テヘランの博物館がタダに!?旅行者の日の博物館巡り 世界一周の大先輩イラン人兄弟の博物館
博物館行くと眠くなるのは僕だけ…??
どうも旦那です。
イランの観光施設は、外国人料金が設定されていてイラン人のおよそ7倍。
そのことで、いくつかの博物館を諦めていた僕たち。
そんな僕たちに、テヘランでお世話になっているホストのレザさんから朗報が。
なんと今年の9月26日と27日は、旅行者の日ということでテヘラン(イラン中??)の博物館が無料になるとのこと。
これは、行かなくてはならないと色々な博物館を巡ってきました。
テヘラン博物館巡りの2回目です。
※テヘラン博物館巡りの1回目の記事はこちら
テヘランには、博物館が集中しているスポットが二ヶ所あります。
一つが、地下鉄タジリッシュ駅の北の山の手、そしてもう一つが地下鉄エマム・ホメイニ駅周辺です。
まずは、北部の博物館群へ。
イラン革命前の王様の夏の離宮として使われていた建物などを博物館にしており、現在では巨大な公園の中に複数の博物館がある施設となっています。
ちなみに普段の料金は、外国人料金で公園に入るだけで150000レアル、各博物館30000~70000レアル程度でした。
全部行ったらいくら掛かるんだか^^;
ここに来たら世界一周旅行者には必ず行って欲しい博物館があります。
オミドバル(Omidvar)ブラザーズ博物館
イラン人のオミドバル兄弟は、50年ほど前にバイクと車で世界一周を成し遂げました。
僕たちにとってはパイセン・・・いや先輩ですね^^;
彼らのルートは、イランから東回りで特に先住民族に興味があったようで、エスキモーやアボリジニ、アマゾン原住民とは長く生活を共にしたそうです。
博物館の展示はそんなに多く無いのですが、一つ一つの写真を眺めていると、その当時の世界一周がどれほど大変かが分かると思います。
特に世界一周中の方々には。
現在もお二方はご健在、お兄さんはテヘランで生活、弟さんはチリで新聞社を経営しているそうです。
サアダーバード宮殿博物館
ここは、イラン革命の前にイランを統治していた王様の夏の離宮でした。
このパフラヴィー王家は、前のガージャール王朝が国費の浪費で国を弱らせたことに対する反発でクーデターを起こしてイランを統治しました。
なので、王様と言っても中世の様な豪華絢爛さはなく、もちろんお客さんをもてなす施設は豪華でしたが、自らが生活する部屋は特に豪華な感じはありませんでした。
メットラ宮殿前にある、王様の巨大な足だけの銅像
これは、イラン革命の時になぎ倒された跡だそうです^^;
王家のキッチン博物館
王様の時代と言っても、たかだか40年前くらいなので、台所はもはやホテルの厨房と大差なかったです。
水道博物館
砂漠と共に暮らしてくたペルシャ人は、古代から高度な水技術を持っていたそうです。
ほんの少しの勾配を工夫して、何百kmも離れた山から地下を通して街に水を運ぶのもお手の物だったとか。
以上、北部の博物館群でした。
続いて、エマムホメイニ駅周辺の博物館
前回紹介した、イラン考古学博物館、イラン科学技術博物館、宝石博物館もこの地域にあります。
ゴレスターン宮殿
イラン革命の前の前の王家ガージャール王朝の宮殿です。
贅の限りを尽くした宮殿は、それを否として滅ぼした王家のサアダーバード宮殿と比較するととても興味深いです。
アーブギーネ博物館(ガラス&陶器博物館)
とても美しい建物の中に、イランのガラスや陶器がディスプレイされています。
ディスプレイの仕方が、宝石店の様で見ているだけで楽しいです。
僕はイランの陶器のブルーがとても好きなので、とても満足した博物館でした。
ここだったら、外国人料金払っても良かったと思ったほどで^^;おすすめです。
以上、テヘランの博物館巡り その2でした。
このイランの旅行者の日が、毎年開催されているのか、来年は開催されるのかは不明ですが、2017年9月下旬にテヘランを訪れる予定のある方は、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
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