アムリトサルの黄金寺院参拝とパキスタン国境の面白セレモニー
黄金寺院のボランティアの人々
どうも旦那です。
インドのアムリトサルの黄金寺院に滞在中。
・黄金寺院内を観光
・パキスタンとの国境のセレモニーを鑑賞
黄金寺院で食事の施しを受ける
今、滞在しているのはアムリトサルの黄金寺院の敷地内にある「グル・ラームダース・ニワース」と呼ばれる巡礼宿。
まずは、黄金寺院内で施されている食事を頂きに行ってみます。
食事をする場所への行き方は、巡礼宿を出て左に進み、黄金寺院への道を右に曲がると、靴預けや荷物預けの建物の次に左手に入口が見えてきます。
そこで、皿とカップとスプーンを受け取り、更に進むと係員の指示で1階か2階へ向かい、さらに指定された場所に座って準備完了です。
座って待っていると、順番にチャパティやおかずや水を配ってくれる人々が周ってくるので受け取ります。
特に頂きます的な合図はないので、配ってもらったら随時食べ始めるスタイルです。
基本的には、ダール(豆カレー)とミルク粥とチャパティー2枚に水。
土日は、さらにおかずがもう一品増えるようでした。
ここのミルク粥が美味しくて、僕は大変気に入りました!!
台湾やフィリピンで食べたミルク粥は甘すぎてダメだったのですが、ここのはほどよい甘さ。
これだったら日本でも食べたいなぁと思わせる味でした。
寺院内ではシーク教の教えに従って髪の毛を隠さなければなりません。
バンダナとかタオルとか何でも良いので隠しましょう。
本当はあのターバンが巻きたかったんですけどね^^;
食べ終わったら、1階の返却場所に自分で食器を持って行きます。
配膳や調理、後片付けに至るまで、全てボランティアで有志が行っているそうです。
僕達のような外国人でもお手伝いできるそうですが、僕達が訪れた時は土日だったのでボランティアも大混雑…ありがたく恩恵を受ける側にならせて頂きました^^;
さらに、出口の手前ではチャイを無料で頂ける場所。
ここも同じようにカップを受け取って、チャイを入れてもらいます。
なんと砂糖無しのチャイまで用意されていました。
タイミングによっては、ラスクやサモサなどのお茶請けが無料で配られていたり、普通の参拝者が個人的にお菓子をみんなに配っていたりしていました。
こちらは寺院の敷地内にある激安ジュース屋。
外では15とか20ルピーする瓶ジュースがここでは、なんと5ルピーとか6ルピーで飲めます!!
暑い時期は大変な行列らしいですが、僕達が訪れた10月のアムリトサルはそこまで暑くないので、いつでも気軽に飲むことができました。
美しい昼の黄金寺院を参拝する
お腹もいっぱいになったところで、黄金寺院に向かいます。
ちなみに黄金寺院の敷地内は靴や靴下は厳禁。
カバンや袋に入れて持ち込むことも教義的にNGなので、必ず預ける様にしてください。
僕たちは黄金寺院敷地内の宿に宿泊していたので、宿からそのまま裸足で見学していました。
足を清めるためのミニプールを超えて、階段を降りると黄金寺院が見えてきました!!
白い建物に囲まれた黄金寺院は、一際黄金色に輝いていて美しい!!
周りの池では敬虔なスィク教徒が沐浴したり、床に頭を付けてお祈りしていたりと、雰囲気も抜群でした。
黄金寺院の周りを一周しながら、写真をパシャパシャ。
どこから撮っても絵になる素晴らしい施設です。
ちなみにこの日は日曜日。
肝心の黄金寺院の入場に並んでいる人々は、こんな感じで夏休みのディズニーランド状態^^;
こんな中でも、インチキして柵を乗り越えていたインド人数人には、呆れを通り越して感心してしまいました。。。
まぁ、ちゃんとしたターバン巻いていたのでシーク教徒だとは思うのですが、インチキして聖地に入ることに何の抵抗もないのが、彼らの行動は宗教よりもインド人としてのDNAの本能が勝ることを示していて興味深かったです、笑。
ヒンドゥー教だろうがシーク教だろうが、インド人はインド人^^;
シーク教徒ではない僕達ですが、八百万の神様たちはどこにいても僕たちを見張っているとは思うので、こんなインチキはせずに翌日並ぶことにしました。
音楽の演奏もやっていました。
何だか人混みにすっかり疲れたので、宿に戻って昼寝…zzz
宿が黄金寺院から1分なので非常に楽ちんですね。
パキスタンとの国境セレモニーがインドらしくて面白い
昼寝から目覚めた後、パキスタンとの国境に向かいます。
えっ!?パキスタン行くの??
