ホーチミンのクチトンネル観光!!ベトナム軍の強さの秘密とは!?
ベトナムのホーチミンに滞在中。
旅行中に知り合ったタイさんとKさんに、ここホーチミンで奇跡的に再会しテンションが上がっています。
SNSって凄いなぁ。
3日前、インスタグラムでタイさんがupしたベトナム料理の画像。
(これはまさかベトナム??)って思ってタイさんにメッセージしたら、タイさんは私達と同じ日にベトナムに入国し、しかも同じホーチミンにいると言う。
で、タイさんと久しぶりの再会を果たしたのが2日前。
その様子をタイさんがFacebookにupして、それを翌日にホーチミンに行く予定だったKさんが私達にメッセージを送ってくれて、昨晩に会うことになったという奇跡。
さて今日はそんな奇跡が起きたホーチミン最終日です。
今日は、「クチトンネル」を訪れた後、夜行バスでニャチャンを目指します。
ホーチミンでベトナム式朝ご飯
まずは朝ご飯の確保。
宿は朝食付きと書いていたけれど、実際には袋に入ったパンが1つだけだった…。
なので、外で買い足してクチトンネル行きのバスに乗りたいと思います。
買い込み1つ目は、宿を通り掛かった豆腐屋さんの屋台。
しょうがシロップとココナッツミルクが掛かった柔らかい豆腐、一杯10,000ドン(50円)。
豆腐にココナッツミルクは意外と美味しいです。
ココナッツミルクを掛けるなんて日本では贅沢。
ベトナムは、色々な食材にココナッツが使われていて、ココナッツ好きの私にはたまりません。
買い込み2つ目は、路上のおばあちゃんがやっているバインミーのお店。
1つ15,000ドン(75円)で、卵が入っているのが珍しくて美味しかったです。
そして、定番の甘〜いベトナムコーヒーを買って、クチトンネルに向かいます。
クチトンネル観光
クチトンネルとは
ベトナムが戦争していた時、北ベトナム軍はジャングルの中でゲリラ戦を展開していました。
その時にアメリカ軍からの空爆や枯葉剤から身を護ったり、効率的に敵を倒す為にベトナム中のジャングルの中にトンネルを張り巡らせました。
そのトンネルの一つが「クチトンネル」です。
現在は、当時の様子を伝える観光施設として整備されています。
クチトンネルまでの行き方
ホーチミンからクチトンネルへの行き方は3通り。
①タクシーやバイクタクシーを使う
ホーチミンでは、配車予約アプリ(Glab)に対応したタクシーやバイクタクシーがたくさん走っているので簡単に手配できると思います。
②ツアーに参加する
「ファングーラオ通り」にはたくさんの旅行会社があるのですが、ほとんどの店でクチトンネルツアーを開催しています。
また、私達が泊まったホステルでも、クチトンネルツアーを取り扱っていました。
宿でのツアーの料金は、900,00ドンでした(往復の交通のみ、クチトンネルの入場料は別途必要)。
③ローカルバスを乗り継いで行く
ホーチミンのバスターミナル「TĐH xe buýt Sài Gòn」から13番のバスに乗り終点の「Bến Xe Củ Chi」まで乗ります。
運賃は一人7000ドン。
Bến Xe Củ Chiで79番のバスに乗り換え、「Cu Chi Tunnels」まで。
運賃は一人6000ドン。
終点ではないので、運転手に「クチトンネルに行きたいことを伝えておくと」と安心です。
もちろん私達はローカルバスを使いました。
ツアーなら一人90000ドンかかるところが、ローカルバスならたったの一人13000ドン。
しかも、ローカルの人々とも交流できるし、そんなに難しい行程でもないので時間に余裕のある方はローカルバスもおすすめですよ〜。
TĐH xe buýt Sài Gònバスステーションの地図(google map)
ローカルバスでクチトンネルまで移動
朝ごはんを買い食いしつつ、TĐH xe buýt Sài Gònのバスターミナルに着いたら、13番のバスに乗り込みます。
13番のバスは、ホーチミンの町中を通るのでのんびり町並みを眺めることもできます。
ローカルバスの車内
40分程で終点のバスターミナルBến Xe Củ Chiに到着。
そこで、79番のバスが待っていたので乗り込み、運転手さんに『クチトンネル』と伝えておきました。
バスは、町を回りながら、30分くらいでクチトンネルの前に到着。
クチトンネルを見学
バスを降りたところから少し歩くと、入場料をを払うエントランスがありました。
この施設の入場料が一人20,000ドン、さらにクチトンネルの見学料が一人70,000ドンの合計一人90,000ドン(450円)でした。
クチトンネルに向かう前に、大きなお寺があったので見学。
クチトンネルの敷地内にあったお寺
そこからしばらく何もない道が続いて、この道で合っているのか不安になった頃に爆弾の展示がありました。
爆弾の展示
無事、クチトンネル見学のオフィスに到着し、少しだけ他の参加者を待ってから見学ツアー開始。
