ミングォンとマンダレーの市内観光!!スキニーブッダが面白い
嫁のShukuです。 japanese_dog_hana
ミャンマーのマンダレーに滞在中。
今日は、マンダレーに流れるエーヤワディー川の対岸にあるミングォン(Min Kun)を観光します。
ミャンマーに25年住んでいる日本人に話を聞く
今泊まっているマンダレーの宿は「Royal Guest House」。
このホテルは朝ご飯つきです。
ミャンマーの宿はだいたい朝ご飯つきなので嬉しい。
朝ご飯を食べていると日本人が話しかけてくれました。
その人は、25年以上ミャンマーに住んでいて仕事をしている人でした。
ミャンマーがビルマと呼ばれていた時代から住んでいて、政権が社会主義から軍事主義に変わるという激動の時代を体験されています。
軍事政権時代は市中にたくさんの軍事政権のスパイが紛れ込んでいて、うっかり政府の悪口を言ったらすぐに逮捕されていた時代。
人々は、一体誰がスパイなのかか分からず常に疑心暗鬼の状態がずっと続いていました。
なので、ミャンマーの人は今もなかなか外部の人に心を開かないそうです。
私達の印象では、とても親切でシャイなミャンマー人。
ですが、お金が絡むとけっこう人が変わったかのようになってしまうそうで…汗。
その土地に住んでいる日本人に話を聞くと、やっぱり旅行だけじゃ分からないことはたくさんあるなといつも思います。
マンダレー市内からミングォンへの行き方
ミングォン行きの船着き場
朝ご飯を食べ終えて、宿をチェックアウトしてからミングォン観光へ向かいました。
マンダレーからミングォンまでの移動手段は「船」。
マンダレー市内にあるミングォン行きの船乗り場は、街の中心から4キロくらい離れています。
昨日からレンタル自転車を借りているので、私達は自転車で向かいました。
MAP ミングォン行きの船着き場
船の運賃は、往復で5,000チャット(400円)。
この船は、外国人専用の船で地元の人は乗れませんので、 パスポートの提示が必要 です。
逆に地元の人が足として使っている船もあって、その船には外国人は乗せてもらえません。
甲板にイスを並べて乗るスタイル
マンダレーーミングォン間の船は一日1本で朝9時発のみ。
所要時間は約1時間。
ミングォンーマンダレーは昼の12:30発のみなので、ミングォンの観光時間は2時間半くらいです。
ミングォン観光をのんびりと
何かの養殖場
しばらくエーヤワディー川のクルーズを楽しみます。
定刻通り9時に出発した船は、10時ころにミングォンに到着。
船から見るミングォン
船がミングォンに近づくと、大きなパゴダが姿を表しました。
作りかけやから土台だけやけど、めっちゃデカい!!!
写真では分かりにくいのですが、ミャンマーでデカい何かっていうと本当にデカいので期待を裏切られません。
船が岸に近づくと、たくさんのタクシーが集まってきました。
タクシーと言っても、なんと牛車タクシー!!
牛車タクシー
牛車タクシーは世界一周で初めて見たので思わず乗りかけたけど、私達は勝手気ままに観光するのが好きなので運転手に気を使うのも嫌で乗らないことに。
それに、ミングォンは小さな町で歩いて十分回れるのです。
でも、短期旅行なら乗っていたかもな〜。
まずは、チケットセンターでパゴダの共通入場券を買っておきます。
料金は、1人5,000チャット(400円)。
船で一緒だった貧乏そうな欧米人の兄ちゃんが、チケットセンターを通らない道(おそらく山手に向かって大きく迂回すれば可能??)を必死に探していたけれど、たった2時間半しかないのでそこまで無理しなくてもねぇ…。
さっそくミングォン観光開始。
1番初めに現れたのは石仏の集団。
その隣には、巨大なミングォンパゴダの門として使うはずだった巨大な狛犬の朽ち果てたものがありました。
200年間何のメンテナンスもしなければこうなるのか。。。
この周辺にはお土産屋さんも並んでいました。
まったく普通のお土産屋さん。
ミングォンのメインであるミングォンパゴダは最後のお楽しみに取っておいて、まずは村の1番端にある寺院向かいながら観光します。
巨大な鐘のある寺院
この寺院には大きな鐘があり、なんと鐘の下に入ることも出来ます。
巨大な鐘
鐘を鳴らす棒も置いてあって、それを使って鐘を鳴らせます。
みんな、野球のバッターの様に棒を振りかぶって鐘を鳴らしていました。
それにしても、こんな巨大な鐘を支えている建築技術がすごい。
そして、村の端にある大きな白いパゴダ。
このパゴダは登ることが出来ます。
