シグマとタムロンでそろえるペンタックスレンズおすすめ構成【コストダウン】

2018/10/21カメラ一眼レフ

 

ペンタックスの一眼レフを買って、使い方にも慣れてきたぞ。

レンズが一つだけだと撮れない場面も多いし、そろそろ他のレンズも欲しいな。

でもレンズってカメラと同じくらい高い…、レンズを安くそろえる方法はないの?

そんなあなたのお悩みにお答えします。

 

どうも旦那です。 @aso_kura

 

僕は世界一周に行く前に、カメラのブランドをペンタックスに決めました。

しかし、ボディは決まってもレンズ選びは非常に悩みました。

 

悩んだ原因の一つが予算。

限られた予算でいかにレンズをラインナップするか。

そんな時にサードパーティレンズの存在を知りました。

 

今回は、【厳選!!世界一周に持参したPENTAXのレンズ場面別おすすめ6本】でご紹介したおすすめのレンズ構成を、サードパーティレンズで構成する場合のおすすめのレンズをご紹介します。

そして、その場合どれくらいコストダウンできるのか?デメリットはあるの?というお話をしたいと思います。

 

サードパーティレンズってなに?

サードパーティレンズとは

CANONの一眼レフにはCANONの、NikonにはNikonの、そしてPENTAXにはPENTAXのレンズを使うのが当然だと思っていませんか?

 

実は、色々なブランドの一眼レフカメラの交換レンズを製造している会社が存在します。

その代表的な会社がシグマ(Sigma)タムロン(Tamron)、どちらも日本の会社です。

 カメラのボディを製造した会社以外がつくった純正ではないレンズを、サードパーティレンズと呼んでいます。 

 

ペンタックスKマウントのサードパーティレンズの特徴

純正レンズより値段が安いものが多い

カメラユーザーが、サードパーティレンズを選ぶもっとも多い理由は値段が純正レンズより安いことです。

そのおかげで、限られた予算でもバリエーション豊富なレンズ構成にすることができます。

 

画質は純正と同じくピンからキリまである

一眼レフメーカーの純正レンズが、ボディとセット売られる入門レンズとハイエンドモデルと呼ばれる高級レンズでは写りが全然違うように、サードパーティレンズの画質もピンきりです。

 純正だから良い、サードパーティレンズだから悪いといったことはありません。 

値段を安くできるのは、レンズの性能を落としているからではなく、同じレンズ製品をマウント(メーカーごとのレンズの規格)を変えることによって幅広く販売するからなのです。

 

ペンタックスでサードパーティレンズを選ぶデメリット

ここからは、ペンタックスに限ってのお話です。

ペンタックスの一眼レフでサードパーティのレンズを使うデメリットが2つあります。

  • 重たくて大きいレンズが多いこと。
  • 防塵防水のレンズがないこと。

 

ペンタックスの一眼レフの特徴は、【世界一周カメラのおすすめがペンタックスの一眼レフである3つの理由】に詳しく書いていますが他社よりも小型で軽いことです。

そのため、PENTAXの純正レンズも軽量でコンパクトなことを売りにしたレンズが多いのです。

 

しかし、純正レンズに比べるとシグマやタムロンのレンズは重たくて大きい印象がいなめません。

また、CANONやNikon、Sony向けのレンズには防滴などを備えたレンズがあるのですか、なぜかPENTAX向けのレンズには防水防塵はもちろん、防滴を備えたレンズさえありません。

現行のPENTAXの一眼レフボディは全て防塵防滴なので、せっかくの機能が生かされないのは残念です。

 

それらを踏まえて、PENTAXの純正レンズで紹介したレンズ構成を、シグマやタムロンなどのサードパーティレンズで考えた場合のおすすめをご紹介します。

 

 

シグマやタムロンのペンタックスおすすめレンズまとめ

【厳選!!世界一周に持参したPENTAXのレンズ場面別おすすめ6本】でおすすめしたレンズのラインナップがこちら。

 

