世界遺産アジャンター石窟群観光!!大規模な寺院と彫刻がとにかくスゴイ
町がゴミの匂い、川は汚染されドブのような町にはみんながゴミを捨てまくり至るところがゴミだめ。
そんなインドのアウランガバードに滞在中。
綺麗好きなムスリムが多い中でこんなひどい町も珍しい。
北に上がればこんな汚い町も増えてくるのかな。
今日は、早起きして世界遺産『アジャンター石窟群』を見に行きます。
早起きなので、昨日の夜にミルクを買って、ミルクコーヒーを自分達で作って水筒に入れておきました。
南インドのスーパーで売ってるコーヒーは、コーヒーとチコリ(タンポポコーヒー)がミックスされているものが多く、私達が買ったのはだいたい半々の配合でミックスされたもの。
これが結構おいしくて、チャイスタンドで飲むよりも自分達で作ることに最近ハマっています。
アウランガバードからアジャンター石窟群まではバスで片道3時間程の道のりです。
1人121ルピー(210円)。
バスターミナルでアジャンタと伝えれば乗る場所を教えてくれます。
バスは遺跡との別れ道になっているT字路で降ろしてくれるので、そこからシャトルバス乗り換えて向かいます。
乗り換えの場所で10ルピー払い、お土産物屋さんの間を抜けるとバス乗り場です。
バスはエアコンあり、なしで値段が違います。
なしは、片道13ルピー(22円)、ありは25ルピー(43円)です。
ここで、日本語ガイドのおじさんに捕まったけど、結構しつこかった。
ガイドを付けた方がいいかもやけど、私達は基本的に自由に周りたいから、いらない派です。
バスで石窟寺院の入り口に到着。
入場料は外国人500ルピー(870円)、
インド人25ルピー(43円)。
インド人の20倍。
インドの世界遺産の外国人料金はだいたい500ルピーなのです。
入り口を入って、私達はまず石窟寺院が見渡せる丘に登ることにしました。
まずは全体を見てからそれぞれ詳しく見て行こうという作戦です。
丘の上からの景色。
遠くから見た全体図
拡大するとこんな感じ
この石窟寺院も昨日エローラ石窟寺院と同様、岩を削って作られたものです。
なので建造物というより、壮大な彫刻みたいな感じ。
ここにある石窟寺院は未完成のものも合わせて全部で26個。
それが谷を囲う岩に掘られているんです。
石窟寺院に囲まれた谷です。
もうね、これを全部手作業で掘ったのかと思うとホンマに凄い!!!
もう凄いの一言しかないです。
この丘からは近くの滝を見ることもできます。
立派な滝。
拡大するとこんな感じ
アジャンター石窟寺院を作るにあたり、この辺りの神秘的景色はもちろん、主要道路に近く物資が運びやすかったこと、この滝あるように水が豊富だったこともここを選んだ理由なのだそうです。
丘から降りて河原に出て、下からも滝を拝みつつ、いろんな場所から石窟寺院を見つつ内部に向かいます。
私達は一番端の26番から順番に見て行くことにしました。
展望台を降りて橋を渡って遺跡に向かいます。
遺跡は、結構凄かったです。
彫刻と壁画が綺麗。
ここは、森林に囲まれていて人に見つからなかったこと、日光もうまい具合に遮断できたこともあって保存状態がとても良いです。
この岩をくり抜いただけでも凄いのに、こんなにたくさん彫刻を施しているのもビックリです。
インド人器用やなぁ。
インド、カオスやけど仕事は丁寧だと思う今日この頃です。
26番の隣の23番24番25番は建築途中で終了してしまっているんだけど、計画的にはこれら全てをくっつけて一番大きな寺院にするつもりだったらしいです。
石窟寺院には二種類あって、生活の場とお祈りの場。
それが混同して出来ている石窟寺院。
確かに場所によって作りが違います。
壁には石を掘った石仏がたくさんある洞窟もあれば、壁に絵を一面に描いた洞窟もあります。
