ベーカーリーでカウチサーフィン(435日目ギリシャ12日目)

2015/07/23ギリシャ

今回カウチでお邪魔したのは小さな村でベーカリーを経営するコスタスさんのお宅。
カウチはじめて7年の間に600人を超える人達をホストしているコスタスさん。
アメリカ人の奥さんアナとの出会いもカウチサーフィンだったようです。
彼の朝は早い!4時30分起床。5時頃から仕事開始。

ギリシャ ジッツァ

 

地下にある粉の貯蔵庫。ベースとなるパンの種類は2種類。(黄色い小麦粉を使った伝統的な酸味のあるパンと黄色い小麦粉と白い小麦粉を混ぜて使ったの)それをアレンジしていろんな形や味のパンを作ります。年によって出来が違うからいろんなメーカーのものを混ぜて使うことによって平均されてコンディションの安定した粉を使うことができるんだそう。

ギリシャ ジッツァ

機械で粉をコネコネ。

ギリシャ ジッツァ

 

成形して型にいれたり、形をととのえて焼くんだけど、この時大きさが均等になるように重さをはかります。

その重さをはかる仕事がメッチャ早くて計りいにのせたらほぼグラムがピタリ賞。何年ものなせる技。

ギリシャ ジッツァ

18歳の頃からだからパン職人歴20年以上。年数を重ねないと習得できない技ってあるよね。

ギリシャ ジッツァ

 

匠の技はすごくってあっという間に綺麗な形のパンが出来上がっていきます。
こーいうプロの技見るの好きだし見ててあきない。

 

ギリシャ ジッツァ

焼き上がりー!!

ギリシャ ジッツァ

 

これは、印を押された伝統パン。結婚式や行事の時に頼まれるんだって。町に1軒しかないパン屋さんやもんね。

ギリシャ ジッツァ

菓子パンもあります。おばあちゃんが作るクッキーも販売しています。

ギリシャ ジッツァ

店内はこんな感じ。

休みなくパンを焼き続けること15時頃まで。そこから昼ごはんを食べてチャーリーの散歩。シエスタのお昼寝タイムをはさんで22時頃から夕食でチャーリーの散歩の後、就寝。

という1日の流れ。
あっという間に1日が終わります。
町に1軒しかないパン屋さんは憩いの場のようにいろんな人が入れ替わり立ち代わりやってきていろんな話しをして帰って行きます。
先日102才で亡くなった私のおばあちゃんも90才ぐらいまでタバコ屋をやっていました。
タバコ屋には近所の人がたくさんやってきてみんなおしゃべりして帰って行きます。時には何時間もいる人も。
本来町にある個人商店ってこういう役割してたんだろうなって思います。
大型スーパーなんかではこーいう触れ合いってないもんね。
また、コスタスのお母さんは料理がとっても上手。なので、地域で結婚式やお祭りがあるとギリシャの伝統料理を頼まれます。
もちろん、ギリシャの伝統のパンも。
私たちが滞在していた時も結婚式ようの羊まるごと使ったご飯を作っていました。

ギリシャ ジッツァ
私たちもお昼におすそ分けしてもらいました。

ギリシャ ジッツァ
さすが近所の牧場のだけあって嫌な臭いもなくおいしい!!やっぱり新鮮なのが一番なのかな。

そーこーしている間にTaxiがおきてきたからジッツァの町を歩いてみた。

小さな町なので見どころは少ないですが、のんびりしてて良い雰囲気。

今日の朝にコスタスさんの家の前にいた犬エコーと途中でばったり会ったらついて来たから一緒にお散歩することに。

ギリシャ ジッツァ
エコーはとってもフレンドリーで優しい犬。
町の人に愛されている自由人です。

山の上の教会に行く途中のレストラン。夕方から営業のこのお店はコスタスさんの弟さんが経営するお店。

ギリシャ ジッツァ
ここでエコーはご飯をもらってるんだって。

たまにコスタスさんと一緒にジョギングしたり。他の村人ともなにかしら一緒にしてるんだろうなって村人みんなで飼っているような感じです。
そんな関係が許されるのも小さな村ならでは。

山の上にあった教会。

ギリシャ ジッツァ

その近くにはワインセラーもあり、見学させてもらいました。

ギリシャ ジッツァ

 

ワインセラー。特に表示もなくわかりにくく、アナにあるよって言ってもらってなかったら通り過ぎてたと思います。

ギリシャ ジッツァ
ヨーロッパ、ワインはどこでも作られています。ここ、どうやら団体のお客さんも訪れるワインセラーだったみたい。
買ったのはスパークリングの赤白ミックス。

ギリシャ ジッツァ
私は甘いのが好きなのでおいしかったです。

もちろんワインセラーの中は犬禁止。なので、エコどこかに行ったかなって思っていたら私たちがでたタイミングで戻ってきました。
かわいい奴。

ギリシャ ジッツァ

一度エコーがこちらを振り替えらずに先に先に行く時に静かに隠れてみたら、しばらくして私たちがいないのに気付くと探すように戻ってきて私たちを見つけると嬉しそうにしっぽを振り近づいて私たちが歩き始めると一緒に歩き始めました。

飼い犬かっ!(笑)

はなもこんなんだったなーって思いつつエコーのおかげで楽しい散歩になりました。

そんなエコーどこまでついてくるのかなって思ったら、コスタスさんの家まであと少しの分かれ道でどこかに行ってしまいました。
次の日出会って一緒に行動した時も同じ場所でいなくなったから、いつも過ごすエコーの場所があるのだと思います。
そして、誰かを優しいほっこりした気分にさせてると思います。

お昼ご飯の後のチャーリーの散歩は車で山の上まで行ってそこでチャーリーの大好きな松ぼっくりで遊びます。
暑い日中も山の上の木陰の中は涼しいのです。

ギリシャ ジッツァ

帰りは大好きな松ぼっくりをくわえて

ギリシャ ジッツァ

満足そうな顔。

ギリシャ ジッツァ

この後、シエスタで飼い主さんと一緒にお昼寝。

犬を飼うなら田舎でがお互い幸せなんだろうなってつくづく思うのでした。

あー、、、はなに会いたいよぉー。