バレンシアの火祭りファジャスを見学!!大迫力の人形焼き
嫁のShukuです。 japanese_dog_hana
スペインのバレンシアに滞在中。
マドリードからバレンシアに到着して、闘牛を観た私たち。
これから2日間に渡って、スペインの3大祭りの1つである「バレンシアの火祭り(ファジャス)」を楽しみます♪
伝統衣装を着た人々のパレード
ファジャスのパレード
バレンシアの火祭りの期間は、5日間。
その期間中、バレンシアの人々は伝統衣装に身を包み、「オフレンダ」と呼ばれる献花パレードをしています。
伝統衣装の人々の後ろには、正装したバンドが付いていて生演奏をしながらのパレードは観ていて飽きませんでした。
バレンシア北駅
闘牛場のすぐそばにある、美しい駅として有名なバレンシアの北駅。
建設されたのは約100年前だそうで、ライトアップされた姿を観るために、たくさんの観光客で賑わっていました。
MAP バレンシア北駅
真夜中の花火大会「ラ・ニト・デル・フォック」
火祭りの期間中、最終日を除く4日間は、 「ラ・ニト・デル・フォック」と呼ばれる花火大会が毎晩開催されます。
そして、私たちが見ている最終日前日が一番盛大に花火が上がるみたい♪
しかし、花火大会の開始時間は…
AM1:30
スペイン人の夜行性、ここでも存分に発揮されています、笑。
それにしても、スペインのイベントの始まる時間遅すぎ〜。
宿で花火の開始時間を待っている間、寝そうになるのをひたすら我慢していました。
花火は、川沿いに出て人が集まっているところに行けば、いい感じで観ることができます。
花火の画像はTaxiのカメラが充電切れのためありませんが、日本の花火大会に負けないくらいたくさんの花火が上がってきれいでした。
眠ってしまわなくて良かった〜。
サン・ホセ橋の「火祭り女王による献花式」
翌日。
最終日の最初のイベントである、サン・ホセ橋で行われる「火祭り女王による献花式」を見に行きました。
やっぱり夜行性のスペイン人は朝が弱いのか、お昼前にも関わらずこのイベントは比較的空いていました、笑。
橋には伝統衣装を着飾った人たちがたくさん。
中腹には献花台が有り、たぶん街のお偉いさん方とその家族が献花したり写真撮影をしたりしていました。
献花式の音楽は生演奏
かわいい赤ちゃんも
私たちは、しれ〜っと家族のように近づいて献花台のそばでその様子を観ることができました。
まぁでも、眠たいのなら、献花式はわざわざ見に行かなくても良いかも??
【朗報】火祭り期間は「セラノスの塔」の入場料が無料
セラノスの塔
少し眠たいけれど、このまま火祭りの観光へ。
最初に到着したのは、「セラノスの塔」。
セラノスの塔の入場料は2ユーロだけど、火祭り期間中は無料開放されていました。
塔の上からの眺め
セラノスの塔の階段を登ると、バレンシアの街を一望できます。
セラノスの塔前の広場
今は火祭りの期間中なので、塔の前の広場のには大きな人形が飾られていました。
セラノスの塔からの眺めはすごく良かった♪おすすめ。
ヨーロッパでは、この塔のように街を一望できる建物の入場料はとても高いことが多い…。
なので、普段の入場料の2ユーロでも、とても良心的な価格だと思います。
MAP セラノスの塔
バレンシア大聖堂と聖マリア像の花飾り
バルセロナ大聖堂
「バレンシア大聖堂(サンタ・マリア大聖堂)」にやってきました。
昨夜に見た献花パレードのゴール地点がこの大聖堂。
パレードの人々は、大聖堂の前に設置された聖マリア像に献花をするのです。
聖マリア像
聖マリア像の前の献花台は、たくさんの花で飾られていました。
しかも、全て生花なのでいい香り〜♪
バレンシア大聖堂の内部
せっかくなので、大聖堂の中に入ってみることにしました。
実は、このバレンシア大聖堂の中には、本物の「キリストの聖杯」があるそうです。
この聖杯は、キリストが最後の晩餐で使ったそうです、ほんと??
MAP バレンシア大聖堂
轟音が響く爆竹ショー「マスクレタ」
会場は大混雑
火祭りの期間中には、毎日午後2時から「マスクレタ」と呼ばれる爆竹ショーが開催されます。
バレンシアの各地で行われますが、最大のマスクレタはバレンシア市庁舎前で開催されるとのこと。
宿で少し休憩して、30分前くらいに会場に着くように出掛けたのですが…。
すでに途中の通りから人混みで大混雑。
500m手前からは、前に進むこともできなくなっていました。
そして、午後2時。
バババババババババババババババババババ〜ンッッッッッッッ!!!!!!!(本当にこんな感じ)
バレンシアの街に爆竹の轟音が響き渡ります。
お腹に響くような音で、音だけ聴いていてもでもすごい迫力っ!!
