マクロードガンジからアムリトサルへ!!シーク教とは??[行き方情報有]
インドのマクロードガンジに滞在中。
体調不良で結局8泊もしてしまったマクロードガンジ。
今日ついに次の目的地アムリトサルに向けて出発します。
・マクロードガンジからアムリトサルへバスで移動
マクロードガンジからアムリトサルへの行き方
一番簡単なのはマクロードガンジからアムリトサルへの直通バスですが、早朝に一本あるのみなので、僕たちは利用しませんでした。
なので、今回は朝が苦手な人向けの情報です^^;
マクロードガンジから、麓の街のダラムサラのバスターミナルまでバスで。
バスはターミナル内ではなく、そこからダラムサラへ向かう道路上に停まっています。
料金は一人15ルピー(25円)。
次にダラムサラのバスターミナルからパタンコートへのバスに乗り換え。
料金は一人131ルピー。
ここで車掌にアムリトサルに行きたいと伝えておくと、乗り換えをスムーズに斡旋してくれます。
僕たちは、たまたま通りかかったアムリトサル行きのバスに、路上で乗り換えることができました。
パタンコートからアムリトサルまでは、一人120ルピー。
マクロードガンジの宿を出てからからアムリトサルまで、結局7時間くらい掛かったと思います。
宿のあるアムリトサルの黄金寺院へ
ほぼ寝てる間にアムリトサルに到着。
今日の宿は、シーク教の黄金寺院の近くにある寄付制で泊まれる宿です。
バスターミナルからそこまでは結構遠いですが歩いて行きます。
スマホの地図アプリmaps.meの『Sarai Shri Guru Ramdass Ji』を目指して行き、最後の方は人に聞くのが簡単です。
シーク教の敷地内に入り、左手の建物の二番目がその宿泊地です。
ここの向かいにはシーク教の聖地でもある黄金寺院があり、その横には誰でも無料でご飯を食べられ、いつでも無料でチャイが飲める施設があります。
みんながご飯を食べる場所
チャイを飲む場所
チャイは、砂糖ありと無しが別々のタンクに入っている。
この無料のご飯やチャイは、シーク教徒の寄付と、無償でご飯を作ったり掃除をするボランティアの人達で成り立っています。
シーク教徒はお金持ちが多いので、このようなことが可能です。
なぜシーク教徒にお金持ちが多いのか。
それは、インドのヒンドゥー教のカースト制度が理由の一つに挙げられます。
カースト制度では、カーストの身分によって、何万もの職業に分けられ、人々は専従させられていました。
時代は移り、インド人たちも海外に出て働く必要が出てきました。
しかし、古来からのカースト制度には海外で働くという身分の人間がいません。
そこで海外へ向かったのが、カースト制度に属さないシーク教徒です。
その後、多くシーク教徒が海外で成功し巨額な富を得ました。
外国人がインド人をイメージする時の、あのターバンと立派な髭はシーク教徒の特徴であり、我々のインド人のイメージを形作ったのは、海外に飛び出したシーク教徒達の影響なのです。
シーク教はヒンドゥ教とイスラム教のダメなところを取り除いて、改善して作った宗教と言われています。
言い方を変えれば、シーク教はヒンドゥー教とイスラム教の良いとこ取りの宗教。
男の人は、頭にターバンを巻いて腰には剣をさし、腕にはリングをつけるのが特徴で、筋肉質で背が高い人が多いので警備の仕事によくつき、実際にも強かったのだそう。
アフリカで言うマサイ族みたいな感じかな。
私達がインド人と言えばで思い浮かべるのが海外進出したシーク教徒の人達なので、頭にはターバン巻いてカレー食べているイメージになったのです。
実際、インドに来てみると頭にターバン巻いてる男の人は、ほとんどいません。
インド国内でもシーク教徒の割合はほんの数パーセントと言われています。
ターバンはヒンドゥ教徒のババジと呼ばれる修行僧も巻いてるけどほんの一部だし、シーク教徒とカラーが違うので分かると思います。
ババジが巻いているのはオレンジのみ、一方シーク教徒は青や緑やピンクなどいろいろな色のものをオシャレに巻いています。
だから、アムリトサルの黄金寺院の近くに行くと、私達のイメージするThe・インド人を見ることができます。
また、宗教感を凄く感じることが出来るので、アムリトサルでシーク教のドネーションの宿に泊まるのはオススメです。
黄金寺院の寄付制の宿はこんな感じでした
黄金寺院の宿泊施設は、もちろん全ての人に開放されていますが、特別に外国人専門の宿泊場所があるのでそこで受付を済ませます。
ちなみに、黄金寺院内は頭を布で隠すのがマナーです。
ターバンを巻けとは言われませんが、男女ともタオルなりスカーフなりを巻いて過ごすのがシーク教に対する礼儀です。
チェックインの時、私達は空きベットがなかったので、マットレスを引いて地面に寝ることになっていました。
が、夜ご飯を食べて戻ると、ベットが空いたみたいで、三人部屋のドミトリールームに案内されました。
三人部屋ドミトリールームが4部屋、広い10人ぐらい寝れるドミトリールームが1つあり、水シャワールームが1つあります。
宿泊施設内の野外で寝れる場所
トイレは外国人専門の施設にはなく、施設を出て左にまっすぐ行き、インド人が宿泊している場所を通り抜けたとこにある共同トイレです。2階建ての大型トイレ施設です。シャワーもあります。
インド人が寝る場所はちゃんとした部屋から、施設内の外で布引いて寝るスタイルまで様々でした。
私達が訪れた時は週末だったからか、何かのお祭りだったのか分からないけど、花火が何発もあげられていて、シーク教の建物と一緒に見る花火はすごく綺麗でした。
花火は思ってたよりも長い時間揚がっていました。
そして、この日はシーク教の寺院の側で、アイスも無料で配っていました。
アイスを待つ人達の列
あまりに凄い行列だったので、最初は並んでいた私達も諦めました。
なんか、お尻二回も触られたし(シーク教ではないインド人の青年集団)、スリにも遭いそうだったから。。。
アムリトサル名物のクルチャを食べる
とりあえず、今日は外にご飯を食べに行って、アムリトサル名物の『クルチャ』を食べました。
クルチャは、ジャガイモを間に入れて焼いたチャパティー上にたっぷりのバターを乗せ、ダルやカレーと一緒に食べる料理。
クルチャ
明日は、パキスタンとインドの国境に行ってきまーす。
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