世界一周カメラに迷ったらペンタックスの一眼レフがおすすめ!!【星空・安価・軽量】

2016/05/10カメラ一眼レフ

 

 

ついに夢だった世界一周に出発するぞ!!

絶景を見て、美味しいものを食べて、友達いっぱい作ってたくさん思い出作ろう。

思い出といえば、カメラはどうしよう??

一眼レフ?ミラーレス?コンデジ?GoPro?スマホ?

う〜ん、迷うなぁ…??

 

そんな悩みに一つのアドバイスをお教えします。

 

世界一周の思い出に良い写真を残したいのならば一眼レフかミラーレスを選ぶべき。ブランドはペンタックスがおすすめ。

 

どうも旦那です。 @aso_kura

この記事を書いている僕は、2014年から約1300日に渡って世界一周していました。

世界一周の思い出に残った写真の枚数は、数万枚あります。

その写真のほとんどをペンタックスのカメラで撮りましたが、スマホで撮った写真と比べるとやはり美しさが全然違います。

 

もちろん、世界一周に一眼レフを持っていくことにはデメリットもあります。

今回は、世界一周のカメラに一眼レフを選ぶメリットとデメリット、そしてペンタックスの一眼レフをおすすめする理由をお伝えして、あなたのお悩みに答えようと思います。

 

世界一周のカメラに一眼レフを選ぶメリットとデメリット

世界一周に一眼レフカメラ(ミラーレスカメラも含む)を持っていくメリットとデメリットを挙げると、以下のようになります。

メリット

  • 夜景や星空、室内などの暗い場所できれいな写真を撮ることができる
  • レンズを交換すると、目で見るよりも広く撮ったり、遠くのものをアップで撮ることができる
  • 撮りたいのものを目立たせるために、後ろの景色をボケさせるて撮ることができる
  • 画質が良いので、写真を加工してもあまり画質が悪くならない
  • カメラを使う技術が上がる

 

    デメリット

    • 価格が高い
    • 大きいので、使うことが面倒になる
    • 重たいので、荷物の重量が増える
    • 盗難や強盗に狙われやすい
    • 交換レンズがあるので荷物が多くなる

     

    このメリットとデメリットは、コンデジやスマホを持っていった場合は反対になりますね。

    安くて荷物も軽くてかさも減るけれど、画質の良い美しい写真を残すことは難しくなるということです。

     

    ただし、最近は高級コンパクトデジカメや、高性能なカメラ機能を搭載した新型のスマートフォンが登場しています。

    高級コンデジなら価格は高いけれども良い画質が撮れ荷物も減る、新型スマホなら価格が高くて盗難には遭いやすい(日常でも使うので)けれど、暗い場所できれいな写真が撮れたり、ボケを使えたりというメリットやデメリットがそれぞれ変わります。

    世界一周の写真における考えにあわせて、メリットとデメリットを比較して選ぶと良いですね。

     

    世界一周のカメラにペンタックスの一眼レフをおすすめする理由

     

    今回、僕は世界一周に持っていくカメラにペンタックスの一眼レフをおすすめします。

    それは、ペンタックスの一眼レフを選ぶことで、他社の一眼レフを使用するよりもデメリットの度合いが減ると考えるからです。

    その理由を3つ挙げてみたいと思います。

     

    NikonやCANONなどに比べて防塵防滴カメラの価格が安い

    世界一周では、カバン・PC・服・靴…etcと一眼レフだけにお金を掛けるわけにはいきません。

    僕は、「できるだけ安価で高性能な一眼レフを手に入れたい」と思っていました。

    世界一周に持って行くカメラは、もちろん写りも大切ですが、 頑丈さも重要な要素の一つです。

     

    カメラの頑丈さを表す機能の一つに、「防塵・防滴」があります。

    精密機械であるカメラは、細かいほこりや水に非常に弱いのです。

    世界一周中に写真を撮りたい絶景には、砂漠や水辺の風景も多いですし、南国では突然のスコールに打たれながら歩かなければならないこともあります。

     

