春のロンドン旅行記//カメラ盗難…【世界一周イギリス編】
約8ヶ月もの期間旅をしたアメリカ大陸をついに抜け出し、やってきたのはヨーロッパ。
ヨーロッパの旅のスタートはイギリスから。
ブラジルはサンパウロから首都ロンドンへ降り立った二人。物価の高さが気になるところですが…、さてどんな旅になりますやら。
うぅ‥しんどい。ずっと微熱が続いて下がらん。咳もひどいし、これは重症かも知らん。
出たっ!! taxi得意の大げさな病っ。
【ロンドン旅行記①】イケてない…イギリスへ向かう乗り継ぎのモロッコの空港
【2015年5月2日】 Shuku japanese_dog_hana
モロッコのカサブランカ空港に到着。
一番最初に驚いたのはトイレで「お金ちょうだい。」って言われたこと。
空港のトイレでそんなこと言われたのは初めて。
モロッコは乗り換えだけやったから元々お金もってないし、困った顔で持ってないってジェスチャーしたら「じゃぁいいよ。」って。
Taxiを待ってる間、トイレ観察したけど元々トイレの料金なんていらんやん!!
トイレのお掃除おばさんのおこずかい稼ぎだったようです。
恐るべしモロッコ。
そして、いつもはすんなり進む飛行機から降りる列も大渋滞。
何かと思ったら荷物チェックしてるー。
飛行機降りたばっかりで荷物チェックするの初めて。
そして、さらにトランジットの人は後から再び手荷物チェック。
面倒くさい。。。
そして、更に面倒くさかったのが空港で飲み物がなかったってこと。
正確に言えば空港で何も飲めなくって、喉が渇いて体調悪いTaxiが辛そうだったってこと。
どういうことかと言うと、普通空港にはトイレの近くにウォータークーラーが置いてあって、いつでも水が飲めるようになってるのにモロッコ空港それがまったく無い!!
で、売店でジュースを買おうとしたら、「カードは使えないよ。」って。
他の店も訪ねたけど、全滅。
一ヶ所使える所があったけど、カード払いの利用料金の制限があってなんと100ユーロから。
それ以下だとカードは使えません。
100ユーロっていったら12000円、誰がそんなに売店で食べ物買うっていうの??
モロッコは乗り換えだけだから、モロッコの現金を降ろす気もないし、喉がカラカラのまま耐えるしかなかったのでした。
フリーwifiも無いし、モロッコのカサブランカ空港は今までで一番イケてない空港認定です。
そんなモロッコの空港でしたが、モロッコ航空のサンパウロ~モロッコ間では機内食が2回出ました。
フライト時間が短いモロッコ~ロンドン間でも機内食が1回出て、合計3回も機内食が出て、私は喜んで全部食べていました。
一方、taxiは終始体調悪そう。
ブラジルの弓場農場に居た時から続く長い体調不良。
さらに、弓場農場からの移動が夜行バス+夜行バス+夜行飛行機で車中泊3泊はさすがにキツかったのかなぁ。
【ロンドン旅行記②】イケてない…ロンドンのホステル
【2015年5月3日】 Shuku japanese_dog_hana
Taxiの熱がずっと下がらないので、保険会社へ連絡して病院へ連れて行くことに。
それにしてもここのホステルはケチ。
ホステルのwifiの電波が悪くてskypeの通話もまともに使えずで、保険会社への電話が全然繋がらなかったから、フロントに電話を貸してくれる頼んだらだら、なんと「貸せない。」って。
病気で保険会社に掛けると言う事情と、その電話番号はイギリスのフリーダイヤルの電話だから電話代は掛からないって伝えたけど、それでも返事は「貸せない。」。
そして、ホステルの向かいにあるホテルの中の公衆電話で掛けろって、なにそれ。
この後何回かロンドンで宿替えをしたけど、ロンドンのホステルは全部サービス悪すぎる。
イギリスの物価を考えたらホステルの宿泊料はかなり安いし、親切なんてやってられんってことかな。
物価はだいたい日本の2倍ぐらいで、ドミトリー部屋の料金は1人2000円~3000円位で、南米なら個室に2泊泊まれる料金。
ドミトリー部屋は12人とか24人部屋とかが普通。
そして、キッチンが付いているって書いているところも食器やコンロがまったく無くて、ただ電子レンジと水道があるだけ。
そんなん台所って言わんやん。
とりあえず、向かいのホテルに向かい電話を貸してもらい保険会社に連絡。
保険会社へは、折り返してホステルの電話番号にか掛けてもらうようにした。
その後、「保険会社からホステルに電話が掛かってくるから、その時は私に繋いで下さい。」って言ったら、何故かそれもできないと言われる。
「なんで??掛かってくる電話でさえ使えないの??」とケンカ一歩手前でやりとりしてると、ちょうど保険会社からホステルに電話が掛かってきて、無事に病院を案内してもらえることになりました。
それにしてもなんでこんなに意地悪なん??
