リスボンの刑務所経営のペットホテル見学!!エッグタルト発祥のベレン地区観光
どうも旦那です。 @aso_kura
ポルトガルの首都リスボンに滞在中。
今日は、リスボン郊外にあるペットホテルを見学に行こうと思います。
帰りに、観光スポットであるベレン地区にも寄る予定ですよ♪
ポルトガルと言えばコルク
泊まっているホステルから、ペットホテルまでは徒歩で向かいました。
先日見た水道橋は今日も立派。
…と言うか、今日見れるのなら、初日に見に来なくても良かった、笑。
途中で、「Parque Recreativo do Alto da Serafina」という公園内を通ったのですが、森のなかに幹のゴツゴツした見慣れない樹がたくさんあったのです。
幹を触ってみると、なんだか弾力性があって硬いスポンジのような感じ。
もしかして、これは…!?
そう、コルク(コルクガシ)です。
ポルトガルは、世界のコルク生産量の約半分を占めるコルク大国。
最近は、合成コルクが増えて生産量は減ってきているそうですが。
かなり大きなコルクガシもあって感動。
ポルトガルで、コルクを見るのが楽しみだったのですが、リスボン市街には全然ないので探していたのです。
MAP Parque Recreativo do Alto da Serafina
刑務所が経営するペットホテル!?「CASA DO CAO CAMIL」
CASA DO CAO CAMIL
ペットホテル「CASA DO CAO CAMIL」に到着しました。
このペットホテル、経営者がユニークなのです。
その経営者とは…
刑務所。
ペットホテルの隣に、「モンサント刑務所」があります。
そう、このペットホテルは、刑務所が受刑者の懲役の1つとして設置しているのです。
きちんと閉じられた門を、奥に進むと一人のスタッフが僕たちを迎えてくれました。
Shukuがドッグトレーナーであり、ペットホテルの見学をしたいことを告げると、心良く了承してくれました。
今、施設にいるのは彼一人だけ。
最初は、彼は刑務官で、就業時間になったら服役者たちが働きにやってくるのかと思っていたんです。
が、話を聞いてみると、彼も囚人!?
彼は、元銀行員で横領の罪で現在服役中。
もう一人、スタッフがいるそうですが現在は里帰りしているとのこと。
このペットホテルの担当に就くのは、比較的罪の軽い服役者。
ただし、希望制ではなく刑務所から指定されるとのこと。
彼は、元々犬を飼っていて犬好きなので良かったと言っていましたが、犬嫌いだと何よりの罰となりますね、笑。
施設は出入り自由で、見張りの刑務官もいないし、いつでも脱走できそう。
まぁ、それをしなさそうな、しかも重犯罪を犯していない真面目そうな人に任せているのでしょうね。
実際、彼は英語も堪能で人柄もよく、とても犯罪者には見えなかったので。
施設内は、このような感じ。
ペットホテルになる前は、ここは養豚場だったそうです。
見た目は古いですが、清潔にされていて、嫌な臭いなどはしませんでした。
各部屋はちょっと刑務所っぽい(笑)ですが、広いですよね。
日本のペットホテルのように、小さなケージに入れられているわけではないのでストレスは少なそう。
シャワー室もちゃんとありました。
医務室もあり、獣医は常駐していませんが、何かあれば対処できるようになっているそうです。
日中は、外の区切られた広いドッグランに一家庭ずつ犬を入れていました。
僕たちが来ると、網にしがみついて大騒ぎ。
いや、なんかこれも刑務所っぽい(笑)。
この犬は、脱走癖がありドッグランには入れられないそうです。
以前、逃げ出して一日掛けて大捜索が行われたとか。
いや、だから刑務所じゃないってば(笑)。
“この刑務所のペットホテルの経営は、受刑者の心を動物と触れ合うことで矯正するペットセラピーの一環として行われている”というネットの情報を元に訪れたのですが、彼曰く、「現在このペットホテルではペットセラピーの様なことは行われていない。」そうです。
彼が担当になったのは約1年前なので、それより前のことは分からないですが。
このペットホテル、料金が民間の施設より格安なのでとても人気があるそうです。
長期休暇の時期は、とても混んでいるのでは?と聞いたのですが、みんな旅行に犬を連れて行くからそんなに混まないとのこと。
いかにも、ヨーロッパらしいペットホテル事情ですね。
今回は、Shukuの興味で訪れましたが、僕もポルトガルの刑務所事情などを知れてなかなか興味深掛かったです。
事前に見学したいと刑務所に問い合わせていたのですが、返答はなく、実は今回はアポ無し訪問しました。
たまたま、スタッフがいたので見学できましたが、刑務所運営のペットホテル「CASA DO CAO CAMIL」に興味がある人は事前に連絡することをオススメします。
MAP CASA DO CAO CAMIL(※モンサント刑務所横)
ドッグトレーナーであるShukuの目線から見た今回の訪問記は、299naviのコラムを御覧くださいね。
>>ドッグトレーナーの世界一周わんっ!ワールド!!Vol.39 ポルトガル刑務所が経営するドッグホテル
リスボンの有名な観光スポットであるベレン地区を観光!!
