ついにバングラデシュに入国!!さっそく現地のお宅にお邪魔することに
インドのアガルタラに滞在中。
今日の予定は、うまくいけばこんな感じです。
・バングラデシュのビザを受け取る
・アガルタラからバングラデシュへ陸路で国境越え
・国境からトゥクトゥクでバングラデシュの国境の町アカウラまで
・アカウラから夜行バスか列車でダッカまで。
今日の行動予定を立ててみる
夕方にバングラディッシュビザ受け取って、国境を陸路で超えて、バングラディッシュ側のアコウラという街から夜行列車か夜行バスでバングラデシュの首都ダッカへ。
明日の朝、ダッカに到着して宿にチェックインしてダッカ観光。
これが一番理想的な形。
1番最悪なのは、ビザの受け取りで時間が掛かり、午後6時を過ぎてしまい国境が閉まってアガルタラでもう1泊しなければならなくなること。
国境を無事越えれてバングラデシュに入国できても、アコウラの町からダッカへ向かう電車もバスもなく、アコウラで1泊するのも避けたいところです。
インド出国の飛行機の日付が迫っています。
どうか今日中にダッカまでの乗り物に乗れますように。
この予定がうまくいく為に、自分達で頑張れるのは夕方のビザ受け取り以降から。
宿にはWifiもなく、調べ物も出来ないし、ビザ受け取りまではのんびり過ごします。
道路の真ん中で寝る犬。いくら朝の交通量の少ない時だからって危なーい。
朝ご飯はおいしいプーリー
まずは朝ご飯。
昨日も行ったプーリーの屋台。
ここのプーリーおいしいです。
サブジェ(プーリーにつけて食べるおかずの具)も、昨日と変わっていました。
このお店、チャイもプーリーも統一価格の1つ5ルピー(プーリーを頼むとサブジェは自動的に付いてくるのでサブジェは無料)。
私達は2人でプーリー5つ、チャイ4杯飲んで、お会計45ルピー(80円)、安過ぎる。
宿に帰って、チェックアウトの12時までゆっくり過ごします。
というか、私はトイレに篭っていました。
ブータンに入国した日からだから、かれこれもう1週間以上便秘状態。
これはもう自分で出すのは無理っぽいので、薬の力を借りることにしました。
実は昨日アガルタラのアーユルヴェーダ薬局のお店で買った、この便秘薬を昨日の夜に飲んでいたのです。
起きた時点ではまだ便意はなく、朝ご飯の後に来ました。
そして出ました。
全部って訳ではなくそれなりに。
私的にはスリランカで買ったシダレッパというブランドの『アーユルフラッシュ』の方が朝1回で済んでお腹も痛くなくて好きです。
お昼にもう一回波が来ました。
アーユルフラッシュだと波は1回だけだったのに。
日本に帰ったらアーユルフラッシュを検索しようと思います。
運命のバングラデシュビザ受け取りへ
12時にチェックアウトして、バングラデシュ領事館(??)までゆっくり歩いてバングラディッシュビザの受け取りに向かいます。
バングラデシュビザの受取時間は、15時30分〜16時30分。
もしかしたら早く受け取れるかもと言う微かな希望を持って15時には到着しようと思います。
が、まだまだ時間はあるので、途中でお昼ご飯。
エッグロールのサブジェ付 25ルピー(45円)。
領事館の近くには13:30頃に到着し、近所の食堂でチャイタイム。
14時過ぎにダメ元で領事館の玄関先に行くも、警備員に追い返されどこにいようか途方に暮れていると、一昨日ビザの書類を作ってくれた兄ちゃんが事務所から手招きしてくれて、その事務所にいさせてもらうことになりました。
警備員に言われた15時に行くと16時だと追い返される。
16:00って、受け取り時間15:30過ぎてるやん。
15:50ようやく玄関のゲートが開く。
その5分後、ビザを作成する人が外から帰ってくる。
それから、今日受け取り分のビザを作りはじめる。
ありえなーい。
16:15分頃から出来た人から名前を呼ばれ、パスポートが渡される。
6人だけ。
それ以外の人はまた待ち続ける。。。
えっ?今作るん??なんで今つくるねん。ボケー!!!今、つくるなー!!!
