小学生レベルですが、語学力と旅行を繋いで考えると必要以上の語学力は旅行の足枷になる気がします。ある意味、極論ですが…僕は中国語を全く解せず中国を旅行していた時の方が楽しかったと思うことがあります。中国語は都市部を除くと英語の不毛地帯で標準語の北京語程度では意思の疎通が厳しい国です。片言の中国語の単語で筆談しながらの旅行は、相手や周囲の状況に常に気を配りながら動くので、言葉がない分、相手の心を覗くようになります。その時に出会って良い人と思った人は未だに付き合いのある人が多く、あの時の様な出会いが今はなくなりました。結局、言葉を理解するようになって余計な雑念が人を見る眼を曇らせているのかもしれません。しかしながら、言葉は大切です。話に整合性がないのですが窮地に陥ったときには絶対に言葉が必要です。中国で反日デモ中の滞在で言葉を知らなければ大変になったかもしれぬ場面に遭遇しました。多少なりとも言葉を解することができたので難を逃れたような気がします。
これから!?南下するにあたって危険度が増すような気がします。くれぐれも気を付けて下さい。厭だなぁっと思うときは本能的に危険を察知している可能性が高いと僕は信じているので、そんな時は、躊躇無く撤退することにしています。後で考えるとそれが正解であったことがありました。兎に角、気を付けて歩いて下さいね(^^)
台湾に降り立つと、八角の匂いがするのわかります⭐︎
台湾で道を歩くと八角の匂いがしなかった時はなかったぐらい料理に八角が使われていました。
私たちは、八角の匂いは好きなのでいいですが、嫌いな人は辛いですね。
確かに、日本ではあまりスパイスを使わないですね。
新鮮な食材の味を楽しめる日本はとても贅沢ですね。
私もその季節に採れた旬のその土地のものを食べるのが一番健康に良いしおいしいと思います。
福岡のイチゴが食べたいです。
そして、言葉のことは奥が深いですね。でも、なんとなくわかるような気がします。
JAICAの方と話す機会があったのですが、JAICAのマラウイ隊員はアフリカの他の国に行くと危険な目に合う確率が高いと言います。
それは、マラウイが平和で平和ボケしているからだそうです。
私たちも、しっかり気をつけて南下したいと思います。
心配してくださってありがとうございます♪