アウシュビッツを目の前にして想う旦那(399日目ポーランド5日目)
どうも旦那です。
この前、ハンガリーに入国したてで地下鉄のマップを駅で見てたんですね。
「Do you speak English?」
という声が聞こえたので、横見たら目がギラギラの明らかにこの国ではマイノリティであろう人種のうさん臭い兄ちゃん二人見えたんで、0.5秒だけで判断して、後は顔も見ずに「No!!」と言って後は無視したんですね。まぁ、入国したての状況把握が出来ていない状態で、こういう輩に関わるとろくでもないことが多いんで。
で、その兄ちゃん二人はブツブツいいながらもどっか行ってくれたんです。
引き続きマップを見ていると、
「Can I help you?」
という声が聞こえてきたんで、(またか…ハンガリー結構治安悪いな)と思って、顔も見ずに首を横に振ったんですね。
そしたらどっか行ったみたいなんですけど、shukuが「どうして断ったん?今の兄ちゃん、イヤホンで音楽聞きながらスケボー持ってた普通の兄ちゃんやで」と。
しまった。勢いで冷たくあしらってしまった。。。最初の兄ちゃんのせいで中南米の様な警戒モードに入ってしまっていた。多分、地図を見て困っている外国人を助けてくれようとした、ホスピタリティ溢れるハンガリーの兄ちゃんだったのでしょう。ごめんなさいごめんなさい。
どうか、これに懲りずに外国人を助けて上げて下さい。
さて、今日は日本では負の世界遺産とも認識されているアウシュビッツに向かいます。電車を使用。バスよりも安いけど本数も少なく、駅からは20分位歩かないといけない。しかしながら、町歩きと節約の一石二鳥も。
駅からの道はそこまで難しくなく、そして街は至って平和な雰囲気。過去に悲劇の舞台になったことはみじんも感じさせませんでした。
アウシュビッツに到着。時刻は午後1時頃。宿ですでに行った人の情報では、アウシュビッツは午後三時まではガイドツアー参加者しか入場できないとの事。なので、まずは少し離れた所にあるビルケナウ収容所に向かいます。無料シャトルバス有り。
ここで注意。アウシュビッツ、ビルケナウともに大きめのサブバック的な物でも持ち込みできません。特にビルケナウは荷物預けがかなり離れた場所にあるので、預けないといけない荷物のある人は、先にアウシュビッツに預けていく事をおすすめします。
入り口から続く線路
ビルケナウはアウシュビッツが一杯になった為に作られた第二収容所。広い敷地内に残る遺構を見ながら、ただただあれこれ想うばかり。
当時の列車 この列車に乗ってユダヤ人をはじめたくさんの人々が運ばれてきた
劣悪な住環境 三段ベットの100人ドミトリーの様な感じでプライベートもなにもない
劣悪なトイレ というか嫌がらせとしか思えないような作り
破壊されたガス室 反乱かもしくは証拠隠滅のために破壊されたと言われています
想定よりも広かったビルケナウ。アウシュビッツに戻った時には、見学時間が1時間ちょっとしか残ってなかったので駆け足で見学。ここも数々の展示に胸が締め付けられるばかり。。。
入り口 どういう気持ちでここを通ったかと思うと
こんなに穏やかな景色なのに
外周は何重にもガードされていて
一部の建物は解放されていて様々な展示があります。ここは収容された人の遺物が山積みに
何千もの靴 かばんやメガネなどもありました
この階段のへこみは多くの人が訪れて、色々感じた証でしょうね
展示はもちろんかなり一方的な感じでされています。だけど、客観的に考えてもひど過ぎる。この収容所で行われたことは、なにもここまでする必要はないと感じる。
月並みだけど、やっぱりこんな惨たらしい事は、いくらやらなきゃやられる戦争であってもやったらあかんなぁと。
民族と宗教は、良い面も悪い面もありすぎで。もし宇宙人が攻めて来ると言うSFチックな事が起こったとき、僕たちは地球人として一致団結して戦う事ができるんですかね。。。
そんな事を想いながら、電車で帰路に向かうのでした。
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