もう世界の大使は嫌い。
最大限に権力振りかざしよってからに。
約束の時間は守るのが、仕事の基本やん。忙しいかもしらんけど、時間の管理ちゃんとしてたら出来るだろうに。いつやってもこなす仕事量一緒やねんから、ギリギリじゃなくて、事前にやれっちゅうに。
16:30過ぎました。。。
バングラデシュビザを渡すよー、って約束された時間を過ぎました。
私達のビザはまだ出来上がりません。
バングラデシュの国境は18:00に閉まります。
国境までの移動時間を考えると、最悪17:00に受け取れなかったら国境を越えることは出来ません。
もうここに何泊しなあかんねん。
ボケー。人の時間を奪う奴は嫌いや。
と怒ってると、17時ちょっと前にたくさんのパスポートが運ばれてきて、みんなに配りだした。
どうやら、バングラデシュ側のインターネットのエラーだったみたい。
いつもなら、16時に受け取れるのに今日は運が悪かったみたい。
って言うか、やっぱり当日に作ってるんやん。
とりあえず、早く受け取って国境までと思ってたら、『オフィサーがチップが必要だと言ってる』と私達のパスポートを持っているビザの書類を作ってくれた兄ちゃん。
ボケー。
『なんでチップなんか渡さなあかんねん。昨日作ってって頼んだのに今日になったし、今日も散々待たされて何に対するチップなん?』
と反論すると、兄ちゃんは
『まぁまぁじゃあ、いいよ』って。
いいよってなんやねん。なんやそれ。ボケー。
って、怒ってても仕方ないので国境まで急ぎます。
国境が閉まるまでに入国できるのか!?
なぜか大使館の敷地内に停まっているオートリクシャ
大使館の敷地内に停まっていたオートリクシャと値段交渉するも150ルピーから下がらず、大通りに出て流しのオートリクシャと交渉。
120ルピーだったので、ちょっと高いけど時間優先で乗っていくことにしました。
バングラデシュとの国境に着いたのは17:20頃。
急いで出国して、、、で、その時に気づいたのですが、この国境が閉まるの18:00。
それってどっちの国に合わせているの?
バングラデシュはインドより時間が30分進みます。
インドを出国できたのは、インド時間で17:30回っていました。
ってことは、バングラデシュ側は6時過ぎ。
もしバングラデシュ側のイミグレーションが閉まっていたら、またインドに戻って、宿帰って、明日の朝にまたここに来なあかん。。。って思いつつ、バングラデシュのイミグレーションへ。
開いてました。
ここの国境はあまり人が来ないみたいで、職員は机に足を掛けて携帯をいじってました。
部屋に入ると、トゥーレイトって言われ、あかんかと思って一瞬焦ったけど、パスポート受け取ってもらえて、バングラデシュの入国スタンプを押してくれました。
ヤッター!!やっと入国できた!!ビザ待ちから長かったー。
こんなことなら、遠回りしてでもコルカタからバングラデシュに行けばよかったと何回思ったことか。
インドのコルカタからは、なぜか国境でバングラデシュのアライバルビザが取れるのです。
国境から首都ダッカを目指して
苦労したバングラデシュ入国はうれしいかったけれど、ゆっくりはしていられません。
バングラデシュ時間で現在19時。
この国境には私達の他に誰も利用者がいないのです。。。
この国境、あまりに人気無さ過ぎ。
この国境から一番近くの町「アコウラ(Akhaura)」までは、オートリクシャに乗らないといけません。
なのに、私達はバングラデシュのお金持っていません。
もちろん国境にも両替商はおらず。
こんなことなら、昨日のインドの税関のおっちゃんが両替するっていう提案に乗れば良かったかな。
でも、凄くレート悪かったしな。
この時間にはオートリクシャなんて待ってない可能性もあるし、いたとしてもこの時間は足元見てボッてきそうやなって思いつつ、イミグレーションを出ると、オートリクシャのドライバーがたくさん寄ってきた。
とりあえず、よかった。
でも全員、まったく英語通じません。。。
