春のベルゲン旅行記//美しい港町と伝統衣装【世界一周ノルウェー編】

2019/01/07ノルウェー世界一周旅行記, ベルゲン

 

アイスランドでのレンタカー一周旅を終えて、二人が飛行機でやって来たのは、ノルウェー第二の都市ベルゲン。

 

北欧に初上陸した二人。

果たして、北欧とはどのような場所なのでしょうか？

 

 

【ベルゲン旅行記①】ベルゲンに到着！！北欧の物価にびっくりする

【2015年5月15日】　Shuku　 japanese_dog_hana

ノルウェー上空

アイスランドのケプラヴィーク国際空港で、レンタカーを返却。

午前11時の飛行機で、ノルウェーのベルゲンにやってきました。

 

初の北欧だ〜！！

本当はイギリス・アイルランドやアイスランド、バルト三国も北欧扱いらしい。

でも、日本人の感覚では北欧はスウェーデン、デンマーク、フィンランド、そしてノルウェーですよね。

 

という訳で、私たちにとって北欧は未知の世界。

特にノルウェーは、北欧一物価が高い国と言われています。

お財布がどうなることやら…。

 

ベルゲン空港から市内まで移動

ベルゲン空港から市内までの移動手段は3つ。

タクシーかエアポートバスか路線バス。

 

北欧でタクシーは無理、笑。

次に高いのがエアポートバス。

でも、切符は空港内で買えるし、乗り場もとても分かりやすくて便利で早い。

30分～1時間に1本は出ています。

 

一番安いのは、もちろんローカル路線バス。

私たちは料金優先で路線バスで市内まで行くことに。

 

でも、市内へ向かう路線バスの乗り場がかなり分かりにくかった…。

ここだろうと思ったバス停で、待っているけど一向にバスがやってこない。

違う行き先のバスの運転手にたずねると、ここで待って「50番のバスに乗りなさい。」と。

 

しばらく50番のバスを待っていたけど全然来ない。

なんか嫌な予感がしたから、別の運転手さんに再びたずねる、「市内へ行くバスの乗り場はここじゃないよ。俺があと10分したら連れてってあげるから、ちょっと待っていなさい。」って。

 

なんて親切な運転手さん。

しかも、この運転手さんは最後にとってもかっこいい一言を残していったから、この後私はすっかりこの運転手さんのファンになるのです。

 

ベルゲンの路線バス

私たちは、市内行きのバス停はこの近くにあって、運転手さんが歩いて連れてってくれるのかな？と思っていました。

でも、実は市内まで行く路線バスが出発するのは、空港からかなり離れた場所だった。

この運転手さんのバスのルート上にそのバス停があり、なんとバスで連れていってくれたのです。

 

降りるときに料金を払おうとすると、

 

「料金は、次に乗るバスで払ってね。」

 

って。

 

そう、このバスは無料で乗せてくれたのです。

しかも、それを伝える言い方が「料金はいらないよ。」ではなく、この言い方がステキ♪

こう言われると、「いえいえ、親切にしてもらったのだから払います！！」とは言えず、「ありがとう！！」と答える選択肢しかない。

 

ん〜、スマートでかっこいい！！

物事を伝えるにも、色々な言い回しがあるなと思った時間でした。

 

 

可愛らしいベルゲンの町並み

無事ベルゲン市内に到着しました。

ここから今日の宿に向かいます。

地図では分からなかったけど、どうやらこの宿は丘の上にあるみたい…。

 

私たちは節約のために歩くことを決意。

これが、ほんまに過酷やった〜。

途中で、心がぽっきり折れそうになるのをベルゲンの美しい景色と可愛らしい建物が励ましてくれました。

 

美しい街並み

 

5月中旬のベルゲンは桜の季節

 

高台からの眺め

この景色は、すごい急な坂を上がりきった所にあった展望台から。

この風景は素晴らしかったな〜。

そして、ふらふらになりながらホステルに到着しました。

 

ベルゲン ホステル モンタナ（Bergen Hostel Montana）

ベルゲンの宿は、「ベルゲン ホステル モンタナ（Bergen Hostel Montana） 」。

ドミトリーで、一人一泊210ノルウェークローネ。

 

210クローネは、日本円で3,600円！！

南米の1日の生活費より高い…北欧恐るべし。

これでも、この宿がベルゲンで一番安かったのですけどね。

 

でも、高いだけあってホステルは超キレイ！！

ドミトリーのベッドは大きくてしっかりしていたし、台所は広くて調理器具は十分、共有スペースもたくさんあって快適でした。

ただ、部屋にコンセントがなかったことが残念だったな〜。

 

スーパーマーケットで物価を確認

マクドナルドのビッグマックセット。

お値段は、110クローネ。

日本円になおすとなんと1,800円!?