メキシコで同じようなことがあったけど、フロントの兄ちゃんは私達の拙いスペイン語でも真摯に対応してくれたし、親身になってくれてとっても親切やったのに。。。
これはあくまで私の個人の意見やけど、「困った人はみんなで助けよう」って気持ちは発展途上国の方があるような気がしました。
それは、みんなで協力しないと生きていけないからかな??
でも、先進国は自分がなんとかしなくても誰かがなんとかするだろうって気持ちが強い気がする。
この時は腹が立っていたから極端に考えたけど、後々まぁ全てのイギリス人がそんな考えであるはずはなく、結局個人の問題かなって考えに落ち着くんやけど、この時は確実に「なんなんだっ!!イギリス人っ!!」って思っていたからね。
とりあえず保険会社が紹介してくれた病院へ。
診察結果はただの風邪。
Taxiはインターネットの肺炎チェック表を見て「絶対、俺は肺炎や…。」って騒いでたけど、ただの風邪でーす。
大げさなヤツめ。
日本人のお医者さんがいる病院に行ったから、メキシコの病院と違って超簡単な診察で薬をもらって終わったのでした
国が違うと医療の仕方も違うから面白い。
そんな今日、もう1つ事件が。
私のカメラが無くなっている…
普段カメラはずっとカバンの中に入れていて、いつも前掛けにしているので、どこかで落としたとか忘れたってことはないはず。
と言うことは、たぶんドミの部屋。
記憶を辿ると、体からカバンを離したのは晩ご飯を作りに行く時と朝ご飯の時。
その時はなぜかベットの上にかばんを置きっぱなしにしてしまったのです。
私の泊まっていたドミトリーの部屋では、みんながiPhoneの充電をしたままどっかに行ったりしていたし、ここはイギリスやから安全かもって油断してしまった。。。
ここが南米なら絶対にそんなことはしなかったのにね。
でも、逆に南米のドミトリーに泊まるのはだいたい旅行者なのでそっちの方が安全なのかも。
後で聞いた話では、イギリスでは現地人(移民??)が盗みを働くためにドミトリーに泊まったりもするんだって。
で、宿の近くの警察を調べて行くも、今日は日曜日でお休み。
日本の常識では、警察って24時間365日休まずやってるいものだと思ってたからビックリ。
しかも、明日も明後日もイギリスの祝日だから警察は休みなのでした。。。
イギリスの祝日なんて知らないよ〜!!
それにしても、カメラを盗られたのはショックです。
SDカードに入っている写真のデータも失いました。
パソコンに頻繁にデータを移していたから被害は最少やけど、ブラジルの弓場農場の後半とリオデジャネイロやサンパウロの写真が無くなった〜っ!!
盗みは絶対ダメーっ!!
油断して常に貴重品を持ち歩かなかった私が悪いんやけど…。
旅からたった1年でカメラが無くなってしまうなんて…、使い易くて気に入ってたからショック。
1年もの間毎日使っていたら愛着も湧くのです。
泥棒のバカ野郎っ!!写真のデータも返せ〜!!
南米からヨーロッパに入って、やっと安全な地域に着いたと油断した途端ツイていない2人なのでした。
【ロンドン旅行記③】ロンドンでタワーブリッジをするのか??
【2015年5月4日】 Taxi @aso_kura
スタイリッシュなロンドンの町並み
さて、病院でもらった薬を飲んだけれども体調はあまり変わらず、でもちんたらもしていられないのでロンドン観光に繰り出しますよ。
その前に、警察行かないと。
宿の朝のスタッフには昨日の病院の件もあり相談する事はやめました。
本当に困ったときに助けてくれない宿は、たとえ設備が良くてももう泊まる事はないでしょうねぇ。。。
近くの警察署に行くも閉まっており、玄関前で出会った地元の方が他の警察署へ電話を掛けてくれて、今日開いている警察署を教えてくれましたよ、サンキュー!!
