世界一周の持ち物リスト4年間分全て見せます!!【本当に必要なものは?】
どうも旦那です。 @aso_kura
僕も世界一周に持っていくものはすごく悩みました。
世界一周ブログなど参考に様々な場面を想定し、旅行中に困らないようにいろいろな持ち物を用意して出発。
しかし、実際に旅に出てみると、これらの持ち物は”持ってきて良かったもの”・”途中で捨てたもの”・”いらないけど高価なので持たざるを得なかったもの”など様々な結果となりました。
という訳で、今回は4年間におよぶ世界一周で、僕たちが実際に使っていた持ち物を公開します。
また、僕たちの出発時にはなかったアイテムで、これは便利だから次に行くときは持っていきたいと思う便利な持ち物もあわせて紹介しています。
主にバックパッカー旅の方向けですが、ガシェット類などは短期旅行の方のお役にも立てるはずです。
この記事を参考に、余計なものを減らして、僕たちより軽い荷物で快適な世界一周を楽しんでくださいね♪
世界一周の持ち物リスト 必要度S 【絶対いるもの】
《必要度S》→ 世界一周の持ち物で、必ず必要なもの
逆に言うとこれらだけでも世界一周はできる。たとえ強盗などに他の全財産を盗られても。そのため、リスク管理を一番しっかりする必要があるアイテムたち。
ここは分かりきったものなのでサクッと。
パスポート・各種免許証明書・イエローカード
外国で自分が何者かを証明する持ち物。これらが無ければ、ガンジス川に浮かんでいても日本には連絡されない。
それぞれコピーを取っておくことはもちろん、写真を撮ってポータブルハードディスクに保存したりクラウドに上げておく。
現金・クレジットカード
旅行するために必要なエネルギーのようなもの。無くなったら帰国。いや、無くなる前に帰国。
現金に関しては、無理にドルやユーロを日本で手に入れる必要なはない。入手ポイントは世界中にある。
クレジットカードは複数枚持っていくのがリスク管理の上で重要。
世界一周持ち物リスト 必要度A 【毎日使うもの】
《必要度A》→ 世界一周の持ち物で、日常的に使うもの
日本での生活で毎日使うものと同じ。基本的に世界のどこでも手に入る。
おすすめは、日本で使っていたものをそのまま持って行くこと。ダメになったら、その時々で買えばいい。世界は、僕たちが思っているよりもモノであふれている。
メインバッグ・サブバッグ・財布
移動時に荷物を運ぶメインバッグと、貴重品を入れたり観光時に使うサブバッグ。
バックパックVSスイッチバッグVSコロコロ(スーツケース)の論争が以前から盛り上がっていたが、別にどれでもかまわない。ただ、世界一周中にこの3種類全てのバッグを使用した立場から言わせてもらうと、 一番使い勝手が良いのはバックパック だと思う。
サイフは中途半端が一番ダメ。使うならチェーン付き。使わないなら、透明じゃないジップロックのSSサイズで十分。
【実際に使用したメインバッグ】
Eagle Creek EC 10スイッチバックモジュラー 26
スイッチバックとは、バックパックに車輪が付いているカバン。利点は、背負うこともできるし地面を転がすこともできること。弱点は、そのための部品のせいで背負うと重いし、大きさの割に容量が少ないこと。
モジュラーシリーズはすでに廃盤。後継はおそらくロードウォーリアー 26 。
本体重量2.5kgとずいぶん軽くなったなという印象。モジュラー 26は4kg近くあったので。
10年選手だったモジュラー26のホイールがパナマで壊れ、新しいソフトスーツケースを購入。それも車輪が壊れ、ブラジルで折りたたみキャリーを買って合体させて旅をしていた。
一時帰国で新たに購入したのがこのカバン。100L以上の大容量と軽さが魅力だったが、大容量故にものを詰め込みすぎて、結局持ち手と車輪が壊れてしまった。再び折りたたみキャリーと合体させて頑張ったが、最後はチャック部分がおかしくなってご臨終。
K-wayのバックパック
K-wayは欧州発のアウトドアブランド。日本ではマイナーブランドなのでバックパックは未発売。
南アフリカのケープタウンで購入した初バックパック。アフリカ旅行の次が、インドをはじめとする南アジア地域だったのだが、この判断は大正解。
南アジアは道路事情が悪すぎるので車輪タイプのカバンは正直辛い。思えば、アフリカもそうとう辛かった…。
K-wayのバックパックは、キプロスーロシア間の航空機トラブルでお別れ。最後の2ヶ月間の東アジア旅行のために、一時帰国でネット通販で買った廉価バックパック。
全然期待していなかったが、軽いし容量多いしでそんなに悪くなかった。でも、背負い心地がしっくりこないので、長期旅行のお供には選ばないかな。
【実際に使用したサブバッグ】
おすすめ SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット) ウルトラシル DRY デイパック
SEA TO SUMMITは、オーストラリアのアウトドアブランド。
防水タイプの折りたたみリュックで、現行モデルは背中の紐がない。折りたたむと片手に収まるサイズで、かなりコンパクト。防水性能も高い。肩ベルトが細いので長時間背負っていると痛いのがネック。
サブバッグをショルダー型にしたかったので引退したが、その後もちょっとしたトレッキングなどで大活躍。最後まで生き残った数少ない道具。おすすめ。
patagonia アトムスリング Atom Sling 8L
NYのpatagoniaで購入。アメリカ大陸を南下するにあたって、防犯性の高いショルダーバッグの前掛けをしたかったので選んだバッグ。
メジャーブランドだけあって性能や耐久性は文句なしだったが、白を選んだのが失敗。 カバンに限らず、白色はすぐに汗や砂などで汚くなるので、世界一周の持ち物としては避けたい色。
Atom Sling 8Lではカメラの交換レンズが一本しか持ち運べず不便だったので、一回目の一時帰国中にゲットしたカメラ用ショルダーバッグ。
外側のチャックで容量を変えられるので便利だった。カメラ用なのでダサいのはご愛嬌。
前掛けすれば防犯性も高いので、がっつり撮影旅の人は選択肢に入れるべき持ち物。
パスポートスリング3の引退後、ドイツのデカトロンという欧州のスポーツチェーン店で購入。ヨーロッパで買えば1000円しない。
