春のサンクトペテルブルク旅行記//美観と美食と美女の街【世界一周ロシア編】
フィンランドから、夜行フェリーに乗ってやってきたのはロシアの第二の都市サンクトペテルブルグ。
日本のメディアから流れてくるロシアの情報は、なぜか怖いものばかり。
そんなイメージにビビっているTaxiは、果たしてロシア旅行を楽しめるのでしょうか。
【サンクトペテルブルグ旅行記①】市内観光でロシアのイメージが変わった!?
【2015年5月30日】 Taxi @aso_kura
サンクトペテルブルクの港から
フィンランドのヘルシンキから、夜行フェリーでロシアのサンクトペテルブルクへ。
快適なフェリーでの船中泊。
目覚めたら、そこにはサンクトペテルブルクの港が広がっていました。
北欧の都市とは違い、港は工業的でロシアっぽいなぁ。
ロシアの入国審査が厳しかった
イギリスと同じく厳しいと評判のロシアの入国審査。
今回もしっかりその洗礼を浴びました。
「僕のパスポートの写真が僕と似ていない。」という事で、髪をかき上げて耳を出せとか、漢字で名前を書けとか色々要求されました。
最後には、上官らしき人が呼び出され、二人であーだこーだ10分くらい話し合った後、やっと入国のスタンプを押されました。
Shukuはスムーズに入国できたのに…。
長旅で、日焼けしたり髪が伸びたりでパスポートの写真とはかなり変わったのは自分でも分かるので仕方がないか。
ロシアの雰囲気がイメージと違う
さて、港からは、フェリーでのノービザツアーで強制購入させられるシャトルバスでサンクトペテルブルク市内まで。
運転手のオッサンが、紳士的なヨーロッパの運転手とは違いぶっきらぼうな感じでロシアっぽいなぁ。
今回、予約したホステルは市内の観光地から少し離れた所にあり、交通機関もよく分からなかったのでえっちらほっちらと歩きます。
ここはロシアと言うことで、南米の旅行時の様に最初は回りを警戒しながら歩きました。
だって、浮浪者とか、はたらいたらに3000点的なオッサンとか、いかにも怪しいたむろっている若者とかが…全然いない。
春の陽気な雰囲気も手伝って、普通に治安良さげ。
あれっ??ウォッカ片手に道端で寝ているおっさんとかおらんやん。なんかロシアっぽくないなぁ。
たどり着いたホステルは、地図がなきゃ絶対着けない場所にあったけど、中はとても清潔でおしゃれ。
宿のお姉さんも親切でお茶入れてくれたし、価格から見てもコスパがよかったです。(ネット壊れてたけど)
※このホステルは、残念ながら廃業したようです(2018年12月調べ)。
サンクトペテルブルクでダックスフンドが大流行!?
さて、ロシアでの僕たちに与えられた時間はたったの72時間。
さっそくサンクトペテルブルクの街に繰り出しました。
かわいいダックスフンド
かわいいダックスフンド
かわいいダックス…
かわい…またダックス!?
穏やかな春の陽気で、犬の散歩している人が多かったけど、ほとんどダックスフンド。
サンクトペテルブルクでは、ダックスフントが大流行??
それにしても多過ぎない??散歩している犬の95%はダックスフンド、なんだこりゃ!?
しばらく歩いていると、なにやらイベントをしている様子。
ステージを見ると、行われていたのはダックスフンドのドッグショー。
なるほど、今日はダックスフンドの犬種限定イベントの日だったのか、納得。
タトゥーの様なダックスフンド
これは…どうやって模様をつけているんだろ??
コスプレ美人お姉さん
どうやらペットフード会社主催の、ダックスフンドのコスプレイベントが開かれていた様で。
あまりにダックスフンドが多いから、ここまで町中で大流行することがあるんやとびっくりしました^^;
サンクトペテルブルグ観光!!統一感のある美しい風景
ネヴァ川
サンクトペテルブルクにはネヴァ川という大きな川が流れています。
ネヴァ川の川岸に出てみると、まぁなんとも美しい景色。
かつてロシア帝国の首都であったこの街は、宮殿(現エルミタージュ美術館)の高さを超えないように建物の高さ制限があったそう。
そして、みんながギリギリの高さ目指して建物を競い合った結果、このような同じ高さの建物が並ぶ美しい町並みが出来たと言われています。
宮殿広場
ロシア帝国時代に様々な歴史の舞台になった「宮殿広場」。
奥に見えるのが世界三大美術館の1つに挙げられることも多い「エルミタージュ美術館」です。
じっくり見れば一日では足りないほどの大きな美術館なので、今回の短期滞在では行くのを諦めました。
ニコライ聖堂
ロシア正教の教会である「ニコライ聖堂」。
海軍のために建てられた教会と言われていて、美しいマリンブルーが印象的でした。
ネヴァ川の観光船
ネヴァ川では、観光船がひっきりなしに往来しています。
結婚式の風景
なんと言いますか、サンクトペテルブルグはとにかく美女が多い^^;
それにしても平和な感じしかしません。
僕の中のイメージでは、
ロシアというのは悪そうな奴がごろごろウォッカ飲みながらたむろってて、警官も腐敗してて、人々はみんな冷たくて、恐ロシア。。。
だったんですけど、見事に拍子抜け。
サンクトペテルブルグは、建物も統一感があって美しいですし、北欧となんら変わらない雰囲気でビックリしました。
本日のロシアグルメ
最後に本日食べたロシア料理のご紹介。
あん入りミニカステラとチェリージュース 美味しい!!
