インド再入国が大行列!?そしてコルカタの駅の待合室で悪徳ババアと大激闘!!
どうも旦那です。
バングラデシュのダッカからインドとの国境の街ベナポールヘ向かう夜行バスで目覚めた朝。
今日はインドに入国して、そろそろインド旅も終わりなので、コルカタでインド土産でも探したいところですが、最近予定通りに行かないことが多いのでどうなりますやら…。
バングラデシュの出国はスムーズ
途中の休憩でラスト「ドイ」
昨夜、夜行バスの発車が2時間程度遅れたこともあり、バスは11時頃にベナポール到着しました。
国境からかなり離れた場所で降ろされるバスもあるようですが、僕たちが乗ったバスは国境のそばまで行くことができました。
国境の近くになって、車内で一人50バングラデシュタカの徴収がありました。
今、僕たちは所持金が83タカしかないんだと車掌に言うと、それでオッケーだよと^^;
まわりのインド人たちも全員払っていたので、何かしらの手数料なんでしょうけどね、謎。
そこで一度バス会社の中で待つように言われます。
そこで、謎のおっさんが「一人100インドルピー払えば、出国手続きの代行全てやってあげるから、君たちはただ付いてくるだけで大丈夫。」と提案してきましたが、面倒くさいのでバングラデシュタカがもうないからと断固拒否。
こちとら何回国境越えていると思っているんだ、まったく。
特に賄賂請求等もなくバングラデシュ出国完了。
意外とちゃんとした建物でした。
悲惨!!インド入国待ち大行列で長時間待機…
バングラデシュとインドのちょうど間の場所には、なぜかステージのような観客席が…一体何のために??
逆にボロボロだったのがインド側。
辺境のアガルタラのイミグレーションはがらがらだけど立派な建物だったのに。
で、そのインド側に入る前のゲートに長い行列。
ゲートを仕切っている職員のおっさん英語が通じず、ひたすら並んで待て言われてじっと待つ。
30分位待って、ようやくゲートを通ることができて、なぜ待たされたかが理解できました。
中に入って広場の様な所に通されたのですが、ディズニーランド並の大行列がそこには待っていました^^;
ここへの入場すら止めるために、さっきの場所で待機させていたんですね。
こんな場所でもやっぱり屋台が出ているインド
もちろんアミューズメントパークの様に導線を作り出すロープなどはありません。
インド人もバングラデシュ人も脳の仕組み的に並べない仕様なので、何人かのマシンガンを持った軍人が、たまに大声を挙げながら列を仕切っていました^^;
それでも、この両民族の絶対並ばないという執念は凄まじいものがあり、列が流れたり、動いたりした隙を付いて横入りする人間が続出。
各地で口論が起こっていました。
もちろん外国人である僕たちは彼らの格好の餌食。
何回かシレーっと前に入ってこようとする奴らいましたが、Syukuが猛抗議して追い出します。
その中でも印象的だった2組。
バングラデシュ人の若い兄ちゃんは、列が流れて崩れ時に隣の列になだれ込んできて、Shukuの後ろへ。
Shukuが問い詰めると、「列の横入りはダメだ。だけど列が崩れた時に入るのは問題ない。」と、飄々とした顔で仰る。
何言ってんだコイツ( ゚д゚)ポカーン
そしてインド人のハゲのオッサンと出っ歯のクソババアのコンビ。
この二人は完全に僕たちに目を付けていて、隙あらば前に入ってこようとする。
その数3回。
その度に周りの人達と一緒に抗議して入らせないようにする。
最後は列の先頭辺りにシレーっと待機し、入場の混乱に乗じて入っていっていました。
軍人よ、あの二人そのマシンガンで撃って(≧∇≦)bイイヨ!!