折りたたみタイプだが、スリング3のクッションを移し替えて常用。軽くて丈夫で容量もあるので快適。
Quechuaはおしゃれで安くて有能なアイテムがたくさんあるので、欧州旅行の際にはデカトロンに行くのが吉。
スマートフォン
今やこれがないと世界一周はできない。 してもいいけど、何の自慢にもならない。
VISA・航空券・ホテル予約・バス鉄道予約などあらゆるものが今やネット経由なので。インターネットが使用できれば、別にPCでもタブレットでも何でも良い。
日本で使っているスマホがSIMフリーならば、そのまま持っていってOK。iphoneは世界のどこで買っても似たような値段で、いつも悪人に狙われやすい。androidは日本の方が安いし、海外で売っている貧困層向けの激安機種は使い物にならない。
世界一周で使うスマホを選ぶポイントは、 性能ではなくバッテリー容量 。
【実際に使用したスマートフォン】
google nexus 5は良かった。一時帰国中の落下で画面が割れながらもインドまで持ちこたえたが、バンガロールでガラスの交換をしたところタッチパネルがまったく効かなくなり昇天。誰だここをIT都市だなんて言った奴。
FREETEL MIYABIはダメダメだった。最初は調子が良かったが3ヶ月くらいから充電端子部分の不具合。直しても直しても壊れる。バッテリー分離式だったので、最後はバッテリーチャージャーを買って凌いだ。FREETELのは二度と買わん。
google nexus 6PはSHUKUが愛用。ハイエンドモデルだから使いやすくて、カメラや動画の画質が良くてお気に入りだった。しかし、1年を経った頃からバッテリーの劣化が急激に進み、満充電でも30分と持たなくなったため引退。nexusシリーズのバッテリー問題はみんな不満のようだ。
そんな中、クアラルンプールの電脳街プラザ・ロウヤットで買ったのがHUAWEI nova lite。日本より安いというブログの記事を信じていったが、まったく安くなくて仕方なく型落ちのコイツを選んだ。が、これが思いのほか有能で驚く。バッテリーが全然減らない。カメラの起動が遅いのが玉に瑕だったけど概ね満足して使っている。
関連記事 クアラルンプールはスマホが安く買え…ないぞ!?そしてチャイナタウンの美味しいグルメそして、最後の2ヶ月間の東アジア旅行に持っていったのが後継機のHUAWEI nova lite 2。HUAWEI nova liteの弱点だった容量不足やメモリ不足が解消されていて、より使いやすくなった。最近は、iphoneへのあこがれはどこへやら、すっかりHUAWEI信者。
という訳で、世界一周に持っていくiphone以外のSIMフリーのオススメブランドは、やっぱりHUAWEI。HUAWEI nova lite 2が格安SIM経由で叩き売りされているのでお買い得だけど、現行モデルならコスパの良いHUAWEI P20 liteがいい感じ。バッテリーがnovaシリーズと同じく3000mAhあるから安心だし、カメラ性能も大幅UPしている模様。
モバイルバッテリー
スマホと合わせて、モバイルバッテリーももはや世界一周の必須アイテム。
旅中に充電がいつでもできると思うのは日本人の勘違い。スマホだけなら5000mAhで十分。
安物買いの銭失いになりやすいアイテムなので、信頼度の高いAnkerの製品がおすすめ。
関連記事 世界一周に1台あると安心のモバイルバッテリーのおすすめ
海外用マルチ変換プラグ
海外用マルチ変換プラグは、旅の途中で無くすとかなり困る持ち物の一つ。
もちろん海外でも手に入るが、その国専用の変換プラグしか手に入らない。そのため、旅先でプラグのタイプが変わるとその都度変換プラグを購入する必要が生じる。しかも、海外の変換プラグは無駄にゴツい。
これは、昔から世界一周旅行者に愛用されてきたカシムラの海外用変換プラグ/サスケがやはりおすすめ。4年間、ほぼ毎日使っていたが故障なしだ。
電源タップ(延長コード付きコンセント)
スマホとPCとカメラのバッテリー…などを一気に充電する必要がある人は必須。また、スマホしか充電するものがなくても、ドミトリーでスマホを自分の手元で充電できる安心感は半端ない。
これは、プラグ型と品質を考えると日本から持って行った方が無難。部屋で使っているものがあれば、それで十分。
しかし、世界一周出発当時にあったら買っていただろうなと思うのが、コンセントとUSBが一体となった電源タップ。これは荷物の減量化に一役買うはず。延長コードは長さがとても重要で、ドミトリーでの使用には最低でも2m以上はは欲しいところ。
USBコード・USB充電器
これらは、スマホを持つなら当然必須アイテム。コード・充電器とも日本で買った方が安くて品質が良い。
充電器は急速充電できるものがおすすめ。 さっきのUSB付き電源タップがあるなら不要。USBコードはAnker製品を使えば数年は大丈夫。海外のUSBコードは、1000円するものでも3日で普通に断線するしたこともあるので、できれば日本で予備まで用意しておきたい。
【実際に使用したUSBコードと充電器】
おすすめAnker PowerLine Micro USB ケーブル (0.9m×3)
2年間、毎日カバンの中などで使って1本生き残ったのは立派。海外で買うよく分からないブランドのUSBコードは高くてショボいので、まとめ買いが吉。端子のタイプは要確認。
一人旅だと充電口は4つも必要ないけど、夫婦やカップル旅ならスマホ×2・モバイルバッテリー×2で安心。2年間毎日使用でも故障なく帰国し、現在も家で現役。ちなみに、現行モデルは“Anker PowerPort Speed 4”。
また、世界一周出発時になかったけど、あったら絶対買っていたと思うのが、Ankerのモバイルバッテリー搭載USB充電器。これも荷物の減量の神アイテム。「USB付き延長コードとどちらにしようか?」という嬉しい悩みが発生する。
長期旅行のガシェット系は、他より少し高いけどAnkerを選んでおけば安心。
必要最低限の衣類・洗面用具・ビーチサンダル
とりあえず3日分持っていって、自分の洗濯ペースに合わせて買い足すのが良い。
洗うチャンスが無くて服が臭いと旅が萎える。控えめに言って服が臭すぎる西洋人がたまにいるので反面教師に。
下着に関しては、ユニクロのエアリズムシリーズが最高。世界一周の下着類は、速乾性能がなにより大事。