ガイドさん
クチトンネル見学はガイドと一緒に周ります(チケットにガイド料込み)。
今回は、私達を含め7人。
まずはクチの地域、戦争、トンネルなどについて解説した英語のビデオを見ます。
その後に、ガイドが模型の前でトンネルの中の様子を説明してくれます。
クチトンネル内部の模型
トンネルは4階建てになっていて、1番上はダイニングや調理場、ミーティングルーム、武器を作る部屋など比較的広い空間があります。
2・3・4階はだいたい他の場所への移動用。
こんなトンネルが、ベトナムの地下の250Km四方に張り巡らされていたと考えたらすごい。
説明の後は、いよいよ実物のクチトンネル見学です。
まずは観光用の広い入り口からトンネルの中に入ります。
入り口は広くても、部屋から部屋への移動用の通路はかなり狭いです。
私はチビだから大丈夫だけど、欧米人の兄ちゃんはとても大変そうでした。
これはもちろん、ベトナム人に比べて体の大きいアメリカ人がトンネル内ですばやく移動できないための工夫です。
実はトンネルへの入り口はたくさんあって、普段はこんな風に地面に隠れています。
落ち葉で隠れているとまったく分からない
ここがトンネルの入り口
実際に入ってみました
この入り口もとても狭くて欧米人は大変そうでした。
腕をバンザイしながら、正方形の入り口に対して体を斜めにして肩を入れて、さらにしゃがんで手を入れて、やっとトンネルに入ることができます。
もちろんトンネル内もとても狭く、さらに複雑に入り組んでいて迷子になりそうです。
戦時中は、爆撃機から爆弾がたくさん落とされたそうですが、トンネルは250km四方に広がっている上に、一度に爆撃できるのはたったの10km平方程度。
なので、ほとんどトンネルが破壊されることはなかったそうです。
ジャング内に仕掛けられた罠の展示もありました。
落とし穴
足を滑らせると、回転する釘で傷つきながら落ちて行く仕組みになっています。
自分がここに落ちた時を想像したら、痛そうすぎてゾッとします。
動物を捕まえる為に使っていたものを応用したそうです。
別の罠は、地面がくるりと回る仕組みで、罠が作動した後も再び分からないように原状復帰する様になっていて、何人も罠に掛かるように工夫されていました。
これは、煙を逃がす為の煙突みたいなものです。
煙突
トンネルの中には、調理をするためのキッチンもありました。
しかし、火を使って煙を出すと敵に隠れている場所がバレてしまいます。
なので、煙をいくつもの部屋を通らせて、最後の最後に煙突から出る様にすることによって、外の敵に気づかれにくくしていたそうです。
さらに、煙突の近くには偽物の煙突をたくさん設置して、どれが本物か分からないになっていました。
本当のトンネルの出入り口が川の中を通らないといけない場所にあったり、トンネルの中に侵入してきた敵の為の罠が部屋の入り口のすぐ横にあったりと、すごく良く考えて作られたクチのトンネル。
トンネル内の様子
taxiは、「ベトナム軍、手強すぎる…。俺がアメリカ軍やったら、こんな罠だらけの戦場で戦ってたら戦意喪失するわ〜。これはベトナム軍が勝ったのも理解できるなぁ。ベトナムって中国軍にも勝ってるし、何気に自国防衛戦に関しては世界最強クラスかも。」と感心していました。
この後、いくつかのトンネルをくぐって、最後はなぜかキャッサバのデザートが振る舞われました。
キャッサバ
ピーナッツソルトシュガーを付けて食べるのですが、あまり味のないキャッサバにぴったりでお美味しかったです。
ピーナッツが良い役割りをしていました。
ガイドと別れてから、武器作りの展示や、タイヤで作ったサンダル、お土産コーナーを見てクチトンネル見学は終了。
廃タイヤで作ったサンダル
他には実弾を撃てる施設もありました。
クチのトンネルは、ベトナム兵の守備力の高さを知ることができたり、戦争中のいろんな作戦に触れることができて、とても興味深い場所でした。
戦争の悲惨さを伝えるというよりは、ベトナム兵の誇りを伝えるようなエンターテイメント性の高い施設だと思いますので、あまり気負いせずに訪れることができるオススメの施設です。
ローカル感を味わう帰り道
帰りも色々買い食いしながらローカルバスでホーチミン市内まで戻りました。
帰りは施設の外の商店の前で、行きとは反対方向から来た再び79番のバスに乗り、終点で13番のバスに乗り換えてホーチミンまで帰ります。
ゴマせんべい
クチトンネルの外の商店で大きな胡麻せんべいを売っていました。
ココナッツ風味で少し甘くて美味しかった。
クチの乗り換えのバスターミナルの外にあった食堂でランチ。
おかず一品とごはんで20,000ドン(100円)。
ここのおかずが、けっこう辛かった。
これがローカルのベトナム料理なのかな。
しばらくそんなに辛いものを食べていなかったからビックリしました。
