世界一周は西回りがおすすめ?東回りの経験者が分析してみました
どうも旦那です。 @aso_kura
世界一周の予定を立て始めているみなさんの中には、旅のルートを西回りにするか東回りにするか悩んでいらっしゃる方もいると思います。
僕は、夫婦で1300日間107カ国を訪れるという世界一周旅行をしていました。
旅のルートは、東回りルートになります。
東回りルートの世界一周旅行者は少数派だそうですが、特に問題なく旅を終えることができました♪
今回は、世界一周の西回りと東回りとはそもそもどういうルートなのか、またそれぞれのルートの特徴と、最後に僕たちが東回りルートで旅をした感想をお伝えしたいと思います。
世界一周に旅立つあなたに少しでもお役に立てればうれしいです。
世界一周は西回りでも東回りでも可能
結論から言うと、
と言うことなります。
僕が、世界一周中に出会った旅人の方々も西回り・東回り、どちらのルートの方もたくさんいました。
世界一周旅行者のブログを見てみると、西回り・東回りと宣言してスタートしている方も多いです。
ですので、世界一周では「絶対に西回りが良い!!」とか「東回りは大変だよ。」とは断定はできないのが現状ですね。
次は、「世界一周の西回り」「世界一周の東回り」ってなんなの?と言う疑問にお答えします♪
世界一周の西回り・東回りってどういうルート?
実は世界一周の西回りと東回りというものは、たくさんの世界一周旅行者が様々なルートを宣言しているので、定義するのは少し難しいのです。
なので、世界一周航空券のルール、「日本を西または東に出発して引き返すことなく、また太平洋と大西洋の両方を渡って日本に戻る」を応用して考えました。
僕が提案したい世界一周西回り・東回りの定義はこちらです。
- 世界一周の西回りは、日本を出発して先に大西洋を渡り、その後太平洋を渡って日本に戻ること
- 世界一周の東回りは、日本を出発して先に太平洋を渡り、その後大西洋を渡って日本に戻ること
この定義で西回りを図で表すと以下のようになります。
メジャールートは、
日本→(オセアニア)→アジア→ヨーロッパand(or)アフリカ→【大西洋】→南北アメリカ→【太平洋】→(オセアニア)→日本
ですね。
一方、東回りは下記の通り。
メジャールートは、
日本→(オセアニア)→【太平洋】→南北アメリカ→【大西洋】→ヨーロッパand(or)アフリカ→アジア→(オセアニア)→日本
となりますね。
この定義であれば、ほとんどの世界一周のルートを西回りか東回りに分類することができるはずです。
しかし例外がありまして、それは太平洋を渡らない世界一周のルート。時計回り(反時計回り)ルートと呼ぶのがぴったりかも知れません。
メジャールートは、
日本→(オセアニア)→アジア→ヨーロッパand(or)アフリカ→【大西洋】→南北アメリカ→【大西洋】ヨーロッパand(or)アフリカ→アジア→(オセアニア)→日本
というルートですね。
世界一周時計回り(反時計回り)ルートについては、“【朗報】世界一周は時計回り(反時計回り)が最も効率が良いことが判明!!”の記事で詳しく解説しています。
ここでは、世界一周の西回り・東回りのルートについてまとめてみました。
ちなみに、世界一周航空券のルールや世界一周の定義については、” 本当の世界一周の定義やルールとは?その答えを経験者の旅人が語ります”の記事で紹介しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください♪
世界一周の西回りと東回りではどちらの旅人が多いか
世界一周の西回りと東回り、どちらのルートを選ぶ旅人が多いのか?
