世界一周中に英語ができなくて困る5つの場面 傾向と対策
どうも旦那です。
威張るほどでもないですが、僕は英語ができません。
見せびらかすほどではないですが、shukuも英語ができません。
一時帰国中に「とういっく」という試合に申し込んだのですが、二人ともヨンヒャクテン台で撃沈しました。
そんな英語のできない二人が、なんとか1年半も世界一周を続けることができました。
「英語ができなくても世界一周できますか?」という質問に対して、「勢いでなんとかなる」とか「笑顔でごまかせばいい」なんて答えがあります。
半分正しくて半分は間違い。なんとかならない場面もあるんですよ、やっぱり。
今回は、世界一周中に英語ができなくて困る場面の傾向と対策を講義します。
英語のできる人のアドバイスって、しょせんは英語ができる人のアドバイスなんですよ。
講師は、英語のできないおっさんです。よろしく。
実際に英語ができなくて困った場面
入国審査
入国審査ゲートではスマホが使えない
入国審査の時、日本人はほとんどの国で質問なしでスタンプを押してくれます。
しかし、中にはけっこうしつこく質問してくる国もあるんです。
僕が攻められたのは、オーストラリア・アメリカ・イギリス・ロシアあたりですね。
入国審査の時はやっぱり緊張しますよね。
それなのに向こうが早口で質問してきたら、頭がパニックになってもう答えられないんです。
しかも、入国審査時はスマホを出すことは禁止です。google翻訳の神様も使えません。
対策
入国審査で聞かれることはだいたい決まっているので、紙に書いておく
基本的に聞かれることは、【目的・滞在期間・滞在場所・宿泊場所】です。
さらに保険として、【職業・何回目の入国か・帰りのチケットのこと】を英語で書いておけば大丈夫です。
帰りのチケットはパスポートに挟んでおけばいいし、何を聞かれているのか分からなければ、その紙を渡しましょう。
その中に答えがなければ、紙にやさしい単語で質問を書いてくれることもあります。
Webで何かの予約をする
分からない単語を調べていたら日が暮れてしまう
世界一周中には、webサイトで何かの予約をすることも多いです。
宿泊サイトは、ほとんど日本語対応なので大丈夫ですが、交通関係などは日本語対応していないことが多いです。
特に航空券などは、細かいところまで理解していないと心配ですよね。
しかし、分からない単語を一つ一つ調べていたら、英語力は上がりますが予約が間に合いません。
対策
ブラウザをgoogle chromeにする
インターネットをするときに使うソフトをgoogle chromeにして、
【設定→詳細設定→言語→母国語以外のページで翻訳ツールを表示するにチェック】
とすると、日本語以外のサイトを見たときに「翻訳しますか?」と表示が出るようになります。
google翻訳もそこまで精度が高くないので、おかしな日本語になっていることが多いです。
でも、予約フォームなので、だいたい何を書いているのかわかります。
それでも意味がわからない時に、やれやれと単語を調べましょう。
市場で買い物をする
ケタが多くなると、瞬時に数字が出てこない
世界にはいろいろな通貨単位があります。
アメリカなどは、「セント」というドルの下に小数点をつける厄介なものがあります。
今は亡きジンバブエドルは、「兆」の位までありました。
「ワンハンドレッドアンドトゥエンティサウザントアンド・・・・」となると頭は真っ白。
買い物をしたとき、値段がいくらか分からないからと適当にお金を渡して、きちんとお釣りが返ってくる国は少ないです。
お釣りを求めないとくれないことも多々あります。
イタリアのナポリでは、知らないうちに旧ソ連のコインが財布に入っていました。。。
対策
黙って電卓を渡す
そっとポケットから、電卓を出して渡しましょう。
電卓は世界共通です。そろばんは不可。
スマホのアプリでもいいですが、渡すのは怖いので百均でソーラー電池タイプのカード電卓がおすすめ。
乗り物や両替の交渉をする
事前にしっかり確認できなくて、支払いまでずっと不安なまま
先進国以外では、乗り物に乗るときや両替をする際に交渉することは当たり前です。
交渉しなかった場合、相手の言い値となります。
その場合は、あとで泣きわめいても地元の人も警察も誰も同情してくれません。
事前にしっかりと確認を取りたいところですが、英語ができないとかなり辛いです。
なんだかモヤっとしたままタクシーなどに乗っても、心配で移動中ずっと心配で楽しくありません。
対策
紙と顔の表情で交渉する
こういう場面では、紙に書いてもらうのが一番です。
でも数字だけではダメですよ。
向こうもぼったくるのが仕事ですから。
僕はタクシーと交渉するとき、1台あたりなのか1人あたりなのか確認するために、車の絵と人間の絵を描いて確認します。
それぐらいしないと安心できない国がたまにあるんです。
両替商も、細工された電卓を使うことがあるので、自分の電卓と紙を使いましょう。
あとは、顔の表情を使います。
顔の表情は万国共通です。値引きして欲しいときは笑顔で、ぼったくりに対しては悲しい顔をしましょう。
そして希望の値段を書いた紙を渡して、相手と交渉していきます。
ツアーなどで外国人と話せない
隣の外国人に話しかけられるが、うまく返事できなくて気まずい空気が流れる
ツアーなどで外国人と一緒になることはよくあります。
ツアーのアクティビティ中は、それこそ勢いで奇声とかあげて笑顔でいればなんとかなります。
問題は移動中ですね。話しかけられたら逃げ場がないです。さて、どうするか。
対策
とりあえず日本の文化を並べてみて、喰い付いたものを攻める
今や、日本の文化は世界に浸透しています。
こちらが日本人だと分かると、向こうは興味を持ってくれます。嬉しいやら悲しいやら。
しかし、相手にペースを持って行かれると、例によって頭は真っ白になります。
相手の知っている日本のことを話題にして、こっちのペースに持って行きましょう。
<マル秘(古っ)使えるキーワード!!>
・ニンジャ、サムライ、ゲイシャ、ハラキリ
・ドラゴンボール
・NARUTO
・ドラえもん
・セーラームーン
・クロサワ
・タケシキタノ
・ウィニングイレブン
・ナカタ、ナカムラ(欧州限定)
・タカハラ(南米限定)
たいていはこの中から喰い付いてくれます。
注意していただきたいのは、ワンピースの人気があまりないことです。
ワンピースよりNARUTOやブリーチ、海賊より忍者や侍。そういうことです。
アニメなら歌や必殺技でしのげます。
なぜか南米ではタカハラがウケます。なぜだ?
ちなみに僕は南米でパッキャオと呼ばれました。似てないってば。
英語ができなくても世界一周はできる
いかがでしたでしょうか。
世界一周がしたいなら、英語ができないということは理由にならないです。
お金がない、時間がないは無理ですが。
中途半端な英語力でぎくしゃくと真面目に話すくらいなら、できない英語で笑いを取りにいった方が場が和みます。
英語ができないと嘆くみなさんが、楽しく世界一周できますように。
そして、この講座がみなさんのお役に立たないことを強く願います。