そんなこんなで並ぶ事2時間半。
ようやく入国審査受けて無事インドに入国、疲れた。。。
バンガオンからローカル鉄道でコルカタへ
インドの国境側の街はバンガオン。
国境を出てすぐのところからコルカタ行きのバスが出ていて勧誘を受けましたが、高くてディスカウントもできなかったので乗らず。
シェアオートリクシャでバンガオン駅へ。一人30ルピー。
バンガオンからコルカタへは鉄道が通っていて本数も多く、ローカル路線なのでもちろん運賃も激安なのです。
一緒にリクシャ乗っていた親切なインド人の兄ちゃんたちに色々世話を焼いてもらって、難なく列車に乗車。運賃は一人20ルピー。
ここから2時間程度のインドローカル鉄道の旅となります。
チャイだと思って買ったら謎の激マズドリンクだった
ローカル鉄道は現地人と仲良くなれて楽しい
コルカタからプリー行きの交通手段を探すも…
コルカタ・シアルダー駅に到着。
本当はコルカタで一泊して観光したかったのですが、バングラデシュビザの取得に戸惑ったおかげでインド出国まで余裕がありません。
コルカタは昔、タイのカオサン通りに並ぶバックパッカー街サダルストリートがあったそうですが、近年サダルストリートの宿は質を伴わない値上げラッシュが続き、その面影はすっかり姿を消しているそうです。
僕たちはコルカタで絶対に見たいというものも特になかったので、コルカタは素通りして次の目的地プリーを目指すことに。
とりあえず、駅の周りバス会社がないか探すも見つからず…。
コルカタからプリーヘ向かう列車は、バンガオンから降りたコルカタ・シアルダー駅ではなくてコルカタ・ハウラー駅になります。
コルカタは大都市なので、シアルダー駅からハウラー駅までを結ぶ路線バスが必ずあるとみてシアルダー駅前で聞き込み。
やっぱりありました。
料金は失念(もちろん安かったです)。所要時間は30分位。
ハウラー駅の周りには何軒かの旅行代理店があったので、今夜のコルカタープリー間の夜行バスがないか聞き込み。
…が、全て発車済みだそうで撃沈。
第二希望の鉄道を求めてハウラー駅へ。
しかし、ここでも今夜出発するプネー行きの列車はフル。
プリーとの分岐点となるブバネシュワルに向かう列車なら翌朝のチケットがあるということで購入。
スリーパークラス(日中なので実際は座席)で、運賃は一人265ルピー。
予定も決まった所で晩御飯。
コルカタ・ハウラー駅のレストランは高いけど味は普通
そして今夜はコルカタ・ハウラー駅で野宿決定!!
激闘!!駅の待合室で悪徳ババアの不正を暴く!?
と、言ってもインドの駅にはウェイティングルームという大きな待合室があるので、そこで寝ることにしましょう。
コルカタ・ハウラー駅のウェイティングルームは男女別。
女性用を覗くと、何故か着替え中のおっさんがいたので僕も入ろうとすると、中の一人の女性に英語で入るなと言われました。
Shukuが着替えているおっさんを指差しても、女性の反応に変化なしなのであのおっさんはオネェなのかな??
で、その女性が男性の部屋に女性が入るのは構わないと言うので、今度は男性部屋に二人で入ろうとすると、一人のオッサンに「ノー!!」と言われる。
どないせぇちゅうねん。
別にバラバラに寝ても構わないのですが、受付前の部屋も広いスペースがあったので、そこにヨガマットを敷いて寝ることに。
しばらくすると、受付係のインドのばあさんが登場。
チケットを見せると、
「ウェイティングルームは乗車の2時間前しか入れない。出ていけ。」
と言う。
はっ??そんなルール他の駅では聞いた事ないんですけど??
とりあえず意味が分からないフリをしていると、ばあさんは男女の各部屋へ。
その後、何人かが荷物をまとめて部屋から出ていきました。
ん〜、本当にそんなルールがあるのかな??
再び僕たちのもとに来て、「出て行け。」と言うばあさん。
まぁ、階段踊り場ででも寝るかと思いましたが、ここはインド。
何かが引っ掛かる…。
と、言う事でShukuがエンクワイアリーと呼ばれる案内所に聞きに行くことに。
その間、僕は待機していたですが、男性部屋から二人のオッサンが出てきて、ばあさんと何か話し合った後に、なんとばあさんにお金を払っていたのです。
はは〜ん、これで分かりました。
このウェイティングルームの受付係のばあさんは、その立場を利用して、有りもしないルールをでっち上げ、出ていけないで困った人から賄賂を受け取って毎日荒稼ぎしているのでしょう。
Shukuが帰ってきました。
エンクワイアリーで質問したところ、「そんなルールはない。あなた達は問題なくウエィティングルームに滞在することができる。」と言われたとのこと。
はい、ばあさん黒確定〜。
そして、ばあさんは再度僕たちの元に来て出ていくように促して来ました。
そこで僕たちの反撃開始!!
僕たちの声が多少多かったようで、人が集まってきました。
そこで、Shukuがそのような2時間ルールは存在しないとエンクワイアリー(強調しておく)に言われたこと。
僕は金を払ったオッサン二人を指差して、この二人はばあさんに金を渡していたことを指摘。
金のかからないはずのウエィティングルームで、なぜ金のやり取りをしているんだ??と言及。
「あんたはお金が欲しくて不正をしているだけだ!!僕たちはここを出ていく必要はない!!」
と周りに訴えました。
ちょうど出ていこうとした一人の若者には、「あなたは出ていく必要はないから大丈夫。エンクワイアリー(強調)で聞いてくると良いよ。」とアドバイス。
すると、ばあさんはバツの悪そうな顔で苦笑いして、オーケーオーケーと言いながら身支度をして帰って行きました。
勝利!!
まぁ、ばあさんに賄賂を払ったことを公衆の面前で暴露されたオッサン二人はショボくれていて申し訳なかったですが^^;、何はともあれ解決しました。
インドのばあさんは世界一手強いです。
まったく可愛げがない事が多い。
天下一ババア武闘会あったら間違いなくインドの優勝でしょう。
結局僕たちは、男女別それぞれ部屋で就寝。
明日は、インド旅最後の地プリーを目指します。
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