で、その警察署に向かったは良いけれど、こっちの言いたい事が旨く伝わらない…英語力の無さを実感。
結局、紛失届をネットで届け出ろとアドレスの書いた紙を渡されて終了。
いや、盗難届が欲しいんですけど…、仕方なく一旦撤退。
なぜか町中に騎馬隊
目的達せずとぼとぼと歩いていると、偶然王宮の近くで有名な衛兵交代式が始まったので見学。
イギリス人自身はこれをガッカリスポットに認定しているらしいけど、キットカットのCM思い出して楽しかったですよ。
昔の宮沢りえは可愛かったなぁ。
ハブ ア ブレイク ハブ ア キットカット!!
その後は、歴史的な建物や観覧車ロンドンアイを見たり、途中でフードフェアがやっていたので眺めたり(イギリスの物価が高過ぎて手が出ない…)。
ロンドンの公園は春真っ盛り
ロンドンのポストもいちいちオシャレ
時計台と赤電話ボックスのロンドンらしい風景
ロンドンの建物はオシャレの中に歴史的な重厚感があって好きですね
観覧車ロンドンアイ しっかりロンドンの風景に溶け込んでいて意外
フードフェア だいたい一品1000円位から…
スコーンとビスケットでなんちゃっアフタヌーンティー 飲むのジュースですけど
タワーブリッジそばのお城 ドラクエみたい
タワーブリッジ 思ったより小さいけどデザインは秀逸
タワーブリッジに行ってshukuをタワーブリッジしようと思ったけど、体調悪くて無理…別に体調悪くなくても恥ずかしくて無理。
そのそばのお城を見て今日の観光は終了。
ベタなロンドン1日観光となりました。
その後、宿替え。
定価24000円がネット予約で7000円位のホテルに泊まったけど、定価は大嘘だな。
個室だけど石鹸もシャンプーもテレビのリモコンも無いしね。
朝食もそこそこだったし、24000円出してたら発狂レベルだと思う。
本当にロンドンの宿事情は相当悪いです。
【ロンドン旅行記④】にいるのになかなか大英博物館に行けない
【2015年5月5日】 Taxi @aso_kura
さて、今日は旦那あこがれの大英博物館に行く日です。
ワシントンの博物館群も楽しかったですけどね。
やっぱ博物館と言えば大英、美術館と言えばルーブルなんて固定観念があるもんで、昨日の晩から遠足の前の日よろしく楽しみにしてました。
ロンドン名物二階建てバス
ロンドンには馬用の信号機があります まぁ普通に信号無視してましたけど…
が、道中また立ち止まっての二人のケンカが始まります。
まぁ内容はいつもと一緒です…。
NY、ブエノスアイレス、ロンドン、世界の名だたる都市でケンカしているので、次はパリくらいでしょうかf^^;
数時間の戦いの終戦後、バスステーションに立ち寄って、明日からのバスの時間の確認したり予定を考えたり。
そうこうしているうちに博物館閉館2時間前。
ゆっくりみるには1日掛かると言われる大英博物館、この日は泣く泣く諦め、明日行く事に。
宿までぶらぶらとロンドンの街を散歩。
ロンドンでは八重桜が満開
アンコウと戦う子供
カナダ、アメリカ同様ロンドンにもリスが普通にいます
この鴨、変な座り方してると思ったら…
下からこんなにも子鴨が出てきてビックリ
イギリスと言えばのあの有名人と一枚
パイルドライバーを喰らったらしい彫刻
今日も宿替え、毎日宿泊予約サイトとにらめっこしながら安い宿を探しております。
イギリスに来る前に事前に予約しておかなかった罰ですね。
ヨーロッパは南米の様に行き当たりばったりで旅すると出費が重なり破産しますです、ハイ。
それにしても今日の宿もヒドい。
キッチンとは名ばかりのコンロ無し、食器無し、あるのは流しと電子レンジとポットだけ。
部屋のコンセントは16人で2個、ネットは一時間だけ無料であとは有料。
荷物預け室はまるで廃屋の倉庫の様な汚さ、しかも有料。
はぁ…、まだ南米の物価感覚が抜けていないので、この料金払ってこれかぁという思いが納まりません。
早く慣れないとね。
あとはイギリスで感じた事。
イギリスもニューヨークと同じでたくさんの人種の方々が住んでいました。
NYよりインド人の比率がかなり高いかな??