洗面用具は日本で使っていたものをそのまま使うのがベスト(特に爪切り、普段使いのものが大きくて重たければ貝印の爪切りが安くて有能)。
しかし、 歯ブラシだけは旅の期間分だけ予備を持っていくべき。 世界の歯ブラシはデカイのが標準なので、日本のような繊細な歯ブラシを求めると、てっぺんにウサちゃんが付いている子供用しか無い。
また、洗面用具一式をまとめられるポーチは持っていた方が便利。最近は百均でも売っているので手に入れておこう。折りたたみ式でフックが付いているものが便利。
フェールラーベンのものを使っていたが今は廃盤の様子。今も現役で使えている優秀アイテムだけにもったいない。似ているものでは、アウトドアブランドであるジャックウルフスキンのウォッシュサロンが良さげ。
ビーサンは世界中で手に入るので、とりあえず使っていたもので十分。世界のシャワールームの床の汚さは覚悟しておこう。
世界一周持ち物リスト 必要度B 【あると便利なもの】
《重要度B》→ 世界一周の持ち物で、あると便利・なければ辛い場面があるもの
ここからは個人の選択。快適さやリスク管理と荷物の重量を天秤に掛ける。
現地調達できるものも多いが、機能性や価格で日本より劣るので、季節やルートを踏まえて考えたい。この手のものは、やはりアウトドアグッズが多い印象を受ける。
ダウンジャケット・ヒートテックなどの軽量防寒具
ほぼ重要度A。
夏を追いかけて旅をするから必要ないと思ったら大誤算。南国には冷凍バスと呼ばれるエアコンが効きすぎて調節できない地獄の長距離バスがあり、Tシャツ短パンで乗ってしまうと体調悪化は必死。
やっぱりユニクロのダウンジャケットはコスパが良いので、日本からの持参が無難。
海外で売っている安物は、中身がただの綿のダウンジャケット”風”だったりする。
また、服がカブるのが嫌だったり、数日間の登山・トレッキングなどを考えているなら、奮発してアウトドアブランドの軽量ダウンジャケットを選んでも良い。
保温下着に関しては、上はヒートテックと重ね着で十分なんだけれど、下は重ねるものがないのでオーロラ観測や冬のアイスランドでは、ヒートテックタイツでは心許ない。肌着メーカーですごく厚手のタイツが出ているのでそれを選ぶのも手。
雨具・折り畳み傘・帽子・サングラス
雨と日光対策。世界一周では雨よりも太陽の光の方が厳しい。
雨具はトレッキングや乗馬などのアクティビティをする時に必要。防寒具にゴアテックスなどの防水性アウトドアジャケットを選ぶことで荷物を減らせる。レインパンツは、冬季のパジャマ代わりにも使用可能。
【実際に使っていたレインウェア】
防水など高度な性能を求められるものは安心できるブランドで、レインウェアはmont-bell (モンベル)をチョイス。
バーサライトシリーズは、専用の袋に入れると手のひらサイズになりコンパクト。さらに重さがなんとジャケット約130g、パンツ約80gと従来品の半分!!だからといって、防水性はもちろん、防風・防湿性能も高く耐久性もある最強のレインウェア。世界一周の荷物軽量化にこだわるなら考慮すべき一品。
女性用→ mont-bell バーサライトジャケット レディース・mont-bell バーサライトパンツ レディース
折りたたみ傘は、晴雨兼用の軽いものを日本or中国・韓国で購入がおすすめ。日傘を差すと本当に体力の消耗が驚くほど減る。男子でも恥ずかしがらずに。折りたたみ傘に関しては、半年に一回は壊れる消耗品と考えて、とりあえず日本で使っていたものを持っていけばよい。
帽子は、アウトドア系が便利。選ぶポイントは、 ①つばが大きい②クシャクシャに折りたためる③首に掛けるヒモが付いている の3つ。乗馬・バギー・ボート・砂漠…etc、世界のアクティビティには日差しと強風対策が必要な場面が多いので。
最初に持っていったのはフェールラーベンのハットだが最近変なプレミア付いて高いので、次に持ってくなら色とサイズが豊富に選べるノースフェイスのホライゾンハットにする。
サングラスは日本で使っているものを持っていけばよいし、世界中でパチもんが安く手に入る(主にRay-Ban、笑)。でも、最初に日本から持っていった本物のOAKLEYは、やはり景色の見え方(特に青空や夕焼け)や目の疲れがパチもんとはまったく違った。
※amazonの場合、個人出品だとパチもんの可能性があるので、安さに釣られず必ずamazonが販売or発送しているものを買うこと。
セキュリティーポーチ
中南米・アフリカ地域のお守りがわりに持っていて損はないが、スリ対策にはなるが強盗対策にはならないので注意。
腕・胸・腹・太ももなど各種あるが、強盗にあまり知られていないのはレッグタイプのセキュリティポーチ。
実際にはセキュリティーポーチなど使わないで、 現金・カードを透明ではないミニジップロックorラップに包み、嫁はブラの中に、僕は靴下の甲の部分に入れて 中南米やアフリカなどは旅をした。これは地元民が実践しているセキュリティである。
収納ポーチ
荷物の出し入れやパッキングのスピードが上がる。もちろんスーパーのビニル袋でも良いが、ガサガサと音が大きいので深夜早朝のドミトリーでは気まずい。
アウトドアブランドでしっかりしたものを選んでも良いし、百均に売っているものでも十分使える。
【実際に使用した収納ポーチ】
お気に入りブランドEagleCreekのパックイット。大中小の他に厚さが変わるものや防水のものなど色々ある。大は冬物、中は下着類、小はガシェット入れなどにして荷物を仕分けしていた。
冬物をたっぷり詰め込んでコンプレッションバッグで圧縮するようなハードな使い方もしていたが、4年間まったく壊れることはなかった頑丈な造りで信頼できるアイテムである。
コンプレッションバッグ
ナイロン製の圧縮袋。もともとは登山用具だけど、世界一周でこそ使われるべきアイテム。
かさ張る冬物衣類や、ダウンジャケット、寝袋までまとめて圧縮できる。 穴が空いたら終わりのビニル製圧縮袋はおすすめできない。 世界一周で使っている人少ないけど本当におすすめ。
【実際に使用したコンプレッションバッグ】
おすすめイスカ(ISUKA) ウルトラライト コンプレッションバッグ
コンプレッションバッグのブランドは地元大阪の企業イスカ(ISUKA)をチョイス。
LとMサイズを一つずつ使用。Lは冬服や水着などあまり使わなくてかさ張るものを、Mはダウンジャケット、寝袋、トラベルシーツなど頻繁に使うがかさ張るものを圧縮した。だいたい3分の1くらいに圧縮できる。
