世界遺産ゴブスタン遺跡で岩絵を見学!!うざいアゼルバイジャン人大集合!?

アゼルバイジャン世界遺産

宿のお父さんが作ってくれた朝ご飯を食べて、今日はゴブスタンまで壁画を見に行きます。
ゴブスタン地区は、ゴブスタン・ロック・アートの文化的景観として世界遺産に登録されています。
 
 
バクー市内からゴブスタンの行き方は、バスに乗り郊外にある長距離バスターミナルへ。
バクー市内は、googlemapのルート検索で正確なバス番号が出ます。

そこから誰かに『ゴブスタン』と言えば乗るバス教えてくれます。
 
バスに乗り出発するのを待っていると、タクシーの兄ちゃんが話しかけてきた。
それというのもゴブスタンの壁画見るのに最寄りバス停から4キロ程歩く必要があり、さらにその近くにある泥火山を見るのが定番の観光なので、それをセットで見るにはタクシーが必要なんです。
 
兄ちゃんの値段は35マナト。適正価格です。が、、
私達、泥火山見る気はありません。
なのでバス停から壁画まで歩く予定です。
 
歩いたほうがいろんなものに気づくし自分たちのペースで観光できるので歩くほうが好きです。
 
そう言って断ったのにその兄ちゃんもブルガリアのハッピー兄ちゃん以上にひつこかった。。
観光客少なくて周りを見ても私達だけ。
そら必死になるのわかるけど、タクシー使う気ないからもう話を聞きたくないし、その意思伝えてるのにホンマにひつこすぎ。
 
私はもうしゃべる気にならず無言でパンを食べながらTaxiと兄ちゃんのやり取りを見守っていました。
そんな態度に兄ちゃんもどっか行ったけど、ひつこすぎるねん。
 
バスもやっと出発し最寄りのバス停に到着。
さてここから4キロの道のり。
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
降りたとこにもタクシーが待ち構えていたけど、断ると全然ひつこくなく。普通はこんなんやんな。
 
アゼルバイジャン バクー ヤナルダック
 
町並み
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
砂漠町っぽく家は砂のレンガで造られています。
 
色が薄いのは涼しいのかな。
大きな門を発見。
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
大きな門(上の部分のみ)
 
市場かな?何かの工場?あの上の模様かわいいとか思いながら写真撮ってたら一台のタクシー登場。
そこから降りてきたおじさんが、この建物どうだいと話しかけてきたから、いいねー。
あの絵かわいい。っていうかこの建物何?って聞いたら、おじさんの家でした。
 
この日、1番の衝撃。
門しか見てないけど、相当の奥行きもある感じで、どんなでかい家やねん。
きっとガスか石油で儲けたんだね。
 
この国の貧富の差は激しいです。
先生が月給2万円ときいたけどホンマにそれで生きていけるのか?
物価は安いとは思うけど、2万円で生活できるとは思えない。
石油で国が儲かってる時に広場とか作るんじゃなくてもっと他のもの整えたら良かったのにね。
 
町外れの何もない道を歩いていると、おっちゃんが話しかけてきた。
おっちゃんはロシア語しか話せないけれど、なんとなく会話というかコミュニケーションをとる。
しばらく一緒に歩いてさすがいつまで一緒の道?と疑問に思いはじめる。
 
こうなると、Taxiの怪しい人センサーがマックスになって機嫌が悪くなる。
さっきのバスでしつこかった兄ちゃんのこともあり、よけいに機嫌は悪い様子。
どうする?って言ってきたけど今のとこ実害もないし、言葉も通じないしどうしようもないから何かしてきそうになった時に気をつけるしかない。
 
私の予想やけど、おっちゃんは壁画の入場料が4マナトって言ってたから、自分がチケット買ってくるって言って、2マナトをポッケないないするつもりでは?と予想を立てる。
ホンマの入場料は2マナト。
 
知ってるんやでおっちゃん、そんなについてきても無駄足やで。と思いつつ歩く。
実害はないけど、途中何回か止まって写真撮りたい場所もあったけど、スマホを頻繁に出すのも嫌やったから撮ってないし、自由に歩きたかったから歩き選んだのに全然意味ないやん。
 
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
ゴブスタンはこっちだよって看板。
 
やっと入場ゲート到着。
おっちゃんは張り切って先頭を歩き出したけど、おっちゃんの後ろからTaxiがこんな奴知らんと入り口の警察にジェスチャーを送り続けた結果、注意を受け帰らされていました。
 
もう4マナトのために長い距離歩くんやったら、もっと他のことで頑張ったらいいのに。
仕事見つけるのは難しいのかもやけど。。
 
まずは博物館見学。
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
博物館の入口
 
ここにある壁画は原始時代に書かれたものらしく、博物館は原始時代の生活や地形変動、壁画などについての展示。
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
結構楽しめました。
 
そしていよいよ壁画見学。
その時、おっちゃんを追い払ってくれたポリス登場。
なんと車に乗せて見学ポイントに連れてってくれるって。
 
なんて親切なって思ったのも束の間。
車に乗り込むなり1人10マナトねって。
ただの小遣い稼ぎやったんかーい。
 
ポリスがバイト。しかも勤務中。
ポリスの給料も安いのかなぁと悲しくなった瞬間。
もちろん、車は降りました。
 
そして歩く。
 
第一壁画発見!!
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
この岩の下の方に壁画?発見。
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
拡大するとこんな感じ。
 
アゼルバイジャン バクー ゴブスタン
 
メッチャ薄いけど博物館で見たのと似てるしこれかな。
 
この辺りには絵が書かれた岩が200以上点在しているんです。
ドンドン登っていくも一向に次の壁画が見つからず。。
Taxiの機嫌も不機嫌マックス。
 
朝のタクシーの兄ちゃんから始まったイライラは噴火寸前で、この場所面白くないから帰るとまで言い出した。
 
イヤイヤ。何の為にここまできたのか?
壁画見る為やん。
あそこのテントある所まで行こうって言っても、遠い暑いしんどい。あそこまで行っても壁画見れるか分からんし、もうこんな時間やで。帰りのこと考えているのかと。
 
ここまできて壁画見ず帰るのってどうなんって思ったけど、マイナス思考に入った頑固ジジイを説得するほうがしんどい。
 
1人で行ってもいいけど、時間のこと言われたしな。
帰りバス無くなってこれ以上不機嫌になられるんもめんどくさいし。
ってことで引き返し。
 
入り口の看板でわかった衝撃の事実。あそこのテントのとこに壁画がいっぱいあったらしい。
まぁ、もう登るの嫌やから行かんけどね。
すると、さっきのポリスがが10マナトでバス停まで送るよと。
歩いて帰るからと、歩き出してしばらくすると車で追いかけてきたポリス。
5マナトでどうだい?って。
 
もう正直放っておいて欲しい。
けどあまりのしつこさに負けて帰りは乗って帰りました。
車窓から行きに着いてきたおっちゃんが、曲がり角で待ってるのが見えました。。。
 
今日1日に出会った人、全員しつこかったー。
もう、うるさい、構うなーって叫びたい1日でした。
 
夜ご飯は、スーパーで羊のミンチ見つけたから羊とパクチーの丼。
 
 
カザフスタンの兄ちゃんと宿のおっちゃんとロシア語、英語でコミュニケーションを取りながら飲み会になった日。
なんだかホント長い1日でした。