バガンの朝日と夕日スポット巡り!!すべて閉鎖中??【グルメ情報有】
嫁のShukuです。 japanese_dog_hana
ミャンマーのバガンに滞在中。
今日の起床は早朝の4:30。
なぜそんなに早く起きたかというと、朝日を見るためです。
インターネットでバガンのことを調べていると、必ず出てくるバガンの遺跡と朝日や夕陽の美しい写真。
バガンのランドスケープと朝日・夕日のコラボはバガン観光のハイライトとも言えます。
バガンには上に登れるお寺がいくつかあって、その上からこの辺りを見渡すのです。
その後もバガンのあちこちを観光して、さらに夕陽も見る計画。
今日は忙しくなりそうです。
ショック!!バガンの朝日スポットが続々と閉鎖中!?
早朝5時に宿を出発して、有名な朝日ポイントの一つ「Pyathada Paya」に向かいます。
途中、ライトアップされた遺跡群を見ることが出来ました。
宿のあるオールドバガンから30分ちょっとで目的地のPyathada Payaに着きました。
あれ?おかしい…誰もいない。
ネットの情報では、早朝からたくさんの人が場所取りしてるって書いてあるのに。
遺跡の周りに柵があり、中には入れない感じです。
おかしいな?と思いつつ、まだ朝日が昇るまで時間があるので他の場所に移動してみることに。
こちらも有名な朝日スポットの「Shwesandaw Phaya」に到着しました。
しかし、ここも車もバイクもチャリも人影もまったくない。
…ん〜、ここも柵がされていて遺跡が閉まってる。
ここで1人の地元の兄ちゃんが話しかけてきた。
どうやら、バガンの遺跡の多くは、2016年8月に起こったミャンマーの大地震の影響で閉まってしまったらしい。
帰ってからからネットで調べて分かったけど、地震で遺跡がもろくなって調査の必要があることと、さらに2017年に観光客が遺跡から落ちて亡くなる事件が起きてしまったそう。
さらに、ミャンマー国内で”そもそも寺院に登るってどうなんだろう?”という議論も湧いてきた。
なので、去年の年末からとりあえず地震の影響を調査するという目的の元、朝日や夕陽を観るために登れる寺院を順次閉鎖されて、2018年3月現在に登れるお寺はほとんどないらしい。
そうしたら、その兄ちゃんが「今でも登れるポイントがあって、そこに連れてってあげるよ。もちろんお金はいらない。僕は絵描きなんだ。だから、朝日を観たあとで、自分のギャラリーによってくれたらいいよ。」と言う。
とりあえず兄ちゃんの提案は断って、自分達で朝日スポットを探すことにしました。
途中で、おばちゃんが展望スポットに連れて行くよと声を掛けてきた。
なんだ?なんだ?寺院が閉まったお陰で新たなビジネスが生まれているのか、ミャンマー人はたくましいなぁ。
バガンの朝日鑑賞の隠れスポットを発見!?
とは言っても、どこに行って良いか分からず、あてもなく自転車で彷徨う。
あっ!?さっきの断ったおばちゃんが、外国人観光客を引き連れてバイクで先導してる。
そのバイクたちはすぐに見失ったけど、とりあえずその方向に自転車を走らす。
バイクのタイヤの跡がたくさんあったので、そこを曲がるとたくさんの電動バイクを発見!!
ここには人の姿はないけど、確信を持って奥の砂地になってるところを抜けると、小さな寺院にみんなが登っている!!
朝日ポイント発見♪
そして期待の寺院からの眺めは、
バガンの朝日
やっぱり高さが足りなーい!!みんなが絶賛するバガンの景色はこんなもんじゃないはず。
しばらくすると、たくさんの気球が昇ってきた。
バガンの遺跡と気球
きれいなことはきれいだけど、バガンの実力はこんなものじゃないはず。
でも、もうタイムリミットなので、今朝はこの寺院で朝日を観ることに。
これならトルコのカッパドキアの丘に登って見た気球と朝日のコラボの方が断然いい。
関連記事 カッパドキアの気球を地上から眺めてみたら
朝の托鉢が見られるローカル寺院「Manuha Phaya」
いったん朝ごはんを食べるために、周辺の寺院を観光しつつ宿に戻ります。
最初に立ち寄ったのは「Manuha Phaya」。
この寺院では、托鉢の様子を見ることが出来ました。
子供のお坊さんがたくさん
渡しているのは生米の他に、ご飯やおかず、それとお金なども
Manuha Phayaには、大きな寝仏像がありました。
大きな寝仏像
室内に置いているからなんだか窮屈そう…。
さらに、大きな金の仏像も。
大きな金の仏像
この仏像も同じく窮屈そう…。
また、敷地内に巨大な瓶が置いてあって、はしごが付いていたので登ってみると…、なんとたくさんのお金が入っていました。
どうやらこの瓶はお賽銭箱のようです。
ヘナのお店
ヘナをやっている人たち。
好きな模様を選んで描いてもらっているようです。
Manuha Phayaの隣にあった「Nan paya」にも立ち寄ったけど、仏像が撤去され閉まっていました。
お寺って閉店することあるんだ!?