このパゴダから眺める景色はとても感じでした。
ミャンマーでは、仏教寺院やパゴダに入る時は裸足になるのが決まり。
白い石でできているとは言え、裸足で登るのは結構熱かった。。。
パゴダの下に降りると、他の人のガイドをしているミャンマー人が、ウェットティッシュをくれました。
優しいな〜と話していると、彼の奥さんは日本人だそうで。
今日は、お金持ちのタイ人のガイドだそうです。
パゴダに登ると足がけっこう汚れます。
なので、 ミングォン観光にはウェットティッシュ持っていった方が良いです。
ミングォン観光のメイン「ミングォンパゴダ」へ
最後にメインのミングォンパゴダ(ミングォンパヤー)へ。
ミングォンパゴダの土台
これ、一見建物のように見えるけど、ただの土台。
完成したら、世界最大のパゴダになるはずだったミングォンパゴダ。
なぜ完成しなかったのかというと、占いで「このミングォンパゴダが完成したら王様が死ぬ。」と結果が出たからだそうで。
人はいつか必ず死ぬから、この占いはハズレ。
う〜ん、完成したのを見たかったな〜。
このパゴダの土台には、何か所か入ることのできるお堂があります。
お堂の中には仏像がありました。
もう一個お堂があると聞いていたので、ミングォンパゴダの裏側に回るといつ崩れてもおかしくない状態でボロボロ。
お堂は反対側の崩れかけたところにあったけど、入るのはやめておきました。
ミングォンパゴダの土台の横に、上に登る階段があったので上がってみることに。
でも、途中で門がありカギが掛かっていたのでそれ以上上がれませんでした。
残念すぎる〜…、いつも閉められているのか時間か曜日か今日たまたまか知らんけど、ツイてないなぁ。
美容に良い!?タナカの原木を見せてもらう
ミングォンの観光も一通り終えて、トイレの近くのベンチで休んでいると、トイレの集金係のおばあちゃんがお茶を入れてくれました。
ほんのり甘くておいしい。
いつもミャンマーの女性が顔に塗っているタナカの話題になったので詳しく聞くと、タナカの木を持ってきて見せてくれました。
タナカの木
タナカは、木の外側の皮の部分をすり潰して使うのだそうです。
そして日焼け止めの効果もあるし、肌に良いらしいです。
確かにミャンマー人の肌ってキレイ。
外国人でタナカを塗っている人ってほとんどいなかったし、現地人でも塗っている人と塗っていない人がいました。
ミャンマーに入国してすぐにタナカを買ったものの、このままタナカを塗るべきかと悩んでいたのですが、やっぱり毎日塗ることにします。
ミャンマー終わったら絶対に塗る場面はないだろうし、せっかく買ったのだから使わないと。
朝に塗ったタナカは夕方にはカピカピになります。
なので、もしかしたらにきびにもいいかもなぁ、なんだかニキビ薬に似ている。
そういえば、ミャンマー人でにきび顔の若者を見てないような…。
帰りの船は、こちらも定刻通り12:30に出発。
この船には、日本人も乗っていて楽しくお話しました。
今日はいっぱい日本人と話せて嬉しい。
今晩、ご飯を食べる約束をしていったんお別れ。
マンダレーに着いたのは、13:30ころでした。
マンダレーのランチでおすすめレストラン「Shwe Pyi Moe Cafe」
ここからは、自転車でマンダレーの観光をします。
お腹が空いたので、まずはお昼ご飯。
向かったのは、地元の人に大人気のお店「Shwe Pyi Moe Cafe」。
もうランチタイムはけっこう過ぎていたのに、たくさんのミャンマー人で賑わっていました。
私達は、ナンジットーとミーシェを注文。
ナンジットー
ミーシェ
ナンジットーは、もちもちした焼きうどんのような料理。
ミーシェは汁なし麺だけど、スープが別で付いてきました。
2つとも、ミャンマーでは今まで食べたことのない味付けで美味しかった〜。
ラペイェ
ラペイェと呼ばれるミルクティーも注文。
相変わらず練乳入りでめちゃくちゃ甘いけど、これも美味しい〜。
お会計は全部で4300チャット(344円)でした。
営業時間がAM6:00〜PM5:00までなので、ディナーでは使えないのが残念。
中心地からちょっと遠いけど、マンダレーのおすすめのローカルレストランです。
MAP Shwe Pyi Moe Cafe
マンダレーの巨大なスキニーブッダが面白い
マンダレーには、市内にもけっこう観光スポットがあります。
まずは、「スキニーブッダ(Skinny Buddha)」。
向かう道の見えた途端、ちょっとおかしくて笑ってしまいました。
見えた巨大な仏像は、なんとガリガリのお釈迦様!!
