スリル満点!!世界遺産ニルギリ山岳鉄道と高原都市ウーティ観光
インドのメトゥパラヤムに滞在中。
今日はインドの世界遺産に登録されているインドの山岳鉄道群の一つニルギリ山岳鉄道に乗って、ウーティー(Udagamandalam)まで行きます。
ここメトゥパラヤム(Mettupalayam)から途中の駅Coonoorまでの景色が特に絶景だそうです。
この列車は地元インド人にも人気路線らしく、ハイシーズンはチケットが取れなくて乗れないことも。
なぜかチケットは前売りしてなくて、朝5時に駅構内でステーションマスターにトークン(と言う名の紙切れ)をもらって、駅外にあるチケットオフィスでチケットを購入するように前日に駅職員に言われました。
電車は7時10分発です。
なんだその仕組み??トークンってなんだ??
しょーがないから、朝4時に起き、冷たいシャワーを浴びて、ホテルから徒歩5分の駅構内へ。
メトゥパラヤムの駅に着いたのは、早朝4時45分。
私達の前には、インド人の若い兄ちゃんが2人並んでいました。
その後、ドイツ人のインドでボランティアをしている女性が来ました。
が、5時になっても一向にステーションマスターのいるオフィスが開く気配はありません。
オフィスに人もいません。
5時20分頃、人の気配がしたので、覗いて尋ねてみると前の並ぶスペースで待てと言うステーションマスター。
5時45分になったらトークン渡すからと、ユーチューブを見出すステーションマスター。
5時45分になってもトークンもらえる気配なし。
何回かオフィスに言って催促するも無駄。
コーヒー売りが来たので、コーヒー飲んでゆっくりしていると、職員だか警備員だか掃除員だかよく分からないおじさんの情報で、トークンの配布は朝7時になるって。
で、朝7時ちょっと前に列車内にステーションマスターに呼ばれ、席に座れと言われる。
ニルギリ山岳鉄道の外観
列車の中の様子
狭い車内に荷物置き場などもなく、荷物をどこに置こうかとと少しモタモタしてただけで、「早くしろ!!タイムイズマネーだ!!」と言うステーションマスター。
(そもそも、あんたが朝5時に窓口開けるって言ったのを開けないのが原因なんじゃぁ…)
って思うけど、そんなの関係ない。
で、後ろの席から順番に詰めろと。
そんなん朝早くから並んでた意味ないやん!!
私たちは一番前に並んでたから窓際に座れたけど、後ろのドイツの女性が窓際じゃないところに詰めろってステーションマスターが言っていたから、「彼女も早くから並んでたし、その場所は他の人が座って、彼女は窓際でいいやん!!」って応戦したけど無駄で、「早くしろ!!急いでるねん!!」の一点張り。
急いでるのは分かるけどさ。列車を定時に運行させるのは大切って分かるけどさ。
ちょっとひどいよそれ。
朝6時30とか7時前の直前に来た人の方が、朝早くから並んでいた人より景色の良い席取れるなんて。
ただの運試しやん、こんなん。
なぜ来た人から順番に座らせないの??ムスリムの国のように男女が並ぶことが、絶対ダメと言うことでもないでしょう、インドは。
まぁ、そうは言ってもこの列車は観光列車でもなんでもない普通の路線。
だから運賃激安の15ルピー(30円)。
今日は受付が遅れたからか、チケットは席取ってから、なぜか駅の外にあるチケットオフィスに払いにトークンを持ってチケットを買いに行く仕組みになっていました。
そして列車は奇跡の7時12分に出発。
わずか2分遅れ。2分なんて遅れた内にも入らない。
ちなみにウーティーに向かう時は左側の席が絶景です。
席取りは左側の窓際を狙ってください。
最初の景色は大したことないけれど、だんだん良くなってきます。
列車は何回も水を補給するために停車しながら進みます。
その度に下車するインド人の写真撮影会が始まる。
トンネルを抜ける時も、ディズニーランドのアトラクションのように歓声を挙げるインド人。
ただ、1つ目のトンネルのテンションの高さから5つ目ともなると、だんだん歓声が少なくなってたけど。4回目ぐらいに1回盛り返したんだけどね。
駅に停まれば、売店にワラワラ集まってチャイやお菓子を買い漁り。
インド人、楽しみ上手です。
実際に乗ってみた景色の感想は天気次第だろうなって思います。
私達の時は濃霧で遠くの景色はほとんど見えず、それでも綺麗でしたけど、晴れていたら絶景だったと思います。
これが晴れてたらって、想像すると雄大な景色が広がってそうでした。
電車は途中の『Coonoor』で30分休憩をし、山岳を乗り来るために取り付けられていた機関車を取り外し、進みます。
この車両取り外し中に乗ってきた新しいお客さんが、休憩に出てたお客さんの席に座ったことで私達の車両の乗客が揉めて大声で喧嘩をしていました。
朝はあんなに席の管理をしようとしたくせに、途中のことはこれっぽっちも考えていないステーションマスター、笑。