しばらくすると、1人の英語ができるスーツを着た男性が通訳に入ってくれました。
それによると、ドライバーたちはインドルピーからバングラデシュタカに両替してやると言っているけれど、100ルピーは100タカだと言う。
現在のの公定レートは、100ルピー=126,8タカ。
そんなんありえへん。
しかもタカ払いじゃないと、トゥクトゥクに乗せないって言う。
むむむー、もういいや。
群がるリクシャのドライバーとはお別れして、最悪ヒッチハイクでもしようかと、町の方向に向かって歩きだしました。
しばらく歩くと大型トラックが停まっていたので、「乗せてー!!」って言ったけど行き先が違ってて無理。
再びしばらく歩いていると、さっきのオートリクシャのドライバーの中の1人が追いかけてきました。
どうやら、50インドルピーで乗せてくれるそうです。
何回も確認して大丈夫そうだったので、アカウラ駅まで乗せてもらいました。
こういう時って絶対裏切り者が出るよね。
50ルピーを払い、無事に駅に着いたものの、鉄道に乗るにもバスに乗るにもバングラデシュのお金タカが必要です。
地元の人に聞いて行ったATMに行くも私達のカードは弾かれて使えず、駅に向かう途中に見つけたATMに行くもお金出てこず、、、どうしよう。。。
インド入国直前の時も、お金無くて困った悪夢が再び。
ATMを探して歩く
陽気な兄ちゃん
ピンチに救世主が登場!!
今日はこのまま首都のダッカに行ってしまいたいので、どうしようとATMの前で考えていると、1人の男性が話し掛けてくれました。
彼の名前はシャイク。
後で聞いて分かったのですが、彼はダメだったATMの銀行に勤めている人でした。
彼が言うには、アコウラにATMは2つしかなくて、両方バングラデシュのカードしか使えない、
つまり外国人であるの私達のカードは使えないということです。
それを聞いて私達が困っているのを見て、僕がなんとかしてあげると、貴金属を販売してるお店に私達を連れて行ってくれました。
そして、店員と話して、両替の話を付けてくれたので、レートを聞くと、100ルピー=120タカと国境のリクシャドライバーの極悪レートに比べたらかなり良いレート。
なので2000ルピーを交換してやっとバングラデシュの現金を得ました。
シャイクにお礼を言ってサヨナラしようとすると、なんと電車のチケットを買うのを手伝ってくれるのだそうです。
鉄道のオフィスもおそらく英語通じないから助かるー。
と、お言葉に甘えることにしました。
しかし首都ダッカ行きの次の電車は、なんと夜中の3時。
しかも席がないらしい。
その次の電車は座席はあるけれど、早朝5時。
普通なら、この近くのホテルに泊まって朝5時の電車に乗る選択をするはずが、この時の私達はなぜか立ち乗りでもいいから、3時の電車に乗ることにしてチケットを購入しました。
現在20時過ぎなので、3時までは7時間待ち。
まぁ、今までの旅で駅で待つのは慣れているので、どうにかなるかと思って駅の構内まで行こうとすると親切なシャイクは一緒に来て安全な場所を探してくれました。
場所も見つかりお礼を言ってお別れしようとすると、シャイクが自分の家に来て電車の時間まで休んでいってと言う。
私達の電車時間は早朝の3時。
そんな中途半端な時間に家を出るのは迷惑だし、私達は駅で待つのはインドで慣れてるからいいよって言ったのに納得しないシャイク。
「何かあったら電話してくれ、何時でもいいから。」と言われ、「私達はバングラデシュのSIMカードを持っていないから、今回は出来ないけどありがとう。」と言うと、「誰かに電話を借りて電話してきなさい。」と、私達が無事に電車に乗るまで寝ないような感じ。
結局、その後も何度も家においでと言ってくれるので、お言葉に甘えました。
ただし、家族に迷惑が掛からない23時頃には家を出るねと約束して、シャイクの家にお邪魔させてもらいました。
入国してすぐに現地のお宅にお世話になる
シャイクの家族は、奥さんと子供2人にお母さんの5人。
子供達は奥さんに似て、目が大きくて凄くかわいい。