あかん…あかんやつや…。

 

 

スーパーマーケットに出掛けて、さっそくノルウェーの物価をチェックしてみました。

 

コーラ500mlが500円？？

 

思わず目を疑いました。

南米からイギリスに渡り、さらにアイスランドとある程度は物価の高さに慣れていたと思っていた私たち。

でも、これにはビックリ…何も買えないよ〜。

 

そんな時、私たちが探すのが「PB商品」(プライベートブランド)。

スーパーのプライベートブランド商品は、地元の人が必要でよく買う商品。

なので、その地域の名物であることも多いのです。

 

 

たらこペースト

さっそく見つけたのが、このたらこペースト。

スーパーのPB商品なら1ユーロ台で買えます。

 

ノルウェーの人は、これをパンに塗って食べるみたい。

パスタやご飯にも合うし、マヨネーズ代わりにサラダに掛けてもOKの万能ペースト。

体に悪そうなジャンクな香りはプンプンしますが良いのです♪

 

たらこスパゲティ

 今日の晩ごはんは、さっそくたらこペーストを使ってたらこスパゲティ。

これは簡単で、とっても美味しい♪

物価の高いノルウェーでのタンパク源はこれにしよ〜っと。

 

ノルウェーは、もちろん肉の値段も高い。

でも、高い順番が日本と違います。

日本で肉を高い順番に並べると、普通は牛肉→豚肉→鶏肉ですよね。

 

ところがノルウェーでは、一番高いのがまさかのどこの国でも安かった鶏肉なのです。

鶏肉→豚肉→牛肉の順。

まさかの牛肉が一番安い！！…と言ってもめっちゃ高いけど、笑。

 

この後、首都のオスロでカウチサーフィンをしたときに、お好み焼き用に豚肉を買ってきたら、ホストが「えっ!?肉買ったの？高かったでしょ？」とビックリしたくらい。

ノルウェーの人も、肉類は高いからあまり食べないのだそうです。

 

明日から、本格的なベルゲン観光を開始するぞ〜♪

 

【ベルゲン旅行記②】ベルゲン市内観光！！世界遺産ブリッゲンなど

【2015年5月16日】　Taxi　 @aso_kura

宿で飼われている犬

さて、今日はノルウェー二日目。

昨日は、丘の上にある宿に向かう事を優先したので、きれいな町並みを横目に流しながらしか見ていません。

なので、今日はしっかりベルゲンを観光しますよ。

 

すっげぇ雨…。

 

ホステルの豪華な朝食ビュッフェ

豪華な朝食ビュッフェ

気を取り直して、朝ご飯を頂きましょう。

ベルゲンの宿「モンタナホステル」は、ありがたいことに朝食付き。

さすが国際ユース公認のホステルだけあって、朝食も素晴しかったです。

 

朝食はビュッフェ形式。

パン、シリアル、オレンジジュースなどの定番に加え、白菜サラダ、チーズ2種、クリームチーズ、ハム3種、ヨーグルト、ジャム５種、ノルウェーのソウルフードであるニシンの加工品4種など。

さらに翌日は、ノルウェーの祝日でスモークサーモンが登場と、高級ホテルさながらの食事を頂く事ができました。

 

部屋にコンセントが少ない以外は、今までで最高のホステルですね。

見習えロンドン。

 

春爛漫のベルゲン

丘からのベルゲンの景色

ホステルで少しのんびりしていると雨が止んだので観光開始！！

5月中旬のノルウェーの日没は夜10時頃なので、昼過ぎに観光を始めても全然大丈夫なのです。

白夜って便利〜。

 

八重桜が満開

 

チューリップも満開

5月中旬のベルゲン市内は、八重桜やチューリップが満開。

街全体が春の訪れを喜んでいるような感じでした。

 

ベルゲンの墓地

こちらはお墓。

ベルゲンのお墓って、ドラクエっぽくありません？？

緑の絨毯と、お墓がランダムに置かれているのがすごくドラクエ感がある。

 

斬新な小便小僧

斬新な小便小僧。

パンツを脱いでいる意味がありませんね、笑。

北欧には、町中によくわからない彫刻が置かれていることが多いです。

ベルゲンの中心部に到着しました。

それでは、ベルゲン観光を始めましょう♪

 

セント・ジョーンズ教会

セント・ジョーンズ教会

ベルゲンの中心地にドンと構える教会が、「セント・ジョーンズ教会」。

残念ながら絶賛工事中でした。(※2015年5月)

 

フィッシュマーケット

大きなカニ

まずは、港のそばにあるフィッシュマーケットへ。

ただ、市場と言っても南米のそれとは全然違います。

ベルゲンの魚市場は、魚のショーケースがあるレストランの集合体の様な場所でした。

 

時刻は夕方の5時を回っていたので、店は閉店準備をすでに始めていて寂しい感じ。

試食を楽しみにしていたshukuは、かなりがっかりしておりました、笑。

 

