ヘルシンキ観光総まとめ【おすすめ観光地・注意点・持ち物・お土産など】
どうも旦那です。 @aso_kura
北欧フィンランドの首都ヘルシンキ。
映画「かもめ食堂」の舞台として有名なこの街は、首都とは思えない、本当に映画のようなゆったりとした時間が流れる都市でした。
また、日本で人気のマリメッコやイッタラなどはフィンランドの企業で、街なかにはセンスの良い北欧デザインの製品があふれています。
僕たちが訪れた5月下旬は、ヘルシンキに春が訪れようとしている季節。
寒く長い冬を耐えたフィンランドの人々は、待ちわびた春の陽気を目一杯謳歌するように公園や森などでピクニックを楽しんでいました。
そして、ヘルシンキで宿泊したのは全て地元のお宅で、「カウチサーフィン」と呼ばれるシステムを利用しました。
フィンランド人は日本人に似ているところがあって、シャイだけどとても優しいのです。
ちょっと陽気過ぎる人々は苦手だな…と思っている人は、フィンランド人の良い加減の距離感が心地よく感じるかも。
今回は、そんなヘルシンキの旅をまとめたい思います。
↓↓↓ヘルシンキの旅行記はこちら↓↓↓
旅行記 ヘルシンキ旅行記(春)//かもめ食堂とフィンランド人の風景【世界一周フィンランド編】
【ヘルシンキ観光①】5月の気温と服装
晴れていれば日中は晩秋の服装でもOK
2015年5月下旬
最高気温 12.8℃ 最低気温 6.1℃
(※東京 最高気温 26.6℃ 最低気温 16.6℃)
日中は晴れていればぽかぽか陽気で気持ちが良いが、曇ったり雨が降るととたんに寒くなる。
服装は、脱ぎ着のしやすい日本の冬装備がおすすめ。
【ヘルシンキ観光②】ホテル情報
ヘルシンキの宿泊事情は、ホテル67軒、アパートメント509軒、ホステル11軒で、アパートメントタイプが圧倒的に多いのが特徴。
アパートメントタイプの宿泊施設というのは、マンションの一室やワンフロアを宿泊施設に改造したもので、トイレ・シャワーが個々にあったり共用であったりと様々。
また、大きなリビングルームとキッチンが備えられていることが多く、お金持ちの家に泊まりに来たような気分になれる。
あまり日本では馴染みがないが、海外では珍しくなく、ホテルよりも宿泊料金が安いことが多い。
ホステルは数が少ない上にドミトリーとなると数軒しかない。
価格帯は2,000円〜と長期旅行者には辛い料金設定。
今回のヘルシンキの滞在は、全日程で「カウチサーフィン」を利用して現地の方の家に泊まった。
カウチサーフィンとは、簡単に言うと地元の人(ホスト)に無料で宿泊させてもらったり、食事に行ったりして異文化交流を楽しむシステム。
多少は英語が話せないと苦しいが、中には日本語を話せるホストもいる。
ヘルシンキは、経済水準が高いのでホストとのトラブルも少ないと予想され、また日本の文化に興味のある人も多いので、初めてのカウチサーフィン挑戦にはおすすめの地域。
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【ヘルシンキ観光③】おすすめの観光地とルート
ヘルシンキの観光スポットは、市内にコンパクトにまとめられていて観光しやすい。
急ぎ足ならスオメンリンナの要塞を含めても1泊2日で観光は可能。
しかし、ヌークシオ国立公園やマリメッコでの買い物、かもめ食堂のロケ地巡りなどをしたい場合は、2泊3日以上あったほうが余裕を持って旅行ができる。
かもめ食堂
おすすめ度 ◯
映画「かもめ食堂」の舞台となった食堂は、残念ながら2015年に閉店。しかし、現在同じ場所に日本食とフィンランド料理のレストラン「 Ravintola KAMOME(ラヴィントラかもめ)」が営業中。グーグルマップの表記がラーメン屋になっていて驚いたが、実際にメニューにラーメンがある模様。うれしいことにシナモンロールも健在。
