昔の生活って素晴らしい(350日ブラジル10日目)
明日ここをでることになったから今日で作業も最後です。
気が付けば一週間あっという間。
最低1か月はいたかったなって場所。
1週間じゃ表面しかわからないけど、もっといたらもっと奥深くのところまでわかりそう。
ってぐらい興味深い場所。
弓場での生活は本当にシンプルで無駄がない。
食べ物はもちろん、洗剤やほうき、家だって生活に必要なほとんどが手作り。
洗濯機も手作り。すすぎは流しに水をためて。洗剤は豚の脂から作ったの。
だから自然と自然に優しい。
それは無理に自然に優しいものを使おうとしてるんじゃなくて自然とそうなったもの。
自分達も食べるから作物には農薬使わないしいろんなものを工夫して大事に使う。
これは収穫したゴマ。醤油も味噌もジュースもありとあらゆるものが手作り。
うーんとなんだかうまく言えないけど、昔の生活こそ、エコだなって本当に思う。
だからって不便じゃないし、本当に自然とそうなったもの。
そして無駄がない。
役割分担も無理なく決まっていて。それぞれができることをやっている感じがします。
交代でご飯担当があったり、洗い物でも力仕事ではない、濡れた食器をふいて棚になおす仕事はおばあさんだったり、子供がいる小さなお母さんは比較的時間の融通がきくトイレ掃除だったり。
いろんな人が子供見てくれるから親にも子にもとってもいい環境。
子供よく知ってるから新しい旅行者が好き。
新しい旅行者は絶対相手してくれるってよく知ってる。
素材いいから、ご飯は本当においしいし。
この間まで109歳の男性がいたみたい。
ってぐらい健康ご飯。
年いってもやることあるし、周りに話し相手イッパイで寂しくないし。子供も年配の人からイロイロ学べるし。初日案内してくれた4歳の女の子は草木の名前メッチャしってるし、それが毒か毒じゃないか食べれるか食べれないか収穫したりはなが咲く季節まで。それはおじいちゃんと一緒によく散歩してるからなんだって。
昔はこうやっていろんなものが自然に受け継がれてきたし、子供も自然に年配の人を尊敬するようになるんだろうなって思いました。
もっと長くいたかったなって本当に思います。もっといたらもっといろんなことが見えたんだろうけど私達がいたのはたったの1週間だったしなぁ。
問題も当然ある訳で若者確保はどこでも同じだなぁー。
若い内はもっといろんなことにチャレンジしたいって思うから出て行ってしまうのが大きな問題みたいだけど、みんなきっと戻ってくるような気がします。私も老後に住みたいなーって思う場所。
まぁ若い時から弓場にいてしっかり弓場で働いたからこそ、老後いれるんやけどね。
でも、私が今この生活をずっとしたいかっていうとそうでもないし、やっぱり若い時はいろんなことに挑戦したいから出ていく若者の気持ちもわかるからバランス難しいね。
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