そこから、私達の車両の乗客のテンションは下がり、トンネルに入っても誰も歓声を挙げない、笑。
インド人、テンションの上がり下がりが分かりやすいです。
Koonoorからウーティーまでの景色は主に町並みです。
それでもすっごく良かった。
ニルギリ山岳鉄道の旅、朝は大変だけれども絶景とスリル、そしてインド人の観光とはどんなものかを楽しめる楽しいものでした。
そして、ウーティに到着。
ウーティで特にすることはないけど、次の町マイソールに行くにも時間が中途半端なのでとりあえず1泊します。
まずは、宿探し。
駅から歩いてすぐにあった『Mini lodge』。
1件目入ったとこだけど、値引き交渉に応じてくれたのでここに決定。
明日からインドは連休に入るらしく、明日からはどこも宿泊者で一杯になるらしい。
むむ。。。次の目的地マイソールの宿は大丈夫かなぁ。
ウーティーの観光は今日しかないので、しっかり観光に出掛けます。
ウーティーは高原の街コダイカナル同様、チョコレートの産地。
産地と言っても、ここでカカオ豆を栽培してるんじゃなくて、ベルギーから輸入したチョコレートを加工してるんだって。
なので、チョコレートは至るところで販売されています。
ナッツやフルーツが混じっていたり、ダークチョコ、ホワイトチョコ、ミルクチョコなど種類様々。
まだそんなに買いたくなかったので、チョコは後で買うことにして、まずは腹ごしらえ。
南インドのカレー定食ミールスです。
ここのミールスは、バナナの葉っぱに乗せてくれました。
種類も多くてお腹一杯。
ウーティーは観光スポットがあまりなくて、紅茶工場とそこに併設されているチョコレート加工場くらい。
ますは紅茶工場までバスに乗って。
添乗員に『ティーファクトリー』と伝えるも『O.Kティーパークね』って。
なんか若干違うけど、紅茶工場のことをこの辺りの人はティーパークというのか?と何だか嫌な予感しつつ、乗り込みました。
で、地図で工場に近づいたから降りようとすると、ここじゃないよって。
まぁ、たまに地図に乗ってるとこと実際の場所が違うから、ここは現地の人の指示従おうとティーパークまで。
降りた瞬間、嫌な予感がしたけど、とりあえず行ってみると。。。
茶畑広がる、、、
公園でした。。。
はぁ、、、入場料払ってまで公園に行きたくない。
たぶん、行きたかった紅茶工場は私達が降りようとしたとこ。
ただ、ここから見えた紅茶畑は、とても良い景色でした。
バスはいつ来るか分からないし、しょうがないから歩くか。
バスで今来た道を戻ります。
山道で車が結構走ってるから怖い。
まぁでも、この道中の景色は良かったから良かったのかな。
途中、チョコレートを買いました。
ナッツ入りで、味はまぁまぁ普通。
特別おいしいって訳ではないけど、インドでまともなチョコレートを食べれるのは貴重。
紅茶工場到着しました。
場所はやっぱり私達が降りようとしたところ。
反対側から見たら、『Tea Factory』って看板普通に見えたし。
腕にバーコードを巻かれて、入場。
入場料がいると思っていたら無料でした。
まずは、チョコレートを溶かして型にはめている作業を見学。
チョコレートの試食もできました。
紅茶工場はスリランカでも何ヶ所か行ったけど、その時は日曜日で機械が動いてなかったのです。
でも、今日は機械は動いてる。
機械が動いてるとこ見れてよかった。
最後は紅茶の試飲もありました。
緑茶は、世界では珍しく砂糖なし。
ここまでは良かったんだけど、この緑茶がメッチャまずい。
こんなん緑茶じゃない。
緑茶の味なんて全然しない。色が黄色いだけ。
試飲なんかしない方がいいんちゃうかなってレベル。
その他の紅茶や紅茶の葉を使ったチャイやジンジャーティーはさすがに美味しかった。
そして、最後の売店で見た衝撃の事実。
あのめっちゃ不味かった緑茶が一番高い!!
紅茶の4倍ぐらいの値段がする!!!
紅茶と緑茶ミックスも高かったし。
インド人が勘違いするから、これが緑茶の味だよって売らないで欲しいな。。。
チョコレートの販売してるとこや、この辺りの名産のユーカリオイルを販売してとこもあり、総合的には楽しかったです。
名物のユーカリオイルなど。
施設の入場は有料って聞いてたのに無料でした。
帰りは紅茶工場前でバスを拾ってウーティの街まで。
帰ってからは、街をブラブラお散歩しました。
この辺りの家はカラフルでかわいい。
街には、ヒンドゥー寺院もありました。
街ブラの途中の買い食いには、いろんな具が入ったチャパティーみたいなものを。
インド菓子もいくつか買いました。
夜ご飯
ウーティも駆け足で満喫できたので、明日はマイソールに移動します。
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