これは会場で見たかったなぁ。
「マスクレタ」を見る場合は、早めに市庁舎前に行って場所取りをすることをおススメします。
ちなみに、火祭りの期間中は、バレンシアのあらゆるところで子どもたちが爆竹を鳴らして楽しんでいます。
爆竹の中にはかなり大きな音が鳴るものがあって、けっこう心臓に悪い…。
いきなり大音量の爆竹が鳴り響くので、街を歩いているとびっくりします。
お祭りなので仕方がないですけどね…、音が苦手な方は耳栓とかイヤホンを着けていたほうがいいかも。
火祭り名物巨大な人形「ファジャ」
ここからは、昨日出会った日本人旅行者のリクロー君と合流して火祭りを楽しみました。
リクロー君は、私たちがこの後向かう予定のモロッコを旅してスペインに着たばかり。
モロッコの感想を聞くと、めちゃくちゃ寒かったとのこと。
モロッコって砂漠で暑い国のイメージがあるけど、2〜3月のモロッコは寒いようです。
それにしても、日本人と海外のお祭りを楽しむのは初めてかも。
これで私たちも、パーテーピーポー旅人の仲間入り♪
ファジャ
火祭り期間中は、バレンシアの街の到るところに「ファジャ」と呼ばれる張り子の人形が設置されています。
デザインは、ディズニーのアニメのようなデザインが多い印象。
また、世間を風刺しているものが多いのも特徴です。
大きさは大小様々で、住宅街の中にある私たちの宿の周りのファジャはかわいい大きさのものが多かったです。
バレンシアの旧市街には、見上げるような巨大なファジャもあり、ファジャ巡りはいつまでも飽きることがありませんでした。
クリスティアーノ・ロナウド?
アジアが融合しているファジャ
中国のイメージ?
ドラゴンボール
ドラゴンボールやピカチュウなどのアニメキャラをモチーフにした人形もありました。
日本と言えば漫画やアニメ、海外で日本の文化を伝えるためにこれらは一役も二役もかっています。
これらの人形たちは、火祭りの名の通り最後には燃やされてしまいます。
ファジャを巡りながら、このファジャが燃えるのを見たいな、すごいだろうなと思うものに目星をつけておくと良いですね。
炎の行進「カバルガータ・デル・フエゴ」
辺りがだんだん暗くなってきた頃。
たまたま通りがかった場所で、献花パレードとは様子の違うパレードをしていました。
このパレードは、 「カバルガータ・デル・フエゴ(炎の行進)」と呼ばれるもの。
炎の行進は、火祭りの最終日の午後7時頃からコロン通りとポルタ・デ・ラ・マール広場で開催されます。
私たちは、ファジャ巡りをしている時にたまたまポルタ・デ・ラ・マール広場の前を通ったのです、ラッキー♪
ライトを使った光のショーと爆竹や炎を操る人々、ファジャのようにデザインされた車には伝統衣装に身を包んだ人たち。
広場の周りは当然すごい人混みだったので、ショーの全てをはっきりとは見れなかったけれど、迫力満点でした。
ショーの最後は、花火が上がり、地上の人たちも手持ち花火を着けて、広場は昼間の様に明るくなりました。
炎の行進は、観るべきイベントですね。
ちゃんと観るには、早めに広場周辺で場所取りした方がよさそう。
MAP ポルタ・デ・ラ・マール広場
火祭りの最後を飾る「クレマ(人形焼き)」
導火線の準備中
いよいよ火祭りも終盤。
ファジャスの最後を飾るのは、「クレマ」と呼ばれる人形焼き。
バレンシアの街中に、飾られていたたくさんのファジャ(人形)。
この人形たちは、今日の夜に全て燃やされてしまうのです。
ただし、コンテストで1位になったファジャだけは博物館に保存されます。
バレンシアの人々が一年を掛けて作るという人形たち。
飾られるのはわずか5日間。
セミよりはかない命です。。。
クレマが始まるのは深夜0時から。
ファジャによって、点火の時間が違うので焼くのを見たい人形を見つけたら、近くのスタッフにクレマが始まる時間を聞いておくと良いです。
私たちは、計画を立てて3つのファジャのクレマを点火を観ました。
導火線に点火
時間が来ると、セットされていた導火線に火が着けられます。
爆竹とロケット花火
その導火線には、爆竹やロケット花火がいくつも付いているので、人形に火が着く前にすごい音が鳴り響きます。
それがまた大迫力で、爆竹の大きな音とロケット花火の光が人形の最後を盛り上げます。
点火する人々
人形に火が着くと、スタッフがさらに松明で人形に火を着けて燃えやすくします。
燃える人形たち
人形の中には、子どもや動物をモチーフにしたものもあり、それを観るのはちょっと可哀想だったなぁ。
土台だけになった人形
大きなファジャでも、15分もすれば焼け落ちていきました。
その熱気はすさまじく、肌寒い夜のバレンシアでも汗が出そうになるくらい。
消防士
クレマを行う際には、周りに消防車と消防士が常に待機していて、火の粉が街路樹や家に燃え移らないように水を掛けていました。
また、ファジャがある程度燃えると、水を掛けて消火します。
燃える場面を3つも見て大満足で宿に戻りました。
もうすでに夜中の2:30を回っていますが、これから燃やされるファジャもいくつかありました。
消防士が足りないのかも知れませんね。
宿に戻って就寝したのは、午前4時前…。
今回は、バレンシアの火祭りファジャスを2日間目一杯楽しみました♪
明日は、マドリードに戻って勝手に生ハム祭りです。
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