レバーペースト入りのパン マズい…
ピロシキと菓子パン 本場のピロシキはgood!!
カーシャ ロシアではそばの実をご飯の様に主食で食べます
セリョートカというニシンの酢漬けと右は昆布のマヨ和え
オムレツとじゃがいものフライ
観光の後は、ロシア料理を食べよう!!
物価も安いし、外食で♪と言っても、チェーン店と食堂ですけど。
あまり食べたことのなかったロシア料理ですが、魚介類も多いし、今の所はずれ無しで大満足。
ちょっと野菜が少ないのがきになりますが…。
ロシアに抱いていたイメージがガラリと変わったサンクトペテルブルグ、ここはお気に入りの街の1つになりそうです。
【サンクトペテルブルグ旅行記②】絶景!!跳ね上がる宮殿橋の夜景
【2015年5月31日】 Shuku japanese_dog_hana
宿で朝ごはんを食べて、今日も張り切ってサンクトペテルブルグ観光♪
ペトロパヴロフスク要塞とペトル・パウェル大聖堂
まずは、エヴァ川沿いにある「ペトロパヴロフスク要塞」へ。
駐車禁止ではなく停船禁止の看板
道路に船を停める不届き者がいるのかな??
たくさんのヨット
エヴァ川まで出ると、ヨットのレースか練習会かのイベントをやっていました。
ヨットを操作しているのは子供たちで、みんな風を読んで帆を操作できていてとっても上手。
ロシアでは、ヨットはメジャーなスポーツなのかな?
他にも、体操の発表を外でやってました。
今日は日曜日、春だし子ども向けのイベントが多いのかも。
ペトル・パウェル大聖堂
要塞の中には「ペトル・パウェル大聖堂」がありました。
この中にはロシア帝国の皇帝と皇后たちが葬られていています。
ペトロパヴロフスク要塞は、元々対スウェーデン用の要塞として使われていました。
その後は政治犯収容所として使用され、有名なレーニンやドストエフスキーも収監されていたことがあるそうです。
突然あらわれたRPGの世界
ペトロパヴロフスク要塞を出て散歩していると、突然目の前にRPGのような世界が!?
ポスターを見ると、ノルウェーのヴァイキングのイベントみたい。
北欧で体験できなかったヴァイキングの世界を、まさかロシアで体験できるなんて。
バイキングの戦いを再現
かわいい勇者
お店の人たちが当時の衣装でコスプレしているんだけど、ロシアの人たちだからとてもリアルで、本当にゲームの世界に来たかのように思える良いイベントでした。
引き続きサンクトペテルブルグ観光
さらにサンクトペテルブルグの観光スポットをブラブラ♪
カザン聖堂
血の上の救世主教会
「血の上の救世主教会」なんていう怖い名前の由来は、この地でテロに倒れたロシア皇帝を弔うために建てられたから。
ソ連時代は、なんと野菜の保管庫として使われていたそうです。
ネフスキー大通り
サンクトペテルブルグのネフスキー大通り沿いは、パステルカラーの建物が並んでいてかわいい♪
ただの住宅地もいい感じ
マトリョーシカの店
そして、ロシアといえばマトリョーシカ。
観光地にあるお土産店では、色々な種類のマトリョーシカが並んでいます。
実はマトリョーシカの歴史は、まだ100年程度。
由来も、日本の工芸品から来たという説もあるみたいで、どこか懐かしさを感じるのはそのせいかも。
この後は、夜景観光に出かける予定なので、いったん宿に戻って休憩です♪
サンクトペテルブルグの絶景夜景!!跳ね上がる宮殿橋
サンクトペテルブルグの夜景
夜景を見るために、宿で暗くなるのを待ちます。
っと言っても、5月下旬のサンクトペテルブルグが暗くなるのは、なんと午後11時を過ぎたころ。
夜景もきれいなのですが、サンクトペテルブルグの夜にはもう一つお楽しみがあります。
それが、跳ね上げ橋の風景。
「宮殿橋」と呼ばれる橋などのいくつかの橋が、夜中に大型船を川に通るために跳ね上がるのです。
私たちが訪れたときは、深夜の午前1時30分に上がるとのこと。
まるで壁のようになった橋
私たちが橋に到着したときは、ちょうど橋が上がるところで、眼の前で大きな橋が跳ね上がる風景を見ることができました。
上がった橋を遠くからみるとこんな感じ。
跳ね上げ橋の夜景
少し色を変えて撮影
川向うの建物もライトアップされていて、この宮殿橋の跳ね上がる夜景は本当にキレイだったなぁ。
川には夜景を見る観光船がたくさん通っていたし、川沿いにも観光客がちらほらいたし、警察も何人かいたので、深夜だったけど特に治安に不安は感じませんでした。
でも、女の子ひとりは、深夜だしちょっとやめておいたほうがいいかなぁ。
本日のロシアグルメ
ロシアの食べ物は美味しい!!という事で今日食べたものをご紹介。
ロシア風ホットドック
パンを割るんじゃなくて、中に穴を開けてソーセージを入れる変なホットドッグ。
ジャルコーエと具だくさんオムレツ
「ジャルコーエ」は、日本の肉じゃがにそっくり!!
