日本に帰るかもな午前中とクエンカ観光(273日目 エクアドル15日目)
私の日本での職業は家庭犬のインストラクター。家庭犬の問題行動を飼い主さんと一緒に解決したり、動物病院などでグループレッスンをしたり、専門学校や高校で授業を受け持ったり、犬と楽しめるイベントの企画運営をしたり。
昔から動物が好きで動物にかかわる仕事がしたいと思ったはいった専門学校。その1年生の時に行った譲渡会で出会ったのがMIX犬はな。はなは、最初人見知りで特に男の人が苦手で知らない人が近づくと吠えたり噛もうとしたり。新しい場所では興奮してこっちの言ってることが全然伝わらなかったり。そんなはなと一緒にトレーニングした専門学校での3年間。しっかりトレーニングしてお互いが成長すると世界が広がることを知った私。諦めずに続ければどんなことだってできるって教えてくれたはな。
はなと私のようにきっと他の犬達もトレーニングすれば新しい世界が広がるって思ったのが、この職業につくきっかけになりました。
はなと過ごすことで私は本当にたくさんのことを学びました。また、初めて何かに挑戦する時にはデモ犬としていつも一緒にいてくれてどれだけ心強かったか。
世界一周に行きたいって思っていたのはずっとずっと前から。周りに言っていってらっしゃいと言ってもらえたのは2012年のはじめ。その時、はなは13歳。老犬だけどまだまだ元気でまだまだ長生きすると思ってた。
私が帰ってきた時も元気に迎えてくれるって思ってた。
仕事の引継ぎもして、2014年5月になり出発の時、はなは、15歳。元気だったんだけどこの年のはじめ頃から目に見えて老犬になってきてて、でも、もういろいろ動き出してて後戻りできなくて心残りのまま出発。
私もずっと実家に住んでいて両親にもかわいがられていたし、はなにとったら私がいなくなるだけで生活ほとんどかわらんのやけれども。今までいろんなところに一緒に行ってたから刺激が少なくなることは心配してたけど、はなも年やし連れまわされるよりも家でのんびり暮らす方が幸せかなっていうのもあって。でもやっぱり年とってからのはなもちゃんと見てあげたいってのがぬぐいきれず、何回も帰る帰らないの葛藤の繰り返し。
フィリピン留学が終わって旅にでてしばらくしてから、クッシング症候群だということがわかる。だんだん筋力が弱ってくる病気。
今は補助なしには立てません。両親や友達がサポートしてくれています。
そんな母からメールで最近、坂道を転がるように悪くなったと。Taxiが寝てる間に日本行きのチケットを探したけど、どれもメッチャ時間かかるし3日ぐらい。だってここは、地球の裏側。日本から一番通り場所。しかも片道料金も往復料金も同じぐらい。一回日本に帰ったらはなを看取るまではでたくないし往復は、ないなとかイロイロ考え、乗り換え一番少ないので帰れるのあったのはあったけど、100万ぐらいするねん。お金は働けばいい話やからお金の問題ではないけど、さすがに。。しかも自分の都合で帰るのどうなんって思いもあり。だってもうすぐ一番楽しみにしてたウユニ。ウユニには時期があって3月中旬ぐらいまでが鏡ばりのチャンス。私は将来行くチャンスあると思うけど、Taxiは働き始めたら無理やろなーとか。イロイロ考えたけど答えはでず、とりあえず寝てTaxiに相談すると帰っていいって。
まあこの状況でダメやとは言えんよね。飛行機のチケットまで探してくれた。
で、とりあえずスカイプではなの様子を見てから最終判断することに。1月にスカイプした時は元気やったのになー。
でも、ここでは時差があって今は日本の夜中。とりあえずやることはやって調べることは調べたし、とりあえず観光して時間をまつこと。
本当は今日の午前中行く予定やった銀行の裏にある公園には、アルパカ?リャマ?がいました。
アシカとオットセイぐらい、アルパカとリャマの違いはわかりません。
鳥もいたり、園内はかなり広い。
町を見渡せる丘があったり、博物館があったり全部無料でエクアドルやるな☆って感じです、
お決まりの市場。この市場、室内やし綺麗。
左の籠に入った2つ目まではチョコレートの塊。エクアドルはカカオの産地。
このチョコの塊。砂糖一切はいってない100パーセントカカオ。コロンビアで買った黒砂糖と一緒にかじれば自分で甘さを調節できます。それに牛乳混ぜればチョコラテ。
Taxiの好きな黄色い果物イエローピタハヤの隣にはカラフルな卵。なんで?そんな色になったん??