特殊な使い方としては、飛行機の預け荷物にワインなどの割れ物がある時、衣服にくるんで圧縮するなど。また、圧縮する衣服のポケットに貴重品を入れていると、かなり頑丈なセキュリティになる。
圧縮するのに少し慣れが必要だが、女性でもしっかり圧縮できるような造りになっている。
寝袋・トラベルシーツ
空港泊・車中泊・テント泊・冷凍バス泊・駅などで野宿・クソ寒い部屋・汚いベッド・虫のいるベッドなど、世界一周で寝袋やトラベルシーツを使える場面はかなり多い。なくても旅はできるが、あると限りなく快適。寝袋の中にトラベルシーツを入れるとかなり暖かくなる。
寝袋は、外国ではコンパクトなものは手に入りにくいので、持っていくと決めたなら日本で買うべき。
関連記事 世界一周で寝袋あってよかった5つの場面とおすすめの寝袋
トラベルシーツは、寝袋にプラスして防寒性を上げたり、意外と防風性があるので長距離バスや夜行列車などでも使える。国際空港などでも売っているが高いので、こちらも日本で調達したほうが確実。
【実際に使用したトラベルシーツ】
トラベルシーツは、メジャーなオーストラリアのアウトドアブランドCOCCONを選択。サファリはコットン素材で、COOLMAX・虫よけ機能付き。生地の伸びが良いので、体の大きい男子はサファリがおすすめ。
嫁のSHUKUは、COCOON トラベルシーツ シルクを使用。サファリとの違いは大きさと軽さ、そして肌触り。大きさ・重さはサファリの半分以下。コンパクト過ぎて、袋に入れるのが少々手間なのが弱点。快適さはこちらの方が上なので、シルクは女性におすすめ。
パックセーフ
パックセーフはバックパックからの盗難を保護する金属ワイヤー製のネット。
重さがあるので世界一周旅行者の中でも賛否両論の持ち物。安いものではないので、パックセーフを持っていくかどうかは自分の貴重品と要相談。
結局は盗難に対する時間稼ぎの道具ではあるが、カメラバッグにカメラとレンズとPC一式詰め込んでドミトリーに泊まる時などは、かなりの安心材料となる。
【実際に使用したパックセーフ】
パックセーフには、55L・85L・120L・140Lのサイズがある。目的がカメラバッグの保護だったので、一番小さい55Lを使用。縛り上げると22Lまで保護できるのでサブリュックにも使える。肩ベルトを外して網の目から通せば、使用しながらリュックを背負うことも可能。
使用した場面は、 ドミトリー・夜行バスと列車・治安が悪すぎる地域の移動時・スリ多発の満員列車・駅やバスオフィスの荷物預け時 など。
ザックカバーで包んでから巻くことで、大抵の泥棒は諦める感じに仕上る。しかし、小さなものは頑張れば網の目から盗ることが可能なので、クレジットカードや現金などは網の目より大きな入れ物に入れておかないと安心はできない(参考 サントリーニ島のホテル内で盗難に遭いました(ステュディオズ ゼネス Zannes Studios))。
外出時の精神的安定には効果的で、これで盗られたら諦めも付く…という感じなので不安症の人にもおすすめ。
電気式トラベルクッカー
電気で調理できるコンロと小型鍋のセット。
1kg程度の重さがあるので、一人旅で基本的にドミトリーに泊まるなら必要ない。もちろん、食パッカーはその限りにあらず。
夫婦やカップルの世界一周で、ホステル以外に泊まることが多い予定なら特におすすめ。いつでもお茶・コーヒーが飲めるし、ラーメンはもちろん炊飯も可能なので食費をかなり浮かすことができる。世界各国のスーパーマーケットに売っているレトルト製品を調理するのも楽しい。
【実際に使用したトラベルクッカー】
おすすめヤザワ トラベルマルチクッカー
定番のヤザワ トラベルマルチクッカーを使用。
重さはあるが、コンパクトなので荷物のかさ張りは感じない。変圧機能付きで安心。耐久性もバッチリ。
世界各国のコーヒーや紅茶、またスーパーマーケットで世界のインスタントラーメンやレトルトを手軽に楽しめるので、食事がメインの世界一周なら一台あると旅がとても楽しい。
旅の途中にインドでバックパックごと盗まれてしまったが、その後も「あ〜、トラベルクッカーがあったらなぁ。」と思う場面が何度もあったので、自分たちにとっては旅の必需品に近い道具だったのだと思う。
小型ナイフ
ホステルの包丁は切れないことが多いので、小型ナイフはあると便利。
ただし、早い時期に中国に行くなら刃物を駅に持ち込めない中国の後で手に入れるべき。 没収必死、残念無念。小型ナイフは世界中で手に入るので心配ない。また、絶対に護身用に持ち歩いたり見せたりしないこと。相手はプロ、素人が刃物を持っても屁のつっぱりにもならない。
【実際に使用した小型ナイフ】
おすすめ(オピネル) OPINEL ステンレススチール ナイフ ♯9
OPINEL(オピネル)はフランスの歴史あるナイフメーカーで、フランス人なら誰もが使ったことがある。別名「フランスの肥後守」。やはりデザインがおしゃれ。
折りたたみ式なので軽くてコンパクト。特に研がなくても切れ味鋭い。折りたたみ時に若干硬さがあるのが欠点。大きさは各種あるが、“#9”が大き過ぎず小さ過ぎずでちょうど良い。材質にカーボンとステンレスがあるが、ステンレスが軽くて旅行向き。
ホステルの包丁というのは高確率で切れ味が悪いので、小型ナイフを一本持っていると調理がはかどる。自炊派にはおすすめできる一本。
空気式首枕
道路事情の悪い移動、夜行バスでの疲れがまったく変わるアイテム。
空気式首枕は韓国・中国のMINISO(メイソウ)や東南アジアのダイソーで手に入るが、他地域ではウレタン式が主流なので日本で買うべき。
安物も高い物も耐久性に変わりはないので、高い首枕を買うより百均で数枚買う方がコスパは良い。意外とすぐに破れる。
【実際に使用した首枕】
出発時は100均の空気式首枕を持っていったが、一時帰国中にイーグルクリークのエクセイルネックピローを手に入れた。 高いだけあって寝心地が良く、バルブ付きで空気の出し入れが簡単で快適だったが、旅の初期で早くも破れてしまった。
出発時になかったもので気になる首枕が、Senboweのネックピロー。
第3世代首枕と銘打っているだけあって、マフラーのように首に巻き付ける使用。重さも150g以下と軽い。コンパクトさでは空気式には敵わないが破れることはないし、ウレタン式のようにかさ張ることもないから良さげ。
