バリ島からジョグジャカルタへ上手く行かない30時間の大移動[宿情報有り]
インドネシアのバリ島の街ウブドに滞在中。
今日は移動日です。
ってことで、
・インドネシアのバリ島から隣の島ジャワ島のジョグジャカルタまでバスで移動
・ジョグジャカルタの宿にチェックイン
まずはジャワ島行きのバスターミナルまで移動!!するだけでもうまくいかない。。
私達、最初ウブング(Ubung)というバスターミナルからジャワ島行きのバスは出発すると思ってました(理由は後述)。
宿からウブングまでの公共交通機関はなく、宿が提示してきた料金も高かったので、タクシー配車アプリのUberを利用しました。
料金は一台103000ルピア(860円)。
宿が提示してきたのは、この金額の3倍でした。
下がっても2倍以上にしか下がらなかった。。。
ちなみにバリ島で「Uber使う。」っていうのは禁句らしい。
Uberの運転手が妬まれたタクシー運転手に殴られた事件もあったそうです。
バリ島の人は地元価格の何倍もする外国人価格を設定していて、それを住民みんなで守っている。
みんなで結託するのは、島で生きる知恵っちゃあ知恵だけど、その設定金額が行き過ぎているのです。
だから、優位に立つために少し安い値段で仕事する人も現れるわけで。
そして過度な外国人価格は崩壊しゆっくりと適正価格に向かうのです。
まるで実態とかけ離れた公定レートを強制的に使用させようとして、適正レートでの闇両替が当たり前になったベネズエラみたい…。
というわけで、公正な価格で設定されたバリ島のUberの料金はもの凄く安い。
価格崩れを嫌う地元タクシードライバーは、Uberドライバーや外国人に地元民価格を教えた地元民に暴力を振るうこともあるらしい…恐ろしいです。
なので、使用する時は宿にも伝えずこっそりと使いましょう。
無事、Uberでウブングバスターミナルに到着したのですが、なんだか人気もバスもまばら…。
周りの人に訪ねてみると、なんと2ヶ月前にメインの長距離バスターミナルはマングイ(Mengwi)バスターミナルに移設されたそうです。
しかも、マングイの方がウブドに近かった。
が〜ん、せっかくUber使って節約できたのに意味がない…。
と、思ったらウブングバスターミナルからマングイバスターミナルまでは、公共バス「トランス・サルバギタ」が走っていました。
料金は、一人7000ルピア。
ただ、わざわざ料金表を窓に何枚も張っていたので、デンパサール国際空港からウブド近郊のバトゥブランバスターミナルまでの料金が3500ルピアだったのを考えると、距離から考えてなんか怪しい。。。
私たちは、バリ島の価格には全て疑心暗鬼になってしまいました。
しかも、よくよく考えると、宿の人にジャワ島に行くからウブングに行くと言っても、当然バスターミナル移設を知っているはずのお抱えのタクシー運転手は何も言ってくれなかった。
今考えるとウブングに連れて行った後、バスがないからといって追加料金でマングイまで連れて行く気だったのかな…??
あ〜、バリ島は手強い、エチオピアより手強いかも。
面倒臭すぎるバリ島の売店
マングイ行きのバスが発車するまで少し時間があったから、ウブングバスターミナル内にある売店で何か買おうとした時のこと。
何か食べる物ないかなと、何軒かある店の1つに入ろうとすると隣の店のおやじが手招きしてきた。
だいたい、あっちから誘ってくる店はロクでもないからそんな手招きは無視して入ろうと思った店に入ったら、そこの店主は留守。
すると、隣の手招きしたおやじが、その店にやってきた。
なんでおまえが来るん?って思いつつも、向こうは接客してくるから欲しかったポテトチップスの値段を聞いてみる。
すると、「それは良くないからこっちにしろ。」と、欲しくもない豆のお菓子を勧めてくる。
「豆嫌い。チップスはいくら?」って聞いても、「それは古いから良くない。こっちがいい。」とひたすら、豆を勧めてくる。
「いいよ、古くても。そもそも古くて売られへんもんをなんで置いてるねん。」って言ったけど英語通じず。
そして価格は絶対教えてくれない。
めんどくさいから、違う棚の違う商品指差して、「これいくら?」って聞いたら、またもや、「これは良くない。これにしろ。」と、バナナチップスを勧められる。
不可解。非常に不可解である。
値段ももちろん教えてくれないし、予測するに、ここはおやじの店ではない。
で、もし私がおやじの店にあるの選んだら売って、売上はおやじのものにして、後から商品を自分の店から持ってくる魂胆じゃないだろうか。
私がおやじの店にないもの選ぶから値段も教えてくれないし、売ってくれないんじゃないかな。
もう、なんやねん。この島。めんどくせぇ。