でも、NYみたいに特定の業種は全部黒人みたいな状況は感じませんでしたね。
どの職業もどの人種の人も就いている。
人種、職業に貴賤無し感があり。
NYで感じた自由の中の闇はロンドンでは感じませんでした。
【ロンドン旅行記⑤】やっと念願の大英博物館を満喫できた日
【2015年5月6日】 taxi @aso_kura
今日泊まった宿の話なんですけどね、ここのドミトリーは圧巻の24人部屋だったんですね。
三段ベットが6個部屋の中にあると言うすごい部屋です。
まぁ問題はそこではなくて、その宿の部屋の鍵が全て数字式であると言うこと。
あの自転車の鎖とかであるボタン式のやつですね。
さらにその数字は週に一回しか更新されないんです。
こうなるとどうなるかはだいたい想像が付きますよね。
宿にチェックインして部屋に入ると、僕のベットには秀吉の生まれ変わりである若い黒人が、信長の生まれ変わりである僕の為に布団を暖めてくれていた訳ですよ。
ここは俺のベットだと言うと謝りもせず、他の空いてそうなベットに移動して、また布団を暖め始めました。
他の宿泊者からの「お前またチェックインしたの??」と言う質問には無視を通して。
なんで高い金払って、他人の中古の布団で眠らないかんのだ…。
コイツ本能寺の炎に巻かれて死ねばいいのに。
お分かりの様に、恐らくこいつはチェックアウトした後に、変わっていない暗号を入力して堂々とドミトリー部屋に再び侵入し、24人部屋と言う管理し切れない部屋で無断宿泊をしている訳です。
もしコイツが強盗の片割れなら夜中に内側からドアを全て開けることも出来る訳ですよ、おぉ怖い…。
これ、何処の国の宿の話だと思います??
イギリスですよ、イギリスっ!!
確か先進国ですよね??
ロンドンの安宿は予約サイトでは評価がどこも著しく低くて何でかなぁ??と思っていたんですが、何カ所か泊まってみて納得しました。
安宿の質はロンドンより南米の方が断然上です、信じがたいですけど…。
さて、残念な話はさて置き、やっとこさ大英博物館に行く事が出来ました。
大英博物館
入り口側で軽い荷物検査を受けて入館。
じっくり一日大英博物館を楽しみました。
とにかく広い館内
エジプト代表
チリ代表
カウンターパンチ
見ちゃいや〜ん
討ち死
日本コーナーもありました
日本代表
日本コーナー、館内位置的にだいたい最後に見る事になるんでしょうけど、閉館間近でみんなもクタクタであろうにも関わらずたくさんの人が展示を興味深く見てくれていました。
日本人としてとてもうれしかったですね。
楽しみにしていた大英博物館は期待通りで大満足でした。
帰りにラスベガスで行きそびれたM&Mショップに寄り道
博物館からの帰りに宿の近くに警察署があったので一応寄ってみるかと期待せずに行ったら、そこの警察官たちはとても親切で、なんと電話で日本語通訳を通してくれて盗難届が無事受理される事となりました。
これでひとまず安心。
翌日の朝。
先の宿、朝食付きでパンとシリアルが付いているとのことだったのですが、牛乳が途中で切れたんですよね、
僕たちは間に合いましたが。
でもね、後から来た人がスタッフに聞いても、牛乳はこれ以上無いって言うんです。
もうね、呆れて物が言えない…。
シリアル置いといて牛乳無いってなんなんだ。
誰かが2ℓ一気飲みした様子も無いぞ。
朝からボリボリとシリアルを食べる宿泊者がたくさんいる朝食の風景…。
もうイヤ…。
うちの油断とは言えカメラを盗まれるとは…くやしい。
俺たちにとって初めての盗難事件ってことになるなぁ。それにしても、ロンドンの安宿は本気で質が悪かったわ。二度と泊まりたくない宿ばかり。街自体はクールなのにもったいないな。
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