入り口から入って真っ直ぐの場所にブッタがいるのは、全ての洞窟の共通点です。
まぁそれにしてもどの洞窟も広い。
よく掘ったなって感じです。
外の景色もいいけど、内側もなかなか。
1番の洞窟が1番すごいってことだったので最後に見ましたが、私は1番最初に見た第26窟の石仏がいっぱいのとこが良かったなと思います。
この辺りにも猿がたくさんいます。
ここのはエローラと違って顔が黒い大きい猿。
子供のお菓子を奪って子供を泣かしていたり、歩いている兄ちゃんから袋を奪ったり、やりたい放題です。
警備員さんが来ると逃げますが、全然堪えていない様子。
ハンピでも威嚇されたし、人から奪ったコーラを飲む姿とか見てたら、インドに来て猿が嫌いになりました。
帰りもバスでT字路まで。
隣に座った人はムンバイにに4年程暮らす日本人でした。
バスに乗ったとたん激しい雨。
タイミング良かった。
T字路の所にある博物館を訪れます。
和歌山のJICAと協力して作ったらしい。
建物は巨大だけど、訪れている人はあまりおらず、お金の無駄使い感が漂う建物でした。
最初の博物館の天井を使ったスライドショーはつまんなかったし、遺跡のレプリカも本物を見るからいらないのでは?と思ってしまいます。
和歌山の熊野古道お遍路さんの宣伝パネルもあったけど、英語と日本語表記のみ。なぜ現地語がないのだ。そしてパネルはお粗末。
でも、この遺跡に関するガイドビデオが日本語であって、それはわかりやすくてよかったです。
さて、バスに乗って帰ります。
トゥクトゥクのおじさんに、「ここじゃぁバスが来ないから、トゥクトゥクで2キロぐらい行った所の停留所に行った方がいい。」と言われたけど無視です。
目の前で地元の人が停めたバスに乗り込みます。
疲れた。そしてお腹減った。
買い食い。
飲まれた後に捨てられて、パッケージだけよく見ていたマンゴージュース。
15ルピー、安いのにおいしい。
ヨーグルトドリンクはまずまず。甘くない塩スパイス味です。
私達が最近はまっているインドのお菓子。(写真がないけど、インドの売店どこでも売ってます。)
輸入して売りたいぐらいおいしい。
お酒飲まないけど、たぶん酒のつまみにもってこいかと思われます。
甘じょっぱい感じが調度よく、適度にスパイスも効いています。
ピーナッツやヒヨコ豆のいったの、グリーンピースなどの豆類、小麦粉でできた様々な形大きさのスナックが入っていて食感も楽しいです。
バスの途中で物売りからかった謎の揚げ物は、、衣だけのスパイス味の揚げ物で、あんまりでした。
そんなことをしている間にバスはアウランガバードに到着。
行きは3時間掛かりましたが、帰りは飛ばす運転手で2時間30分でした。
夜ご飯は、宿の近くのベジタリアンレストラン。
このレストラン、地球の歩き方に載っている宿の近くなので、日本人が多く来るらしくウェイターのおじさんは日本語の単語を少しだけ知っていました。
そして、世話を焼いてくれました。
こういうレストランはメニューが豊富で何を食べるかすごく迷います。
で、私達が決めたのはこれ。
このせんべいみたいなのが、えびせんの味がするようでおいしいんです。
エビの味はしないけどえびせんのような不思議なせんべいです。
ほうれん草のスープはニンニクたっぷり。
スペシャルウタパは、インド版のピザ。
生地の中のレーズンが良いアクセントになっています。
このレストラン、おいしかったです。
ウタパについていたココナッツのおかわりもくれました。
今日も1日中観光してヘトヘトです。
なので寝る前のヨガの途中で寝てしまったのでした。
最近、ヨガの途中で寝る癖がついてしまった気がする。。。
明日はアウランガバードを観光して、夜行バスでムンバイに向かいます。
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