次に向かったのは、「Gubyaukgyi」。
ここには、ゴールデンロックのような大きな金の岩がありました。
それにしても、ミャンマーの人々は朝早くから寺院を訪れ、みんな熱心にお祈りしています。
東南アジアには、熱心な仏教徒の人が多いです。
バナナパンケーキが美味しいバガンのローカル食堂「Perfect Tea & Food」
ここでいったん宿に戻り、朝ご飯を食べて、少し休憩してから再出発です。
この休憩の間に、次のヨーロッパの準備もしないといけなくて最近忙しい。
もうすぐ東南アジアともお別れです。
バガン観光に再出発して、まずはランチ。
今日のランチはオールドバガンにある「Perfect Tea & Food」。
英語のメニューがあって、明朗会計なローカルレストラン。
野菜のメニューを中心に注文。
このお店の料理は、油っぽくなくて美味しかった〜。
バガンの食堂は、ミャンマーには珍しくみんな油控えめです。
さらに、デザートも注文。
バナナパンケーキなんていうお洒落なメニューがあって、バナナがトロトロ、外はサクサクでこれも美味しかったです。
MAP Perfect Tea & Food
バガンの遺跡巡り
午後の観光は、目的地を目指しながらも、気になった場所に立ち寄る感じで。
今日の夕陽や明日の朝日のために、バガン全体が見渡せるビューポイントも見つけたいな。
バガンは、遺跡が本当にたくさん点在しています。
まずは、「Magic Horse of King Kyan」へ。
道路からも見えるくらい大きくて立派な金ピカのバゴダに釣られて入ったお寺。
Magic Horse of King Kyan
こんなに大きな黄金の寺院見たことない!!
たくさんのミャンマー人観光客であふれていました。
金ピカで大きな建造物がある場所は、どこもミャンマー人旅行者に大人気。
次は、「Tha Gyar Hit phaya」。
Tha Gyar Hit phaya
この形、何かに似ている…??
あっ、広島の原爆ドームに似ている気がする。
スマホの地図アプリには、この近くに夕焼けスポットがあると書いてあったけど、そこも閉鎖されて登れなくなっていました。
続いて、「ティーローミィンロー寺院」。
ティーローミィンロー寺院
ここは、今朝に朝日を見に行く途中にライトアップされているのを道路から見た寺院。
朝とは雰囲気が全然違う。
このティーローミィンロー寺院の近くにある「Oak Kyaung Gyi」という寺院も、ビューポイントで有名でしたが、やっぱり閉鎖されて登れなくなっていました。
この後、写真はないけど「Tha Beik Hmauk Hpaya」にも行きました。
バガンの夕日スポット探して右往左往
そろそろ夕方。
この時間くらいから、夕日スポットへ向けて動いているような人達が増えて来ました。
私たちも、途中で謎のおじさんに夕日スポットへ連れていってあげると言われましたが、今回も自分達で探すことに。
何人かの観光客がバイクで向かっている方向に自転車を走らせると、少し高くなっている丘のようなところに到着しました。
ここは展望スポットとして有名みたいで、観光バスやたくさんの電動バイクが停まっていました。
この丘には係の人がいて、バガンの入域チケットの提示を求められました。
そういえば、チケットの提示を求められたのはこれが初めて。
丘からの眺め
この丘からもバガンをそれなりに見渡せるけど、ここも私が求めている景色とは違うなぁ。
まだ、日が沈むまでは時間があるので、この場所はキープと言うことで他の場所に移動。
観光客の流れになんとなく付いてって見つけた場所「 OTEIN TAUNG(窯場跡)」。
さっきの丘から、自転車で5分くらい。
窯場跡だけあって土器の破片が普通に落ちていました。
OTEIN TAUNGからの眺め
このスポットには、観光客がさっきの丘ほどいなくてそこそこという感じ。
そんなに高くない丘で、遠くの遺跡はあんまり見えないけれど、近くに遺跡が多くて悪くない景色。
でも、ここでも満足できないので、他へ移動。
最後に向かったのが、スマホの地図アプリmaps.meで「sunset view」と標記されていたところ。
ここにも、観光バスが停まっていてお土産物屋さんもたくさん出ていました。
結局、ここが今回1番良かった夕日スポットでした。
遺跡と夕陽
でも、ここでもやっぱり私が求めていたものとはほど遠い…。
ということで、朝日と夕陽の展望スポット探しは明日に持ち越しです。
この場所で、夕日が完全に沈んだので宿に戻ります。
宿に戻りつつ、さらに貪欲に寺院の見学。
バガンの寺院は、暗くなってもライトアップされて中に入ることができるものがたくさんあります。
「Dhammayangyi Temple」は、そんな中でもたくさんのミャンマー人で賑わっていた寺院の一つでした。
「Dhammayangyi Temple」
さらに、「Ananda Pahto Temple」へ。
この寺院の建物には4つの大きな仏像があり、2つは笑顔で2つは真顔の仏像。
全部回るとご利益があるのかな??