あと、魚の煮付けにコショウを使っているのは斬新で、しかも意外と美味しことに気付いたのも良かった。
クチの路上で売ってたスイーツ。
1袋5,000ドン(25円)と激安だったけど、これが絶品でした。
二種類買って一つはココナッツミルクと芋・タピオカでもう一つはココナッツミルクのぜんざい。
一杯あずきが入っていて、甘さもちょうど良かった。
クチ〜ホーチミン市内への道はすごい渋滞で、行きの倍の2時間位掛かりました…。
とにかくバイクが多過ぎる…、バスの運転手は途中の渋滞でバイクにかなり怒っていました。
大渋滞の交差点
夕食はChợ Ẩm Thực Phạm Ngũ Lãoのフードコート
やっとバスターミナルに戻ってきました。
バスターミナルのそばの「9月23日公園(23/9park)」をブラブラしていると、ショッピングモールが地下にあるのを発見。
名前は「Chợ Ẩm Thực Phạm Ngũ Lão」。
地下のお店はオシャレで、かわいい服もたくさん売っていました。
でも、ここのメインは大きなフードコート、たくさんの屋台風の店舗が並んでいます。
和洋中もありましたが、ベトナム料理も多くて、ここに来ればベトナム料理が一通り制覇できる感じでした。
インド料理や抹茶のスイーツなんかも。
(ベトナムでローカルフードに挑戦したいけど、路上の屋台は衛生的にチョット無理…)という人はこのフードコートがおすすめです。
もちろん路上の屋台より高いけど、具が豪華だったり量が多かったりするので、コスパの悪さは特に感じませんでした。
お客さんにベトナム人が多かったのをみても、とくにぼったくっている値段ではないと言うことですね。
私達が選んだのはこちら。
バインセオ
カンボジアの屋台でも1回食べた「バインセオ」。
カンボジア南部やベトナムで食べられている料理で、日本で言うとお好み焼きみたいな感じ。
肉や海鮮類の野菜炒めを黄色く色付けされた生地でくるっと包んでいて、それをアジア風のタレに浸けて頂きます。
添え物で野菜が大量に付いてくるのも、バインセオの嬉しいところ。
ベトナムに来たら、ぜひ一度食べてみてくださいね〜。
このフードコート、Free wifiもあるし飲み物もそんなに高くないので、混んでいない時間ならパソコン作業するにもいいかも、おすすめです。
Chợ Ẩm Thực Phạm Ngũ Lãoの地図(google map)
夜行バスでニャチャンのはずがトラブル発生
これから夜行バスでホーチミンからニャチャンに向かうのですが、私達のバスは21時発。
集合時間は20時30分だと思ってたので19時半頃に宿で荷物を受け取り、ゆっくり準備して、のんびりシンツーリストまで。
私達のバス会社「シンツーリスト」に着いたのは20:10位。
待合室にあまり人がいないなぁと思ったけれど、まだ集合時間には早いしなぁと思いトイレに行って帰ってくると、Taxiがなんか慌ててる。
どうやら、私がバスの出発時間を勘違いしていたみたいで、実際の出発時刻はなんと20時でした。
が〜ん…、そりゃあまり人が待っていない訳だ。。。
急いでシンツーリストの受付のお姉さんに事情を話します。
すると、すぐにバスの運転手に連絡してくれ、さらにもらったタクシーに飛び乗り、バスを追い掛けました。
まさか、こんなミスを犯すとは。。。
何回もチケットを確認するべきでした。
そして、なんでバスが21時発だと勘違いしてたのか、自分でもさっぱり分かりません。。。
タクシーのメーターが上がっていく様子にドキドキ。
メーターの金額が75000ドンになった時に、タクシーのおじさんがバスを見つけてくれました。
シンツーリストのバス
う〜ん、日頃の節約が〜…。
75000ドンは、今日食べたバインセオと一緒の金額、しかもローカル食堂だと4食分や〜。。。
でも、シンツーリストのスタッフさん達の迅速な行動で奇跡的にバスに追いつくことができました。
さすが、ベトナムの大手で評判の良いシンツーリスト。
他の会社ならどうなっていたか分かりません…。
でも、まぁ他の会社ならだいたい定時発車しないから10分ぐらいの遅れは大丈夫な気もする、笑。
とにかく、待たせてしまったみなさんすみません。
今まで、発車してしばらくしてから、よく分からない場所で停車して人が乗ってくることが長距離バス乗っているとたまにあったけど、こういう事情だったのかな??
ベトナムで初のスリーパーバス、三列仕様の独立した2階建てのベットになっていて、足を伸ばせてなかなか快適です。
明日の朝、無事にニャチャンに着きますように。
なんで、俺がバス何時?って確認した時にチケット見て答えへんねん!!!もう、これから何も信用せん
だって、その時間で間違いないって思ってたんやからしょうがないやん。
ちょっとは反省し…
もうやめてあげて〜!!
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