絶景のワハーン回廊!!ビビファティマ温泉でお一人様洞窟風呂を楽しむ

タジキスタングルメ, 観光

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移動…移動…タジキスタンの旅は移動がメイン

 

どうも旦那です。

 

タジキスタン ガラムチャシマ

昨日は日曜日なので、滞在しているガラムチャシマから次の目的地のイシコシムのシェアタクシーがありませんでした^^;
なので、今朝は早起きして温泉の前にいる車のチェック。
ちゃんとイシコシム行きのシェアタクシーがありました。

 

ガラムチェシマからイシコシムまで料金一人25ソモニ所要時間は2時間程度でした。

 

 

タジキスタン ワハーン回廊

この辺りは、ワハーン回廊と呼ばれています。
タジキスタンと川を挟んでいるのは、あのアフガニスタン
アフガニスタンを眺めながら移動を楽しむなら、座席は右側がオススメです。

 

 

イシコシムを経由してヤムチュンというところに行きたいと運転手に伝えると、町外れのヤムチュン行きのシェアタクシーが集まる場所で降ろしてくれました。

 

タジキスタン 料理
とりあえず目の前にあったレストランでランチ。
タジキスタンの旅行者ブログでは食事の選択肢が少なくて困るとの情報が多かったのですが、今の所、僕たちは毎日色々な美味しいものを食べています。
レストランと言っても安いのです。これで400円くらい

 

 

同じくヤムチュンまで向かう英語のできる兄ちゃんが、いろいろお世話をしてくれて良いシェアタクシーが見つかりました。
イシコシムからヤムチュンまで料金一人30ソモニ所要時間は2時間半程度

 

タジキスタン ワハーン回廊

ワハーン回廊はイシコシムから景色が、少しずつ雄大になっていきます。
川幅が広くなり、高い山が増えます。
アフガニスタン側では、10月中旬ですでに冠雪している山がたくさん。

 

このルートも右側がオススメ・・・と言いたいところですが、左側のタジキスタンの山々も迫力があり、また畑にたくさんの羊が放されて牧歌的な風景が広がっている地域もあるので、どっちもオススメです^^;

 

 

ヤムチュンから山の手にあるビビファティマ温泉に行きたいと運転手に伝えると、ヤムチュンの手前のトゥゴウズ村(Tuggoz)で降ろしてもらえました。
この村にはホテルがないので、ホームステイして荷物を置いて温泉に行く予定。

 

で、周りの村人に尋ねていると、話の流れで英語の話せるタクシー運転手の家にホームステイすることになりました。
料金は、一泊2食付きで一人50ソモニ(言い値10ドル)。

彼の名前は、キューボ。「久保」と覚えました、笑。
パミール地方で何回か日本人を乗せているらしく、見せてもらった写真には読んだことのあるブロガーさんの写真も。

 

 

タジキスタン 家屋

久保曰く、今日はもう遅いから明日の朝ビビファティマ温泉に行く方が良いとのことなので従うことにしました。
久保の家は、伝統的なワハーン建築。椅子ではなく床に座る生活スタイルです。

 

 

タジキスタン 料理

はじめに軽食を頂きました。
パンもバターもジャムも全てハンドメイドで美味しいのです。
特にバターは口の中でさっと溶けて味わい深く、ホステルのマーガリンとは雲泥の差。

 

 

タジキスタン 料理

夕食は、羊の肉とジャガイモのスープ。キャベツと唐辛子とニンニクの炒め物。
どれもおいしかったです。

 

 

そのあとは久保と色々とおしゃべり。
ワハーン回廊では、ワハーン言語があり彼らと川向こうのアフガニスタン人とのコミュニケーションは容易なんだそうです。

また、彼はアフガニスタンのワハーン地域は安全だと言います
車で移動する限り、僕も同じ印象を持ちました。
アフガニスタンが気軽に旅行できる治安に早く回復することを激しく願います。

 

 

翌朝、早起きしてビビファティマ温泉を目指します。

昨晩、久保が温泉の従業員が乗る車が早朝出るよと言っていたので、朝食はあとで食べることにして出ようとすると、久保が引き止める。
仕方なく朝飯を食べて車道に出た時には時既に遅し・・・久保〜^^;

 

タジキスタン ビビファティマ温泉

こうなると6kmの道のりを歩くしかないのです。
たかだか6kmですが、ずっと上り坂の登山です。

 

タジキスタン ビビファティマ温泉 紅葉
しかし、10月中旬のワハーン回廊は見事な黄葉と紅葉に包まれており、楽しくハイキングすることができました。

 

タジキスタン ビビファティマ温泉

ある程度の高さまで登ると、絶景。

 

タジキスタン ビビファティマ温泉 ヤムチュンフォルト 砦
ヤムチュンフォルトと呼ばれる城塞跡も見ることができます。

 

 

タジキスタン ビビファティマ温泉

車道をショートカットする羊の道を通って、なんとか90分程度で到着することができました。
崖に挟まるように建てられたビビファティマ温泉。
料金は一人10ソモニ男女交代制です。

 

タジキスタン ビビファティマ温泉

温泉のそばには渓流と紅葉。なにこれ、日本??^^;

 

タジキスタン ビビファティマ温泉

浴槽は、洞窟と浴槽が一体化したような作り。
上からお湯がシャワーのように落ちてきています。
また小さな洞穴があり、中に入ると鐘乳石が形成されたお一人様洞窟浴槽を満喫できます。
これは、世界でも珍しいのではないでしょうか??

 

 

温泉に入って身も心もスッキリ。

 

タジキスタン ビビファティマ温泉

麓まで一人50ソモニで送るという頭が湯当たりしたのかもしれないタクシードライバーを無視しつつ、下りもハイキング。
太陽の位置が変わると、絶景の表情もまた変化します。

 

さて、ヤムチュンの後はどうしよう。

この先にもランガンという村があるけれど、もうワハーンの絶景はお腹いっぱいだし、ホーログに戻ろうかと二人で話しながらぶらぶらと。

 

すると、帰りの道中になぜか久保の車。
どうやら他の車が故障してしまい、乗客を久保の車に乗せ替えるとのこと。
しかも行き先はホーログ、僕たちができれば今日戻りたかった場所です。

 

この地域の交通は朝が勝負で、朝を逃すと昼間はほとんど車が走っていないのです。
温泉からの帰り道に麓の道路を見ても車は皆無。
これは渡りに船と、ホーログに向かう久保の車に乗ることにしました。

 

ヤムチュンからホーログまで、料金一人80ソモニ所要時間は5時間程度でした。

 

車内では、英語のできるタジキスタンの学生とお話し。
彼、実はさっき故障した車の持ち主。
明日、彼の通うホーログの大学で試験があり、ついでに乗客を乗せてホーログに向かおうとしたところ故障。
乗客とともに久保の車でホーログに向かうことになったそうです。ついてないな〜^^;

 

 

こうして、午後7時頃に無事ホーログに到着。
しかし、久保の車は韓国製の車で三列目がかなり狭くて辛かったです。
選べるならば、車はランドクルーザーかパジェロにしておいた方が良いです^^;

 

明日は、ホーログからもう一つの絶景道路パミールハイウェイを通ってムルガブという街に向かいます。