真顔の仏像
これにて、今日のバガンの観光は終了。
疲れた〜、お尻が痛い…。
安い・多い・美味いバガンのローカル食堂「Shwe Mittar」
夜ご飯は、ミャンマー人でいつも混んでいて気になってたローカル食堂「Shwe Mittar」へ。
このお店は、英語のメニューなど無くて、メインをチキンかポークかフィッシュから選ぶ様子。
これぞミャンマーのディナー
注文すると、色々な種類のおかずがどっさり出てきた。
これだけ食べて、全部でたったの1人2,000チャット(160円)。
やっぱり地元の人で賑わっている食堂は、安くて美味しいな〜。
MAP Shwe Mittar
それにしても、今日は本当に疲れた〜。
バガンは、大きな道路以外は未舗装の道が多く、砂もサラサラで深いです。
なので、自転車のタイヤは埋まり、ハンドルが取られて思うように進まなくて大変でした…。
バガンを楽に観光するなら、自転車ではなくレンタルバイクかそんなにスピードが出ないレンタル電動バイクがオススメ。
明日は、バガン郊外にある聖地ポッパ山を観光をします。
そして、ついに納得できるバガンの景色が見れるところを見つけましたのでお楽しみに♪。
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コメント一覧
バガンは通算で3回程訪れています。雨季9月と雨季終わりの乾季11月と乾季か暑季2月です。雨季は緑と茶色のコントラスト、11月は茶色と僅かに残る緑、2月は茶色と撮影のために訪れました。地震前と地震後であったのですが、有名なビュ-ポインは避けて既に放置されている高さのあるものを探してニャンウン-近くで撮影をしました。
基本的に人はいないので規制もなく、自由に撮影できました。先の自身で崩落したバヤ-は近代に補修したものの崩壊が凄く、古い施設の崩落が少なかったとの調査論文を読んでいたのでその確認も兼ねて色々回りました。当然、エレクトリックバイクです。ただ、頂けないのはあの気球で雨季は随分と減っていて雨とのタイミングでしたがすっきりとしたサンセットを撮れて満足しました。
ニャンウンウ-の市場も雨季には観光客も少なく、河川の水量もあるのか鮮魚の種類が豊富で面白かったです。また、脚ふみミシンのお針子さんの写真を撮らせてもらいつつ、いろいろと話しをさせてもらって周囲の状況も知れて楽しかったです。お二人は暑季だったようですが気温が40度を超えるとあったので避けていましたが空気感写真から伝わってきて興味が尽きません。
toripapanさん、お久しぶりです!
コメントありがとうございます。
3回もバガンを訪問されているのですね!?
僕もバガンは、季節を変えて(緑の色を変えて)訪れてみたいと思った場所でした。
バガンは、東南アジアにはもうなかなか残っていない、中央アジアのようなロマンあふれる場所で良いですね〜。
確かに気球は、一斉に上がっていると写真映えしますが、中途半端にカメラに入ると雰囲気ぶち壊しです^^;
昔の遺跡より、近年補修された遺跡の方が崩落しているというのは、興味深いです。
地震の件は仕方のないことですが、JICAの方々も支援されているようで、一日も早く復興して、また以前の高台からの風景を見られるようになることを願っています。