    そんな過酷な環境も多い中での使用では、カメラが「防塵・防滴」であることはとても重要です。

    カメラメーカーではPENTAXの他にも、一眼レフではNikonやCANON、ミラーレスではソニーや富士フィルムやオリンパスにPanasonicが有名ですが、防塵防滴機能は、ミドルクラスやフラッグシップモデルと呼ばれる中〜上位の機種にしか採用されていません。

     しかし、PENTAXではエントリークラスの機種から防塵防滴機能が採用されています。 

     

    現行モデルで防塵防滴機能を持つ一眼レフボディであるPENTAXのK-70NikonのD7500CANONのEOS 6D MarkIIの価格を比較してみます。

    (※2018年10月12日の価格.comの最安値比較)

     

    モデル 価格
    PENTAX K-70 ボディ 55,750円
    Nicon D7500 ボディ 90,846円
    Canon EOS 6D MarkII ボディ 138,280円

     

    圧倒的にPENTAXのK-70が安いですね。

    PENTAXの現行モデルではミラーレスカメラのPENTAX QS-1を除く、すべての一眼レフカメラに防塵防滴機能があります。

     

    PENTAXは防塵防滴機能に自信を持っています。

    下の動画は、PENTAX K-5というモデルの体験イベントの様子です。

     

    次の動画では、アメリカ兵がPENTAXの一眼レフに砂を掛けまくり、その後水道でジャブジャブ洗い流しています。

     

    さすがにやりすぎ感のある実演ですが、強い雨に打たれたり砂まみれになったりすることは、世界一周中に起こりえます。

    ですので、このような状態でもカメラが壊れずに機能するというのはとても心強いです。

     

     また、ペンタックスはボディだけではなくレンズもエントリーモデルから防滴機能があるものが多いですし、高級モデルでは防塵防水機能が付いているものが多いのも特徴です。  

    参考 厳選!!世界一周に持参したPENTAXのレンズ場面別おすすめ6本

     

    ボディが小さくて軽い

    さきほど挙げた一眼レフカメラのデメリットの一つが、「大きい・重い」

    そのようなデメリットに対して、PENTAXのカメラの特徴として「小型・軽量」を挙げることができます。

     

    先ほどの3社のモデルで、防塵防滴機能を持つ一眼レフカメラの重さとサイズを比較してみます。

    モデル 重さ 大きさ
    PENTAX K-70 628g 125.5x93x74 mm
    Nicon D7500 640g 135.5x104x72.5 mm
    CANON EOS 6D MarkII 685g 144×110.5×74.8 mm

     

    重さもサイズも、PENTAX K-70は他の2機種よりも優れています。

    わずかの差ですが、実際にペンタックスのカメラを手に取ると数字以上に小型・軽量を感じると思います。

    量販店などで、ペンタックスのカメラを目にする機会がありましたらぜひ触ってみてくださいね。

     

    星空が本当にきれいに撮れる

    ボリビア 鏡張りのウユニ塩湖の星空

     

    世界一周旅行で撮りたい絶景の一つが満天の星空や天の川。

    ボリビアのウユニ塩湖、ニュージーランドのテカポ湖、チリのアタカマ砂漠など世界には素晴らしい星空を見ることができるスポットがたくさんあります。

     

    そんな美しい星空の写真を撮りたいと思うのは当然です。

    星空の写真は、正しい知識と三脚さえあれば誰でも簡単に撮ることができます。

    参考 世界一周に三脚は必要か?実際に持ってわかったメリット・デメリット

     

    星空を撮る方法はここでは省略しますが、20秒ほど写真を撮っている状態にしたままにすることもあります。

    実は星というのは僕たちが思っているよりも早く動いていて、シャッターを開いている時間がわずか20秒間でも写真を拡大すると星が線になってしまっているのを確認できます。

     

    星空 動く

    シャッタースピード20秒で撮影した星のアップ

     

