世界一周って一時帰国していいの?まったく問題ないその理由とは

旅のコラム世界一周のルート

 

どうも旦那です。 @aso_kura 

 

世界一周って一時帰国したらダメなの?
初めから一時帰国する予定だけど、それって世界一周じゃないのかなぁ?

 

世界一周旅行をしていると、ふと頭をよぎるのが「一時帰国」という文字。

 

僕は、夫婦で1300日間107カ国を訪れるという世界一周旅行をしていましたが、実は途中で2回ほど一時帰国をしています。

一時帰国を行うことで世界一周は成立しないという意見もありますが、僕自身は気にしていません。

それよりも、一時帰国をしないということにこだわるとデメリットの方が多いと考えています。

 

今回は、世界一周を経験した後だから言える、「世界一周と一時帰国」についてお話ししたいと思います。

世界一周に旅立つあなたに少しでもお役に立てればうれしいです。

 

世界一周中に一時帰国しても問題ない

結論から言ってしまうと、

現在では世界一周中に一時帰国をしてもまったく問題ない

と言うことになります。

 

理由は、2つ考えられます。

  1. 一時帰国をすることなしに世界一周をすることが簡単になり、意義が薄くなったから
  2. 無理に一時帰国をしないで旅を続けることで、旅の危険が上がったり、人生の質が下がる場合があるから

以上の2つの理由を解説していきたいと思います。

 

ちなみに、世界一周の定義に関しては“本当の世界一周の定義やルールとは?その答えを経験者の旅人が語ります”詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね♪

 

時代の変化で一時帰国をしない世界一周が簡単になった

世界一 一時帰国

マゼランの艦隊が史上初の世界一周を成し遂げたのは、約500年前。

当時の世界一周は、命を賭けた大冒険でした。

その後、大型客船が現れ、旅客航空機が現れ…世界一周をすることはどんどん簡単に。

 

そして、現代。

富裕層でないとできなかった世界一周クルーズが、ピースボートの登場で学生でも気軽に乗船できるようになりました。

LCCの格安航空券を使えば、サラリーマンでも安く早くお手軽に世界一周をすることができるようになりました。

 

世界一周は、言い換えれば「地球を一周すること」になります。

現在、地球を一周することは、誰でも安く早く簡単にできるようになってしまいました。

言い換えれば、一時帰国をしない世界一周という行為自体の意義が薄れてきているのです。

 

 

また、この様なことは四国八十八か所霊場巡り、通称「お遍路さん」でも同じ様な変化が起きています。

公共交通機関が未発達だったころのお遍路さんは、一度に八十八か所全ての霊場を巡る「通し打ち」というのが一般的でした。

しかし、交通機関の発達や休暇に対する社会意識の変化の中で、現在では霊場巡りを何度かに分けて行う「区切り打ち」と呼ばれるものが受け入れられるようになりました。

 

この様に、あらやる物事は時代と合わせて変化していくものなので、変われない人は損をする可能性があります。

次にそのことについて解説したいと思います。

 

一時帰国なしで無理に世界一周を続けると旅のリスクが上がったり人生の質が低下する

一時帰国をしないで世界一周を達成した。

それは困難さから考えても、費用面から考えても素晴らしいことだと思います。

 

しかし、全ての世界一周中の旅行者が、それを達成できるわけではありません。

長い旅の途中には、様々な問題や出来事が私たちのもとにやってきます。

その問題や出来事の最適解が一時帰国することであるのに、世界一周という言葉に意固地になって帰らなかったらどうなるのか。

 

それは、旅のリスクが上がったり、人生の質が下がったりという結果をもたらします。

 

まずは、旅のリスクが上がってしまう例。

  • 重い怪我や病気をしてしまい、日本での治療が望ましいのに一時帰国しなかった。
  • 貴重品の盗難に遭い、クレジットカードが一枚になったが旅を続けた。
  • 海外旅行保険の有効期限が切れたが、今まで何もなかったので一時帰国してまで入らない。

 

これらの例は全て、旅のリスクを大幅に上げてしまうものです。

一時帰国をして調整するだけで、再び万全の体勢で出発できるのに、常にリスクに怯えながら世界一周を続けなければなりません。

 

そして、人生のクオリティを下げてしまう例。

  • 親友の結婚式に招待されたが、世界一周を理由に出席しなかった。
  • 身内が危篤状態になったが、家族の了解を得て帰国はしなかった。
  • 毎年、同窓会の様に仲間と集まっていた音楽のイベントに参加しなかった。

 

これらの例は自分の人生の質を下げてしまったり、後々とても悔いが残ることになったりします。

人生の中で世界一周の占める割合は人それぞれですが、世界一周より大事なことは世の中にはたくさんあると個人的には思います。

 

 

愛犬はな

僕たちは、2回の一時帰国を経験しています。

1つは会社の都合、もう一つは海外旅行保険の有効期限が切れたためです。

どちらの一時帰国も有意義なものでしたので、後悔はまったくないです。

 

しかし、僕たちには一時帰国をしなかった後悔が1つあります。

それは、Shukuの愛犬はなの死に対してです。

 

南米にいたときに、日本から愛犬はなの体調が少し悪いという連絡を受けて、一時帰国を迷いました。

しかし、2日後には回復したとの報告を受けて、旅を続けることにしたのです。

その1ヶ月後に、突然愛犬はなは亡くなりました。

(あの時、一時帰国していれば…)という後悔は、今でもずっと残っています。

 

世界一周は人生に一度だけ、という決まりはありません。

なので、 「世界一周中に、人生の中で二度と無いことが起こったら、世界一周を休止して必ずそちらを優先するべき。」 だと、僕自身の経験を通してお伝えしたいです。

 

世界一周と一時帰国についてのおさらい

今回は、世界一周中に一時帰国することについてお伝えしました。

まとめとると、以下のようになります。

 

世界一周中に一時帰国をすることは、まったく問題ない。むしろ、一時帰国をしないことで旅のリスクを上げてしまったり、人生の質を下げてしまうこともある。

 

お遍路さんと言えば仏教ですが、お釈迦様の教えの1つに「こだわらないこと」があります。

この教えを見習って、「一応、世界一周中は帰国しないつもりだけど。」くらいに、もっと気軽に世界一周を楽しめると良いですね♪

 

以上、どうも旦那でした。 @aso_kura 

 

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