最初は緊張していましたが、下の男の子は折り紙を作ってあげるとすぐに打ち解けました。
シャイクは突然来た私達の為に、部屋を準備してくれて、シャワーを浴びさせてくれて、ご飯もご馳走してくれました。
ただ、ご飯はお客さんが食べてから残りを家族が食べるのがバングラデシュの文化らしく、たぶんみんなの今日食べるであろうご飯を先に頂くことになりました。
一緒に食べようと何度言っても、それはどうしてもダメなようでした。
バングラデシュ人のご飯の時間は遅く、朝は8:00〜9:00頃、お昼は13:00〜14:00頃、夜は21:00〜22:00頃なので、家族もまだご飯を食べていません。
とにかく私達が食べ終わらないと食べれないし、たくさん食べて家族の分が無くなったら悪いなとか、でもあまり食べないとおいしくないと思ってがっかりするかなとか色々気を遣いました。
郷に入れば郷に従えだけど、まだバングラデシュに入って数時間で、私たちはどうしたらいいのか良くわからなかった。
でも、とにかく奥さんのバングラデシュ料理は凄くおいしかったです。
写真は撮れなかったけど、メニューは、タイ風スープ、小魚のカレー、魚のカレー、ダル、卵焼き、ご飯にパンでした。
外人である私達が何を食べるか気を使ってくれてトーストしたパンも出してくれたのだと思います。
有り難いです。
しかも、私達の事をとても気遣ってくれて、部屋で仮眠をとって駅に行きなさいとベッドまで用意してくれました。
私達は、23:00にはシャイクの家を出て自分達で駅に行けるから、シャイクも明日仕事だから寝ないといけないし、十分過ぎるぐらい良くしてもらったから、本当にありがとうって言っても納得してくれない。
バングラデシュ人の90%以上は、イスラム教徒。
イスラム教は、旅人に親切にしなさいと言う教えがあります。
なので、こんな今日初めて会った見ず知らずの私達を私達のゲストだから、もてなしたいと言います。
これまで、イスラム教の国トルコに始まり、イラン、スーダンでは特に良くしてもらったし、その人がゲストだと思った瞬間からおもてなしをすることが、その人にとって重要なことになり、ゲストは喜んでその親切を受けるべきだと私達は学んでいます。
シャイクもどんなに断っても、3時の電車に私達が乗ってそれを見送るまで彼の気が済まないのは分かりました。
なので、シャイクの申し入れを喜んで受けることにしました。
2時までシャイクの家で寝させてもらい、駅まで送ってもらいました。
途中でお茶を飲もうということになり、私達はせめてもとシャイクの分も出そうと思ってたのですが、この時間、お茶は飲まないらしい。
そらそーだ、帰って寝ないといけないのに目が覚めてしまうもんね。
ここでも自分が出すというシャイクを押し切って自分達でチャイ代を払ったのですが、シャイクがなんだか悲しそうな顔をして、それを見た時に「しまった!!」と思いました。
シャイクに取っては、ゲストにお金を出させるのは失礼な行動で、それをさせてしまった自身を攻めたのかも知れません。
こんなことなら、喜んで出してもらったら良かった。
連絡先を交換したので、もしシャイクが日本に来たら最高のおもてなしをしようと思うのですが、日本に来たら私達の家に泊まってと言ったら、「行きたいけど、遠いしね。。。」と返事が。
シャイクは銀行に勤めていて、バングラデシュ人の中では裕福な方だと思います。
でも物価の高い日本への旅行は不可能に近いのです。
私達もどうにかして恩返しがしたいし、何かいい方法がないか考えています。
またいつでも来てねと言ってくれたので、今度もしシャイクの家に行くことになったらお土産物をたくさん持って行こう。
シャイクのおかげで、無事に電車に乗ることが出来ました。
ここから2時間、席がなくて辛いなと思っていたら、またもや親切な人に助けられます。
この続きは、Taxiの次の日記で。
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