    ですので、プロの写真家は星空を撮影する時は、カメラが星と一緒に動くようにする「赤道儀」という道具を使います。

    この赤道儀という道具、安くても数万円する上に大きくて重いので、とても世界一周に持って行こうとは思いません。

     しかし、PENTAXの製品では、「アストロトレーサー」という機能を使って赤道儀と似た機能を持たせることで、星空をきれいに撮ることができます。 

     

    アストロトレーサーの機能は、現行の製品ではフルサイズであるPENTAX K-1 MarkII、そして生産は終了していますがAPS-CのフラッグシップモデルのPENTAX K-3IIに搭載されています。

    また、アストロトレーサー機能が搭載されていない現行機種であるPENTAX KPPENTAX K-70でも、O-GPS1という小型軽量(50g)のGPSユニットをカメラに取り付けることによってアストロトレーサーの機能を使用できます。

     

    この機能はPENTAXのカメラを持つ大きなメリットの一つなので、世界一周や海外旅行で星空をきれいに撮りたいと思ってる方にはぜひオススメします。

    カメラにアストロトレーサーの機能を搭載する:O-GPS1

     

     

    世界一周で3年半ペンタックスの一眼レフカメラを使った感想

    世界一周 PENTAX

     

    僕は、ペンタックスのK-5IIsとミラーレス機であるK-01の二台を持って世界一周に出発しました。

    K-5IIsは、フラッグシップ機であったK-3IIの一世代前の機種です。

    また、K-01はペンタックス唯一のAPSーCサイズのミラーレスカメラです。

     

    CANONやNikonにもミラーレスカメラはありますが、一眼レフとミレーレスのレンズのマウント(種類)が違うので、共有するには特別な道具が必要です。

    しかし、ペンタックスのミラーレスカメラK-01は、ペンタックスの他の一眼レフとレンズが共有できます。

    メインの一眼レフカメラが壊れても、壊れていないレンズはサブのミラーレスカメラで使用できるという利点がある組み合わせです。

     

    残念ながらk-01は生産終了し、中古品を探すか、プレミアの付いた新品を買うしか手に入れる手段はありません。

    PENTAX唯一のAPS-Cミラーレス:K-01

     

    良かった点

    環境を気にせず使用できた

    砂が風で舞い上がっているペルーのワカチナ砂漠、湿度100%のベネスエラのロライマ山の山頂、水しぶきが飛びまくるアマゾン川の川下りなどでも気にせず写真を撮影できました。

     

    ブランドネームがない

    これは、災い転じてですが、一眼レフの世界的なシェアはNikonとCANONが二分している状態です。

    実際、世界で出会う観光客が持っているカメラはほとんどNikonかCANONでした。

    なので、 PENTAXの知名度は世界的に見ると低く、PENTAXのカメラは世界の泥棒たちから対象として狙われにくいです。   

    参考  簡単!!海外旅行のカメラ盗難対策【一眼レフぼろぼろ大作戦!!】

     

    バッテリーの持ちが良い

    僕は、世界一周中に長期間の電気のない環境を想定して、バッテリーをなんと6個ほど持って行きました。

    実際にアメリカでバッテリーを充電ができない状況でドライブを7日間し、每日数百枚の写真を取り続けましたが、バッテリーは3個で十分でした。

    バッテリーの持ちがいいというのは、安心できる要素の一つですね。

    困った点

    オートフォーカスが少し遅い

    撮りたいものにピントを自動的に合わせるオートフォーカス。

    この オートフォーカスの速さが他のメーカーより劣っている  のが、PENTAXファンの中では悩みの種。

    世界一周中に、そこまで速く動くものを撮ることは少ないですが、アフリカのサファリで動物たちを撮影する際にはもどかしい場面が何度かありました。

     

    追記(2018/10/21)

    2016年に、望遠ズームの新型レンズであるHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REが発売されました。

    旧型のHD PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED WRとの大きな違いは、オートフォーカスの高速化でなんと広角側で8.3倍、望遠側で1.7倍高速化しているそうです。

     これにより、世界一周におけるPENTAXの一眼レフの弱点の一つだった、アフリカのサファリでの野生動物撮影がかなり快適なります。 

     