靴
ビーチサンダルやクロックスだけで世界を周っている旅人もいる。トレッキングが好きならば、やはりトレッキングブーツは日本で用意して置いた方が良い。ただし、かなりの荷物になるので覚悟のできる人のみ。
個人的には、KEENのサンダルがおすすめ。ベネズエラのロライマ山の5泊6日のトレッキングはKEENを履いていたが、濡れた岩場なども滑りにくく、また濡れても平気だったので快適だった。
KEENは基本的にアウトドア用だが、黒い靴下を履けば靴に見えなくもないので街なかでも使えるハイブリッド型サンダルだ。
関連記事 【ニオイ対策有】KEEN(キーン)のサンダルは世界一周旅行者に愛用者多し
ヘッドライト
ヘッドライトは”あると便利だが無くても困らない道具”の代表格。 ほとんどの場面でスマホのライトで代用できる。
しかし、治安の悪い地域で夜にスマホを出したくない時や早朝・深夜にドミトリーでのパッキングの時、また星空を撮影をしたりする時には両手が使えるので効率が上がる。テント泊でトレッキングしたい人やナイトサファリを楽しむ予定なら持っていくのもアリ。
【実際に使用したヘッドライト】
PETZLはフランスの登山用品メーカーでヘッドライトも有名。ティキナはエントリーモデルだが、防水性能もあり、明るさも十分で電池を入れても軽い。電池の持ちも良いので安心して使えた。
ただ、ガチで星空写真やオーロラを撮りたい人は、赤色光モードがある上位モデルのPETZL(ペツル) TIKKA ティカを選んだ方が良い。暗いドミトリーなどでも赤色光の方がやさしいし。
エコバッグ
海外のスーパーマーケットはビニル袋は有料がスタンダード。無料のものはすぐ破れる粗悪品。
なので、エコバッグをサブバッグに一つ入れておくと何かと便利。布製より、シャワー時の物入れとしても使える防滴性のあるナイロン製やビニル製がおすすめ。
もちろん、日本のスーパーやユニクロなどの袋を持っていっても全然かまわない。ビニル袋のおすすめは、ホームセンターのもの。やはり頑丈で、おそらく帰国時まで大丈夫。大阪なので、コーナンのビニル袋を愛用していた。
日焼け止め
日焼け止めは海外のどこでも手に入るし、日本と値段はそこまで変わらない。
ただし、自然派無添加などのこだわりがある場合は日本でお気に入りを持っていくべき。それらが簡単に手に入るのは韓国か欧米、あとはインドくらい。
蚊がいなくなるスプレー
蚊がいなくなるスプレーは世界一周旅行者の中では神アイテムとして、近年大流行している。
世界で一番人間を殺している生物は蚊。マラリア・デング熱対策はもちろん、蚊による寝不足も防ぐことができる。日本or東南アジアの日系スーパーでしか売っていないので、1年以上を計画しているなら2個は持っていきたい。
最近は、365日分24時間持続の蚊がいなくなるスプレーも発売されている。待っていろよ、世界のにっくき蚊たちよ!!
お守り
旅行のお守りを持っていたお陰か、1300日間におよぶ世界一周を無事に終えられたので「必要である」とします。
関連記事 方違神社の旅行お守りが可愛い!!世界一周や海外旅行におすすめ
あかすりタオル
あかすりタオルは、東アジア以外ではなかなか手に入りにくいアイテム。
海外の人々は日本人ほど体臭に敏感ではないけれど、やっぱり臭いと嫌われる。予備で2枚くらい持っていった方がモテる。
ブルーシート
ブルーシートは南京虫が発生しているベッドに敷いたり、ハイキングで使ったりと意外と役に立つ道具。
もし持って行くなら、薄いものを選び、ダブルベッドより少し大きいサイズに切っておくと良い。
南京錠・ワイヤーキー
南京錠はバッグのチャックやドミトリーのロッカー、ワイヤーキーは空港泊や駅などの置き引き対策に使う。
各ドミトリーのロッカーで使える大きさが違うので、 南京錠は太さ・長さの違うものを何個か用意しておきたい。 世界中で買うことができるので、必要な時に買うことも可能。
ダイヤル式の南京錠は4桁のものを用意すること。100均などに売っている3桁のダイヤル式は、我慢強い海外の泥棒にあっさり開けられてしまうので。
海外ではワイヤーキーはあまり見かけない。セキュリティーワイヤーだけ買って南京錠と合わせれば、手間だが荷物削減になる。
世界一周中はなんでも施錠を習慣化するよう意識しよう。もちろん、日本人宿でもね。泥棒は忘れた頃にやってくる、マジで。
水着・ラッシュガード・水中メガネ・救命胴衣
海・川・滝以外にも、海外では水着着用の温泉も多いので、泳がない予定の人でも水着は持っていた方が良い。
泳ぐ場合、海外の日差しはシャレにならないので、しっかり日焼け止めを塗るかラッシュガードを着ていないと火傷を負うこともある。
水中メガネに関してはコンタクトレンズ使用者は持っていると安心。海グッズは海外でも普通に買えるので、日本から持っていかなくても問題ない。
救命胴衣は、ほとんどの人は必要ない。
しかし、水中で足の付かない所に行くのが苦手で、かつ死ぬ時は水死が一番嫌だと思っている人は持っていくとそれだけで安心できる。例えば僕とか。だって、アフリカの渡し船とか良く沈没しているじゃない^^;
【実際に使用した救命胴衣】
リーフツアラー(REEF TOURER) スノーケリングベスト
このスノーケリングベストは、空気注入式で普段はコンパクトに折りたためるので旅行向き。
海外の水関係のアクティビティでは、全員泳げるのが当然の設定でライフジャケットが用意されていないことも多かった ので持ってきていて良かった。メキシコやセブ島、エジプトのダハブ、ガラパゴス諸島などでシュノーケリングの時に使用。幸い、旅行中に乗った船が沈没することはなかった。
電子体温計
電子体温計は軽いし持っていった方が良い。マラリアやデング熱などの症状に早く気付くには熱を測って数字を見るのが一番。熱っぽいなと思っても、逆にただの思いこみの場合もあるし。別に電子でなくてもよいけど、水銀式は割れると面倒。
【実際に使用した電子体温計】
けんおんくんは信頼できるオムロン製。名前はかわいいが実力派で、20秒でとりあえず予測検温が可能。重さは50g程度でまったく負担にならない。
驚くべきは電池の持ちで、頻繁に使用したわけではないけれど、世界一周に出発した日から4年以上経つ現在も普通に使えている。一体どうなってんの??
