ブージからニローナ村へ!!色々な職人たちに会うことはできるのか!?
インドのカッチ地方のブージに滞在中。
宿をチェックアウトしてから夜行バスの間まで時間があるので、ブジュの町からバスで行ける村まで、民族雑貨工房の見学に行きます。
ここブージの町の周辺の村は伝統工芸品の職人がたくさん暮らしています。
民族ごとの特徴もあるので、トゥクトゥクを貸し切って民族巡りをする観光客もたくさんいます。
私達はとりあえずバスターミナルに行き、バスで行ける村を目指します。
バスで行けるのは『スムラサール』と『ニローナ』という村。
スムラサールに行きたかったのですが、スムラサールまで行くバスは朝便しかなく、今日はもう行ってしまったらしいので、ニローナに行くことにしました。
ちなみに僕達が乗ったバスは午後1時発で、帰りの便は午後3時発と聞いていました。
実はこのバスターミナルやバスターミナルに来る途中に、鼻に大きなピアスをした民族を見かけていて、それがこのあたりの代表的少数民族であるメグワル族の女性だったのです。
なので、もうそんなに少数民族には興味なかったけど、伝統工芸を作っているところが実際見れるとのことで、ニローナ村まで行くことにしました。
ニローナ村にはローガンアートと呼ばれる技法の職人がいて、その家族は世界で唯一の職人なのです。
ぜひローガンアートの制作現場を見たいと思っています。
バスは40分程でニローナに到着しました。
ニローナは、のどかな村の雰囲気が漂っています。
工芸品をどこで作ってるとかは、分からなかったのですが、ニローナ村は小さいので適当にブラブラすることにしました。
ブラブラしている間に1つ気づいたことがありました。
あれ??今日って日曜日??
もしかして、休み??
工房らしき看板がある所も軒並み閉まっています。
あっ。これはなんかヤバイ感じや。
と思い出した時に、1人の兄ちゃんが追いかけてきて、何かの工房開けるから見ていってよって言ってくれました。
おっ。ラッキーと見に行った工房は鈴を作る工房でした。
昔は牛に付けていた鈴を、家の飾り物にアレンジしていました。
普通にかわいいです。
ヨーロッパのデザイナーがアドバイスしたんかな?
でも、これはわざわざインドで買わなくてもどこでも買えそう。
値段もインド価格ではなく、外国人向けの価格で高い。
値下げ交渉にも応じてくれない。
これは多分ローガンアートの職人さんの真似かなぁと。
ローガンアートの職人さんは、自分たちが世界で唯一のローガンアート職人であることを誇りに思っていて、これは商品ではなくアートだからと一切の値下げに応じないそうです。
そりゃそうですよね。
経済的な観点から見ても、世界で唯一のものを値下げする必要なんて無い。
買い手は売り手の言い値で買うしか買う方法が無いのだから。
でも、この牛のベルの職人さんは勘違いしている。
彼らの製品は、他の何処かで買えるもの。
だから、値下げに応じなければ、買い手は買わないという選択肢を取ることができるのです。
なので、売買に柔軟性を持たせる必要がある気がします。
と言うわけで、ここでわざわざ買う価値ないな、と思って買いませんでした。
ここでしか買えないメッチャ気に入ったのがあれば買おうと思ってたのに残念。
そして、商品見るより、制作現場を見たかったのに職人さんはお休みでした。
目的のローガンアートも見れなかったし、今日はツイてない。
このお店から出たら、何故か違う兄ちゃんが待ち構えていて、俺の工房に来いと言う。
まぁ、もう1つぐらい工芸品見たかったし、せっかくなので着いて行きました。
すると、何やらよく分からない製品の造り方を見せてくれました。
できたのは、綺麗に色付けされた木製のしゃもじ(フライ返し??)的なもの。
なんかね。凄いと思うねん。
出来たら買ってあげたかった。
でも、製品自体はかわいくないし、何に使うねんって道具でどう考えても欲しくない。
帰りのバスの時間が迫ってることもあって、申し訳ないけど買わずに立ち去りました。
この人達はメッチャ頑張ってるので、誰かデザインとかサポートしてあげて欲しい。
伝統工芸を守って行くのって難しいなと感じました。
バスターミナルで聞いていた午後3時のバスは20分経っても来なかったのですが、乗り合いバンがやってきた。
料金を聞くと、バスと同じなので乗ることにしました。
地元人もたくさん乗り降りしてて、どうやらこの乗り合いバンが地元の人達の足になっているようです。
バンの方が、バスより早く約30分程でブージに到着しました。
本格的に、いろんな民族や工芸品を見たい人は、オートリキシャを貸し切って観光することをオススメします。
何人か集まればそんなに高くないし、運転手は工房のことをよく知っていると思うので。
ブージの町で夜ご飯。
名前は分からないけど、ファストフード的なおいしい物。
宿に荷物を取りに帰る時に途中、散髪屋のおじさんに話しかけられました。
どうやら、このおじさんは旅行者と楽しくおしゃべりするのが大好きなようです。
このおじさん宛に送られて来た手紙をたくさん見せてもらったり、しばらくおしゃべりを楽しみました。
今夜は公営の夜行バスを乗り継いで、次の街ウダイプルに移動します。
ウダイプルはウザイプルってブログで書いてる人がいるぐらい、ウザい人が多いらしい。
逆に、まだ私達はウザいインド人に会ってないから、ぜひともウザいインドの街を味わいたいのです。
みんなが、ウザい、ウザいという感じを味わってみたい、楽しみ。
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