公式 Ravintola KAMOME MAP Ravintola KAMOME
カウッパトリ(マーケット広場)
おすすめ度 ◯
映画「かもめ食堂」のオープニングの舞台の港の前に広がる露店市場「カウッパトリ(マーケット広場)」。主に飲食店とお土産店がメイン。レストランには行きにくい一人旅でも、気軽にフィンランド料理を楽しむことができるのでおすすめ。
MAP カウッパトリ(マーケット広場)
ハニカミエ屋内マーケット
おすすめ度 ◯
「ハニカミエ屋内マーケット」は、映画「かもめ食堂」のロケ地となった屋内市場。少しレトロな雰囲気を残していて歩いているだけでも楽しい。お惣菜店もあるので、テイクアウトするのもおすすめ。
MAP ハニカミエ屋内マーケット
生神女就寝大聖堂
おすすめ度 ◯
「生神女就寝大聖堂」はフィンランド正教会の大聖堂。ロシア正教会の建物のような派手さはなく、落ち着い佇まい。現在、地下には数百台の電力会社のサーバーが置かれてあり、そこから発生する熱で温水暖房を可動させているらしい。
MAP 生神女就寝大聖堂
ヘルシンキ大聖堂
おすすめ度 ◯
「ヘルシンキ大聖堂」はヘルシンキで一番の観光地。真っ白な壁の色が印象的。前に広がる階段と広場がとにかく広く、ダイナミックさを感じる教会。
MAP ヘルシンキ大聖堂
シベリウスの記念碑
おすすめ度 △
フィンランド出身の有名作曲家シベリウスを記念して造られたモニュメントが並ぶ公園。ちょっとリアル過ぎるシベリウス像と、風が吹くと音が鳴る(らしい)パイプ楽器風の巨大なモニュメントが見どころ。
MAP シベリウスの記念碑
カンピ礼拝堂(木の教会)
おすすめ度 ◯
「カンピ礼拝堂」は、別名「木の教会」。ヘルシンキの街なかでひときわ目立つデザインの建物。中に入ると、外の喧騒が嘘のように音のない世界が広がっていて、話すことを控えたくなるほど。椅子に座って、フィンランド人の祈りを静かに眺めているだけで、なんだか厳かな気分になってくる。
MAP カンピ礼拝堂
テンペリアウキオ教会(岩の教会)
おすすめ度 ◯
「テンペリアウキオ教会」は、別名「岩の教会」。外観は、コンクリートと岩でできた低いトンネルのようなもので、なにかの史跡かな?と思ってしまう造り。しかし、中に入ると整然とした教会としてきちんと機能していることに驚く。
木の教会と違い、こちらは逆に音が非常に響くので、内部はとても賑やかな感じである。
MAP テンペリアウキオ教会
cafe regatta
おすすめ度 ◯
「cafe regatta」はシベリウスの記念碑がある公園のそばにある湖畔(海辺??)のカフェ。フォトジェニックな外観で、ヘルシンキでも人気のあるカフェの1つ。名物はシナモンロール。
MAP cafe regatta
スオメンリンナの要塞
おすすめ度 ◎
「スオメンリンナの要塞」は、ヘルシンキからフェリーで20分程度のところにある島。1991年に世界遺産に登録。スウェーデン・ロシア、そしてフィンランドが占拠している複雑な歴史を持つ場所。現在は、物々しい雰囲気はなく、芝生が気持ち良い穏やかな空気が流れている。
MAP スオメンリンナの要塞
セウラサーリ野外博物館
おすすめ度 ◯
ヘルシンキからバスで20分程度の場所にある「セウラサーリ野外博物館」。移築されたフィンランドの伝統家屋を、ハイキングコースをたどりながら見学することができる。敷地内には、人懐っこいアヒルなどがいたり、地元民がのんびりお散歩していたり、ピクニックをしていたりとローカル感を味わえる観光地でもある。
MAP セウラサーリ野外博物館
ヌークシオ国立公園(Nuuksion kansallispuisto)