そして、こちらが今回おすすめするシグマとタムロンなどで構成したサードパーティレンズの一覧です。

 

SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC HSM

https://bit.ly/2Ai7SX7

標準ズームレンズは、SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC HSMを選びました。

他のマウントでも人気のある有名なレンズです。

 

https://bit.ly/2Ai7SX7

シャープネスを掛けたようなきっちりとした写りが特徴で、味のある写りをする純正のsmc PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED AL [IF]SDMとは対照的。

重さはどちらも565gなので、写りの好みで選ぶのが良いですね。

防塵防滴機能はありませんが、純正の1/3程度で買えるのも魅力的です。

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TAMRON 超広角ズームレンズ SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII

https://bit.ly/2J5sqox

広角ズームレンズは、TAMRON 超広角ズームレンズ SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiIIが良いですね。

純正のsmc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]に比べて、広角側が2mmほど広い10mmなのでより景色を広く撮ることができます。

広角側の2mmというのは数字以上に大きいので、ファインダーを覗いたときに驚くかも知れません。

 

https://bit.ly/2J5sqox

防塵防滴は純正もありませんし、重さが純正430gに対して406gでこちらの方が軽いです。

価格は、純正の半額程度で買うことができます。

また、望遠側は純正と同じく24mmまであるので、これ一本を付けっぱなしで撮影することもできますので、純正レンズと同じ様にじゅうぶん使えます。

 

【おすすめの保護フィルター(77mm)】Kenko レンズフィルター ZX プロテクター 77mm

 

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TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO

https://bit.ly/2S1BS03

望遠レンズは、TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACROの評判がいいです。

純正のHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REに比べて、広角側が20mm狭いですが、望遠レンズとして使用するのであれば大きな問題にはならないでしょう。

 

https://bit.ly/2NNDrvj

重さはどちらもほぼ同じです。

しかし、純正レンズの方は新型が発売されて、弱点だったオートフォーカスの遅さが劇的に改善し、非常に優秀なレンズになりました。

純正レンズの値段は性能に比べてコスパが良いと評価されています。

 

なので、純正に比べて価格が1/4以下とはいえ、予算が許すならば純正の望遠ズームレンズを買ったほうが良いのではないかと思います。

国内では運動会や航空ショー、海外ではフェステイバルやサファリなど動きのあるものを望遠レンズで撮るときは、オートフォーカスの速さは非常に重要ですので。

 

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【魚眼レンズ】 なし 【広角単焦点】 なし

純正の魚眼レンズであるsmc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED[IF]、純正の広角単焦点であるsmc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited、共に価格・性能・写り・重さや大きさなど全てにおいて優秀で、サードパーティ製レンズの出番は無いように思います。

魚眼レンズと広角単焦点に関しては、純正レンズ一択ですね。

 

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SIGMA 単焦点レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM

https://bit.ly/2PPF8Ko

標準単焦点レンズでおすすめなのが、 SIGMA 単焦点レンズ Art 30mm F1.4 DC HSMです。

他のマウントでもかなりの売れ筋レンズ。

 

https://bit.ly/2CT0kfT

開放するととろけるようなボケがでて、絞るとしっかりした絵が撮れるという万能さが魅力です。

ただし重さがネックで、純正レンズでおすすめしたsmc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limitedが155gに対し、こちらは435gと標準ズームのサブとして持っていくには重い感じがします。

価格は3/5程度なので、標準域の撮影で使うレンズをこのレンズにするか標準ズームにするか選択するのが良いですね。

 

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SIGMA 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM

https://bit.ly/2ytxVct

僕は実際には世界一周に持っていっていませんが、海外旅行に行くならシャッターチャンス優先でおすすめしたいのが高倍率ズームレンズ。

サードパーティ製でおすすめなのが、SIGMA 高倍率ズームレンズ Contemporary 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO HSMになります。

純正のsmc PENTAX-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDMの重さが453gに対して、585gと重いのがマイナスポイントですね。

