255日目ベネズエラ15日目警察と軍との勝敗は??

2015/01/22ベネズエラ

ベネズエラに行くかどうか迷っていた理由の1つが治安。

強盗とかに気を付けるのはもちろんだけど、ベネズエラの警察や軍がくせ者で、まじめに働いてる人もいれば、検問と称して乗客の身体検査や荷物をチェックして、おまえが持ってるのは、偽札だ!とか外貨の持ち込みは禁止だ!とかいろんないちゃもんをつけてお金を盗ったり、お金をチェックするふりをして何枚かぬいたり、乗客の目を盗んで何か物を盗っていくことで有名。

だから、ベネズエラに行くって決めた時に、いろんな場所にお金を隠して行くことにしました。

麻薬の運び屋になった気分。

私たちが隠した場所

ベネズエラ 対策 ベネズエラ 対策

預け荷物にいれとくのは、

トイレットペーパーのシンをはずしてビニールで包んだお金を真ん中の穴の中にいれて潰すとあら不思議。見えなくなります。旅行者がトイレットペーパーを潰してコンパクトにするのは結構一般的やからバレないかなと。一応お金落ちたら嫌やから真ん中を自然な感じで接着剤でとめておきました。

日焼け止めと乳液の中。

ベネズエラ 対策
ラップに包んでビニールにいれたお金をクルクル巻いてコンパクトにして広がらないように糸でしばってボトルの中に。
糸は少し長めにして引き出せるようにしておきます。
一個前に写ってるニベアの乳液、ボディーソープやと思って買ったんです。
パナマで買ったからスペイン語。わからず。

久しぶりのボディーソープいい匂いするしルンルンではいったTaxiが全然泡立たん。メッチャいっぱい使っても泡立たんって不機嫌で出てきたお風呂。
まさかってお肌に塗ると、スーって吸い込まれていってサラサラになりました。
乳液でした。
それで洗濯もしたそうです。
洗濯物はいい匂いやけど、汚れが落ちたかどうかは謎です。

あとは、手荷物。
ポテチの中とクラッカーの中。
上手に開けてビニールに入れたお金を忍ばせ、接着剤で閉じると完成。
クラッカーは1枚だけ食べて真ん中にはさみます。

これを2人で手分けして持って
ベネズエラで両替する分は、私のブラとパ〇ツに。身体検査されてもたぶん触られることがない場所だから大丈夫。
たまに裸にされることもあるみたいだけど、それに当たってしまったら仕方ない。
準備万端で臨んだ検問。

1回目はベネズエラにはいってすぐのカラカスにむかうまでのバスに乗り込んでしばらく走った後。
全員バスから降ろされてパスポートチェックと手荷物検査のみで、預け荷物の検査なし。
ドキドキしながら臨んだのにー。中身をパパって見るだけの簡単なものでした。

安心したようなチョットがっかりしたようなー。

2回目は、パスポート検査と、その後に、運転手の説明があった後なにやらバスの中でみんなが相談してる。スペイン語分からない私たちはサッパリ??
乗客の1人がみんなからお金を回収しにきて何かわからんけど私たちも払おうと思ったら隣の兄ちゃんから払わなくてもいいよって言われ、回収されず。
何かなって思っていたらたぶん、警察へのワイロでした。お金払うから荷物検査しないでねっていう。
夜だからできるだけ多くお札が見えるように細かいお札1円とか5円とか20円のお札を1人100円分ぐらい払ってました。
乗客50人ぐらい乗ってるから1回で5000円ぐらい。バス一杯通るから1晩だけでも結構な稼ぎになります。
警察もめんどくさいから荷物チェックできるだけしたくないんやろね。でもワイロ拒んだらやってもっと盗ってくんやろね。

他の国やったら警察官は憧れてなりたいって思う存在やのに。こんなん見た子供はどう思うんやろね。
警察官になって俺も稼ごうって思うのか、絶対ならんとこって思うのか、俺が組織をかえてやるーって思うのか。

もちろん真面目に働いている警察もいます。でもこんな話ばっかりきくなら旅行者にとって警察は全員悪者に見えてしまう。
警察きたから隠れとことかあまり動かんとことか。

シウダーボリバルの行きはこれだけでシウダーボリバルからサンクリストバルまでの間も何度かあって、夜行バスの一番眠たい時に起こされる検問。バスが停まって明かりがつくと、はぁ。。ってなります。

今回は手荷物検査よりも預け荷物検査がおおかった。私はバックパックやから荷物だすのが本間にめんどくさい。1回目はすべての荷物をだしてチェック。お金、バレませんでした。

2回目もチェックされかけたけど、何個かの質問に答えたらもういいよっていわれて手荷物だけで済んだ。今回、手荷物には、ロライマのツアー代をボリバールにかえた分厚いボリバール持ってたからドキドキしたけど、かばんあけて簡単に見るだけやったからパッケージあけられず。よかった。

帰りは、首都の経由しない1つ南の道を通ったからか、検問もなく快適だった。
でもバスが遅れたおかげで、コロンビアとの国境のサンクリストバルのバスターミナルについたのが夜。。初めての土地で暗くなってからのホテル探し。バスさえ予定通りにきてたら泊まらず一気に国境超える予定やったのに。バスのバカ野郎。
バスターミナルの前はホテルが何件か並んでいたので、恒例の金額聞いて回る行事。
だいたい2人で800ボリバールぐらいと予定してたのにどのホテルも1400~1800ボルバール。3軒目をきいた辺りでポリスの車発見。
クルリと方向かえて元来た道へ歩きだす。
私たち見つけたポリスは、車の中から声をかけてたぶん止まれって言ってる。。
ここは、必殺、スペイン語わからない作戦。
いわゆる無視して早歩き。
ここで、警察に止められて荷物検査してお金盗られそうになったってブログあったし。
ベネズエラ最終日の今日くるか??って思いつつ警察が諦めることを願って歩いたけど、相手は車。バックにもかかわらずすぐに追いつかれてパスポートチェック。

あー最悪や。。もう少しでベネズエラ脱出やったのに。連れてかれるかもって思いつつ話をきくと、このあたりは危ないから早くホテルに行けと。で、この辺りのホテルは全部空いてないからパトカーに乗れと。

うーん、それって本間にいい人で注意してくれてるんか、パトカーに乗らせようとしてるのかどっち??

でも、ホテルはもう確認済みで3つあるうちの1つだけ空いてなくて2つは空いてるって知ってるねん。

やから、目の前のホテルは空いてるから確認してくると伝え、パスポートも勢いで返してもらって確認したら空いてるよって。しかも警察が後ろにいたからか、ホテル代に言った値段よりもなぜか少し下がったし。

で、警察も納得してさってった。

まーこの後、Taxiがバスターミナルに両替しにいったら、早くホテルに帰れ、この角より先に行ったらピストルで撃たれて殺されるぞと地元の人たちに注意されたという。。

やから警察はホンマに心配して言ってくれたのか?どこかに連れてって身体検査しようとして言ってきたのか謎のまま。いい人やったと信じたい。

で、警察や軍には、お金を盗られることはなく、よかったーって結果なんやけど、お金を隠したポテトチップスをバスに忘れてしまったのです。あとから必死にポテチチップスを探す私たち。なんでポテトチップスごときにこいつら必死やねんと思われてるやろなって思いつつ。

200ドル入りのポテトチップス。どうか正直な子供が拾って将来の為に有効活用してくれますように。

結果、警察や軍には勝って自分たちに負けてしまったのでした。

ボ~っとするなよのクリックお願いします。