圧倒的迫力!!本場スペインのフラメンコをアルメリアで鑑賞
嫁のShukuです。 japanese_dog_hana
スペインのアンダルシア地方の街アルメリアに滞在中。
インドで知り合ったスペイン人女性ルシアのお宅にお邪魔してます。
今回は、彼女が私たちを連れて行ってくれた本場スペインのフラメンコの様子についてお届けします♪
フラメンコの会場「Entre Flamencos Del Puerto」
Entre Flamencos Del Puerto
ルシアが案内してくれたのは、「Entre Flamencos Del Puerto」。
アルメリアの隣町「アグアドゥルセ(Aguadulce)」にあるフラメンコを楽しめる会場です。
アルメリアからの行き方はバスかタクシー。
バスは、アルメリアのバスターミナルから「Alsa」のバスが出ています。
ただ、フラメンコの開演は夜なので、行きは本数が少ないし(最終バスがPM9:00ごろ)、終演後はタクシーしかないので注意してくださいね。
公式 Entre Flamencos Del Puerto(facebook page) MAP Entre Flamencos Del Puerto
Entre Flamencos Del Puertoでのフラメンコ鑑賞のシステム
会場の様子
Entre Flamencos Del Puertoに到着。
すでにたくさんの観客が待っていたので、予約しておいたほうが無難です。
今回はルシアが電話で予約してくれましたが、おそらくfacebook pageでも可能なはず。
ドリンクはタパス付き
今回の公演の入場料は10ユーロ(1,300円)でした。
1ドリンク制で、ドリンクにはもちろんタパスが付きます♪
ルシアと会場でパチリ
スペインでフラメンコを見ることができる場所は2種類あります。
1つは劇場、もう一つは「タブラオ」。
タブラオとは、”板張りの舞台があるレストランやバル”のことを指すそうで、今回訪れたEntre Flamencos Del Puertoはタブラオということになりますね。
フラメンコの歴史と内容
フラメンコの歴史には謎が多く、型が創られたのは200年ほど前だそうです。
スペインジプシーとイベリア半島や北アフリカにいたムーア人の文化が融合して、フラメンコは誕生したと考えられています。
そして、そのムーア人のコミュニティがあったのが、ここアルメリアのあるアンダルシア地方なのです。
フラメンコを構成する基本の要素は3つ。
カンタオール
まずは歌。
「カンテ」と呼ばれています。男性はカンタオール、女性はカンタオーラ。
歌われるテーマは、楽しいものや悲しいもの、重苦しいものなど多岐に渡ります。
トケ
「トケ」と呼ばれるギター演奏。
専用のフラメンコギターを使用し、指先でギターを叩いてリズムを取るのが特徴的です。
バイラオーラ
そして、踊り。
私の中でフラメンコのイメージと言えば、やっぱり踊り。
踊りは「バイレ」と呼ばれ、男性は「バイラオール」、女性は「バイラオーラ」だそうです。
パルマ
Taxiが気に入っていたのが、「パルマ」と呼ばれる手拍子。
演者の中に手拍子専門の人がいたのです。ずっと手を叩いているだけ。
でも、その手拍子がすごい!!
音の大小やリズムや高音・低音を自在に操っていて、この人無しではフラメンコが成立しないだろうなと思ったほどでした。
実際、このパルマはフラメンコで非常に重要な役割を持つそうです。
他にも、「カホン」と呼ばれる箱型の打楽器もありました。
今回のフラメンコは、6人のメンバーで構成されていました。
本場スペインのフラメンコの圧倒的迫力!!
照明が落とされ、フラメンコの公演が始まりました。
静かに登場した踊りの女性。
しかし、演奏が始まった瞬間、力強い踊りが始まりました。
指先まで完璧に集中された上半身と、床を力強く叩きつける音に、観客は一瞬で飲み込まれたようでした。
手拍子と歌とギターが混じり、フラメンコは最高潮。
私もTaxiも、ずっと目が離せませんでした。
上演は途中で休憩を挟んで50分くらいだったかな?
悲しい踊りや楽しい踊り、あとはギターソロや歌だけ、手拍子だけなどもあって、飽きさせない内容でした。
日本人のイメージではフラメンコって踊りのイメージだけど、これら全部がフラメンコなのだそうです。
そう言えば、Taxiが「あれ??カスタネット使わないのかな??」って言っていたけど、確かに。
調べてみると、フラメンコでカスタネットは必ず使うものではなく、どちらかというと少数派だそうです。
カンタオール(歌い手)からのバイラオール(踊り手)
アンコールでは、歌担当のお兄さんが見事な踊りを披露。
みんな芸達者だなぁ。
公演後
公演後は、演者のみんなが会場に出てきて、お話したり一緒に写真を撮ったりと和気あいあいとした雰囲気。
ルシアが私たちが日本から来たことを伝えてくれて、演者さんに握手してもらいました。
こういう着飾らないアットホームな感じが、スペイン人のとても好きなところです。
会場を出たのは、深夜0時30分。
会場のスタッフにタクシーを呼んでもらって帰宅。
Entre Flamencos Del Puertoは、私たちだけじゃ絶対に来れなかった場所。
連れて来てくれたルシアに感謝です。
スペイン人のリアルな生活も垣間見えて大満足な1日でした♪
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