未承認国家沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリ観光!!キシナウからの行き方

モルドバ, 沿ドニエストル共和国観光

なんだかんだといろんな人が一緒に行くことになった『沿ドニエストル共和国(首都ティラスポリ)日帰り旅行』
同じ宿に泊まっている、私達含む日本人3人、ネパール人2人、アメリカ人1人、スロベニア人1人の7人大世帯。
 
こんだけ集まったら友達でもまとまりにくいのに、多国籍、昨日会ったばかりの人達でどんな旅路になるのやら。
 
首都ティラスポリまでのバスはセントラルステーションから20分に一本程出ているので、時間はそんなに気にしなくても大丈夫ですが、観光して帰る時間も考えると午前中までにはキシナウを午前中には出たいところ。
 
国と認められていないので、モルドバの出国審査はありませんが、沿ドニエストル共和国側の国境審査があり、その時に国境で1日だけ観光OKの出入国カードをもらいました。
その紙を持ってると数時間入国が許可されることになるので、一番下には23:00と時間が記載されていました。
そのカードは出国の時に必要なので、失くさないように持っておく必要があります。
 
私達のバスは11時に出発。1時間程で終点のバスターミナルに到着。
 
沿ドニエストル共和国は、元々モルドバの一部でした。
一部のロシア系住民が独立を主張、内戦にまで発展。
その結果、国際的には国家として認められていないものの、事実上の独立国家として機能しています。
 
ちなみに、この国では地図は国家機密
なので、観光案内などはありません。
が、google mapなどでは普通に地図出るんですよね、なんだそりゃ。
 
噂では、街中で写真を撮っているだけで怒られるとか・・・そんな謎の未承認国家での観光スタートです!!
 
ティラスポリ 観光 電車駅
 
バス降りたとこの歩道橋からみた鉄道駅
 
近くのスーパーの道路挟んだ向かいの両替店で、モルドバのお金をこの国の通貨に両替します。
 
なんと沿ドニエストル共和国のコインは、プラスチックで出来ているんです。
 
ティラスポリ 観光 プラスチックのお金
 
見せてもらったけど、おもちゃのようでこれがお金として機能しているのが信じられない。
 
両替する時にコイン下さいと言うとコインでくれるので、お土産として持って帰りたい人はぜひ。
 
スーパーにて物価のチェック。売ってるものも値段もだいたいモルドバと同じぐらいでした。
 
スーパーうろうろしている間にアメリカ人とスロベニア人は別行動することになりネパール人と日本人の5人でまわります。
ここで観光する場所はわずか。そんなに多くありません。
ここでネパールの兄ちゃんが、地元のおじさん声をかけて見どころ聞いたら奇跡がおきたー。
仕事途中だけど、車で送ってあげるって。
歩くには少し遠いなって思ってたのでラッキー。
 
ネパール兄ちゃんはついてる人です。
仕事はトレーダー。パソコン1つで世界もどこからでも仕事ができます。
 
ネパールは決して裕福ではない国。
そんな中、今まで世界116ヶ国を旅して周っている兄ちゃんは相当ついてる人。
またネパールは他国に入るにはたいていVISAが必要で、それを得る為には毎回お金が必要。
 
なんとウクライナのVISAとるには250ドルも必要なんだって。
パスポートもとっても薄くてページなくなるとわざわざネパールに帰らないといけないんだって。
 
そんなに見どころのない国で私達を楽しませてくれたネパールの兄ちゃん。
 
地元の人でも旅行者でも気軽に声をかけてすぐ仲良くなり気づけば仲間増えてる。
 
ティラスポリ 観光
 
誰でも気さくに話しかけすぐに友達に
 
日本にきた時はぜひ『Youは何しに日本へ』に出演して欲しいものです。
 
ティラスポリの観光スポットをサクサク紹介します。
 
ティラスポリ キロヴァ公園
 
キロヴァ公園内にあった建物』
 
ティラスポリ 観光
 
キロヴァ公園内にあった建物2』
 
ティラスポリ 観光
 
公共移設かな??
 
ティラスポリ 観光
 
『政府庁舎ビル前のソビエト建国の父レーニンの像』
 
モルドバ ティラスポリ ドニエストル川
 
ドニエストル川
この川沿いにはビーチがたくさんあってみんな泳いでました。
水はそんなに綺麗じゃなかったような。。 
 
ティラスポリ 観光
 
『1992年のトランスニストリア戦争の慰霊碑がある広場』
 
ティラスポリ 観光
 
その広場にあった戦車
 
 
ティラスポリ 観光
 
『ロシア帝国軍人アレクサンドル・スヴォーロフの像』
 
ティラスポリ 観光
 
町並み
なんだかロシアっぽい。
 
ティラスポリ 観光
 
町並み2
 
ティラスポリ、そんなに見どころないから行っても行かなくてもどっちでもいいかなと思うけれど、モルドバ来たら近いし、まぁ行ってもいいかな。
世界でもレアなプラスチックのコインが欲しい人は行くべし。
ティラスポリの人はみんな親切なので、親切にふれたい人はぜひ訪れて下さい。
 
先の写真撮影の話ですが、公共機関を警備の人の前で堂々と撮影しましたが、特に何も言われませんでした。
まぁ、どう見ても観光バリバリの異国人グループで、スパイには見えなかったんでしょうけど。
 
この後、レストランに行くんだけど明日、モルドバで行ったレストランとモルドバ料理のことを一緒に書きます。
モルドバ料理かなりおいしくリーズナブル。
 

キシナウからティラスポリの行き方

ティラスポリへのバスは、キシナウのセントラルバスターミナルから頻発しています。

所要時間1時間程度。料金は往路40モルドバレイ、復路70モルドバレイ。

なぜか往復の料金が違うのは、公式だそうです^^;

 

バスはミニバスだったり大型バスだったりします。

国境での審査は少し時間がかかりますが、日帰り旅行の場合は特に質問等もありませんでした。

 

バスはティラポリスの駅前に到着します。

帰りもそこから乗ることになるので、地図アプリにチェックを忘れずに入れておきましょう。

ティラスポリの治安は悪い印象は受けませんでした。物乞いのおっさんはいましたが^^;