ペットホテルの見学を終え、刑務所のある丘からとことこと下ってやってきたのはベレン。
このベレン地区は、リスボンの定番の観光スポットの1つです。
ジェロニモス修道院
まずは、ベレン地区で圧倒的存在感のある建物「ジェロニモス修道院」へ。
通常は入場料が必要なのですが、この日は入場無料になっておりタダで入ることができました、ラッキー♪
建物も大きければ、中もかなり大きい!!
天井が高い建物は好きですね。
MAP ジェロニモス修道院
発見のモニュメント
海の方に向かうと「発見のモニュメント」と呼ばれる大きな建造物があります。
ちなみに、中に入ることもできますが有料。
発見のモニュメントの両側には、たくさんの人々が描かれていました。
その中には、世界一周のパイセンであるマゼランやバスコ・ダ・ガマなどもいるそうです。
確かに、大航海時代に世界を駆け回ったのはポルトガル人でしたね、感慨深いなぁ。
MAP 発見のモニュメント
エッグタルトの元祖「パステイス・デ・ベレン」
さて、ベレン地区の観光を一通り終えて、街の方に向かうと何やら行列が。
この行列の先にあるお店は、「パステイス・デ・ベレン」。
1837年創業の老舗。
店内には、テイクアウトコーナーとイートインコーナーがありますが、とにかくすごい人・人・人。
パステル・デ・ナタ
みんなのお目当ては、この「パステル・デ・ナタ」。
日本で言う「エッグタルト」ですね。
エッグタルトは、200年以上前にジェロニモス修道院の修道女が発明したと言われています。
パステイス・デ・ベレンのパステル・デ・ナタは、1つ1.1ユーロ(150円)。
この様に店内でガンガン焼き上げているので、ここのパステル・デ・ナタは出来たての味でめっちゃ美味しかったですよ♪
パステイス・デ・ベレンのパステル・デ・ナタは、並んででも食べる価値アリの絶品スイーツでした。
MAP パステイス・デ・ベレン
ボーラ・デ・ベルリン
エッグタルトだけでは足りなかったので、他のパン屋で買ったのが、この「ボーラ・デ・ベルリン」。
第二次世界大戦中に避難してきたドイツのユダヤ人たちが伝えた、ドイツのクリームパン。
素朴な味わいですが、ポルトガルのカスタードクリームは美味しいので、こちらもおすすめ♪
世界一美味しい山羊乳チーズ「ケイジョ・デ・セーラ・ダ・エストレーラ」
ベレン地区からリスボン旧市街方面へ向かって歩いていると、マーケットが開かれていました。
ここは、「LX Factory」。
倉庫街を改装したエリアで、本や雑貨、レストランなどのオシャレスポットがたくさん。
「LX Factory」では、毎週日曜日にマーケットが開かれています。
僕たちが訪れた時はちょうど日曜日で、通りには服やカバン、雑貨の露店が出ていました。
MAP LX Factory
ケイジョ・デ・セーラ・ダ・エストレーラ
その露店の中に、僕たちがポルトガルで求めていたものがあったのです!!
それが、この「ケイジョ・デ・セーラ・ダ・エストレーラ」というチーズ。
ポルトガルのエストレーラという標高の高い地域で作られたチーズです。
ケイジョ・デ・セーラ・ダ・エストレーラは、山羊の乳から作られたチーズ。
ヤギミルクって臭いんじゃない?と思うかもしれませんが、このチーズの臭いは”香り”ですよ。
表面は固いですが、上の部分を蓋のようにカットすると、中からトロトロのチーズが現れます。
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、晩ごはんにケイジョ・デ・セーラ・ダ・エストレーラを使ってチーズリゾットとポテトとチーズのオーブン焼きを作ってみました。
んん〜、美味いとしか言いようがない。
ケイジョ・デ・セーラ・ダ・エストレーラは、世界中で有名らしいのですが、確かに僕たちが世界で食べたチーズの中でも3本の指に入るチーズでした♪
明日は世界遺産の街シントラを観光します。
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