市場ご飯。左が鶏のスープ。これがメッチャおいしい。豚骨ラーメンの汁みたい。鳥肉やけど。
右が豚の丸焼きの肉と定番のジャガイモ丸めて焼いたの。これはまー普通。南米では、鳥より牛より豚肉が高いのです。
教会と
街並み。
そんなこんなで日本時間の朝になり帰って家に電話。電話にでた父はそんなかわらんでーって。
嘘やだってと、スカイプして母にかわるとー。
元気なはながうつってた。呼びかけても何の反応もないのは、前にスカイプした時と同じ。
老犬やから少しずつ弱ってきてるのは目に見えてわかるんやけどね。
補助しないと歩けないけど、そんな状態でも拾い食いは、しに行くって言うし、元気やん。
母はそんな大げさなメール送ったかなって言ってた。16歳の誕生日近いし1月にスカイプした時の様子からも不安でいっぱいやったからそんな解釈になったみたい。
本当は今すぐ帰ってイロイロやってあげたいんやけど、人生イロイロ難しいのです。とりあえずしばらくは、旅続けます。
今回の大騒動で今日やろうと思ってた両替とかイロイロできず一番迷惑やったんは、Taxiやなって思った人はクリックお願いします↓↓
はなをなでなでしたーい。ギュッとしたーい。たまにふと涙がでたりペットロスの症状ってこんなのかもと思ったり。まだ元気なのにねー。
ディスカッション
コメント一覧
そんなことが御座いましたか・・・。
日付を確認すると、ちょうどガラパゴスでお会いした直後でしょうか。大変でしたね。
このような問題は非常に難しく、自分も家の事情による旅の進退は気にして居ました。
だから難しさ、お察しします。天秤にかけるわけではないのですが、現実問題は簡単ではないですよね・・・。
はなちゃん・・・常にあなたと共に在り、共に成長した分身でしょうね。
同じ無類の犬好きとして(人間より好き)一言、犬といえど立派な家族です。
扱いはいつも人間と一緒になります。それにあっち(犬)も自分が人間だと思ってるはず。
だからあなたの取ろうとしてた行動は、心ある飼い主として当たり前であり、抑えきれない溢れる感情です。
不安かもしれませんが、はなちゃんにはあなたの思いは伝わってますから大丈夫です☆
けっこう犬って人間の感情を繊細に察しますからねえ・・・。
ビデオチャットであなたの映像をはなちゃんに見せれたら・・・。スカイプって電話だけでしたっけっ↓↑
ギャグ的な言い放ちが許されるなら、今は南米の犬たちで代替してください↓↑
南米犬って、世界一・人懐っこい気がします笑(東南アジアの犬は、懐っこいようで、意外と警戒心があって触ろうとしたら逃げる。地域で犬の性格が違うのが面白いです)。
TAXIさんの支え、局面ではいつも頼もしいですね。
今はTAXIさんを「はなちゃん代わり」に可愛がって進んでください。すべては、上手くいくでしょう↑
幸運を祈ります。
公さんも犬が好きなんですねー。犬好き仲間嬉しいです♪
私も人より犬が好きですよ(笑)犬は人と違って単純で正直ですもん(笑)
そして南米の犬は南に下るほどフレンドリーさが増す気がします。
目が会ったら尻尾ふってよってきてくれるので、いつもナデナデして癒やされてます。
実は昨日はなが亡くなりました。
はなの命の期限(亡くなった原因も病気っていうより完全に老衰でその日の朝もいつものように散歩に行きその後眠っている最中に呼吸がとまったようです)は感じていて、ブエノスアイレスかブラジルから帰ろうと思ってた矢先でした。
帰ったら喜んでくれるかな?そっけなくいつも通りかな?とか想像していたけどその答えは一生わからないものになってしまいました。
帰ったら抱きしめてなでなでして、一緒に寝てずっと一緒にいて亡くなる時は私の腕の中でTaxiは一緒に帰らないからどの国で待ち合わせしよう?とか会えてなでなでできる日を想像して先を急いでいたけれど急ぐ必要もなくなったのでゆっくり旅を続けようと思います。
最後の1年は後悔しているけれど、その前の15年は後悔ないぐらい一緒にいろんな経験をしました。
でも1年前に私がいなくなって帰ってこなくて、はながいろいろショックを受けたままだったらって思うとなんだかやるせなくなります。あと、はなにはたくさん助けてもらったから最後の介護は自分でしたかったなって思うのと。
でもずっと後悔ばかりしてても仕方ないのではなを置いても旅にでてよかったと思えるように旅を楽しもうと思います。
元気づけてくれてありがとうございます。
それなのにこんな返信で申し訳ないです。コメントから速水さんの優しさが伝わってきて嬉しかったです♪