旅の指さし会話帳 スペイン語
今どき指差し会話帳ってwと侮ることなかれ。指さし会話帳のスペイン語版は、メキシコや中南米に行く予定の人に激しくオススメ。スペイン語圏ならどの国を選んでも問題ない。英語版を持って行く気なら、あえてスペイン語版にしておきなさい。
ちょっとしたコミュニケーションツールとして大活躍。地元の人達に見せると、穴が空くくらい興味を持ってくれて、スペイン語圏での旅行がさらに楽しくなった。紙媒体の方が使い勝手が良い。 治安の良くない中南米では、スマホアプリでの代用はあまりおすすめできない。
サプリメント
サプリメントは世界中で買えるので心配無用。日本で使っていて余っているなら、それを持っていっても良いかも。
スクラバ ウォッシュバッグ
Scrubba Washbag (スクラバ ウォッシュバッグ)は、一時期旅行者の間で話題になった手洗い洗濯袋。
世界一周の洗濯グッズとしては折りたたみバケツがよくおすすめされるが、防水バッグとして使える分こちらの方が便利。逆に考えれば、防水バッグを洗濯袋にしても良い。
折りたたみバケツより軽いし、かさ張らないしでおすすめ。自立はできないが、壁などにもたれ掛せれば漬け置きも可能。空気を抜く部分がかなり弱いので、長く使いたいのならバケツと同じような使い方を推奨。
洗濯以外にも、飛行機での移動時などにシャンプーや化粧水、醤油や酒類など漏れると厄介なものを収納しておくこともできる。しかし、値段を考えるとコスパが悪いかな。世界一周に持っていくなら、ハイブリッドとして少し厚手のリュック式防水バッグを洗濯用に選ぶのが正解かも。
常備薬
薬類はもちろん海外でも手に入るけど、外国の薬はちょっと…という場合はある程度は日本から持参したほうが良い。
揃えるならば、ロキソニンなどの鎮痛剤、酔い止め薬、下痢止め、胃腸薬くらいを。高山病の薬は、日本では医師に処方してもらう必要があるが、海外では薬局で簡単に手に入る。
消毒・うがい薬用としてイソジンも持っていったけど、面倒でほとんど使わなかった。
ドライヤー
ドライヤーは良いホステルならたまに置いてあることもあるが、まだまだ一般的には置いていない。
髪の毛がボサボサだと旅のテンション上がらない女子には、やっぱりドライヤーは必要。電圧を調節できる海外旅行仕様のモデルが便利。
【実際に使用したドライヤー】
ドライヤーは売れ筋のコイズミを選択。サイズは19.6×17.8×8cmでかなりコンパクトで、重さは400gだが数字よりも軽く感じる。風量は決して十分とは言えないが、長期旅行ならば妥協できるレベル。
使用時の注意はMAXパワーで使わないこと。 一回目に持っていった時は、毎日MAXパワーで使い続けて2ヶ月くらいで壊れた。おそらく、海外のプラグは電圧が不安定で電気製品にかなりの負荷がかかるのかも。一時帰国中に再購入し、前回を教訓に中程度のパワーで使用していたら長持ちした。
世界一周持ち物リスト 必要度C 【個人の趣味】
《必要度C》→ 世界一周の持ち物で、個人的な趣味・嗜好品
完全な個人の趣味の世界の持ち物。例えば、二人旅であってもこれらの荷物は自分で最初から最後まで持ち続ける覚悟があるかどうかがポイント。
日本でしか手に入りにくいものも多いのでリサーチはしっかりと。
ノートパソコン
ブログを書いたり、一眼レフで撮影したり、Goproやドローンの動画を編集するなら必ず必要。逆にそれらに興味が無いならノートパソコンはいらない。
性能と画質と大きさ・重さ、バッテリーの持ちを考えると、 旅PCはMacBook一択しか思い浮かばない。 欧米人もほぼMacBook。Macの中にWindowsをブチ込んで両刀使いも可能。
また、世界各地にApple製品を修理できる店があるのも心強い。正規店がない国も多いけど、多くの国で富裕層向けにApple製品を取り扱っている店があるから大丈夫。
【実際に使用したノートパソコン】
世界一周のために選んだノートパソコンは、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)。
重さやサイズを考えればMacBook Airが理想だったが、当時のMacBook AirはRetinaディスプレイではなかった。Retinaディスプレイを使ったことがある人は分かると思うが、一度Retinaディスプレイを使うと他のPCの画面が限りなくショボく見える。
一眼レフでバリバリ撮影するつもりだったし、大枚叩いてMacBook Pro購入。使用した感想はとにかく最高!!起動の速さもさることながら、トラックパッドに慣れるとマウスを使うのが馬鹿らしくなってくる。旅の途中でマザーボードが破損し、インドで交換したが、その後は問題なく可動し現在もこの記事を書いている。
カメラ・交換レンズ・カメラバッグ
写真にこだわりがなければ、実はiphoneで十分。iPhoneのカメラや動画機能は、時に嫉妬することがあるくらい高性能。旅中のシャッターチャンスは、実はスマホのカメラがベストな選択であることも多い。これにGoproなどの防水撮影系を持てばだいたいOK。
しかし、世界一周で写真にこだわりたい人は当然とことんこだわりたい。一生に一度来れるかどうかの絶景たちが待っているんだから最高の形で残したいよね。個人的にはPENTAX押し。
関連記事 世界一周カメラのおすすめがペンタックスの一眼レフである3つの理由 関連記事 厳選!!世界一周に持参したPENTAXのレンズ場面別おすすめ6本 関連記事 海外旅行用カメラバッグを選ぶ際に気を付けたい3つのこと