僕が出会った他の世界一周旅行者は、西回りの方が多かった印象があります。
ここでは、実際に調べたデータをご紹介したいと思います。
調査方法:
2019年3月3日現在の、世界一周ブログランキングのランク100位までの世界一周旅行者のブログの中で世界一周を行っている(行った)旅行者のルートが西回り・東回り・その他であるか調べた。
結果:
世界一周のルートは、西回りが66.7%・東回りが20.5%・その他が12.8%で、 3分の2の旅行者が西回りのルートを選んでいる。
世界一周西回りと東回りのメリット・デメリット
[世界一周西回りと東回りの初期の比較]
西回り | 東回り | |
食事 | ◯米食中心 | △米食以外 |
物価 | ◯安い | △安くない |
治安 | ◯安定している | △悪い国も多い |
時差 | ◯1〜2時間 | ☓12〜14時間 |
言語 | ☓英語はあまり通じない | △北米は英語・南米はスペイン語 |
情報 | ◯多い | △少ない |
西回りと東回りの初期の特徴を表にしてみました。
最終的には、西回りでも東回りでもインドなどが中間地点になり、同じ地域を旅するわけですから、メリットとデメリットは最初に旅する地域に影響されますね。
さきほど、世界一周では西回りの方が東回りよりデメリットが少ないと言いましたが、ここでは具体的に両者を比較してみたいと思います。
西回りの特徴
西回りでは、最初に旅する地域は中国・韓国・台湾などの東アジアか、タイを代表とする東南アジアが多いですね。
食事に関しては、日本と同じ米食や麺食が中心で、物価に関しては日本と比較すると安い国が多いです。
また、治安の面では安定している地域ですね。
日本との時差は1〜2時間ほどで時差ボケを感じることはまずないでしょう。
言葉に関しては、各国で話されている言葉が違う上に、英語が通じにくい国も多いので苦労するかもしれません。
世界一周を西回りで行う旅人が多い分、交通手段やVISA、旅のノウハウの情報が豊富にあります。
東回りの特徴
一方、東回りでは、最初に旅をする地域は北米か南米になると思います。
食事に関しては、北米ではパン食、南米では芋やとうもろこし、バナナなどが主食となります。
物価に関しては、北米は日本と変わらないかそれ以上の物価で、南米では地域差があり日本より安い国もあれば、日本と変わらない地域もありますね。
治安に関しては、特に南米は日本と同じ様な感覚では過ごせない国が多く、緊張感を持って旅をしなければなりません。
日本との時差は12〜14時間ほどもあり、昼夜逆転していて時差ボケに悩まされる人も多いです。
言語に関しては北米は英語、そしてメキシコ以南はスペイン語が主要言語になり、英語が通じにくくなります。
世界一周を東回りで行う旅人は少数派なので、東回りについての情報収集は少し苦労します。
以上を踏まえると、やはり 世界一周では東回りより西回りのほうがデメリットが少なく、旅の初期の難易度が低い ですね。
特に旅慣れていない方は、旅程上どちらのルートでも良い場合は西回りがおすすめです。
実際に東回りルートで世界一周をした感想
僕たちの世界一周は大雑把な地域でルートを説明すると、フィリピンで英語留学をした後、オセアニア→【太平洋】→南北アメリカ→【大西洋】→ヨーロッパ→アフリカ→アジアになります。
先の定義で考えると、太平洋が先なので世界一周東回りルートですね。
東回りの食事について
実際に世界一周で東回りをした感想ですが、まず食事に関しては問題ありませんでした。
僕たちは食に関する好奇心が強いので、むしろ日本食からかけ離れた食事であればあるほど楽しめましたね。
東回りの物価について
物価に関しては苦労しました。
フィリピンで安い物価に慣れたあとに、オセアニアや北米を旅したので、物価に慣れるまでに一苦労。
また、それらの地域で必要以上に節約してしまい、せっかくの旅を楽しむチャンスをいくつか失っている気はします。
東回りの治安について
治安に関しては、先にフィリピンを訪れていたのが良かったのか、治安の良い北米から治安の良くない中南米に移動した際に治安に関する緊張感をすぐに持つことができました。
逆に日本から南米に行く場合は、そうとう気を引き締めないと犯罪に遭う確率が上がると思います。
東回りの時差について
時差に関しては、ニュージーランドからカナダに渡航した際に大きく発生しましたが、20時間ほどもあったので逆にほとんど時差ボケは発生していません。
東回りの言葉について
言葉に関しては、スペイン語圏であるメキシコに入ってから少し苦労しましたが、少しずつ旅で使うスペイン語を覚えて現地の人と話すのが楽しかったです。
東回りの情報について
確かに世界一周の東回りルートに関する情報は少なかったですが、西回りの方の情報を応用すれば問題ありませんでした。
むしろ、旅先では西回りの方と出会う機会が多かったので、これから向かう目的地のおすすめ観光地やレストラン情報をたくさん仕入れることができてラッキーでした♪
以上が、僕が世界一周を東回りで行った感想です。
世界一周西回りと東回りのまとめ
この記事では、世界一周の西回りと東回りとは?という疑問と、そのメリットやデメリットについてまとめてみました。
おさらいすると、
ということになります。
しかし、世界一周のルートを決める上で西回りか東回りかは結果的に決まるものであって、「どの国にいつ行くのか」の方が重要です。
ですので、どちらを選ぶにしてもあまり気にすることはありませんよ♪
以上、どうも旦那でした。 @aso_kura
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