二人はプエルトモンのあれに涙する(316日目 チリ4日目)
どうも旦那です。
今、泊まっている宿はとても快適で、主人のおっちゃんも陽気で楽しいんです。
で、その宿のおっちゃんが、漫才の大御所だった夢路いとし喜味こいしの晩年の喜味こいし先生にそっくりなんですよね。
もうほんとそっくりで、「そうそう、鬼瓦で思い出したけど、君とこの嫁はん元気か??」っとか言ってくれないかなとワクワクしております。ちなみにケンカした時の嫁はんの顔は本当に鬼瓦です。
それでどないしたんや、君。
ええ、バルパライソを夜出発した僕たちのバスは、翌日の朝プエルトモンに到着。
目的地パタゴニア南部へのルートを探す為にバス会社をウロウロ。ここからのルートは、以下の3つを考えていました。
・チリのアウストラル街道を南下しマーブルカテドラルを見て、アルゼンチンへ
・長距離バスで一気にパタゴニア南部プンタレナスへ
・とりあえず一番近いアルゼンチンの街バリローチェへ
実は、ここからはどれも一長一短で旅人を悩ませるのです。
チリをそのまま南下するルートは最近話題のマーブルカテドラルを見ることが出来ますが、バスの本数が少なく、予期せぬ滞在を強いられることも多く、予定が立てにくくなります。
一気に南部パタゴニアに行くルートは、チリのバス運賃がアルゼンチンより安いこともあり経済的ですが、ブラックマーケットの存在するアルゼンチンペソを持っていない場合、パタゴニア南部はレートが悪いため、両替額によっては結局損をすることに。
バリローチェは、闇両替レートが比較的良いのでアルゼンチンペソの両替損を押さえることができますが、その分激高のアルゼンチンバスの洗礼を受けることになります。
僕たちの答えは、とりあえずバリローチェで闇両替をして南下する。僕たちは2人分のアルゼンチンペソが必要なので、額も大きく両替損は無視できない額になるので、マーブルカテドラルは諦めることに。
ちなみに闇両替とは、ベネズエラよろしく国民が自国の通貨を信用できないので、アメリカドルを求め、その結果公式なレートとは別のレートでドルとアルゼンチンペソを取引するマーケットができて、そのレートに基づいての両替を指します。
ちなみに2015年3月末、公式レート8.8ペソ、闇レート12.8ペソ。およそ40%増しでしょうか。カード払いをしたり、銀行で両替すると公式レートになって大損します。
その後は、明日のツアーを申し込み、そして豊かな海に面したプエルトモン名物のアンヘルモ魚市場へ向かいます。
土産物店の並びを越えると魚市場
日本ではサーモンと言えばノルウェーとチリが有名ですね。そして、ここプエルトモンではサーモンの養殖が盛んなのです。その他の海鮮も他都市に出荷しているそうです。
僕たちは、よだれを垂らしながらサーモン1キロと貝の詰め合わせを購入。1200円位。
早速、宿のキッチンで料理開始。
量が多いので、翌日翌々日の分も作ったので、キッチンはさながら戦場。夕食を挟み3時間程キッチンにいましたね。
久しぶりに食べた生サーモン。脂が乗っていて激ウマでした。ガラパゴスのマグロとはまた違った美味しさ。日本じゃ回転寿しに入って1分もすれば、100円で口に入るのにね。世界では生魚少し食べるにも大変苦労します。少し泣けた。
貝のスープも旨い。バルパライソのレストランで食べたスープと謙遜ない味。こりゃ腕じゃなくて貝のダシだな。
翌日の弁当 貝の炊き込み御飯とサーモンのムニエル
翌々日の海苔とサーモンフレークご飯とサーモンマヨご飯
そんなこんなで、チリでの3日目にして初の宿での夜は更けて行くのでした。
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