    ペンタックスの一眼レフを持っている方はには、ぜひ手に入れてもらいたおすすめのレンズです。

    ※対応機種が、K-1 Mark II、KP、K-70、K-1、K-3 II、K-3、K-S2、K-S1、K-50に限られますので注意してくださいね。

     

    AF性能がUPしてサファリの撮影もばっちり:HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE

    【おすすめの保護フィルター(58mm)】Kenko 58mm 撥水レンズフィルター PRO1D プロテクター NEO

     

    PENTAX製品を売っている店が少ない

    世界各国のカメラ店や家電販売店を見てきましたが、PENTAXの製品を見ることはあまりありませんでした。

    ですので、もしレンズやバッテリー、充電器を無くした時に、新しいものを手に入れるのことがけっこう難しいです。

     

    修理拠点が少ない

    上記と同様の理由で、NikonやCANONに比べてPENTAX製品の修理を受け付けてくれる公認の修理店の数は、とても少ないです。

    もちろん、公認でなければ修理をしてもらえるお店はあります。

     

    以前、中央アジアで一眼レフを落下させてしまいPENTAXに問い合わせたところ、海外から日本に壊れたカメラを送って修理することは可能で、修理が終われば海外に発送できるということでした。

    しかし、常に移動を繰り返す世界一周旅行では、なかなか一ヶ所で修理を待つというのは難しいかも知れませんね。

     

    PENTAXの一眼レフカメラのおすすめ機種

    最後に、僕の選ぶPENTAXの一眼レフカメラのおすすめ機種ですが、今一番おすすめなのはPENTAX K-3IIです。

    もともとフラッグシップ機として発売されたので、アストロトレーサーを内蔵しており機能的には申し分ないです。

    機能的には、他社の10万円台の機種と同等です。

    残念ながら生産はすでに終了していますが、まだネットショップなどには在庫があり、値段も手頃になってきているので狙い目かと思います。

    一番おすすめの一眼レフ:PENTAX K-3II

     

     

    価格重視で選ぶならばPENTAX K-70を選びますね。

    PENTAXの一眼レフの中でも小型・軽量で防塵防滴機能もばっちりです。

    O-GPS1を取り付ければ星空も綺麗に撮れますし、世界一周でも十分に使えるパフォーマンスを持ったカメラです。

    価格もレンズとセットになったを買っても、現行のミドルクラスの機種であるPENTAX KPのボディの価格より安いです。

    価格を重視して選ぶ:PENTAX K-70

     

     

    画質で選ぶなら、やはりセンサーサイズの大きいフルサイズカメラであるPENTAX K-1 MarkIIですね。

    すばらしい画質に加え、防塵防滴とアストロトレーサー機能ももちろん搭載されています。

    一生に一度しか行かない場所を、最高の画質の写真で残したいと考えているならば、フルサイズカメラを選べば後悔しないはずです。

    画質を重視して選ぶ:PENTAX K-1 MarkII

     

     

    最新機能で選ぶなら、PENTAX KPで決まりです。

    専門用語になってしまいますが、最高ISOが819200、約2432万画素でローパスフィルターレス、リアル・レゾリューション・システム搭載、ローパスセレクター機能、アウトドアモニター機能搭載のチルト式液晶などなど。

    ざっくり言うと、最新の機能が搭載されているので、カメラ初心者でも鮮明で美しい写真が撮りやすくなっています。

    性能的にも価格的にも、フルサイズであるPENTAX K-1とエントリーモデルであるPENTAX K-70の間ですので、松竹梅の竹がお好みの方にもおすすめです。

    最新機能を重視して選ぶ:PENTAX KP

     

     

    世界一周カメラのおすすめのまとめ

    この記事では、世界一周に持っていくカメラにPENTAXの一眼レフをおすすめする理由を書きました。

    世界一周旅行に持ってくカメラを悩んでいるあなた、ぜひPENTAXの一眼レフを検討してみてください。

     

    以上、どうも旦那でした。 @aso_kura

     

     

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