おすすめ度 ◎
映画「かもめ食堂」のジャケット撮影地でもあり、映画中のきのこ狩りシーンの舞台でもある「ヌークシオ国立公園」。ヘルシンキからは、鉄道とバスを乗り継いで待ち時間込みで1時間半程度とちょっと手間が掛かる。公園内には距離別に3つのハイキングコースが設定されている。公園内に飲食店などはないので、ランチボックスを持ってのんびりと映画の中の気分で散策するのが楽しい。
MAP ヌークシオ国立公園
【ヘルシンキ観光④】注意点(治安・犯罪情報)
ヘルシンキは、治安は良い方と考えて大丈夫だろう。カウチサーフィンのホストにも治安についてのアドバイスを受けることはなかった。
しかし、夜間に外出はしていないので、夜に飲みに行く場合などはホテルなどで治安の事を聞いておくと安心。
また、スリや置き引きなどに対する基本的な警戒は忘れずに。
【ヘルシンキ観光⑤】あると便利な持ち物
かもめ食堂
ヘルシンキが舞台の映画「かもめ食堂」。
身近な場所がロケ地になっているので、ヘルシンキに行くなら事前に観ることで旅の楽しみが何倍にも増える。
映画自体も、ほのぼのとした雰囲気で北欧への想いを膨らませる内容。
変換プラグ
ヘルシンキのコンセントの型は2つの丸い穴のCタイプ。日本の電化製品のコンセントは、そのままでは使用できないので、変換プラグは必須アイテム。
おすすめは、世界一周旅行者の定番であるカシムラの変換プラグ サスケ。
参考 世界一周の持ち物リスト4年間分全て見せます!!【本当に必要なものは?】
【ヘルシンキ観光⑥】お土産と名物
シナモンロール
映画「かもめ食堂」を観たら、絶対に食べたくなるのが「シナモンロール」。
ヘルシンキのシナモンロールは、日本のように溶かし砂糖でコーティングされていなくて見た目はシンプル。
フィンランド人はコーヒーが好きなので、地元に習ってコーヒーと一緒に食べるのがオススメ。
ムーミングッズ
ムーミンの生みの親である作家トーベ・ヤンソンはフィンランド出身。
街のお土産物屋やスーパーマーケットなどでは、様々なムーミングッズを買うことができる。
また、フィンランド南西部の都市トゥルク近郊には、夏季限定で「ムーミンワールド」がオープンし、実際にムーミン谷にやってきたかのような気分を味わえる。
マリメッコ
大胆で派手な柄の服や雑貨で日本でも有名な「マリメッコ」は、フィンランドの会社。
ヘルシンキには、マリメッコの店舗はもとよりアウトレットショップも何店舗かあり、日本よりマリメッコの商品を安く買えるとあって人気。
また、ヘルットニエミ店には、一般人でも利用できる社員食堂があり、使用されている食器が全てマリメッコの製品というファンにはたまらない聖地となっている。
MAP マリメッコ ヘルットニエミ アウトレット店
サルミアッキ
フィンランドを代表するお菓子「サルミアッキ」。
味は、ゴム臭のある塩味であったり、正露丸味であったりと日本人には未知の食べ物。
スーパーマーケットなどで普通に売っている。
ばら撒きのネタ土産としては面白いが、真面目なお土産として渡すのはおすすめできない。
【ヘルシンキ観光⑦】感想
長い冬がやっと明けて、訪れた春の陽気を目一杯謳歌してるのが印象的だったフィンランドの人々。事前に映画「かもめ食堂」を観ていたこともあって、素朴なヘルシンキの雰囲気がとても気に入った。満足度は100点。今回は、カウチサーフィンのホストにもとても恵まれて、フィンランド人のローカルな生活を感じられる良い滞在だったと思う。彼らには、また会いたいな。日本でも、フィンランドでも。
以上、どうも旦那でした。 @aso_kura
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