お肉がゴロゴロ入っていて美味しかった♪
このセットで850円くらい。北欧だったらいくらするのやら、笑。
今日は、街に出たのが午前11時。
街をひたすら歩いて観光し、宿に一回戻ったのが夜の10時過ぎで、昼間は11時間観光。
その後、お風呂入ってから夜景を見に出たのが夜中の12時30分頃。
宿に戻ったのは2時30分頃だから、合計13時間。
う〜ん、足が痛い(*_*)
今日は一体何キロ歩いたのか?
そんなこんなで、当初来る予定なかったロシアですが、見どころ多くてご飯もおいしくって思ってたより楽しくって全然時間が足りない!!
もっとロシアにいたいな〜と思ったのでした。
【サンクトペテルブルグ旅行記③】ペテルゴフ宮殿は金ピカで噴水だらけ
【2015年6月1日】 Taxi @aso_kura
さて、今日でロシアにおけるノービザ滞在の72時間のリミットが来てしまいます。
サンクトペテルブルグ最後の観光スポットは、「ペテルゴフ宮殿」。
この宮殿は、夏のシーズン限定(5月ごろ〜9月ごろ)で可動する噴水が有名なのです。
限定モノに弱い僕たちは、ここを最後の観光地とすることに。
ペテルゴフ宮殿への移動は高速船で
宿に荷物を置かせてもらって、さっそく向かいます。
サンクトペテルブルグ市内からペテルゴフ宮殿へ向かうには、高速船を使うのが一般的。
高速船乗り場は、エルミタージュ美術館のあたりのエヴァ川沿いにたくさんあります。
どこの船会社もカードが使えなかったので、手持ちのルーブルでは足りなかった僕たちはATM探しに奔走して、無事乗船。
手持ちの現金が少ないときは、事前にカードが使えるか確認しておいたほうが良いですね^^;
僕たちはエヴァ川を船で観光してなかったので、ついでに観光できるかも!!と喜んだのですが、無情にも船はすぐに街から離れ、工場や煙突などの工業的な景色が広がるのみ。。。
舟に乗ること30分、ペテルゴフ宮殿に到着しました。
ペテルゴフ宮殿は裸の金ピカ彫刻が並ぶ面白い場所
ペテルゴフ宮殿
港から宮殿へ向かうと、たくさんの噴水が並んでいました。
この公園の噴水は、高低差を利用しており、電気は一切使っていないとのこと。
なるほど、夏季限定というのは水が凍るからかも知れませんね^^;
ペテルゴフ宮殿の前
金ピカの彫刻から、たくさんの噴水が噴き出しています。
なんだか日本の水芸みたい。
宮殿の前から
宮殿の前からの風景も、独特で見ていて飽きませんね〜。
ペテルゴフ宮殿は、別名「夏の宮殿」と呼ばれ、歴代皇帝たちの離宮として使われました。
なるほど、夏に涼しさを求めて、こんなに噴水だらけにしたんですね〜。
いっけんギリシャ風だけど…
実は葉っぱ一枚で隠してます、笑
美しい緑の絨毯
さすが、元々宮殿だけあって美しい庭が広がっていました。
特に緑の絨毯は圧巻!!
ちなみにペテルゴフ宮殿は、現在博物館として使用されています。
僕たちは、今回お金が時間がなかったので今回はパスしました。
サンクトペテルブルグを夏に訪れる方は、金ピカ彫刻を見に、ぜひペテルゴフ宮殿に行ってみてくださいね〜。
さらばロシア!!さらばロシア料理!!
ブリヌィとペリメニ
最後のロシアご飯は、安くて美味しいブリヌィ専門チェーン店「Teremok(テレモック)」で。
右のブリヌィは、ロシア風クレープで味がしっかりついていて美味しい!!
左の可愛らしいフォルムのペリメニは、ロシア風の餃子で、こちらもなかなか。
いや〜、ロシア料理はハズレが1つもなかったな〜、グルメのためだけのためだけでも再訪してもいいかもと思える美味しさでした。
港での歓送迎演奏
無事に帰りのフェリーに乗船し、行きと同じく夜行でヘルシンキに戻ります。
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