元ブルガリア共産党本部跡廃墟を大探検!!日本人がいたらしいシプカ村を散策

2016/06/15ブルガリア観光, 廃墟

ブルガリア シプカ村

どうも旦那です。

朝、ホストのビクトルが起きる時間より、早く目覚めたので少しシプカ村を散策します。

シプカ村は、いたってのどかな雰囲気です。

 

実はこのシプカ村、過去に日本人移住者がたくさん居たそうです。

まさに、こんなところに日本人、笑。

確かに、ブルガリアの自然は美しいし人も優しいし、物価も安いしでリタイヤ後の移住にはぴったりだなぁと思います。

 

今も日本人がいるのかビクトルに聞いてみましたが、もしかしたらいるかも??だそうです^^;

 

ブルガリア シプカ村

ブルガリアの人から見たらただの廃屋でも、僕たちから見たら味のある興味深い建物。

 

ブルガリア シプカ村

モニュメントでいいのかな??

ブルガリア シプカ村

ブルガリア シプカ村

犬や猫もたくさん

ブルガリア シプカ村

シプカ村の郊外にあるシプカ僧院、内装がとても素晴らしいらしいです。

が、もうビクトルが起きる時間なので引き返します、残念。

 

さて、ビクトルがとってもファンキーなところに連れて行ってくれるというので、車に乗り込んだ僕たち。

ビクトルの車はどんどん山を上がっていきます。

ブルガリア 共産党 廃墟

すると見えてきた謎の建物、UFO呼ぶ施設??

 

ブルガリア 共産党 廃墟

ジャーンジャーンジャーン(ゲェ、関羽のアイコラじゃ!!)

この建物、ブルガリア共産党の本部として使われていたそうです。

政権崩壊がおそらく1990年頃ですから…ざっと25年放置されていますね。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

さぁ、いくぜぃ!!

と、誠直也似のワイルドなビクトル。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

こちら正面。

厳重に封鎖されているようですが、小さな入り口。

えっ、ここが入り口じゃない??もっと入りやすいところがあるのかな??

 

ブルガリア 共産党 廃墟

ここだぜぃ、とするすると入っていくビクトル。

狭っ、でもガタイのいいビクトルが通れるなら大丈夫か。

しかし、旅行していると体が硬くなりますね。。。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

手すりも何もない階段を登り…

ブルガリア 共産党 廃墟

さっきの玄関から入ってきた人と出会い…

って、さっきのところから入れるじゃねぇか、ビクトル!!笑。

 

 

ブルガリア 共産党 廃墟

やってきたのはメインホール。

ここでいろいろな物事が決められて行ったのでしょうか??

ブルガリア 共産党 廃墟

壁には力強いタイル画。

ブルガリア 共産党 廃墟

共産党のマークが描かれた天井は、今にも崩れ落ちそう。。。

歴史の移り変わり、盛者必衰を感じられる施設でした。

 

 

・・・さぁ、登るぜぃ。

えっ、登るって何よ、ビクトル??

あれ、ビクトルが指差す。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

 

あぁ、あれね…ってえぇ!?

あれ登れんの??ほんまかいな??

 

写真はありません。

なぜなら真っ暗闇だから。

階段(というかほぼはしご)もめっちゃ急で、踏み外したらただでは済まなさそうです。

 

目が慣れても何も見えない暗闇で、手足の感覚だけで登ります。

五感が研ぎ澄まされるこの感じは久しぶり。

 

ウォォォ!!、ガンガンッ!!

 

突然、上の方でビクトルの雄叫びと階段を落ちる音。

何っ、何が起きたビクトル??

しかし、暗闇で何も見えません。。。

 

大丈夫なのかビクトル??

やっと近づいてみると、何と鳥が顔を直撃!!

驚いて、足を踏みはずしてしまったようです。

 

そりゃ、暗闇で突然鳥がぶつかってきたらビックリするわなぁ^^;

幸い、軽い擦り傷で済んだようで良かったです。

そして、いよいよ出口が見えてきました!!

 

ブルガリア 共産党 廃墟

おぉ〜、絶景!!

晴れていれば、ルーマニアとギリシャが見渡せるそうです。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

この二人、どこ座ってんの??

危ないよ、危ないよ。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

僕も恐々、身を乗り出して写真を撮ってみました。

屋根は、本当に今にも崩れそうだなぁ・・・。

 

帰りも暗闇、怖い怖い。

そして、ビクトルを襲った迷い鳥を引っ掻かれながらも救出。

ビクトル、いいやつだなぁ。

 

ビクトルは子供の時から、ここが遊び場だったらしい。

ん?じゃあ、なんでライトとか持ってきてないの?わざとかビクトルっ!!

でも、粋な演出ありがとう!!本当に楽しい廃墟体験でした。

 

ブルガリア 共産党 廃墟

そうこうしているうちに、1日2本しかないカザンラクから古都ヴェリコ・タルノヴォへのバスが出る時間。

ビクトルが、頑張ってくれてなんとか間に合いました。

ありがとう!!ビクトル!!

 

ブルガリア共産党本部跡廃墟の情報

IMGP4056

・行き方

公共交通機関はありません。レンタカーかタクシーで行くしかないです。

ツアーが出ているという情報もあります。

 

外から眺める分には大丈夫ですが、内部に入るのは自己責任です。

僕たちは、地元出身のビクトルという名ガイドと共に行動したので安心でしたが、何も知らずに内部を歩くのは本当に危険だと思います。

どうか、お気をつけください。

 

※2016年12月2日追記

10月にこの廃墟を訪れたシホさんから情報を頂きました。

現在、この施設に入ることは不可能な様です。

 

正面入り口は完全に閉鎖され、僕たちが入った横穴も塞がれているそうです。

内部には警報アラームが設置され、侵入するとアラームが起動する模様。

 

廃墟マニアの方には残念ですが、状況が変わるまではこのブルガリア共産党の廃墟は外観を楽しむのみにしておくことをオススメします。

 

<地図>