スキニーブッダ
もうめっちゃガリガリ。
そうか、「スキニー」ってスキニージーンズのスキニーのことか。
Taxiとスキニーブッダとの2ショット。
インドでの旅ですっかり痩せこけてしまったTaxi。
Taxiの写真を見たおかんから鶴太郎みたいと言われる始末。
スキニーブッダの奥にある寝仏像は、本気で寝てた。
他の場所の寝仏像はひじを立てて寝ているのに、ここのは頭が完全に地面に着いている。
他にも、このお寺にはインパクト大の仏像がたくさんありました。
それなのに、この仏像のインパクトには誰も勝てない。
マンダレーのスキニーブッダは、今まで見てきた中で一番インパクトのある仏像でした。
MAP マンダレーのスキニーブッダ
次に向かったのは、「シュエナンドー僧院(Shwenandaw Kyaung)」。
シュエナンドー僧院
この辺りの観光スポットは入場料が必要です。
料金は、一人10ドル。
私達は外観だけ見学することにしました。
MAP シュエナンドー僧院
Kuthodaw Pagoda
シュエナンドー寺院のすぐ近くにあるクトードー・パゴダ(Kuthodaw Pagoda)は、無料だったので入ってみることに。
白いパゴダがたくさん並ぶのを見るのは圧巻でした。
MAP クトードー・パゴダ
マンダレー市内を見渡せる夕日スポット「マンダレーヒル」
マンダレーヒルの入り口
最後に、マンダレー市内を一望できる「マンダレーヒル」に登ります。
マンダレーヒルの頂上へは、私達は徒歩で階段を登って行きましたが、もちろんタクシーやバイクタクシーなどでも行くことができます。
MAP マンダレーヒルへの階段(※このパゴダの東に階段の入口があります)
マンダレー市内
入り口から、ひたすら続く階段を登ります。
途中で疲れてきたけれど、そこから見える景色がとてもきれいだったので頑張れました。
さっきのクトードー・パゴダのすごさが分かります。
この景色は歩いた人だけが見れる景色。
余裕がある人は、ぜひ階段で登ってみてくださいね。
階段が終わると、車道を登っていきます。
そこからも良い景色を見ようとうろうろしましたが、木が邪魔をしてよく見えませんでした。
途中にある広場では、筋トレをする人達がたくさんいました。
ここまで走って筋トレして帰るのがここの人達の健康法のようで、確かにすごく良い運動になりそう。
自転車で登ってきている人もけっこういました。
そして、なぜか頂上付近には警察がたくさんいる。
何か事故があったのかな?
マンダレーヒルの頂上には寺院があります。
せっかくなので、寺院まで行ってみました。
行きはエスカレーターがあり、乗る前に靴を置いて行けと言われます。
しかし、帰りは違う場所からエレベーターに乗るので、 靴袋を持っていって靴は持ち運んだ方がいいです。
エスカレーターで上に登ると、チケット売り場があるので、入場料一人1,000キープ(80円)を払います。
寺院からの景色はまあまあ良かったですが、正直なところ階段の途中からの景色の方がよかった。
あの景色と同じものが木々に邪魔されることなく見られるのかと思いきや、角度的にまったく見えないのが残念でした。
夕陽が沈む方向に椅子を並べて望遠鏡などで景色を眺めている中国人のグループ。
よく見るとその周りに警察官がいっぱいいます。
どうやらたくさんの警察官たちは、この人達の警護のようです。
顔を見ても、全然知らない人たちだったけど、あんなに厳重に警護されているということはかなり偉い人なのかな??
ここにある仏像の身体は布でグルグル巻きにされていました。
たくさんの観光客が訪れるので、お賽銭もたくさん。
ってことで、一杯になったお賽銭を運ぶ人も見かけました。
夕陽が沈む時間に間に合いました。
ミャンマーは、夕陽のきれいなスポットが多い印象。
さて、同じ道を歩いて帰る予定なので暗くなる前に帰りたいところ。
しかし、途中で周りはすっかり暗くなってしまいました。
振り返ると、私達の階段がライトアップされていることに気づきました。
なかなか綺麗やん。
下を見ると下界もライトアップされてる。
でも、なんかカラフルすぎて下世話な感じ。
東南アジアのライトアップは、ちょっとやり過ぎ感のあるものが多いですね。
まぁ、おしゃれに下から照らすだけがライトアップじゃないからこれはこれで面白いのかな。
やっと下まで降りてきました。
下のお寺では、カラフルなライトアップと爆音の音楽。
これってお寺やんな?なんかイメージが違う。
夜のマンダレーはすっかりパーティーピーポーな町になっていました。
久しぶりの日本人とのディナー
観光の帰りに昨日のスーパーで再びアイスと日本食の材料を買い、レンタルサイクルを返して宿へ。
ミングォンの帰りの船で知り合った日本人の方からメッセージを頂いていて、夜ご飯を食べに行くことになりました。
お店はMさんが泊まってるホテルの側。
いいホテルだったので羨ましい〜。
焼き魚とか、串焼きとか焼きそばなどを適当に頼んでカンパ〜イ!!
焼き魚
焼き鳥
普段は、お酒の飲めないTaxiと二人っきりだから入らないであろうレストラン。
しかも、2人には大きすぎる魚も頼めたし、2人よりも誰かいた方が楽しいし良いこと尽くし。
普段は飲まないミャンマービールも飲んじゃいました。
昔は苦くて苦手だったビールも最近はおいしいと感じます。
最近、あんまり日本の旅行者と会ってなかったから、今日は話せてすごく楽しかった〜。
また日本か世界のどこかで会いたいな。
楽しかった食事の時間も終わり、ここから宿に戻って荷物を受け取ってマンダレー駅へ。
なぜなら、明日乗る鉄道の発車時刻は、なんと朝の4時!!
寝過ごさないように、駅の構内で眠気と戦います。
ということで、明日は世界で2番目に高い鉄橋を見に行きます。
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