もう、ここでこのおやじとやり取りするのも面倒くさいので、違う店に移動。
今度の店主はおばちゃん。
バナナの葉っぱでくるんだお弁当があったから、いくらか尋ねると7000ルピア(60円)。
バリ島内のそのお弁当の相場は5000ルピア(40円)だけど、バスターミナルだしそんなものかなと買おうとすると、水を勧めてきた。
値段を聞くと1.5リットルで10000ルピア(83円)だと言う。
もうそれで分かった。
ちゃんとした値段言ってない。
バリ島内の水1,5リットルの値段は4500ルピア〜5000ルピアです。
それは今までの経験上学んでいる。
もう、いい。
払おうとしてたお金も引っ込めて、「水はいらんし、弁当ももういらん。」と言うと、なぜかと聞かれたから、「水の値段の相場は4500ルピア〜高くても6000ルピア。嘘つく人から商品買いたくないから、もう何もいらん。」って言うと、その値段で売ってるのは500mlやでと言ってきた。
そんな訳あるかー。
もう、腹立ちすぎて限界。
立ち去ろうとすると、「お弁当は5000ルピアやから。」と言われ、ここで意地を張って何も食べないのも損なのでそれだけ買って立ち去りました。
なんやねん、バリ島ムカつくわー。
短期旅行でリゾートとして来て、地元価格なんて知らないまま過ごしていたら幸せやったろうけど、知ってしまったからには仕方ない。
だいたい、外国人価格を設定してる国は嫌い。
物やサービスによって金額が変わるのは仕方ないと思うけど、バリ島のやり方は気にくわない。日本円にしたらチョットやねんけど、金額の問題ではない。
とにかく嘘をつくのが嫌い。
外国人はお金持ってるから、別に高くてもいいやろ的な考えが嫌い。
バリ島の建造物も雰囲気も食べ物も凄く好きだけど、こういうところがめっちゃ残念。
ちゃんとした値段を教えた人に暴力を振るうらしいから(まったく意味分からんけど)、味方してくれる地元民もいないし、バリ島はバックパッカーにとっては旅をしにくいところだと感じました。
バスターミナルからジョグジャカルタまでの長い道のり
マングイバスターミナルに着きました。
マングイバスターミナルには、たくさんの大型バスが停まっていて、乗客もたくさん待っていたので一安心。
ジョグジャカルタ行きのバスは、ほとんどの会社から出ていました。
外で勧誘してくるおっちゃんたちは、面倒くさそうなのでカウンターで何軒かの会社に聞いて、一番安くしてくれたところへ。
バリ島14時発、ジョグジャカルタ翌日9時頃到着予定で、運賃は一人200,000ルピア(1,750円)。
バスに乗った瞬間になんと、水とお弁当が出ました。
座席も広くて快適、しかもお弁当まで出て、私達のテンションは上がるのですが。。。
何事もうまく行かないのが移動日です。
最初、バスは順調でした。
予定通りバスごと船で海を渡ります。
バスを降りてフェリー船内へ。
船の上から夕焼けを見て、向こう岸に着きました。
この後から、バスの調子がおかしい。。。
ハザードランプを付けながらノロノロ運転でガソリンスタンドに入りました。
どうやらパンクしたみたいで、タイヤの交換をおこなうようです。
まぁパンクぐらいなら、すぐ直るかなーって思っていました。
小腹が減ったので、自転車屋台の兄ちゃんから、これを買って食べながら待ちます。
修理は1時間ぐらいで終わりました。
そこから再出発。
しばらく走ったところで夕食タイム。
この夕食はバス料金に含まれています。
バイキング形式の夕食
乗ってすぐ出たお弁当に加えてバイキング形式の夜ご飯。
こんなにご飯が付いているならバスの料金安過ぎる。
バスに戻って、快適な車内で爆睡してる間にジョグジャガルタに着いてるはずで目覚めた朝…。
なんかジョグジャガルタのすっごい手前、夕食を食べ終わったところからすぐの所で一晩中ずーとバスは止まってたみたいです。
ご飯食べてすぐに寝たから気づかなかった。。。
バスの運転手も助手も総出で修理
すっかり目も覚めて、バスの外に出たり、あたりをウロウロしたり、近所の人にトイレを貸してもらったりしながら待ちますが、一向に修理が終わる気配はありません。
本当なら、バスがジョグジャカルタに着いている時間です。
すると、どこかから車を借りて来た一人のスタッフ。
もしや、この車で移動??って思っていたのですが、車に乗り移動した場所は、500m先の食堂でした。
どうやら、まだまだ修理に時間がかかるので、お腹が減っている乗客を気遣い、食堂まで連れて来てくれたみたいです。
朝ご飯
ローカル朝ご飯、おいしかったです。
お茶を飲んだあと、お金を払おうとすると、なんとバス会社の負担だから無料だって。
感動!!今まではバスは遅れて当たり前で、こんなにバスが遅れても「ごめんなさい。」と言う態度で表してくれた国はなかった。