カメラレンズ用PL・NDなど各種フィルター
一眼レフカメラのレンズに取り付けると、様々な効果を発揮するレンズフィルター。
PLフィルターは、光の反射をおさえて青空や紅葉を色鮮やかにする。NDフィルターは、滝や水の流れを取りたい時に光量を下げてスローシャッターにできる。
世界一周前半に撮影欲は満たされたので、これらは一時帰国中に日本に置いてきた。本当に写真が好きな人以外は必要ないと思う。
観光しながら撮影するのに、いちいちフィルター付け替える余裕は中々ない。空の青さは画像の加工ソフトを使えばある程度再現可能。滝や水の流れに関しては、加工ソフトでどうこうできるものではないので、あえて持っていくならNDフィルターの方かな。
【実際に使用したレンズフィルター】
Kenko PRO1D WIDE BAND サーキュラーPL (W) 77mm
初期に訪れたオセアニアや北米ではがんがん使用。特にカナダのメープル街道の紅葉の写真は、フィルターのある無しではぜんぜん違った。世界の大自然を撮りたい写真が好きな人は、PLフィルターは持っていって損はない。
PLフィルターは安いものではないので、持っているレンズで一番大きな77mm径のものを買って、ステップアップリングで使い回していた。レンズフードが付けられなくなるが、そこは我慢。
Hanwha 可変式 NDフィルター 77mm UMA-NDF77
ND2.5~ND400の可変式で、2,600円は破格。画質は気になるほど落ちなかったが、本気の人はやはり有名メーカーのものを選ぶほうが無難。一生に一度の景色ですからね。
Goproなどのウェアラブルカメラ・ドローン
手軽に迫力ある動画を撮れることに特化したGoproが有名なウェアラブルカメラや、素人でも美しい空撮を可能にしたドローン。これらこそ完全に趣味の世界。
これらを持っていきたいなら、事前に日本でしっかり経験を積んでから。 ただ”みんな持っているから”とか、”流行っているから”とか、”かっこいいから”とか”何か目立つことをしたいから”と持っていっても、結局はバックパックに奥底に眠ることになる。 関連記事 世界一周中にドローンであの絶景が撮影できるか調べてみた結果
ポータブルハードディスク
一眼レフ使用かつRAWデータを扱うなら大容量のポータブルハードディスクは必ず必要。
盗難・紛失のリスク管理のため、複数個にデータを複製して持つのが安全。世界一周では4つを持ち歩き、その都度日本に送る形でデータを守っていた。耐衝撃性のものを選んでおいたほうが無難。
旅行期間が1年未満かつ記録形式がjpegオンリーなら、一眼レフ持ちでも大容量メモリーカードの複数枚持ちでもなんとか行けるかも。 その場合、256GBを一枚買うよりも、64GBを4枚買う方がリスク管理の点からもおすすめ。
関連記事 ポータブルハードディスクの複数持ちで世界一周の思い出を守る
三脚
三脚は星空・オーロラなどを取りたい場合は必須アイテム。
最新の一眼レフやiphoneを持っている場合、街の夜景の撮影程度なら三脚はいらない。 ウユニ塩湖での撮影を想定しているなら、安物は不可。塩湖に吹き荒れる強風で、一眼レフごと三脚が倒れ、頬を塩っぱい水がつたうことになる。 関連記事 世界一周に三脚は必要か?実際に持ってわかったメリット・デメリット
電動歯ブラシ
電動歯ブラシのおかげで虫歯が発生しなくなった人は、持っていくべき。
世界一周には、家で使っていたパナソニックの電動歯ブラシを持っていった。本体の重さや、予備ブラシ・専用の充電器も持たないといけないのでかなり面倒くさかったが。
しかし、歯のトラブルは海外旅行保険が適応されないことが多い上に、歯科技術が各国でレベルの差が有りすぎて、結局帰国するはめになったりする。
関連記事 世界一周169日目☆メキシコ9日目ラパスの歯医者さん 関連記事 254日目ベネズエラ14日目歯医者さん再び 関連記事 ヴィリニュス観光と海外の歯医者3度目の正直!?に挑む旦那
電動歯ブラシを持っていく場合、実は日本製より海外展開しているPHILIPS(フィリップス)やBRAUN(ブラウン)がおすすめ。これらのブランドなら、替えの歯ブラシを手に入れるのが容易なので。
また、最近はUSB充電式の電動歯ブラシが出ている。これなら荷物も軽くなって良さげ。無名ブランドなので替えブラシの海外での購入は絶望的だが、1年程度の旅行期間なら替えブラシ4本あれば十分。これはいいかも。
和柄の折り紙
折り紙は世界各地で手に入るが、やはり日本が圧倒的に安い。
最近は、オリガミが世界中の子供達に認識されていて意外とウケが悪い。折り鶴はとっくに時代遅れ。
持っていくなら、子供受け狙いではぴょんぴょんカエルや紙風船などの動きがあるものを習得すべし。もしくは大人向けと割り切って、箸置きやコイン入れなどを覚えておくと便利。
関連記事 カウチサーフィンのお礼などに渡す日本らしいお土産を集めてみた
電気式ひげ剃り
ひげ剃りはもちろん男子限定。
ヒゲボーボーは、日本では難しいので世界一周中に体験するのも悪くないけど、なかなか日本人で似合う人は少ない。特にヒゲがもともと薄い人は、無理に伸ばしても謎の中国人風にしかならない。なので、ヒゲの手入れは普段からしておいたほうがいい。
電気式ひげ剃りは基本的に世界中で手に入るので、神経質にならずに日本で使っていたものを持っていけばよい。もちろん、T字カミソリが一番荷物を減らせるが、衛生的に不安な地域も多いので肌が弱い人は電気式がおすすめ。