また、価格も純正より高いのでコストダウンにはなりません。

 

しかし、このレンズには純正にはないマクロレンズであるという特徴があります。

撮りたいものに対してピントが合うもっとも短い距離を最短撮影距離と呼びますが、純正が49cmに対してこのレンズは39cm。

最短撮影距離が短いほど、より被写体を大きく細かく写すことができるのです。

 

マクロは、その機能を持つレンズをマクロレンズと呼ぶこともあるくらいの特徴です。

なので、あらゆる焦点距離をカバーする高倍率+マクロ機能を持つこのレンズは、荷物を減らし、そしてあらゆるシャッターチャンスを増やす旅レンズとしては最強ではないでしょうか。

 

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SIGMA 単焦点広角レンズ Art 35mm F1.4 DG HSM

https://bit.ly/2J9oBPh

ペンタックでは神レンズと呼ばれているsmc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limitedですが、このレンズと同じようなものがサードパーティレンズにないか探したところ、SIGMA 単焦点広角レンズ Art 35mm F1.4 DG HSMが見つかりました。

他マウントでの評判もとても良く、純正レンズを超えたという声もちらほらあります。

画質は、非の付けどころがない優等生的な写りだそうです。

 

https://bit.ly/2OAbT1N

しかし、値段は純正に比べて数千円の違いで、しかも純正345gに対して665gと倍近い重さ。

神と呼ばれる味のある写りに対抗するためには、もう少し価格やその他の魅力が欲しいところです。

「これ一本で世界を周りたいレンズ」の座をPENTAX-FA 31mmから奪うことは難しいでしょう。

 

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SIGMA 超広角ズームレンズ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

https://bit.ly/2J7aI41

今までご紹介したレンズは、純正レンズの代わりになるものというコンセプトでした。

しかし、ペンタックスにはサードパーティのレンズでしか手に入らないスペックのものがあります。

それが、このSIGMA 超広角ズームレンズ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMです。

広角側が8mmのレンズは、ペンタックスの純正レンズには存在しません。

 

https://bit.ly/2S6Ag5x

この広角側の8mmがとても魅力的で、僕は世界一周に持っていく広角ズームを純正のsmc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]とかなり迷いました。

結果的には、純正レンズに比べてF値が少し暗いこと、100g重いこと、そして価格が1万円程度高いことから純正に落ち着きました。

他のマウントでは比較的安価なこのレンズは、ペンタックスのKマウントに関して生産が既に終了しているために、他マウントより2万円ほど高くなっているのです。

しかし、今でも欲しいレンズの一つに変わりはありません。

 

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サードパーティレンズにない防水防塵機能をカバーするおすすめのアイテム

 

 世界一周に持っていったレンズをサードパーティ製にしたらいくら安くなる?

今回、僕が世界一周に持っていったレンズが、もしサードパーティ製だったら一体いくら安くなっていたのでしょう?

目ぼしいレンズが見つからなかった魚眼レンズと広角単焦点を除いて、計算してみました。(※2018年10月18日のamazonでの価格調べ)

その差なんと…

 

141,503円

 

思っていたより、大きな額で驚きました。

ちなみに純正レンズ4本で245,633円、サードパーティ製レンズが104,130円でした。

 

純正にこだわらずサードパーティ製のレンズも取り入れよう

純正レンズとサードパーティ製では、価格に大きな開きがありました。

海外旅行保険に関して、盗難や破損などの携行品損害の保証額は全て合わせて30万円程度です。

ですので、全てを純正レンズでそろえてカメラバッグごと盗まれたりした場合、カメラボディやPCなどが含まれていると全額を保証できないことになります。

 

このようなリスクも踏まえて、海外に持っていくレンズの構成を考えることをおすすめします。

純正にこだわらず、コストパフォマンスの良いサードパーティレンズをラインナップに加えるのも良い選択ですよ。

今回の記事が、あなたのレンズ構成のお役に立てるとうれしいです。

 

以上、どうも旦那でした。 @aso_kura

 

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