そうではなくて、非常に仲が悪いこのインドとパキスタンとの数少ない開かれた国境の一つであるアムリトサルでは、毎日国境でセレモニーを行ってパキスタンにガンを飛ばすのが名物で観光名所になっているのです。
ちなみに、パキスタン側でも同じように行われています。
午後2時ごろ寺院を出ると、さっそく国境へ向かう乗り合いタクシーの勧誘が。
ここから国境へ向かって、国境セレモニーを見て、再び寺院のそばへ帰ってくるプラン。
料金は言い値一人150ルピーを、交渉して一人125ルピー(200円)。
国境付近に到着。
「戻ってきた時にたくさんの車があるから、街灯の5番目の前に戻ってくるんだよ。じゃあ、また後で」、とシーク教のドライバーは親切に教えてくれました。
帰りは薄暗く、車もたくさんいるので一応車体やナンバーの画像を撮っておくと良いと思います。
もし見つけられなかったとしても、たくさんの空のリクシャやタクシーが待機していたのでご心配なく^^;
大きな荷物は、持ち込めないのでこのあたりの荷物預かり屋に預けることになりますが、セキュリティ的にどうかと思う感じだったので、荷物はアムリトサルに置いておいたほうが良いかも。
ここから国境までは2kmほど徒歩。
途中で、パスポートと身体検査がありました。
国境に到着すると、サッカースタジアムか!?と思うほどのすごい人!!
外国人は、インド人とは別のところに案内されます。
100人くらい外国人がいましたね、ツアーで来ていた外国人もいました。
パキスタン側にも外国人はいましたが、10人もいなかったような…。
パキスタン側。
イスラム教の国なので、ムスリムの格好をした男性がたくさん。
女性の姿はインド側からは見えませんでした、女性もいるのかな??
今回の旅行では、パキスタンビザの取得が日本国外では難しく、パキスタンの訪問は諦めざるを得ませんでした。
いつか行けたらいいなぁ、パキスタン。
そして、セレモニー開始。
まずは、会場から志願した女性たちが旗を持って、
50m位走って往復するリレー。
…。意味が分からん…。
そして、その後はなぜかクラブニュージックが流れ、女性たちがひたすらダンスします。
…たぶん、ムスリムの女性は厳しい戒律で行動を制限されることが多いので、インドの女性はこんなに自由だぜ〜!!って言うのをアピールしたいのかなぁと^^;
なぜか組体操のピラミッドを披露。
すぐに警備の軍人に止められて怒られてましたけど。
一方その頃、パキスタン側は、軍人さんとのんびり記念撮影会。
インド側では犬が登場して、
偉い軍人さんの前でお辞儀。
これだけで、メッシが決勝のゴールを決めたときくらいの大盛況!!
盛り過ぎ。。。
この盛り上げ役のおっちゃんの頑張りの賜物なのですけどね。
こちらはパキスタン側の盛り上げ役のおっちゃん。ダフ屋みたい。
そして、伝統的な軍服に身を包んだ軍人の集団が現ます。
国境ゲート付近まで近付いて、、、
やるかっ、コラっ!!
と威嚇のパフォーマンスを続けます。
テンションが上った軍人の中には、ゲートをガンガン揺らしまくる人も^^;
もちろん、パキスタン側も同じように、パフォーマンスしていました。
パキスタン人もたまに盛り上がるのですが、なんかやらされている感が…、笑。
こんな感じで、国境セレモニーは終了。
今が平和だからこそ、このような面白セレモニーができるわけで、印パがこのまま平和に過ごせることを祈るばかりです。
夜の黄金寺院のライトアップが素晴らしすぎる
そして夜。
夜の黄金寺院はライトアップされています。
池に浮かび上がるその姿は、まさに芸術とも評判。
おぉ〜、画像では伝わりませんが、黄金寺院に湖面が反射して寺院自体がゆらゆらときらめきを放っていて何とも幻想的な姿。
まわりの建物のライトアップも下品ではなく素晴らしいです!!
この日は夜になってもたくさんの人々が参拝したり、ただ寝転んだりしていて賑やかでした。
せっかくなので夕食も食堂で頂きます。
メニューは変わらず。
でも、チャイコーナーのお茶請けは、サモサでした。
明日も引き続きアムリトサルを観光します。
アムリトサルの黄金寺院は、インドの旅の中でも一二を争う記憶に残る場所。宗教のパワーであったり寛容さであったり、色々考えさせられました。一応無宗教ですけど、どっかに入信しろと言われたらシーク教は候補に入れたいなぁ。
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