凄い、凄いぞインドネシア。
この後、結局このバスは修理が終わることはなく、違うバス会社のバスに乗せられてジョグジャカルタまで行くことになりました。
その違うバスに乗った瞬間にペットボトルの水が配られ、お昼の食券まで配られました。
もちろん追加料金なしです。
このバスは順調に進みました
お昼ご飯もバイキング形式で
物売りから買ったバナナの皮に包まれたご飯。もち米でおいしかった。
そして、やっとこさジョグジャカルタのバスターミナルに到着しました。
到着したのはなんと20時頃。到着予定時刻は朝の9時だったので、約10時間の遅れ。
バリ島出発したのが前日の14時だったので、時間にして30時間の移動。
歴代TOP3に入る移動時間です。
あ〜、長かった〜!!もうしばらくはバスに乗りたくない。。。
ジョグジャカルタのバスターミナル
長距離バスターミナルから宿まで
ジョグジャカルタの長距離バスターミナルは町はずれにあります。
予約している町の中心にある宿の近くまで、公共バスで。
ジョグジャカルタには、「トランス・ジョグジャ」という公共バスがあって、バスターミナルや空港を含め街中を網羅していて、安くてとても便利なのです。
長距離バスが着いたあと、群がってくるタクシー運転手を振り切り、トランス・ジョグジャの乗り場へ(ターミナルから少し歩いたところにあります)。
制服を着た係りの人に聞くと親切に案内してくれました。
そこから自分達の宿のあるエリアをスマホの地図アプリで見せて、どのバスに乗るか聞いて乗り込みます。
みんなとても親切に教えてくれました。
バスターミナル内のバス停では、料金はバスに乗る前にバス停で払う仕組みになっていました。
運賃は、一人3500ルピア(30円)。
降りる所もバス停になっていて決まっているので、好きなところで乗れたり降りれたりする感じではなさそうです。
バス停から宿までは歩いて行きました。
ようやく宿「Zhies Guesthouse」にチェックイン
今回の宿は事前にブッキングコムで予約していた『Zhies Guesthouse』
最近登録された宿らしくて、レビューがなく不安でしたが、綺麗で共有スペースがとにかく広くてよかったです。
部屋が狭かったのと窓がなかったのが少し残念でした。
そんな時は共有スペースで過ごせばいいのですが、私達が行った時はすごく蚊がいて長い間いるのは難しかったです。
でも、それはインドネシア全土で季節的なものだし、しょうがない。
Wifi有り、共同トイレとホットシャワー。
食パンとジャムの朝ご飯付きで、コーヒーと紅茶はいつでも飲めます。
そして、ウォーターサーバーもありました。
>>【Booking.comでジョグジャカルタの宿を検索・予約する】
インドネシアは「TimTam」が激安で買える!!
ナシゴレン
今日の夕食は屋台で。
ナシゴレンはインドネシアの焼き飯です。
この辺りの屋台は夜になると出現し、歩道を店舗のように使います。
なので、このゴザのある場所も歩道。
そこに座って食べました。
日本のアジア料理店で食べるオシャレなナシゴレンじゃなく、にんにくのしっかり効いた濃い味付けのワイルドな味でした。
ご飯の後は近所のスーパーマーケットへ。
バリ島にはなかった地元民が使うスーパーなので、商品も地元民価格で凄く安い!!
テンションあがってお買い物。
左下は何か葉っぱの天ぷら。
大阪の箕面の紅葉の天ぷらみたいで懐かしくて美味しかった。
右下のは、オーストラリアの名物『TimTam』。
このTimTam、私はすごく好きでオーストラリアに行ったら必ず買っていました。
メッチャ甘くってメッチャおいしいんです。
だけど、オーストラリアで買ったらの200~300円はするはず。
なんですが、ここインドネシアでは50円位と激安。
どうやらTimTamはインドネシアで作られているらしく、パッケージの裏にはこの商品はインドネシアのみで売ることとの注意書きもありました。
そして味もオーストラリアのものと変わらずおいしい〜。
滞在中に合計3つも買ってしまいました。
上の白い丸いボールのようなお菓子はインドネシア定番の物なのかな。
インドネシアで良く見かけました。
中にピーナッツが入っています。
そして、カップラーメン「POP ME」。
味は…、相変わらず日本を超えるインスタントラーメンには出会えません。
バリ島では外国人向けの高級スーパーとコンビニしか見掛けなかったけど、ジョグジャカルタはさすが都会!!
それにリゾート地じゃないから、人も観光客にすれてなくて居心地が良さそう。
明日はそんなジョグジャカルタを観光します。
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