ブリッゲン

ブリッゲン

フィッシュマーケットから歩いてすぐの「ブリッゲン」へ移動。

ブリッゲンは、ベルゲンにある世界遺産で、ドイツのハンザ商人が建てた700~300年程前の木造家屋が並んでおります。

ほとんどの建物は、お土産物屋などの商店になっていましたが、いくつかの建物は中を見学することができます。

 

遊園地

遊園地

ホーコン王の館の前の港には、小さな遊園地がありました。

ほぼ子供向けですが、色々なアトラクションがあり見ているだけで楽しかったです。

こういう移動遊園地っぽいのは、世界のどこの国にもあるんですけど、日本ではもう見なくなりましたよね。

 

ホーコン王の館( Haakon’s Hall)

ホーコン王の館

遊園地の道路を挟んだ向かいにあるのが、ホーコン王の館。

800年以上前のノルウェーの王族の館だったそうです。

現在は、美術館や博物館になっています。

 

以前は敷地内に入ることも有料だった様ですが、今は公園の様に敷地内に普通に入る事が出来ました。

敷地内に、無料のトイレもあるので休憩がてらに立ち寄るのもおすすめ。

 

今日も自炊でたらこスパ

たらこペーストで作ったたらこスパ

朝起きた時は大雨で憂鬱でしたけど、午後からは天候も回復し、楽しく北欧最初の街を観光する事ができました。

明日は、ベルゲン最終日！！

 

【ベルゲン旅行記③】ノルウェーの憲法記念日の風景

【2015年5月17日】　Shuku　 japanese_dog_hana

 

昨日、Taxiも書いてたけど、初めは全然期待していなかったホステルの朝ご飯。

それがすっごい豪華でびびった！！

 

昨日、スーパーマーケットで買おうかどうか迷った、ノルウェイ名物の酢漬けの瓶詰もあるし。

しかも、普通の酢漬け以外にも、トマト味、マスタード味や加熱したものまで。

たらこペースト以外は高くて買えなかった、エビやチーズ味などのペーストもある。

今日は、なんとスモークサーモンが！！

この朝ごはんだけで、ノルウェーで食べたかったものコンプリートできちゃいました♪

 

今日はノルウェーのナショナルデー

ベルゲンは今朝も雨だった。

でも、昨日と同じ様に昼ころには天候は回復。

ホステルをチェックアウトして、荷物預かってもらい今日の観光スタート！！

 

昨日のうちに、ベルゲンの主要な観光地はだいたい行ったので、今日はベルゲンの街をノープランでぶらぶら歩きます

ベルゲンは建物がおしゃれで、ただ歩いているだけで楽しい♪

 

 

港町だからか、意外と野良猫が多いベルゲン。

みんな、人懐っこくて可愛い♪

 

 

街ブラしていると、昨日とは違い、ノルウェーの国旗を掲げている家が多いことに気付く。

 

花壇にまで国旗が飾ってあるし。

それに、伝統的な衣装を着た人々がたくさん街を歩いている？？

 

今日は、日曜日。

ベルゲンの人々は、キリスト教の日曜礼拝に伝統衣装をわざわざ着ていくのかな〜？

二人で、そんなことを話しながら歩きました。

 

後で調べた所、この日(5月17日)は「ノルウェーの憲法記念日」。

約200年前に制定されたノルウェー憲法は、ヨーロッパで最も古い文章化された憲法だそうです。

 

ノルウェーでは、憲法記念日には伝統衣装を着たり、ノルウェー国旗を持って出掛けてます。

そして、各地でパレードや演奏をしてお祝いするのだそう。

それと同時に、高校卒業をお祝いする日でもあるので若者たちも盛り上がっている様子でした。

 

 

若者たちが着ていた伝統衣装。

南米の民族衣装もそれぞれ個性があってよかったけど、ノルウェーの衣装も、少しずつ模様や色が違っていて見ていて楽しかったです。

なにより可愛い♪

 

 

 

ベルゲンから首都オスロへ夜行列車で移動

オスロ行きの夜行列車

夜は、夜行列車で首都オスロまで一気に移動します。

実は、ベルゲンとオスロとの鉄道区間は、美しい風景としてとても有名。

なので、当然昼間の便に乗るつもりでした。

 

でも、wifiスポットがあまり無かったアイスランドで焦りながら予約したら、なぜか間違えて夜行便を取っていたことに気付く…。

予約サイトにログインしていて、パソコンのページでは希望の時間に見えていても、スマホで閲覧した時のキャッシュが残っていることが原因で違う便を取ってしまうことがあるみたいです。

 

今回の予約サイトは最後確認画面がないタイプだったので、届いた予約完了メールを見たら、希望とは違う時間の便だったという不幸。

違う日付じゃなかったのが唯一の救い。

キャンセルや変更ができないチケットだったので、せっかくの昼間の景色が見れないのは残念だったなぁ。

 

ちなみに、夜行列車は座席でしたが、毛布と空気枕、アイマスクが付いていて飛行機のようなサービス。

座席のピッチも広いし、快適に眠ることができました♪

 

 

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