【実際に使用した電気式ひげ剃り】
おすすめフィリップス スタイルシェーバー
ヒゲがトレードマークのTAXIの愛用のシェーバーは、なんとひげ剃りとバリカンのハイブリッドタイプであるフィリップス スタイルシェーバー。
普段はヒゲを剃り、たまに髪の刈り上げ部分をお手入れしていた。充電器がかさ張るのが残念だけど、 髪型がツーブロックでヒゲを生やしている人には神アイテムなり。
世界一周持ち物リスト 必要度× 【いらない!!】
《必要度×》→ 世界一周の持ち物で、持っていったけどまったく使わなかったもの
世界一周に選択ミスして持っていってしまった品々。愚かな先輩を反面教師としてちょうだい。
タブレット
取り扱いが難しい存在。ノートパソコンがあるなら絶対いらない。
「とりあえず」で持っていくと捨てることもできず後悔する。 例えばドローンのモニターとして使用するなど、はっきりとした使用目的がないなら持っていかないこと。世界一周出発時に、googleのNexus7を持っていったが万年ベンチだった。
蚊帳
過去の悲しい事例があるだけに、世界一周においてマラリアは非常に怖い存在。実際にアフリカでマラリアになった旅人に何人も会っているので他人事ではない。
なので、出発時にコンパクトに携帯できるSEA TO SUMMIT(シートゥサミット) のナノモスキートネット ダブルを持っていった。
が、My蚊帳を持ち歩くのはやり過ぎ。蚊帳が必要な場所の宿にはだいたい蚊帳がある。無ければその宿に泊まらなければよい。というわけで、結局アフリカでさえ一度も使うことはなかった。
速乾タオル
セームタオルやマイクロファイバータオルなどのいわゆる速乾タオルは、世界一周の必須アイテムによく挙げられるけど正直オススメはしない。
出発時にセームタオルを持っていったが、実際に使ってみると、拭き心地がとても悪い・一度乾かし忘れて臭くなると臭いがずっと取れないなど、”速乾”のメリットよりもデメリットを感じる事が多い。
なので、日本に一時帰国中にガーゼタオルに乗り換え。拭き心地は良いし、すぐ乾くしでシャワータイムが非常に快適になった。もちろんバスタオルサイズもある。
男子にはデメリットは見当たらないが、女子に関してはガーゼタオルは薄いので体に巻いた時に透けてしまうかも知れないので要注意。
結局、タオルは世界中で安く手に入るので、定期的に買い換えるのが一番快適かも。 あえて日本から持っていくならガーゼタオルか手ぬぐいがおすすめ。手ぬぐいは、カウチサーフィンなどのお土産にも喜ばれる。
自撮り棒
自撮り棒…いらね。無駄に重いし。
出発時には、誰かにスマホを渡して撮ってもらうことが怖い治安の悪い地域で使おうと思っていた。しかし、そんな地域ではそもそもスマホを出すことがNG。よって、Goproや360°カメラのTHETAなどを使う人以外は自撮り棒は必要ない。
今は、スマホに装着するタイプの広角レンズで良いものがたくさん出ているので、それを使って自撮りするのが安全快適。
携帯トイレ・エチケット袋
携帯トイレ袋もエチケット袋もどちらもいらない。リバースは、海外ではビニル袋で代用or窓を開けて放出でOK。
お腹がゆるい方なので、最悪の場合に長距離バスで使うかと思い携帯トイレを持っていったが、結局使うことは一度もなかった。
世界一周すると野に咲く花のようにルルルルルールルー♪することは、特に珍しいことではなくなる。また、誰も車内が香ばしさに包まれることを望んではいないので、その旨を運転手に伝えればちゃんと停車してくれるので安心してください、吐いてますよ☆
十徳ナイフ
十徳ナイフは、男なら世界一周に持って行きたくなるカッコいい道具の一つだが、無駄に重いし特に必要ない。”多芸は無芸”とはよく言ったものだ。一時帰国中に日本に置いてきた。
代わりに、料理用小型ナイフと鼻毛or眉切りハサミを持っていった方が有能。ワインの栓抜きは酒飲みに借りれば良い。
小型ナイフの時に書いたが、 十徳ナイフも中国では駅やバスターミナルに入る際の荷物検査で引っ掛かることがあるので要注意。
VICTORINOX(ビクトリノックス)の十徳ナイフが、本場スイスで安ければ買おうかと思ったが、スイスに安いものがあるわけもなく撃沈。
楽器
楽器は本気の人だけ。
カッコマンで持っていくと後悔する。編み物であるマクラメなどと違い、音の出る楽器は旅中に練習することもままならない。世界一周で新しい趣味を始めるのは無謀。旅行が趣味で良いではないか、皆の衆。
カンカラ三線という空き缶で造られた三線を持って行ったが、わざわざ折りたたみ加工をしたおかげですぐに壊れてしまった。ただ、壊れてなくても使わなかっただろうな、きっと。
世界一周持ち物リスト 必要度SS 【最も大切なもの】
感動する気持ち
旅の途中で失ってしまいがちな“旅をしている感動”は、一度失うと日本でしか取り戻せない。
最近、絶景を見ても無感動でどうもおかしいな?と思ったら、一時帰国や旅の終了も視野に入れるべき。
世界一周持ち物リスト おすすめアイテムのまとめ
世界一周の準備をしている方は、いろいろなブログを見て持っていく物の情報収集されていると思います。
その時にチェックすべきは、”おすすめの持ち物”より“いらなかった持ち物”です。
世界一周では、不必要な荷物はストレスにしかなりません。
私たちが思っているよりも世界はモノで溢れています。
最後に、本当におすすめのアイテムだけをおさらいをしておきます。
あなたの世界一周がより快適なものになりますように。
以上、どうも旦那でした。 @aso_kura